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2023年9月の記事一覧

9.27Wed.第76回文化祭

 第76回千歳中学校文化祭は、北ガス文化ホールで、生徒会企画の開祭式でスタート。その後合唱発表会が行われました。大ホールでの演奏とあって緊張感も高まる中、トップバッターの1年1組「大切なもの」が1年生とは思えない素晴らしいハーモニーを披露。続く1年生各クラスも明るく元気よく、美しいハーモニーを響かせました。プレッシャーの高まる2年生は、さらに中堅学年としての威厳を見せ、クラスの特徴を活かした素晴らしい合唱。男子パートの美しさも際立っていたので、ソプラノ・アルトの透明感ある歌声とともに、さらなる期待の感じられる合唱でした。

 そして、3年生、「一人一人の想いを音符に」のせます。美しく響くソプラノ・アルト、アルトは地声になりやすいのですが、発声のすばらしさが際立ちます。そして、力強い低音で曲を支えるバス、テノールの伸びやかな高音の響き・・個性的な歌声がパートごとに集約され、各パートが、美しく響き合うことで、ドラマチックな曲想を表現する圧巻のハーモニー・・合唱の歌声やハーモニーからも感動は伝わるのですが、息遣い、指揮者を中心にした一体感、表情、まなざし・・歌声とともにそうした合唱にかける想いやみんなと創ってきたこれまでの努力みたいなものが聴く人の心を打ちます。

 Bravo感動的な合唱発表会をありがとう。

9.26Tue.第76回千歳中学校文化祭 開幕(展示鑑賞)

第76回千歳中文化祭の開催にあたって   校長 金森 直人

 『輝想』~ひとりひとりの思いを輝かせて~を生徒会テーマとし、日々の委員会活動から学校行事の企画運営まで、主体性、行動力、そして、自治力のある生徒会活動を展開しています。「一人一人の個性とその想いを紡ぎあい、誰もが輝く学校を創ろう」という決意が、全校生徒に伝わり、「夢や志をもち、未来をたくましく生き抜く力」を育む姿に感動と勇気をもらっています。

 Withコロナの時代に立ち向かい「新たな伝統を築く」。文化・芸術面での集大成が、この文化祭です。「自分たちらしいハーモニーを・・」と、心ひとつに、曲づくり、学級づくりに励んできたクラス合唱。「文化センターの大ホールで響かせてほしい」という願いから、(9.27Wed.)文化祭のメイン会場を北ガス文化ホールでの開催としました。また、生徒会主催の開閉祭式、各教科展示、文化部のステージバックやスライド編集、部活動展示等々、そのすべてが、学校文化の「発信」です。文化祭を通して学級・学年の連帯感を深め、千歳中学校の新たな伝統を築いてくれるものと確信しています。

 保護者・地域のみなさんも是非、お楽しみください。

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 前日の今日、9月26日は、展示鑑賞の日。学年ごとに割り当てられた時間で、日常の教科の中で成果となる教科展示、教科横断的に学んだ総合的な学習の時間のプレゼン発表、はまなす学級のものづくりの数々・・。美術部作成のステージバックが掲げられた体育館、3階特別教室を活用した、文化部の作品展示の数々・・。日々の学びの中の文化的な活動、作品等を展示・鑑賞する素晴らしい機会となりました。修学旅行のテーマ学習のプレゼン画面に見入る1,2年生、美術部の素晴らしいイラスト絵画にくぎ付けの生徒、はまなすのバリエーション豊富なものづくり・・全校生徒一人一人の良さや強みが、作品や展示にあふれ、豊かな表現力を感じると同時に、そうした製作物を鑑賞し、楽しむ生徒達の感性にも、こころの豊かさを感じます。

 中間交流を経て、クラス合唱も益々完成度が上がり、そのクラスらしさに磨きがかかっています。ばらばらだった個がパートごとにひとつになり、それぞれのパートが調和して、ひとつの合唱曲をみんなで表現する。1+1=2のように、表現活動には、ひとつの決まった『解』、『正解』はありません。みんなで協力しあい、自分たちらしい『納得解・最適解』を探していくのが、芸術や音楽の表現力・・。ひとりひとりの想いを輝かせ、学級・学年、全校が笑顔と感動を共有し合う、文化祭でのパフォーマンスに期待しています。

