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学校行事

5.1Mon.修学旅行を終えて

"Final Interesting Learn Memory 『FILM]』京都 映画のような思い出をつくる”

 4月26日~28日に行われた修学旅行は、初日のみ若干の雨模様だったものの、晴天の中、「チーム3学年」が協力し合い一体感のある修学旅行でした。出発前に、「『伝承』と『伝統』は違うので、あなたたちにしか創れない新たな伝統となる修学旅行を創り上げてください」という話をしました。個人旅行とは違うので、「みんなが楽しめるように・・」実行委員会や行動班、宿泊班が、それぞれの役割を果たしながら、歴と文化の奈良、京都のまちを自らの足で踏みしめ、五感で感じてきた修学旅行。With コロナの中では、万全の対策を講じながらの充実した研修を生徒・教職員・旅行団関係者で創り上げた充実感があります。月並みですが、こうした五感で感じてきた経験、協働し合うことで生まれる仲間意識や絆をこれからの学校生活や自己実現に大いに活かしてほしいと願っています。ご家庭でのご支援、ご協力にも感謝申し上げます。お土産話をたくさん聞いてあげてください。ありがとうございました。

 

4.28Fri.修学旅行⑧

 修学旅行団帰着。2泊3日に渡る修学旅行が終了しました。貴重な多くの経験を積むことができ一回り成長することができました。視野を広げることができた3年生、今後の学校生活に期待です。

  

4.27Thu.修学旅行④

 晴天の中での自主研修。金閣寺と北野天満宮。結構人が多いです。

  

  

4.26Wed.修学旅行③

 貴重な座禅体験。今までには、感じられなかった緊張感と静寂。そして集中力。素晴らしい体験です。

   

  

 

4.26Wed.修学旅行②

 奈良公園・東大寺大仏。雨に濡れない時間帯もあったようで良かったです。歴史的な文化遺産に触れることで、見聞を広めてほしいと思います。

  

  

  

4.26Wed.修学旅行①

 一団・二団とも無事到着。その後はバス移動。楽しそうな笑顔が何よりです。

   

 

4.25Tue. 修学旅行前日集会

 修学旅行の前日集会が行われ、最終確認。写真隊形の練習や班長会議も行われ、いよいよ本番です。Final  Interesting  Learn  Memory  これまでの中学校生活の集大成として、おもしろい体験、学ぶ場面を通して、映画のような思い出を創る ” FILM 京都 ” チーム3学年が、「みんなで創る本当の楽しさ」を追究します。今日は、しっかり準備し、明日からの頑張りに期待しています。

  

4.25Tue. 自転車ヘルメット努力義務化

 自転車の「ヘルメット着用」が努力義務化になりました。おそらく、いずれ「着用義務化」となるでしょう。自転車事故による命にかかわるような事故防止のための措置ですので、自転車利用時は、ヘルメットを着用することを習慣化してほしいと思います。

 自転車登校の生徒たちが、手にヘルメットを持って登校してきました。「学校では、後ろのロッカーにおいているので、じゃまにはなりません」との言葉に、交通量の多い近隣を登下校する、通学時や部活動等でも「安全・安心」のため、多くの生徒が、ヘルメット着用に早く対応してほしいと感じました。

 自然豊かな千歳市のいい季節が到来しました。お出かけや旅行、スポーツや音楽、イベント・・。交通事故や行楽型の事故には、十分気を付け、楽しい連休をむかえましょう。

4.24Mon. マイゴール手帳を利用した自己管理

 学校紹介の「特色ある取組」にマイゴール手帳について2023年度版に更新しました。

1、見通しと計画を立てる力

2、目標を設定し、ねばり強く努力する習慣

3、スケジュール管理と自主自律

上のような、大きく三つのねらいがありますが、家庭学習や生活の規則正しいリズムを「ととのえる」ため、夢や目標など設定し、計画的に努力する、キャリアパスポート的な活用等、この取組を通して、生徒・保護者・学校が協力し合って未来の担い手となる人づくりに努めます。

「特色ある取組」のページへ

4.30Sun. 春の健康安全・管内中学生バスケ

1、春の健康安全

 校舎周辺の満開の桜が、青空に映えています。一週間以上早い桜に生徒たちの笑顔と躍動の学校生活に期待感が膨らみます。3年生は、今週の修学旅行出発、1,2年生の保護者面談もスタートします。5月からは、個々の感染対策を講じながらも制限のないゴールデンウイーク。学校・家庭・地域の「対話」が制限されていたコロナ禍から、「対話と連携」による教育活動の充実へ、工夫ある一歩を踏み出す春です。二輪四輪、交通量が増え、行楽やイベントの多い5月の連休もまもなくですが、「自分と大切な人の命と健康を守る」ための、健康管理や交通安全、(ヘルメットが努力義務化になった)自転車の利用、レジャー型の事故防止と、健康安全に十分気を配り、学習・生活、家庭での過ごし方を充実させましょう。1,2年生の保護者面談を活用し、生徒の学習・生活、将来について等、対話と理解を深めてほしいと思います。

2、令和5年度 石狩管内中学生バスケットボール選手権大会開幕

 上記大会が開幕しました。石狩管内のバスケットボールの充実発展に寄与した服部英俊先生が、北広島の中学校の現職中に急逝し、石狩管内のバスケットボール指導者たちが、「ねばり強く組織的にディフェンスを頑張り、堅守速攻」、「単に勝てるチームではなく常に全力で戦い、礼儀正しく、頑張るチームに・・」といった強い思いを後世にもつないでいこうと、「かっぷくのいい服部先生のように大きな優勝カップ」を用意し、管内選手権としたものです。時期的に管内中体連への試金石にもなっていますし、新人戦後、指導者として何としても一度は手にしたいカップでもあります。男女ともに1回戦を勝利し、修学旅行後の準々決勝・準決勝・決勝となりますが、チーム力を高め、一回り成長した姿を見せてほしいと願っています。

 

 

4.21Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業2

 肌寒い日が続き、足踏みしていた桜前線も一気に北上、千歳中の桜も開花しました。3年生は来週から修学旅行、NRTや学力・学習調査を終え(英語の話すこと調査と質問紙調査は5/9)、授業も本格化しています。学力テスト・高校入試・チャレンジテスト・・・すべてのテストで同じ傾向ですが、「問題文が(具体的ではあるが)長く、(情報を整理し)『読み解く力』が必要であること。国語だけでなく、数学・英語でもこの『読み解く力』が必要になってきます。「問われていること」自体は、さほど難しくないのに、「読み解く」つまり、「情報・わかっていることを整理し、解答の道筋がわかる」ということが大切であり、そこに時間がかかりすぎたり、難しさを感じたりしてしまっている人も多いのでは・・。比例、一次関数の問題で、まずは「y=ax+bとおく」だけで、解答への道筋が見えてくるように、「読み解く力」と「教科特有の見方・考え方」が、Key word。授業では、「わからないところや疑問、予測や自分の考え・・」等々、他者との活発な対話から、学びと理解を深める、わかる楽しい授業を創っていきましょう。

 「好きこそものの上手なれ」ではないですが、まずその教科を好きになることから始めてほしいと思います。

↑理科は、「おもしろい、不思議だな・・」がいっぱい。実験者のような真剣な目と表情で、探究する姿が光ります。

↓ 技術では、自分でつくったプログラミングを学習成果として先生に・・・。出来上がったプログラムをコピーペーストし、スライドに添付して提出完了。ウインドウズのPCとも若干使い勝手も違うのに、手慣れた作業ぶりに感心します。

 

 

 

 

 

4.18Tue. 「ねばり強く挑戦する」4月学校だより巻頭言より

「主体的に学び 心豊かに行動し ねばり強く挑戦する生徒の育成」~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~

校長 金森 直人

 例年にない雪解けの早さに春の到来を感じます。マスクの取扱いやいわゆる濃厚接触者の対処方法・期間の変更(4/1~)、感染症の位置付け5類への移行(5/8~)等、新しいかたちでのWithコロナの新学期がスタートします。4年ぶりに様々なイベントや経済活動が動き出し、期待に満ちた年度はじめとなっていますが、学校という特性上、「密」になりがちであり、いったん感染拡大が始まると感染リスクは決して低くはありません。衛生管理マニュアルにもあるように常時換気や一定の距離の確保等、適切な感染防止策を講じながら進めて参りますが、「個人の適切な判断」も一層大切になってきます。「自分と自分のまわりの大切な人の命や健康を守る」教育にも力を注いでいくつもりです。

