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3.9Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業21

1、なぜ、思考力・判断力・表現力なのか・・

 3年生の講話の中でも話しましたが、高校入試問題も大学の共通テストも、「(ちょっと難解な)問題文を読み解き、与えられた情報を整理し、問われていることに適切に回答していく、思考力・判断力・表現力」が一層問われる世の中になります。「英語の単語をどれだけ知っているかではなく、英語表現を使ってどう自分の意見や考えを表現していけるか」という力が問わるのです。

 やはり変化の激しい世の中で、「多様な他者と協働しながら(コミュニケーションを大切に)、新たな発想や考えを創造して行く時代」であることは間違いなく、そうしないと、一層の情報化や国際化、戦争やSDGs・・・といった簡単には解決策の見つからない問いにも、「納得解・最適解」を生み出していかなければ立ち行かない時代の到来でもあるのです。未来社会を担う卒業生たちには、自己の強みを活かし、コミュニケーション力を高めて、キャリア実現をしてほしいという話をしました。コロナ禍だからこその、対面やコミュニケーションの大切さを実感し、「どうやったらできるのか」に挑戦してきた卒業生たちの堂々たる旅立ち、卒業式が目前です。

(3年生の卒業式練習風景から)

2、対話を重視し、思考を共有、磨き合う中から、真理や納得解・最適解に迫る・・・

 1年生の国語授業では、単元の中で、対話を重視した深い学びから、「思考・判断・表現力」の育成を目指すような授業を大切にしています。「物語の心情の読み取り」も、多様な意見を交換し合ったり、他者の考えからさらに自分の考えを見直したり、新たな発想をプレゼンしたり・・深い心理に迫ってく過程は、授業に引き込まれます。国語の先生からは、「様々な意見・考えを磨き合い、自分の考えを「書く」ことで整理し、表現・・・といった繰り返しで力がつくと考えています。」と教えてもらいました。中1で学んだ、磨き合い、書き、表現(話す)する力を、4月からの学習にも生かしてほしいと思います。

(「少年の日の思い出」では・・)

エイミールは、

〇「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」

〇「結構だよ。僕は、君の集めたやつはもう知っている。そのうえ、今日また、君がちょうをどんなに取りあつかっているか、ということを見ることができたさ。」  と・・・・

ぼくは、 

△「僕は、すんでのところであいつの喉笛に飛びかかるところだった。」・・

△「なぜ、とびかかろうとしたのか」「なぜ、そうはしなかったのか」主人公僕の心情に迫ります。

班で、その心情について激論する様子に学びの深まりを感じました。