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9.25Mon.2年生合唱中間交流会実施

 9月25日(月)5時間目の時間に先週行う予定であった2年生の合唱中間交流会を実施しました。どのクラスも真剣なまなざし、パート毎のバランスや今まで練習で確認してきた強弱、姿勢や表情などを注意しながらステージ上で表現していました。本番はいよいよ明後日となりました。最後の最後までクラスで話し合いを重ねて、より良い合唱を作り上げるために、クラス全員の気持ちを一つにして感動する合唱にしてほしいと思います。

   

  

9.23Sat.第41回吹奏楽部定期演奏会

 千歳中学校第41回定期演奏会が北ガス文化ホールで開催されました。本校生徒、教職員、保護者、地域の方々、多くの人たちが、演奏を楽しみにして来場してくれました。

 一人一人の楽器・音色が折り重なり、優しさや力強さ、美しさ、繊細さ・・、このバンドメンバーにしか創れないsound、曲づくり・・。一人一人が輝きながら、その織りなすハーモニーは、観衆の心に響き、感動を呼ぶ・・音楽のすばらしさを教えてもらいました。

 顧問の齊藤先生の「この3年生は、素直でまじめで・・」、式典のための行進曲「栄光をたたえて」の作曲者である内藤淳一先生の「自分の作曲者としての原点は中学校2年生の時、ピアノを弾かせてもらったことから・・」というお話にも、曲づくりや演奏等音楽の力には、人としての成長や将来のキャリア形成、コミュニケーション、社会性・・・机上だけでは身につかない、逞しく未来を切り拓く「生きる力」を培うことにも、心動かされました。

 これまでバンドをけん引してきた3年生たち、本当にお疲れ様でした。次のステージを見据えてください。1,2年生含め千歳中学校吹奏楽部の新たな伝統を創った吹奏楽部のみなさん、さらなる成長と輝きに期待しています。来場していただいた多くの方々、子ども達の心のこもった演奏を楽しんでいただけたと思います。今後とも、子ども達の成長と躍動に応援をよろしくお願いいたします。

9.21Thu.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業23

1、思考を共有し、みんなで読み解く(一人一台端末の利活用)

 中3国語の『故郷』魯迅は、昔からよく教科書の題材となっていますが、「短編小説とはいえ、読解が難しい」等とよく言われます。「帰郷の時、なぜ ” 寂寥の感 ”を抱いた?」「ルントウを” 神秘の宝庫 ”といった意味は?」「ヤンおばさんの物語での存在意味は?」「再開時の、私とルントウの感情は?」「故郷を後にする、私の希望とは何?」・・・そうした深く読み解くことの楽しみを味わってほしいと思います。(千歳市の国語科の重点は、読解力と書く力になっています)

 この単元では、タブレットのジャムボードを使って、「読み解いた一人一人の思考を端末上で共有」しながら、思考を交流し、「また新たな考えや発想、深い読み取りに・・」というねらいがあるように見えました。国語科でのICT機器の活用は、教科の特性上、なかなか難しい面もあるのですが、「思考・判断・表現力」を高める授業に感じます。

2、数学的見方・考え方を働かせて・・ 「あやまちは、やすき所になりて必ず仕る」

 3年生数学はますます難しさを増しますが、ここが正念場です。二次方程式、関数、図形・・・「問われていることは、何か」「問題文に示されていることを図・表・グラフ等で整理する」「与えられていることから丁寧に式を立てる」・・・といった数学的な見方・考え方が身につくことがとても大切。「人に教えてもらったり、人に教えることでより確かな力をつけたり・・」『何ができて、どこがわかっていないのか、どこでつまずているのか』を自分が把握することが大切・・。意外と「式を立てる」ことは、できているのに、「移項や分数の処理、正負の間違い」等、『何でこんなところで・・ケアレスミスか・・惜しい・・」なんてことが多いものです。吉田兼好の徒然草に「高名の木登り」というお話があります。知っていますか?