令和5年度の重点目標を「主体的に学び 心豊かに行動し ねばり強く挑戦する生徒の育成」

~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~

と、しました。

 変化の激しい時代に、夢や志を持って目標(ゴール)設定し、自律的学習者として学び続ける人材。多様な他者と豊かな心とコミュニケーションで協働しながら、ねばり強くチャレンジする未来の担い手を育成していきたいと考えています。生徒会が掲げたテーマは「輝想」。「一人一人の個性とその想いを紡ぎあい、誰もが輝く学校を創ろう」という決意が感じら、~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~という姿に大いに期待を寄せています。

 ふるさと千歳市は、国産での先端半導体製造を目指すRapidus(ラピダス)の進出、空の玄関口としても、国際化、グローバル化が一層進展します。脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「千歳市ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言しています。世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこうというSDGs等、「広い視野」を持って、簡単には答えの出せない、解決すべき社会問題にも" Think Globally  Act Locally"(地球規模で考え、行動は足元から・・)という精神で立ち向かってほしいと思います。

 限りない可能性を秘めた個性が芽生え始める義務教育後半の三年間。「可能性という種」を土に植えただけでは、花も実も育ちません。種に水や栄養を与え、光が降り注がれ、種は芽を出し、しっかり根を張り、枝葉を伸ばして花を咲かせます。「努力することの大切さや継続」、その世代に応じた「学び」や「体験」が、水であり、栄養であり、光です。可能性を開花させ、しっかりとした根を張るたくましさを持った生徒を育てようと、教職員一同「チーム千歳中」で努力してまいります。

 学校と保護者、地域の皆様が、子どもを中心にすえて、信頼し、協働し合いながら「子どもの成長と学び」を支えて行きたいと考えていますので、令和5年度の本校教育の推進にあたり、一層のご支援ご協力をお願い申し上げ、新年度にあたってのご挨拶といたします。

4.17Mon. 2023年度 前期生徒会委員認証式

 生徒会役員・認証される前期生徒会委員は、体育館で認証式。その模様を各クラスにビデオ配信する「分散形式」

認証式が行われました。「生徒会員として認証された自覚と責任をしっかりと受け止め、スクールリーダーとして頑張ってください」という生徒会役員からエールに緊張感をもって認証式に臨んでいました。

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認証式 校長から

 生徒会役員・生徒会委員のリーダーシップとそれを支え、後押しする、教室にいる多くの皆さんのフォロワーシップに期待しています。学校生活の様々な事柄が、このリーダーシップ・フォロアーシップにかかっています。

 千歳中学校のこの3月の卒業生数は20.143名。第76回目の卒業式でした。二万人以上を卒業させた77年目を迎える千歳の中心校。地域の学校として、卒業生や応援してくれている市民も数多くいます。皆さんがどんな学校を創るのかとても注目されています。

 「伝承と伝統は違う」という話を良くします。

「伝承」・・古くからのものをそのまま後世に伝えていくのが伝承

「伝統」・・同じ技術や材料・行動や活動を行ないつつも、「新しいことに挑戦し革新していくことにより伝統が創り出される」という考え方があります。

 あなた達にはあなたたちにしかできない、ちょっとした一工夫があり、今のリーダー・フォロワーたちにしか創れない、新たな伝統があります。

 「伝統とは創り出すもの」なのです。みなさんも是非、クリエイティブな発想から、77代目の生徒会・委員会活動の「新たな伝統を創り出して」ください。

 

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放課後の委員会活動(学年委員会を含む)の様子から

4.17Mon. 学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業1

 多様な考え方、学習の定着度のでこぼこ、個性・・・、みんな違った多様な仲間たちです。学校の授業は、一人一人違った生徒が、協力・協働(共同)し合いながら、問いに対する答えを導き出したり、新しい考えや発想を生み出すという、対話的な学び。コミュニケーション豊かに話し合ったり、教え合い学び合いが互いに効果的に作用したり・・少なくとも「わからないところをそのままにしない」、「困ったよ、助けて」・・の一言が言える授業を目指しています。教科担任だけでなく、学習支援員さん等も授業に入り、「わかった・できた・おもしろかった・不思議だな・・・」そんな教科の勉強を好きになり、次の学びにつながる(意欲化)授業を教科のプロとして先生方は進めています。

 主体的な学習への参加、他者との対話を深めながら、教科特有の見方・考え方を働かせて、正解や新たな考えを創り出していく・・・「わかった・できた・おもしろかった・不思議だな・・・」そんな手ごたえを感じられる授業づくりを進めています。

【社会科】デジタル教科書で資料提示も可能。視覚的にも出来事や内容をとらえます。一定期間の欠席生徒に、クラスの授業をGoogle meet 配信していました。

【英語科】英語は、コミュニケーションツールなので、「聴いて、話す、会話・・」が楽しいのですが、3年生にもなると、なおさら、「書くこと、自分なりに表現すること」も大切になってきます。

【理科】理科は何と言っても、実験の楽しさありますよね。予測したり、手順を理解して実際に実験を進めたり、結果を分析・考察したり・・・「不思議だな、おもしろい」が、感じやすい教科です。

【数学】1年生の数学では、「素数って何?」「1は素数に入るの?」「36~50の数字の中で、素数をすべて上げなさい」、なかなか難しい数概念です。算数・数学は、「ブロック(レンガ)型の教科」といわれ、積みあがっていくとこで、数学がどんどん得意になります。小学校時代から、苦手なブロック・レンガが抜けている(積みあがっていない)場合もあるので、中学校の勉強と平行して、「自分の分かっていないところを知り、さかのぼって学び直す」ことも時には必要になります。算数から数学へ、勉強法を確立していいスタートを・・(少なくとも分からないところをそのままにしない、みんなで教え合う学び合う・・それが学校での授業の良さです。3年生の授業では活発に対話が生まれています。)

 

4.17Mon. 朝の生活習慣づくり

 1年生は、中学校生活の1日のリズムにも慣れてきました。朝の生活習慣づくりでは、検温結果をマイゴール手帳に記入したり、一週間の目標や行事、学級連絡、家庭学習の記入等、「自己管理・スケジュール管理」を習慣化させてください。班や係の仕事内容を確認し合ったり、1分間スピーチで、「〇〇製麺愛をクラスにプレゼンする生徒」もいました。自分の主義・主張や考え・意見を他者に分かりやすく伝えるプレゼン力は、これからの学習のポイントとなる「思考力・判断力・表現力(活用する力)」の第一歩です。仲間と共同・協働するためにコミュニケーション豊かな学級をつくりましょう。

4.15Sat. 参観日・PTA総会

 今年度最初の参観日を実施しました。小グループでの対話的な話し合い場面も多く、マスク着用の生徒も多い状況ですが、中学校での教科担任制の授業を保護者の皆さんに広く公開することができました。理科の実験があったり、問題へのチャレンジがあったり、周囲との対話や話合いから正解を導き出したり・・教科の面白さ、不思議さ・・そうしたものを感じながら自ら学び取る習慣をつけてほしいと願っています。

 その後、PTA総会も実施し、令和5年度の体制や事業について確認されました。Withコロナ、「できる事業」も徐々に増えてくることが予想されます。感染対策も講じながら、「子どもたちの未来保障」に、保護者・地域・学校が協働し、地域総がかりで、取り組んでいきましょう。

 

 

4.14Fri. うれしい話

1、危機管理

 13日(木)のJアラートには「どきっと」しましたが、登校生徒は、早めに校舎へ、まだ家庭を出ていない生徒は、自宅待機、登校途中の近隣小学校にいったん待機させていただいた例もありました。生徒本人・家庭が、危機管理意識高く、適切な対応を取っていただいたおかげで、大きな混乱もなく、標準学力テストを実施しています。(一部、放課後実施の生徒も数名)。学校としても、マチコミ発信し、対応について家庭連絡させていただきましたが、年度はじめということもあり、マチコミ登録の再確認を行っています。登録確認にご協力ください。

2、地域からの「うれしい電話」

 新富町に住む住民の方から、「千歳中学校の生徒が、地域のごみを拾っていました。感銘を受けました・・」という、うれしい内容でした。『誰がみているからでもなく、そういう仕事や行事でもなく、日々の日常の中で、地域や社会に貢献するボランティアの心』、最も大切な豊かな心だと感じます。見ていた地域の方が、知らせてくれたことで私たちも本校生徒の良さに改めて気づかされました。小さな行動かもしれませんが、“Think Globally. Act Locally.”(地球規模で考え、足元か ら行動せよ)、SDGsもこうした小さな積み重ねがとても大切だと感じています。

3、「可能性の種を開花させる」

 対面式等で、「可能性という種をまき、水や栄養、光を与え、芽を出し、根を張り、枝葉を伸ばして、花を咲かせ、実をつける・・皆さんにとって、光や水や栄養は・・・」という話を良くしています。業務主事さんが、折れて落ちた桜の枝を温かい温度と光、水で、一足早く桜を開花させたことも・・はじまりの春、目標を持ち意欲的な学校生活をスタートさせています。

4、1年生のジャージもさわやかに・・

 1年生のジャージも爽やかに、1日のリズムもついてきたようです。朝読書、朝の会、1日の目標の設定、係や当番活動の確認、様々な連絡事項の徹底・・・。電子黒板に表示される、確認事項も視覚と聴くことの両面で、「やるべきことを見える化」しています。

  

4.10Mon. R5スタートと対面式

1、全学年そろってのスタート

 全校生徒537名がそろっての令和5年度のスタート。下駄箱の靴の置き方にも、クロームブックを準備する姿にも学年のはじまりの緊張感を感じます。1年生の各教室でも、朝読書で落ち着いたスタートを切り、担任の説明にうなずきながらリアクションする様子が見られました。オリエンテーションやガイダンス、相互紹介等の学習が多くなりますが、コミュニケーション豊かに、やる気に満ちたスタートとなることを願っています。

2、対面式

 生徒会プロデュースによる、一部、2,3年生教室への動画配信も活用した「対面式」が行われました。前半、部活動紹介、後半、生徒会活動についての説明でしたが、新入生は、中学校生活で、「部活や委員会活動にもどうがんばろうか」という目標設定には、よく活動内容やねらいの明確な、プレゼンテーションでした。迎える側の2,3年生の姿勢にも感心します。新入生の皆さん、是非、みなさんの内に秘めた「可能性の芽」を伸ばすため、勉強、スポーツ文化芸術、委員会活動等々、「頭、心、身体」の成長を促す、刺激や栄養をしっかり与えてほしいと思います。意欲的な学校生活に期待します。

    

4.7Fri. 入学式

 在校生が、しっかり準備してくれた会場で、新入生保護者も臨席しての入学式を行いました。来賓はPTA役員。市内六つの小学校や道内・道外からの新入生もいて、コミュニケーション豊かに新しい仲間と、新しい中学校生活が始まります。義務教育9年間の集大成としての3年間、頭も、心も、身体も、大きく成長し、人生の中で最も変化が大きい思春期をむかえます。168名の新入生の個性が輝き、集団が躍動する、学校生活に期待しています。新入生を代表しての挨拶では、中学生としての力強い決意ときびきびとした姿勢がとても立派なものでした。

入学式 式辞

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 例年にない早い雪解けに、春の息吹を感じる季節となりました。168名の新入生のみなさん入学、おめでとうございます。五月八日からの新型コロナウイルス5類への移行を受け、感染防止策を講じながらも、マスク着用は、個人の判断に任されます。Withコロナの新時代、みなさんの笑顔が輝き、個と集団が躍動する「対話に満ちた学校生活」を共に創っていきましょう。

 小学校を振り返ると、日々の授業、仲間との交流は、コロナ禍、様々な困難を伴いました。おそらく「どう工夫したらできるのか」を追究した三年間だったのではないでしょうか。「前向きに工夫していくこと」や「正しく判断し、適切に行動する」ことは、「集えることがあたり前の日常」より、かえって皆さんの成長を促したはずです。中学校の門をくぐり、凜とした姿で未来を見据える皆さんに、二つのことをお話しします。

 一つ目は、「夢や目標を持ち、常に前向きにトライしよう」ということです。希望に満ちあふれる春、「勉強をがんばろう」「委員会活動を」「部活に燃えよう」・・全てにおいて、夢や目標を大切にしてください。大きな夢は、強い「志・決意」となり、主体的に学び取る姿勢を創ります。

 二つ目は、「心豊かに行動する」ということです。空の玄関口である千歳に、世界的な先端半導体工場が進出し、国際化、情報化は益々加速します。一方で、市は2050年までに「ゼロカーボンシティ」の実現を宣言し、SDGsからは目を背けられない時代です。AIや情報通信技術がどんなに進歩しても、生涯にわたる学びや人生の基本となるのは、笑顔やコミュニケーション力です。変化が激しく、予測不能な未来を生きる皆さんにとって、多様な個性を持った多くの人と協力し、新しいものを創り出していくことが不可欠なのです。心の豊かさ、コミュニケーション能力は、成長の原動力であることを忘れないで下さい。

 さて、新入生の保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。来賓もPTA役員のみとさせていただきましたが、晴の入学式を共に祝福できましたことを本当にうれしく思います。制服に身を包んだ「凛々しい姿」、中学校三年間は、義務教育九年間の集大成でもあり、人生の中で最も変化し、成長を遂げる時です。

 令和5年度の重点目標を先ほど話した二つのことに加え次のように設定しました。「主体的に学び、心豊かに行動し、ねばり強く挑戦する生徒の育成~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~」 新入生の皆さんもこの重点目標をゴールとして、中学校生活をスタートさせましょう。

 結びになりますが

私たち教職員も、また、志高く、笑顔と対話を大切にし、「チーム千歳中」で、未来をたくましく生きる子ども達を育てて参ります。保護者・地域の皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げ、入学式の式辞といたします。

令和5年 4月 7日

千歳市立千歳中学校 校長 金森 直人

4.7Fri. 着任式・始業式

1、着任式

 この春、本校に着任した教職員の着任式を行いました。生徒会の矢部編集長からは、歓迎のことばと共に、「新たに来られた先生たち、新入生や新しい仲間と共に、夢や目標を持って、がんばっていきましょう」というあたたかさの中にも力強い決意が込められていました。

2、始業式にあたって

 新学期以降(4/1~5/7)のマスク着用の考え方について、マスクの着脱について「個人の判断」となることに関して話をしました。自分と自分の大切な人を守る、災害時の「自助・共助・(公助)」と同じように、例えば、混雑した交通機関や医療・高齢者施設訪問時等では、マスク着用が推奨されるように、自分や自分の周囲の人たちの健康や命を守る正しい判断が大切になってきます。ウイルスが死滅したわけではないので、健康観察や基本的な感染防止策(手指消毒や常時換気、密にならない工夫等)はリスク管理をして、マスクの場面とはずす場面を自己判断することが求められてきます。5月8日以降、5類への移行に伴い、また変更等、考えられますが、対話を重視し、より積極的な学校生活が送れるよう、がんばっていきます。

 令和5年度の学校経営方針を学校紹介の学校長挨拶のページにも掲載しました。地域・保護者の皆様には、令和5年度の本校教育へのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 〇050407 千歳中学校グランドデザイン.pdf

 〇学校紹介・学校長挨拶のページへ

 3、始業式での校長挨拶

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 希望に燃える春、令和5年度始業式を迎えました。「一年の計は元旦にあり」といいます。私たちの元旦は、まさに今日始業式です。一年の目標を立て、見通しと計画を持ち、努力の継続を怠らない・・そんな新年度スタートとなる、一日にしましょう。

 さて、2,3年生のみなさん、改めて進級おめでとうございます。最高学年となる3年生は「学校の顔」です。教育活動におけるリーダーシップと進路選択という二足のわらじを履き、自己実現の一年となる大切な一年です。まずは学習習慣と修学旅行、しっかり成功させましょう。

 先輩となった2年生は、「学校を動かす原動力、ブレイン(頭脳)でありエンジン(心臓)」です。2年生の学習や行事、委員会活動、部活動等での頑張りが、千歳中の学びと成長を左右します。一回り成長した姿に期待します。

今年度の重点を

「主体的に学び 心豊かに行動し ねばり強く挑戦する」生徒の育成~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~としました。

①   自律的学習者として自ら学ぶこと

②   やさしさ思いやりの心を持ち、笑顔で協力すること

③   努力の大切さを知り、ねばり強くチャレンジすること・・・

夢や志を持つことが、未来をたくましく生きる原動力です。みなさんの個性が輝き、集団・チームが、躍動する一年となるとを期待して、始業式にあたっての挨拶とします。

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4、始業式生徒代表のことば

 生徒代表の皆さんが、今年度スタートにあたり、力強い決意表明をしてくれました。「生徒代表のことば」から辻川生徒会長の「新学期を迎えて」から一部抜粋して紹介します。

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・・・中略・・・。一年というものはあっという間に過ぎていきます。その大事な一日一日、地道な努力で意味のあるものにしていくか、何も考えずに過ごすのかでは、きっと大きく差が開くでしょう。学級での士気を高めていくことが、これから大切です。

 まずは、4/26からの修学旅行を良い想い出と経験にできるよう、気持ちを切り替えていきましょう。そして来週からは、学級組織づくりなどが始まります。委員会や係など、年に何回もできるものではありません。自分の経験の面でも学級の向上という面でも、積極的に参加し、意見を出し合うことは、必ず今後の糧となると思います。ぜひこの機会に挑戦してみてください。