概要は

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 昔、「木登りの名人」と呼ばれる人がいました。その名人が、自分の弟子に、高い木に登らせて、木の枝を切らせていたときのことです。その弟子が、とても高くて危ない場所で木の枝を切っているとき、その名人は何も言わずに黙って見ているだけでした。しかし、弟子が枝を切り終わって高い場所から低い場所まで降りてきたとき、その名人は初めて「気を付けて降りなさい」と声をかけたのです。

 不思議に思った弟子は「あれくらいの高さになったら飛び降りることだってできますよ。なんで、ここまで安全な場所に降りてから、そんなことをいうのですか。」と聞いたところ、その名人はこう答えました。「失敗は、もう大丈夫だと思ったときに、必ずしてしまうのです。」

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「あやまちは、やすき所になりて必ず仕る」と名人は言っていますが、結構、こういうことって、色々な場面であると思いませんか・・・

3、社会科 公民 「自己決定権」

 「自己決定権」は、新しい人権のひとつ。「自分の生き方を決める権利」です。授業では、この「自己決定権」に含まれるインフォームドコンセント(自分で治療法が決められるように医師の十分な説明が認められていること)等、実際のニュース報道等も視聴しながら学習していました。「知る権利」や「プライバシーの権利」等々も新しい人権といわれるもの・・。未来を生きるみなさんには、こうした学習を自分事として、深く学び、社会で生きて働く力として身につけてほしいと考えています。

4、家庭科

 1年生が、裁縫 「ポケットティッシュカバーづくり」に取り組んでいました。本校の生徒の「ものづくり」や「作業」の際の集中力は、とても高いものがあります。丁寧な作業、集中度、作業工程のや作業方法の理解、進捗状況のチェックや確認等、社会に出てから大いに役立つものも多く、実技を伴った教科の充実、パフォーマンスとして表れるその教科特有の表現力・想像力に期待しています。

 

 

9.21Thu.文化祭に向けて

 千歳ペレットの丘のひまわり畑にまだ夏の暑さを感じていた今週の初めから一変、朝夕の冷え込み、日没時刻の早さと朝の暗さはいよいよ秋を感じさせます。千歳川のインディアン水車付近にも多くのサケが遡上しています。秋の到来とともに、新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症が増えてきたのは、高温多湿の真夏から、少しからっと涼しくなったことによるウイルスの活動、社会経済活動がますます活発になってきたこと等、関連があるのかもしれません。「自分と自分の大切な人を守るための予防的な行動」が大切なことには変わりはありません。健康で、安全に、秋の学び、スポーツ・文化を深めましょう。

 美術部の共同制作で、ステージバックが掲げられたり、パソコン部のポスターで来る27日の文化祭を盛り上げたり、校内装飾、開閉会祭の生徒会の準備、等々、学校総がかりで、学校文化の発信に取り組む姿は、若いエネルギーに満ちています。文化ホールで「合唱を交流し合おう」という千歳中、初の企画の成功に向けても、実に「その学級らしい」合唱づくりが、心に響きます。指揮・伴奏・パートリーダーを中心に、ハーモニーが美しさを増してきたクラス、曲に豊かな表情(表現)がついてきたクラス、難しい音取りに苦労しているクラス、ブレスまで一体感を感じるクラス・・・やはり、「合唱づくり」は学級づくりであり、曲づくり、表現の工夫を通して、こんなにも仲間が対話し、心ひとつに表現を楽しむ経験は、高校や大学でもなかなか経験できることのない中学生期ならではの、素晴らしい経験と感じます。コロナ禍のPTAの保護者の方が、「合唱コンクールみたいにみんなが心ひとつに頑張れる学校行事を万度に経験できないこの子たちは、本当にかわいそう・・」という話をしていたことを思い出します。マスクをしたり、練習時間をごく短くしたり、無観客だったり・・・工夫しながらの実施でつないできた合唱交流を、今年こそ、千歳中学校の「新たな伝統」に高めてほしいと考えています。

 

9.20Wed.合唱中間交流会

  9月20日(水)学年合唱交流会を行いました。今までの練習の成果を発揮し、どのクラスも真剣なまなざしで歌い上げていました。今年の文化祭当日は、北ガス文化ホールでの実施となります。本番はいつもと違う環境でより一層緊張するはずです。クラス全員が一つの目標に向かって取り組む合唱は、まさに学級つくりの根幹です。

 第76回千歳市立千歳中学校文化祭が最高のものになることを期待しています。

 

  