 今年度は、新型コロナウイルスへの対応が少しずつ変わっていき、段々と活動の幅が広がる一年となると思います。今までとの違いに少し戸惑う場面もあると思いますが、何事もアグレッシブに、チャレンジ精神をもって、学校全体で臨んでいければいいなと思っています。

 

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3.24Fri. 令和4年度修了式・離任式

 令和4年度千歳中学校修了式・離任式を行いました。1,2年生の登校日は205日。野球のワールドベースボールクラシックWBCでは、世界一を目指し、チーム一丸となって挑み続け、不振の中にあっても、スタッフ、仲間が信じ合いながら頂点を極める戦いは私たちに勇気と感動を与え、世界を震撼させました。本校のこの一年もコロナ禍、「挑み続け、信じる」ことで大きな成果がありました。WBCで、なかなか思うような結果が出なかった村上選手は、練習の中で人一倍、バットを振り続けたといいます。そんな姿にチームメイトは、彼の活躍を信じ、託し、不振を払拭しました。「基本練習を大切にすること、努力することの大切さ」を人一倍知っているからこそ、自己の持っている可能性を開花させることができたのだと感じています。

 修了式にあたって、次のステージでも、「挑み」「信じ合う」ことを期待し、次のような話をしています。

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今年度を終えるにあたって  千歳中学校長 金森直人

 春は別れと出会いの季節。家族、地域、仲間、先生、多くの出会いや別れがあって、人は、自分の可能性を磨き、成功や失敗から、人としての成長、自分らしさを磨きます。2年生は最高学年となり、学校をけん引するスクールリーダー、目前の修学旅行や進路実現への忙しい一年となります。1年生は、後輩を育て、先輩を支えるブレーンです。後期生徒会が掲げたテーマは「輝想」。「一人一人の個性とその想いを紡ぎあい、誰もが輝く学校を創ろう」という決意だと感じています。 

 学校だよりにも掲載した二つのことをお話しします。

1、千歳市のゼロカーボン宣言、SDGs・・地球規模の課題から目を背けることができない変化の激しい時代です。Think globally Act Locally 地球規模で考える視野と足元からの行動を大切にする姿勢を育んでください。(「広い視野の育成」) 

2、無限の可能性を開花させるための「目標設定と努力の大切さ」について学年の終了を機に考えてください。振り返りのスライドショーに次のようなメッセージを字幕で流しました。

 限りない可能性を持ったみなさんですが、可能性という種を土に植えただけでは、花も実もなりません。種に水や栄養を与え、光が降り注がれて、種は芽を出し、しっかり根を張り、枝葉を伸ばして花を咲かせ、実をつけます。 

 「ねっこ」をしっかり育てていれば、一度散った花も、またきれいな花を咲かせます。ひたむきな努力の継続やその年代に応じた「学び」や「体験」が、水であり、栄養であり、光です。どんな花を咲かせるかゴール設定し、努力の大切さについて、決意を新たにしてください。 

 「挑む」「信じ合う」次のステージでの、チャレンジ、仲間との協働に期待し修了式にあたっての言葉とします。

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3.23Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業23

 令和4年度修了式前日、今日は、大掃除も予定されています。学校の1年の修了は3月、1年間様々なことがあった想いの詰まった学級や特別教室等、「使う前より美しく」、みんなで動いていました。

 それぞれ、次の学年に向けて、学年レクでみんなが楽しめる企画を成功させたり、学年合唱で仲間との絆を確認し合ったり・・・今日の授業では、切り替えも素晴らしく、授業に集中していました。「わかる楽しい授業」で求められるような資質能力を育成することは学校教育の核心ですが、「学ぶ心に火をつける」=「意欲」が何よりも大切なことを一年間の子どもたちの学びの姿から実感します。

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1、2年生理科

 とりの心臓でしょうか?解剖して、心室や心房等心臓の構造について確認していました。「断面は一つの空洞に見えるけど筋肉の厚い方が心室だったよね・・心房のスペースある・・?」うっすら狭いスペースをピンセットで確認していました。臓器の機能に応じた形状の違い・・実際に解剖してみるといろんなことがわかります。

2、2年生英語

 1年間の復習問題に取り組んでいました。コミュニケーションツールですから、「きく」「話す」も大切ですが、「こんな時なんて言う?どう表現する?」といった意味では、「書く」こともやっぱり大切。3年生でのさらなる学習につなげるためにも、春休み中も1,2年生の復習が大事なのだと思います。

3、技能教科

 技能教科の特徴は、基本技能の繰り返しによる習得から、豊かに自分らしく表現できる・活用する力を身につけることだと考えています。しかも、楽しく、集中した取り組みから、基礎・基本の知識・技能が積みあがっていく・・そのことが、それぞれの個性あふれる、クリエイティブな表現力を育てます。

 WBCで不振にあえぐ村上選手が、人一倍バッティング練習の打ち込みを繰り返していたそうです。「任せた」という仲間と指揮官の信頼に応え、大事な場面で大仕事をやり遂げた侍ジャパンの村上選手。やはり、努力の大切さを知っている人こそ、真の天才なのです。

4、はまなす学級

 はまなす学級では、タブレットを活用した次年度修学旅行に向けた自主研計画や、秋に収穫したひまわりの種をプレゼントする取り組み、裁縫等、個々の課題にあった学習を進めていました。4月の修学旅行に向けても学びが充実するよう、見学地、昼食、利用交通機関等、詳細な計画を立てていました。ICT機器に強い生徒、手先が器用な生徒、作業が丁寧な生徒、コミュニケーション力のある生徒、それぞれの強みを将来の「なりたい自分」に活かせるようなキャリア学習がはまなす学級には欠かせません。

5、大掃除

 「掃き掃除、拭き掃除、窓ふき・・家庭での掃除の経験はいかがでしょうか?」、一年間、お世話になった学び舎をきれいにする、しかも、この教室は、4月から、後輩たちが使用する・・・そうした思いの中で、みんなで分担し合いながら行う学年終わりの大掃除は、(非常に日本的だとは思うのですが・・)とても貴重な学習です。晴れやかな顔で一生懸命働く子どもたちの顔が見れました。

  

3.23Thu. 新学期以降の学校におけるマスク着用の考え方

 3月20日付けで、4月1日(土)~5月7日(日)にかけての新型コロナウイルス感染症対策としての「マスク着用の考え方の見直し」について、国・道の対処方針を受けた千歳市の通知が出ました。これを受けて本校でも、新学期以降の対処について以下のようにしています。「感染リスクが比較的高い学習活動」では、対面時の距離の確保や効果的な換気等、配慮すべき部分が多いことも、「学校」という(密になりやすく対面しての活発なコミュニケーションを生活や学びの中核とする)特性上、まだまだ気を抜けない部分がありますが、さらに一歩進んだWithコロナの生活と教育活動の一層の充実に努めていく所存です。子どもたちの個性が輝き、笑顔があふれ、協働と豊かなコミュニケーションから未来の担い手となる人材を育てていきたいと考えています。

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新学期以降の学校におけるマスク着用の考え方の見直し等について

1.マスク着用の考え方の見直しについて

①対象範囲  4月1日(土)~5月7日(日)

➁学校教育活動において、児童生徒及び教職員に対し、マスクの着用を求めないことを基本とします。

③校外での学習においてマスク着用が推奨される場面(医療機関や高齢者施設等)においては、着用を推奨します。

2、濃厚接触者の待機日数の縮減について

①4月1日以降、濃厚接触者・感染の可能性があるとリストアップされた場合は、すべての教育活動において、2日目及び3日目の検査により陰性が確認された場合は、3日目から参加可能とします。ただし、検査を行わない場合は、これまで通り感染者との最終接触日(もしくは感染者の発症日)を0日目として、翌日から5日間自宅待機、6日目から登校可能です。

【千歳市の接触者のリストアップの基準も見直され、感染者の発症日の2日前から最終登校日の間の登校日を調査対象期間とし、距離(目安として1m)、時間(15分以上)を踏まえ、感染者と飲食や会話等の接触があった児童・生徒・教職員をリストアップする。となっています。】

3、その他

①本人に発熱等かぜ症状がある場合は、これまで同様、登校を控えるようお願いします。

➁入学式の実施について変更点は、在校生並びに現在小学校6年生のご家庭に配布しています。

③5月8日(月)以降の学校教育活動においては、後日、委員会通知がありましたお知らせします。

 

北海道教育委員会からの通知を掲載します

3.22Wed.2年生球技大会開催!

 3月22日(水)に2年生の球技大会を実施しました。バスケットボールとミニバレー、その後ドッチビー、学年合唱と盛りだくさんの内容で球技大会を開催しました。終始、楽しそうな笑顔で球技大会を終えたこと、保体委員が企画したことに対して、みんなで協力する姿が素晴らしかったです。今度は、修学旅行が新年度4月にあります。修学旅行でも楽しい思い出がたくさんつくれることを期待しています。

     

3.20Mon.1年生球技大会開催!

 3月20日(月)1年生の球技大会を実施しました。保体委員が中心となり企画・運営を行いました。終始、楽しそうな表情でドッチボールを行っていたのが印象的です。大きな怪我なく実施できたこと、みんなで保体委員が企画したものを楽しもうとする姿勢が素晴らしかったです。保体委員は審判や結果の記入、開閉会式など多くの仕事を積極的に頑張りました。

   

3.17Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる授業22

1、英語科における「表現力」

 2年生の英語では、様々なゲームを活用したり、コミュニケーション活動を大切にすることで、伝える・伝わる表現力豊かな授業が行われていました。1年生の英語では、「他己紹介」でしょうか。自分の友達のことを紹介する英作文をつくり、学級の中でプレゼンしていました。自己紹介や他己紹介など、自分のこと、自分の意見や考えについて表現し伝える力は、英語科で、もっとも身につけたい力です。

 空の玄関口千歳市で育つ皆さんとって、「国、文化、言語等、多様な他者とコミュニケーションをとりながら、互いのことを理解し協働し合う」意味でも、語学力は、増々需要が高まります。自分の将来や身の回りのこと、住む街や日本のこと、意見や考えを「豊かに表現できる語学力」、生きた英語力を伸ばしていきましょう。

2、音楽科 和楽器「箏」

 中学校の音楽科では、3年間を通じて1種類以上の和楽器の器楽演奏(表現活動)を行い、我が国や郷土の伝統音楽のよさを味わうことができるよう工夫することとなっています。

 コロナ禍、箏の講師の先生に来ていただく関係もあり、実施について難しさがありましたが、今年に入ってから、「箏」の授業を行うことができました。十分な時間はかけられなかったものの、基本奏法や楽譜の読み方、「平調子」といわれる音階の特徴等についても学びました。授業の後半には、「さくら」の合奏が校舎に響き、「伝統音楽の美しさ」や「平調子のちょっと寂しく、もの悲しい風情」を感じる音階と演奏を楽しむことができました。指導に入っていただいた多くの箏の先生方、ありがとうございました。

 

 

3.11Sat. 第76回卒業証書授与式 終了

 12年前、3月11日、巨大地震と津波、原発事故、東日本大震災が世界を震撼させました。限りない可能性に夢を膨らませ、まさに卒業式を目前に控えた多くの小中学生や子ども達、地域に生きる尊い多くの命が奪われ、自分や自分の大切な人が一瞬のうちに津波にのまれる光景は、多くの人の心にも深い傷跡を残した悲しい出来事でした。そこからの復興を目指し、地元の人々、日本中、世界中の人々が、たゆまぬ努力を重ね、今なお、復興への道半ばなのかもしれません。

 以来、地域コミュニティーの大切さや、真の安心・安全、「自助・共助・公助と備えることの大切さ」・・・生きることや私たちの生活に多くの教訓と変化をもたらしています。

 東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 雪解けも進む本日3月11日(土)、新型コロナのパンデミックにより、実に三年ぶりとなる、保護者も招いての卒業式を挙行いたしました。変化の激しい社会を、コミュニケーション力と協働を大切に、それぞれの道を歩んでほしいと願っています。

式 辞

 義務教育九年間を修了し、今、凛とした姿で、未来を見すえる178名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様、ご臨席はかないませんでしたが地域の皆様、コロナ禍にも大きな愛で、子どもたちの成長と自己実現を支えていただきました。これまでの深い愛情と、尊いご労苦に心から敬意を表します。

 卒業生の皆さん、笑顔で微笑みかける、素直で、心優しいひとがら・・、ゴールを設定し、実現に向け努力を惜しまないひたむきさが、皆さんの強みです。「身につけるべき力」は、まだまだ備わっていませんが、「目標を持つ人」「努力の大切さを知っている人」は、「学び続ける強さ」を持っています。進む道はそれぞれですが、そんなみなさんの笑顔で学び続ける強さが、個性豊かな一人一人の道を明るく照らしてくれるはずです。

 旅立つ三年生へ、期待を込めて二つの話をします。

 一つ目、生徒会テーマ「夢絃~夢へと紡ぐ糸~」には、一人一人の個性の糸を紡ぎ合わせ、互いが認めあえる学校をという願いが込められていました。世界に目を向けると悲惨な戦争が止まりません。多様性を認め、協働しあうことでしか、解決が難しいことが多い時代です。「コミュニケーション力、協働する力」を磨いてください。

 二つ目、皆さんは空の玄関口千歳市で育ちました。国際化、情報化、SDGsに向き合っていかなければなりません。Think globally Act Locally 地球規模で考える視野と足元からの行動を大切にする姿勢を身につけてください。千歳市は、今年2月に2050年、ゼロカーボンシティ実現を宣言しました。

 二つのことを話しましたが、「コミュニケーション力と協働する力」「地球規模で考え行動は足元から」この姿勢を大切に、自分らしい道を歩んでいってほしいと願っています。

 結びになりますが、人間は「天才型と努力型」の二種類に分類される等と言われます。しかし、「努力の大切さを知っている人こそ真の天才」です。また、「努力は成功を約束する」ものではありませんが、「確かな成長を約束してくれます」卒業生のみなさんが、素直な心で、「努力の大切さ」を追究してきた、この先の未来が、輝きに満ちたものになることを願い、式辞といたします。

 

3.10Fri. 明日は卒業式

 いよいよ卒業式を迎える3年生も、式の練習を重ねるごとに立ち姿、式に臨む姿勢まで、凛としてきました。明日の卒業式が、義務教育9年間を修了する15の春、未来への一歩を踏み出す門出となる式となるよう願ってやみません。

 生徒会誌「柏葉」に寄せた原稿を卒業生に送ります。 

「夢や志を持ち、未来をたくましく生きる」    

       学校長 金森直人    

 今年度の千歳中学校の重点目標を「主体的に学び、心豊かに行動し、最後までやり切る生徒の育成」としました。未来の担い手となる皆さんに、一人一人が個性を輝かせ、協働から学級・チームが躍動し、「夢や志をもち、未来をたくましく生きる」人に育ってほしいとの願いです。     

 3年に及ぶ感染症のパンデミック、温暖化、Society 5.0に象徴される社会の大きな変革等、かつて経験したことのない変化の激しい世の中です。そんな未来をたくましく生きていくために、「知識や情報を知っているだけではなく、様々な情報を取捨選択して、思考し、判断し、表現する力」をつけなければなりません。しかも、「多様な他者と豊かなコミュニケーションで協働しながら、新しいものを創造する力」が不可欠な未来なのです。

 みなさんの強みは、素直で仲間を大切にする優しい心。そして、困難な状況でも、常に前向きに学習・体育大会・文化祭・委員会や部活動を見事にやり切りました。「素直さ、ひたむきな努力、コミュニケーション力、協働する力」は、未来をたくましく生きる原動力です。

 AIが進化し、ICT・IoTの時代が到来するからこそ、「自他を尊重し、多様な他者と笑顔でつながるコミュニケーション能力」を大切に、更なる飛躍に期待しています。

3.10Fri. 公立入試問題から考える 2年生通信より

〇2年生あるクラスの学級通信から・・

  1年後の自己実現に向け、公立高校入試問題の傾向から、「あなたの番」に挑もうとする2年生に向け、以下のような学級通信がありました。紹介します。

(5教科のいくつかの基本問題のみ掲載し・・)

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 最近の入試傾向は、

1、『問題文を読み取る』読解力          と

2、『知識を活用して考える』応用力(つなげる力) そして

3、『文章を用いて説明する』表現力        が試される問題が多い。

 

 「ん?」ということで、正解までの道のりを説明しよう。まずは、「長い文章を読んで」問題の意味を理解すること。その時のスピードが大切になる。そして、その問題の中身は、「~を何んと言いますか?」「●△×!」と一問一答のタイプではない

 「こうなる理由を●△×を用いて、説明しなさい。」とか

 「ここからどうなると考えられますか(予想されますか)。●△×を使ってまとめなさい」等といった問題が増えている。つまり、単なる知識を聞かれる問題ではなく、その知識を使って考えられることを答える、視点の違う問題になってきている・・。

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  これからの時代を生き抜くには、覚える(知識の習得)ことに加えて、考えに考えて説明しなくてはいけないのだ。そして、たくさんの字を早く読んで、早く意味を理解しないとスタートラインに立てないのである。

  日常を振り返ってごらん。

まずは覚えるために、継続して努力していますか?授業を一生懸命受けていますか?