9.16Sat.卓球新人戦・全道新人陸上

 全道卓球参加の関係で、9月16日(土)開催となった千歳市中体連秋季新人戦卓球大会が富丘中学校で開催されました。男子は、団体戦と個人戦、女子は東千歳中と合同チームで団体戦オープン参加と個人戦が行われました。試合、審判、応援・・と自分たちの代で臨む公式戦。選手同士でもアドバイスしあう等、チーム感の感じられる試合でした。女子は、部員も少なく、体調不良による不参加もあり残念な思いもあるかもしれません。新人戦のねらい、「成果と課題をしっかり把握し、次につなげる・・」、合同チームでの経験も貴重なものです。更なる、がんばりに期待します。

 第30回北海道中学校新人陸上競技大会が、札幌厚別陸上競技場で開催されました。全道各地から陸上競技協会のランキングを持っているような選手が集っての新人大会なので、1,2年生の大会ながら、とてもハイレベルな大会でした。本校からは、四種競技、共通男子200m、共通男子4×100mRにエントリー。16日(土)~17日(日)に記録更新に挑みます。

9.15Fri.立ち会い演説会

 9月15日(金)5時間目に生徒会役員立ち会い演説会を体育館で実施しました。どの候補者も今後の千歳中学校をどのように良くしていこうとするのかを自分の言葉で演説していました。今までの生徒会が残してくれた伝統と今後より良い方向へ向かうために変化し、より発展させていってほしいと思います。特徴ある生徒会活動・より良い千歳中学校になるように頑張ってくれることを期待しています。

   

9.13Wed.前期集大成から後期へ

1、昨日のゲリラ豪雨や感染症予防等について

 ほんの数十分間でのゲリラ豪雨。手稲・小樽・江別等では、冠水被害もあり、JRのダイヤも大きく乱れました。夏休み明けの猛暑、線状降水帯やゲリラ豪雨・・経験したことのない・・が、頻繁に発生する昨今、何らかの気候変動に対する対応や危機管理をアンテナを高くして対応する必要性を感じます。

 新型コロナウイルスやインフルエンザのまん延による学級閉鎖措置が出ている学校も増えています。気持ち的に緩くなってしまっている手指消毒や常時換気、体調変化に対する慎重な対応等、「子どもの学びの充実」や「学校・家庭・地域での安全安心」といった観点から、季節の変わり目に十分注意が必要です。

 ↑ 3年生廊下に掲示している一次関数や平面図形のポイント

2、前期集大成と後期に向け

 9月も半ば、3年生にとっては、いよいよ進路先決定期となり今日は、9.10.11月と進路選択の資料となる学力テストAが実施されています。様々な高等学校の学校説明会への参加も秋がピーク。「将来なりたい自分」を見据えて、どんな進路先を選択するのか、夢や現実としっかりと向き合う時。自己の強みを活かし、漠然としてでも「将来の職業選択」につながるような進路選択をすることが大切です。R6年3月の「15の春」を応援しています。

 高校入試の面接で、「中学校時代の一番の思い出は?」の問いに、「修学旅行です。自分たちで計画し、協力しながら研修計画に沿って体験的に学ぶことができたのが一番の思い出です・・」等と答える人も多いのですが、「生徒会活動(委員会活動・部活動)です。」と答える人も多いようです。「共通の目的を持って集まったメンバーが、目標達成のための様々な活動を企画・運営し、メンバーの協力性・協働性を高め、目標達成する。物事をみんなでやりきった充実感や達成感、活動により企画したことが成果につながったことへの、全校生徒からの感謝やありがとうのことば、信頼・・培った責任感・リーダーシップ・・」。生徒会活動や部活動には、将来のキャリアスキルにつながるような人と心の成長、パーソナリティの確立に大きく役立っています。

 1.2年生の生徒会役員選挙への立候補も出そろい。役職によっては競争選挙となります。「ネット投票」という国政より一歩先んじた選挙。どんな人が、どんな役職に、どういった決意と選挙公約を持って挑んでいるか。全校生徒で、生徒会役員選挙・後期学級役員選挙へ展望を持ち、応援もしていきましょう。現3年生の強みは、「自治力の高さ」であり、それは千歳中学校の(新たな)伝統であると考えています。