人に正しく伝えていますか?単語ではなく、文章で会話していますか?「ヤバい」とか「エグイ」ではなく、語彙力を高めて表現していますか?

本を読んでいますか?速読や説明する力(語彙力)は、新聞や本を読むことがかなり活きてきますよ(継続)。・・・・・ 

 1年後、あなた達の番です。やらなければあっという間です。でも、それまでにやること、やれること、まだまだありますね。

 

3.9Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業21

1、なぜ、思考力・判断力・表現力なのか・・

 3年生の講話の中でも話しましたが、高校入試問題も大学の共通テストも、「(ちょっと難解な)問題文を読み解き、与えられた情報を整理し、問われていることに適切に回答していく、思考力・判断力・表現力」が一層問われる世の中になります。「英語の単語をどれだけ知っているかではなく、英語表現を使ってどう自分の意見や考えを表現していけるか」という力が問わるのです。

 やはり変化の激しい世の中で、「多様な他者と協働しながら(コミュニケーションを大切に)、新たな発想や考えを創造して行く時代」であることは間違いなく、そうしないと、一層の情報化や国際化、戦争やSDGs・・・といった簡単には解決策の見つからない問いにも、「納得解・最適解」を生み出していかなければ立ち行かない時代の到来でもあるのです。未来社会を担う卒業生たちには、自己の強みを活かし、コミュニケーション力を高めて、キャリア実現をしてほしいという話をしました。コロナ禍だからこその、対面やコミュニケーションの大切さを実感し、「どうやったらできるのか」に挑戦してきた卒業生たちの堂々たる旅立ち、卒業式が目前です。

(3年生の卒業式練習風景から)

2、対話を重視し、思考を共有、磨き合う中から、真理や納得解・最適解に迫る・・・

 1年生の国語授業では、単元の中で、対話を重視した深い学びから、「思考・判断・表現力」の育成を目指すような授業を大切にしています。「物語の心情の読み取り」も、多様な意見を交換し合ったり、他者の考えからさらに自分の考えを見直したり、新たな発想をプレゼンしたり・・深い心理に迫ってく過程は、授業に引き込まれます。国語の先生からは、「様々な意見・考えを磨き合い、自分の考えを「書く」ことで整理し、表現・・・といった繰り返しで力がつくと考えています。」と教えてもらいました。中1で学んだ、磨き合い、書き、表現(話す)する力を、4月からの学習にも生かしてほしいと思います。

(「少年の日の思い出」では・・)

エイミールは、

〇「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」

〇「結構だよ。僕は、君の集めたやつはもう知っている。そのうえ、今日また、君がちょうをどんなに取りあつかっているか、ということを見ることができたさ。」  と・・・・

ぼくは、 

△「僕は、すんでのところであいつの喉笛に飛びかかるところだった。」・・

△「なぜ、とびかかろうとしたのか」「なぜ、そうはしなかったのか」主人公僕の心情に迫ります。

班で、その心情について激論する様子に学びの深まりを感じました。

3.9Thu. 同窓会入会式&校長講話

 3月9日(木)令和4年度同窓会入会式と校長講話を実施しました。同窓会入会式では、学校長挨拶、同窓会長挨拶、同窓会会則の説明、幹事紹介、記念品の贈呈、学年幹事から決意表明と粛々と行いました。学年幹事からの決意表明では、『コロナ禍で制限の多かった生活を余儀なくされましたが、逆にそのような環境にあったからこそ多くのことを学ぶことができました。』とありました。

 また、その後の校長講話の中では、3年生の写真スライドから始まり、多くのメッセージが用意されていました。その中でも『無限の可能性を信じ、自分だけの道標を』というメッセージは、多くの3年生の胸に残りました。3年生は、いよいよ3月11日(土)に卒業式を迎えます。明るい未来・目標をしっかりと胸に持ち続け、コミュニケーションを大切に歩んでいってほしいと思います。

 

 

 

3.3Fri.2年生授業参観日

 3月3日(金)5時間目に2年生の参観日を実施しました。昨日の1年生の参観日に引き続き、本日も多くの保護者の方々に来校していただきました。多くの授業でICTを活用した授業が展開されており、興味関心を引き出す仕掛けが数多く設定されていました。4月からはいよいよ3年生となります。最上級生としての自覚と誇りを持って生活していくことを期待しています。

  

3.2Thu.1年生・はまなす学級授業参観日

 3月2日(木)5時間目に1年生とはまなす学級の授業参観を開催しました。お忙しい中、多くの保護者の方々に来校していただき、生徒たちはいつもとは少しだけ違った環境の中で授業を受けました。いつも以上に積極的に挙手をしたり、発表することができたところは本校1年生のとても良いところです。2年後の公立高校入試問題では、読解力を試される問題であったり、多くの情報から解答を導き出す力などが試されることでしょう。日々の努力が大切です。

 

3.1Wed. 公立入試に向けた集会

 3月2日(木)、3日(金)は、公立高校入試。本日5時間目に激励の集会を行いました。緊張の面持ちで、集会に集中する姿に明日からの健闘が期待されます。

 (数学科)教頭先生からは、

「45の約数の個数を答えなさい」との問題に迷いなく「1, 3, 5, 9, 15, 45」と解答した自身の苦い経験をもとに、「聞かれたこと(質問されたこと)に正面から向き合って答える」ことの大切さについてお話しがありました。ちょっと早合点な人は、「問われていることに正対しない」勘違いをしがち・・・「問題を読み解き、何を問われているか」をしっかり確認しましょう。

 公立高入選での健闘を祈ります。

 

3.1Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業20

 1年生の授業の様子を見ると、1年間の成長が感じられます。「メリハリがあり、活発で切りかえができる」、「一人一人の頑張りをみんなで認め合える雰囲気がある」という、素直な心で、学ぼうとする姿勢に好感が持てます。授業に活気があって、学び合う姿勢にあふれていますが、いわゆる「基礎的な内容」の定着が、不十分で、「わからないところをそのままにしている」部分も少なくないので、義務教育7年生の7×10分+10分=1日80分位の、復習型の振り返り、定着させる学習や、次の理解につながる予習型の学習をぜひ習慣づけてほしいと思います。「ダイヤも磨かなければただの石ころ」、磨くことで、初めて光を放ちます。

1、「対話」から「真理」に迫る国語

 教材としては、長く取り扱われてヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」。主人公「ぼく」は、『ちょうを一つ一つ取り出し、指で粉々に押しつぶしてしまった』・・・このような行動をとったのはなぜなのか?登場人物の心情について、対話的に話し合いを深めながら、少年の心情理解を深めます。12歳という多感な時期にちょっと大人びたエーミールに主人公はどんな感情を抱いていたか、盗みを犯した心理は・・・そして、主人公のちょうをひとつひとつ・・

登場人物の心情を場面場面の状況をとらえながら読み解く、様々な解釈を班・クラスで共有し合い、「少年の日の思い出」に込められた心の動き、心情、伝えたいことを「対話」から真理に迫っていく過程が、深い学びにつながり、国語力を高めると感じました。

2、基礎・基本となる練習を楽しみながら繰り返す ⇒ 「活用する力」の伸びにつながる

 1年生女子の体育では、ドリブル(シュート)リレーを小グループに分けて、対戦形式で行っていました。「1位、2位、3位・・・」、最終順位のグループにも温かい拍手が贈られます。夢中になって、ゲーム形式で基本技能を繰り返し、「いつのまにかドリブルやシュートが上手くなっていた・・身についていた・・」というのが理想です。(楽しみながら学ぶ)

 同じく男子では、ボールハンドリングの基礎練習に夢中で取り組んでいました。「より速く、より正確に・・視野を確保して・・」、ちょっと先生や友達に負けないように、周囲に視線を送りながら競い合っています。これも、けがの防止はもちろん、シュートのタッチ、ドリブルの巧みさ等に大きく影響してきます。全日本の選手たちでさえ、ハンドリング、ドリブルワーク、シュートドリルを毎日怠りません。

 運動種目入門期の楽しみながら繰り返す基礎練習とその継続が、後々の「巧みに活用する力」「自ら考え協働して競技する力」の育成に大きく影響してきます。「わかる楽しい授業」で、力をつけて行きましょう。

3.1Wed. 千歳市民フットサル大会の結果

 2月23日(木)千歳市民フットサル大会が開催され、千歳中学校A・B、2チームが参加しました。千歳中Aチームは、7戦全勝で優勝を飾りました。Bチームは惜しくも8位という結果でしたが、5月からのカブスリーグ、6月の中体連と外シーズンでのチーム力向上につながるAチーム優勝となりました。

2.24Fri. 愛キャップ贈呈式

 文化委員会では、リサイクル運動として「ペットボトルキャップ・リングプル回収」を行っています。生徒玄関前に設置した回収ケースには、後期分だけで、ペットボトルキャップ20.7kg、リングプル6.4kgが集まり、定期的に千歳市社会福祉協議会「愛情銀行」に寄贈しています。リングプルは、社会福祉協議会愛情銀行を通して、また、ペットボトルキャップは、愛キャップ市民回収運動実行委員会を通して、「資源として」活用されます。

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 SDGs「持続可能な開発目標」が世界的なスタンダードとして具体的な行動が求められています。 簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標が、SDGs。17の目標(GOAL)。"   Think globally, act locally   "   「地球規模で考え、行動は足もとから・・」小さな一歩かもしれませんが、自分たちにできる足もとの行動から一歩一歩積み上げることで、(そうした活動が大きな流れとなり)地球規模の大きな課題の解決に近づいていくはずです。

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「千歳市ゼロカーボンシティ宣言」
 千歳市は、令和4年2月7日、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「千歳市ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言しました。こうした千歳市の取り組みも、地域の大きな流れにしていくために私たちにできることを足もとの行動から取り組んで行きましょう。

前期委員会活動の社会福祉協議会への寄付が、「ちゃんと」に掲載されました。

R5年2月20日(月)千歳中学校での社会福祉協議会への贈呈式の様子

 

 

2.22Wed. 学びの土台をつくる

 「学びの土台」となるもの。「基礎・基本」とか、「学習を支える力」とか、生活する・学ぶ上で、すべての基礎となるものを「学びの土台」と考えています。突き詰めていくと人間性とか個性ともかかわってくるのかもしれません。いずれにしても「限りない可能性」を持った義務教育期、可能性を開花させるためにも「生涯にわたって学び続ける」学びの土台づくりは欠かせません。

1、「ととのえる」習慣の定着

 (1)授業規律  

    ①姿勢・・  正しい姿勢は、疲れやダレを防ぎ、集中力を生みます。(小学校では立腰として指導・・)

    ➁机上(整理)・・身の回り、学校でいえば下駄箱のくつ、ロッカー類、机上等、環境を整える習慣づくり

    ③発言・・ 「目で聞いて耳で知る」という言葉もあります。

           しっかり聴いて考えたらルールを守って発表(アウトプット)表現力が重要視される時代

 (2)生活規律 

    ①挨拶・・  コミュニケーションスキルの基本。心のこもった挨拶が人間関係づくりの基本です。

    ➁時間・・  「社会に出て信用を無くす」のは簡単。時間を管理する、時間を守ることは社会性の第一歩

    ③マナー言動・・集団が生活するところルールやマナーがつきものです。「ルール、マナーの遵守」は「秩  

            序」につながり、ルールマナーを守らない言動が社会問題や犯罪に発展することも・・ネ

            ットやSNSにおいても「情報モラル」は学ばなければならない基本です。

2、読書力・想像力・言語能力・思考力

 朝のひととき、先生も生徒も、思い思いの本をめくりながら、「読書を楽しむ」。それが、基本ですが、一日7分間×約登校日数200日=1400分≒24時間の集中した読書は、読書力・想像力・言語能力・思考力といった力や、最近特に重要とされている、「文章を読み解く力」が身につくと考えています。どの学年も、落ち着いた雰囲気で、読書を楽しんでいます。

 

 3、メディアリテラシー

 情報メディアリテラシーにも、様々なつけるべき力が必要な時代です。ネットやSNS、情報メディアや情報端末と私たちの生活を切り離すことが難しい世の中。インターネット、情報化社会を情報リテラシー・情報モラルを身につけて、正しく歩んでいく必要があります。どの学年でも、週に1回程度、数分間のタイピング練習ですが、タイピングの習得ソフトで楽しみながらタイピング練習をしています。ブラインドタッチもスピードも、若者の習得スピードには驚かされます。

 

 

2.19Sun. 千歳市小中校吹奏楽部ジョイントコンサート

 第5回千歳市小中高吹奏楽ジョイントコンサートが2月19日(日)に千歳市民文化センター大ホールで開催されました。このジョイントコンサートは、中学3年生が受験期で活動を退き、1,2年生を中心とした新メンバーが、市内小中高が参加しての交流やコンサートを通して、互いの演奏技術や音楽づくりを学び合おうと小中校の指導者の方々が中心となり企画運営してくれているものだそうです。コロナ禍により実に3年ぶりの開催となったと千歳市吹奏楽協議会の杉本会長がご挨拶していました。コロナ前には、春に、初めて楽器を持つ子どもたちの講習会も企画していたそうで、部活動地域移行ではないですが、地域の音楽活動を学校・地域で支え、育てる環境のすばらしさを感じました。今後の成長の楽しみしかない北栄小のスクールバンドの初々しい演奏、優しい音色・迫力ある演奏・多様な音色の調和・・・各中学校の特徴を活かした演奏、高校生のワンランク上の演奏と来場した観客を大いに楽しませてくれる演奏会でした。本校吹奏楽部も、成長の手ごたえと様々な刺激を得ることができた、R5年度につながるジョイントコンサートでした。

2.18Sat. 第59回 2022年度北海道管楽器個人コンテスト

 2月18日(土)北海道管楽器個人コンテストに札幌地区代表として吹奏楽部の川口心愛さんが、フルートで参加しました。全道各地区より金賞を獲得した11名の北海道コンテスト。アルトサクソフォン、クラリネット、フルート、トランペット、バリトンサクソフォンといった管楽器でのハイレベルな演奏が披露されました。結果は、銀賞。惜しくも金賞とはなりませんでしたが、素晴らしい音響のコンサートホールkitaraでのソロ演奏。緊張感の中で、出場者の強みを活かした演奏と心に響く音色が会場を魅了していました。この貴重な経験を今後の音楽活動に活かし、更なる成長に期待しています。

(写真:表彰状 kitara  伴奏の芳野先生とともに)

 

2.14.Tue 2年生全国学力状況調査~事前検証~実施

 2月14日(火)5時間目、2年生に対して来年度の全国学力学習状況調査の事前検証を実施しました。事前準備に多くの時間を費やし、本日の事前検証となりました。各クラス3グループに分けて、1グループ毎に実施するいつもとは違う実施方法ではありましたが、生徒たちは大きな問題なく終了することができました。本番はもう少し先になりますが、今日の事前検証を家庭学習に取り組むきっかけにしてくれれば良いと思います。新年度まであと少し、最上級生としての準備をしっかりと取組み、新年度を迎えましょう。

  

2.13Mon.3年生入試前学年集会実施

 2月13日(月)4時間目に3年生のみ学年集会を実施しました。はじめに校長先生からお話がありました。『高校の先生方は、高校に入学した後にどんな夢や希望を持ち続けて、学びを継続する生徒なのかを見たいんだよ。だからこそ、目標を持って頑張ることがみんなには大切なんだよ』と言う話がありました。明日からいよいよ私立の一般入試が始まります。今までの自分の努力を信じて頑張ってきてほしいと思います。頑張れ!千歳中学校3年生!!

2.9Thu. 1,2年生 学年末テストを終えて・・

1、テストは終わった時こそ大切・・メタ認知能力

(1) 1,2年生は、2月8日に学年末テストを終えました。(2年生は、2日に学力テストも・・)、それぞれの学年の先生たちは、「うーん。理解度がもう一歩だなー」という声も・・。テストは終わった時こそ大チャンス。「今自分が、何がわかっていて、何がわかっていないか」を見せてくれるからです。こうした、「自分自身の理解(認知)の度合いをちょっと高いところから認知(理解・自覚)する力」のことを『メタ認知』といいます。

  *朝学習では、学習委員作成の予想問題に取り組んでいました・・

(2)学習指導要領では、知・徳・体のバランスのとれた生きる力、さらに以下の三つの資質・能力の育成が大切としています。

 ①知識及び技能が習得されるようにすること

 ➁思考力、判断力、表現力等を育成すること

 ③学びに向かう力、人間性等を涵養すること

 このうち、学びに向かう力・人間性等では、変化の激しい未来を生きぬくために必要な資質・能力として、『自己の感情や行動を統制したり、自分の思考や行動を客観的に把握し認識したりするメタ認知』に関わる力が重視されています。単なるやる気・意欲ではなく、今の自分の力を客観的に認識して、学習を調整したり、計画を立てたり、感情や行動を制御する・・・そして学びに向かっていく・・ちょっと難しいですが、自分の現状を客観視できる『メタ認知』能力の育成・獲得が重視されているのです。

(3)2年生の学級通信には・・

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 これで2年生の定期テストはすべて終了です。ただ、今後も授業は続きますし、各教科の提出物も続々と出てきます。一つ一つを確実に行いましょう。すべての学習成果=将来につながっています。テストはやりっぱなしではなく、振り返りが大事です。下のように分類し、③⇒➁⇒①の順に復習をしましょう。特に「数学」「英語」は積み上げ教科(ブロック・レンガ型教科)ですので、不安なところから学び直してください。テストが終わった今がチャンスです。

①今理解できている ➁今はまだできない(これからできる) ③できるはずだが間違ってしまった

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*この「今自分ができている・できていない」を客観視できる力が、『メタ認知能力』です。

2、ソクラテスは・・・

(1)「メタ認知」・・・・「無知の知」

 古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている。」という「無知の知」という考え方を後生に残しました。心理学では、自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断する等)を(自分の思考や行動として)認識することを「メタ認知」といいます。

(2)「メタ認知能力」

 また、自分自身を客観的に見ることに加え、自分自身をコントロールできる冷静な判断や行動までを含め、「メタ認知能力」と呼んでいます。ソクラテスほどの哲学者でも、「世の中の森羅万象について、私自身は何もわかっていないということを自覚している」と、自分の中のもう一人の自分が、冷静に「無知である自分」を認識しているという、ソクラテスのメタ認知能力の高さを示した言葉でもあります。

*自分を客観視して、自己改善する力こそ、『成長』です

 

2.7Tue. 全中スケート長野大会の結果

 令和5年2月4日(土)~令和5年2月7日(火)に長野県長野市のエムウェーブ (長野市オリンピック記念アリーナ)で開催された第43回全国中学校スケート大会「スピードスケート競技」に北海道代表として、本校2年生、廣瀬友哉さんが出場しました。500mでは、昨年40.65だった記録を39.22まで縮め、次年度は大いに期待される全国11位という結果でした。出発日の2日(木)は、全道的な大雪の朝で心配されましたが、全中の舞台での素晴らしい躍動に拍手に送ります。長野オリンピックスピードスケート競技会場として設立された記念アリーナ「エムウエーブ」。世界のアスリートが記録を競い合う素晴らしい施設で大会。貴重な経験にもなったと思います。更なる活躍に期待します。お疲れ様でした。

1000m  1:22.13 第26位

  500m     39.22    第11位

 

 

2.2Thu. 豊かな感性を働かせ志を持って学ぶ

豊かな感性を働かせ志を持って学ぶ(学校だより巻頭言より)

校長 金 森 直 人

 

 学校教育目標から、今年度の重点教育目標を『主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~』と設定し、変化の激しい社会を自ら考え、主体的に行動し、他者と協働して未来の担い手となる人を育てる学校教育を推進してきました。

 コロナ禍の学習保障はもちろん、学校行事、生徒会、部活動等、仲間との協働、豊かなコミュニケーション活動から、各学年生徒が、心・技・体を磨き、大きく成長してきました。「火山灰土のやせた土地にも、しっかりと根を張り、幹太く成長する柏の木」に象徴される『柏葉の精神』が脈々と千歳中の伝統を創り上げています。

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 3年生は、受験期の学習の総まとめです。面接の中で、自らの強みや考え方、生き方について、どう表現していくか、生徒同士、多くの先生と、面接練習をしています。「将来、〇〇になるために、語学力を伸ばし、多様性の世の中で国際感覚を持った大人になりたい」「例えAIが進化して多くの仕事が取って代わられても、〇〇という職業は、豊かな感性とコミュニケーション力を必要とする人間にしかできないと考えています」「SDGsや貧困、環境問題等、解決しなければならない大きな問題も、地球規模で考え、身近な足元の行動から取り組んでいきたいと考え、地域清掃やボトルキャップ収集、子ども食堂のお手伝い等に取り組んできました」・・・中3のプレゼン力に脱帽します。英語、商業・工業・農業・酪農、アウトドア・スポーツ・音楽等々、多様な進路選択と「自己の強みや将来像、選択の確かな根拠」に、未来を担う人材としての頼もしさを感じます。自己実現に向け、受験期の健康管理にも十分気を配り、頑張ってください。全校みんなで応援しています。

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 1.2年生は、文化庁「子どものための文化芸術鑑賞・体験再興事業」である『落語寄席』を体験しました。「落語」をきく機会もあまりないので、寄席から何を感じ取ってくれるか楽しみにしていましたが、一芸に秀でた人、芸を磨き、努力してきた人のことば、「古典芸能」の魅力を感じ取ってくれたようです。生徒の振り返りには・・、

「蕎麦のすすり方や体の向きなどを工夫して実際その場で物事が起きているよう」「話し方が上手すぎて内容がすっと頭に入ってくる」「一人で何人も演じていたり、扇子や手ぬぐいでものを表現しているところが伝統芸能の強み」「表に出る人と裏方仕事をしている人どっちもすごい人たちなんだなと改めて感じました」「昔と今の言葉遣いの違いをリアルに体験できた。みんな笑っていたし、何より自分もたくさん笑ったので楽しい時間だった」「人になにか伝えるときは伝えることがどんなことか考えて、その気持ちで物事を伝えることが大切であることを知った。日常でも使えることなので使っていきたい。」・・・

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 これも、生徒の感想ですが、「日本に昔からあり今まで伝統として受け継がれた落語、落語は、見に来てくれる人たちを楽しませるように受け継がれてきたものだと分かりました。」と感じているように、落語を通して、「表現力」のすごさや、文化芸術の伝承についても思いを馳せていました。その豊かな感性を働かせて志を持って学び続ける人を育てる学校(楽校 がっこう)でありたいと思う体験的な学びとふりかえりでした。

 令和4年度の集大成となる2,3月の学びと成長に期待しています。

2.2Thu. 暴風と大雪

 昨夜の暴風と20~25㎝の積雪、風による吹き溜まりと、JRや交通障害と早朝にかけて心配されましたが、何とか早めに登校してきた生徒たちの「僕もやりますよ・・」の声に助けられ、学校は正常に動いています。5時前後は歩道もない状態でしたが、6時には、歩道の除雪車も入り一安心。ところが、期待を込めて待っても校地内の除雪車は入らず、業務主事さんや先生方、早めに登校してきた生徒達、みんなで除雪です。先生たちの車も埋まりそうになりながら、生徒たちの若い力もあってすっかりきれいになりました。

 雪山も高くなり、滑る路面、落雪、交通事故にも細心の注意が必要な季節です。健康管理に危機管理、厳しい冬を乗り切りましょう。

2.1Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業19

 インフルエンザの流行の兆しに警戒していましたが、新型コロナ、インフルエンザ共に気は抜けないものの、小康状態です。次のステージへ、進級、進学するための今年度の総まとめと新たなゴール設定、学習や生活の改善など、重要な2~3月です。「二月は逃げる三月は去る・・」といいます。充実した学校生活に期待します。

(1)学ぶ意欲の向上とわかる授業・・「楽しい、おもしろい」が「学びに向かう力」の原動力に・・

 ①理科では、自然環境の食物連鎖や動植物の捕食関係等、対話しながら図で表していきます。クイズのような感覚で北海道の自然環境について考えていました。

 ➁英語では、5W1H でしょうか、疑問詞の表現方法、答え方等を復習、確認していました。地図スライドを見ながら「〇〇があるところはどこでしょう?」・・

 ③理科では、課題を把握し、説明動画で実験方法を確認、予測を立てて、分担して実験(五感を働かせて)、実験結果をスプレッドシートにタブレットから入力し各班の実験値を共有、直列と並列の電気回路について、実験を伴ってまとめていました。

④体育では、ダンス動画を見て、グループごとに練習したり振付や発表方法を相談・・リズムに乗って身体を動かすことが実に楽しそうです。

⑤国語に限らず、『読み解く力』が求められています。高校入試や大学のセンター試験でも、実に「設問」が長く、難解な表現。そこから、「問われているものは何で、どんな道筋で解答にたどりつけるか」読み解く力が必要です。国語科でも、「読む、書く、聴く、話す」という学びの土台が大切です。

⑥英語では、活発なコミュニケーション活動が見られました。意思疎通のツールとして英語を「話す・聴く力」を身につけてほしいと思います。将来のキャリアにも「語学力」はとても生きてきます。

(2)学年末テストに向けて

  2.8(水)の1,2年生学年末テストに向け、「家庭学習提出の呼びかけ」や「自作のテスト対策問題」等といった委員会活動が活発になってきました。朝読書に朝学習、タイピング練習と様々な学習に意欲的に取り組んでいます。