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学校行事

12.6Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業33

 「(未来社会で)生きて働く知識・技能の習得」はもちろん、あまりにも変化の激しい時代の到来を背景に、「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力」等の育成が、未来の創り手となる小・中学生に求められています。教科特有の見方・考え方を働かせて課題解決や自己決定、自己表現したり、他者との学び合い、思考の練り合いの中からよりよい最適解や新たな発想を生み出していく(学びに向かう力や人間性をも豊かに・・)といった「学びの質の向上」が、子ども達にも、学校にも求められています。「すぐに検索をかければ、数秒で解決する一問一答的な記憶再生型の知識ではなく、課題を読み解き、わかっていることと導き出すことを整理し、自己をコントロールしたり、他者と協働し合いながら、根拠を持って解を導き出すような、いわゆる活用する力」を身につけることが、『生涯にわたって学び続ける人を育てる』ことになり『生きる力の獲得』だと考えられています。

 「何ができるようになったか」が、重視される学習指導要領なので、「(思考力・判断力・)表現力」の育成をあらゆる教育活動の中でねらっています。それは、学校行事や生徒会活動、部活動でも・・。教科特有の表現力といえば、実技教科の表現活動やパフォーマンスも得意・不得意が生まれがちな「表現力」です。自分の得意な分野を出発点に、豊かな表現力を身につけてほしいと願っています。

 

12.6Wed.インフルエンザ警報発令中

 11月末頃より、北海道全域、千歳保健所管内、共に「定点観測の数値がうなぎ上り」です。インフルエンザ警報が発令中です。師走を迎え、ウイルスが活動しやすい気候であること、人混みや混雑する場所への外出が増える時期であること等から、予防のための措置をワンランク上げる必要があると考えています。北海道教育委員会からも注意喚起のリーフが来てますので掲載します。各ご家庭での、予防、健康管理にもご留意ください。

【予防方法】
・できるだけ人混みをさける
・咳、くしゃみ、鼻水等症状がある場合は、マスクの着用や咳エチケットを行う
・石けんを使った手洗い、消毒の実施
・十分な休養とバランスのとれた栄養の摂取
・適切な湿度の保持(50%~60%)
・インフルエンザワクチンの接種

■北海道

■千歳保健所管内の推移

■北海道教育委員会 注意喚起

12.5Tue.人権作文表彰式

 12月5日(火)サッポロファクトリーで、第42回全国中学生人権作文コンテスト札幌地方大会表彰式が行われました。表彰式は、コンサドーレ札幌の高木駿選手が出演したり、質問コーナーもあったようです。サッポロファクトリーのアトリウムにあるクリスマスツリーもとっても素敵だったのでは・・。受賞おめでとうございます。

 優秀賞(北海道新聞社賞) 平間 安晃さん 「未来へつながる希望のために」

 優秀賞(レバンガ北海道賞)佐々木麻晴さん 「僕の卒業式」

 

12.2Sat.土曜授業と人権教室

 12月2日(土)、土曜授業が行われ、3時間目には人権擁護委員さんが来校し、人権教室を開催しました。人権擁護委員として来校した中島さん、温井さんのお二人は、第21代・第25代の千歳中学校の校長先生です。懐かしそうに校舎を回りながら、真剣にビデオ視聴し、人権教室の感想やネット使用で気をつけようと思うことをワークシートにまとめるみなさんの姿に感心していました。

 放送では、「第42回全国中学生人権作文コンテスト札幌地方大会」で優秀な成績を収めた千歳中の2名の生徒も紹介されました。表彰式は、12月5日(火)にサッポロファクトリーアトリウムで開催され、コンサドーレ札幌の高木駿選手が出演したり、サッポロファクトリー内のクリスマスツリー点灯式にも参加する予定となっています。

 優秀賞(北海道新聞社賞) 平間 安晃さん 「未来へつながる希望のために」

 優秀賞(レバンガ北海道賞)佐々木麻晴さん 「僕の卒業式」

 

 「SNSに潜む危機」というDVDを視聴し、ネットコミュニケーション、画像や動画の投稿、犯罪につながる危険性等々、みなさんの生活に切っても切り離せないSNSを使う上で注意しなければいけないこと、そこに潜む危険性など、考えることができました。最後に中尾生徒会長から人権教室のお礼の言葉がありました。

12.1Fri.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業32

 「一斉教授型」の授業から「生徒が、主体的に学びとる授業」への転換が求められています。2年生英語の授業では、「アダムスファミリーの7人の子どもの情報を集め、年齢や職業を推理・特定する」という、謎解きのような、わくわくする授業に目を輝かせていました。班内のコミュニケーション活動を駆使して、探偵のように集めた情報・ヒントから、リーダーが情報を集約し、班で推理していきます。Ues English!で班活動も悪戦苦闘。「五感を働かせながら、為すことによって学ぶ」というイメージの強い授業に感心しました。

 

11.30Thu.横田千歳市長来校

 千歳市の横田市長、佐々木教育長、教育委員会の方々が、学校視察に来校されました。「おはようございます」「こんにちは」とのみなさんの笑顔の挨拶、とても気持ちよく、校内や授業の様子を見て回ることができました。授業参観後は、校長室で、中体連や吹奏楽コンクール、アラスカ州ミアーズ中学校との国際交流の写真等も興味深く見ていただきながら、千歳中学校の教育実践や教育の動向等についてもお話ができました。変化の激しい時代に求められる教育について、タブレットやICT活用といった教育のDX化、「ラピダスも参入し、空の玄関口として国際化の進む、千歳の子ども達の英語力を高めたい・・」等々交流でき、貴重な機会となりました。

 

 音楽の授業では、2年生が童謡「浜辺の歌」を合唱していました。数学の授業では、タブレットを使ったり、問題の解き方について対話的に「教え合い学び合い」があったり・・、「いつも通り相談しながら解いていっていいんだよ・・」という数学の先生。3年生理科では、タブレットを使って、千歳市の何月何日、何時何分の星空をプラネタリュームのように観察していました。「おどろきやわくわく」を感じます。好奇心や探究心を出発点に「自ら学び取る・・」主体的な学習に期待します。

11.22Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業31

1、1年生英語科

 空の玄関口千歳、ラピダス誘致による一層の国際化、千歳市に住む私たちにとって、語学力・英語力やコミュニケーション能力の向上は、未来の自分やキャリアに直接役立ってきます。You must study English hard for your future!

 1年生の英語では、アラスカ州ミアーズ中学校から留学生が来た経験をイメージし、留学生が来た時に、安全で、充実した日本の学校生活を送るために、学校生活の約束事やきまりをアドバイスする場面設定で、英作文、話すことを学習していました。「廊下は走ってはいけません」「学校では名札をつけなければなりません」「学校に遅刻してはいけません」「授業の2分前には着席していなけばなりません」等々、英文をつくりながら、ペアでチェックしたりアドバイスし合ったりしながら、意欲的に表現していました。「多少単語が抜けていたり、スペルや発音違い・・失敗も貴重な勉強」なので、確認し合ったり、修正し合ったりする対話で、共に高め合って・学び取っていく授業にしていきましょう。友達の力もかりて、自分で考え出した英文を自分のものにするためにも、練習問題や復習を大切にし、「できる!」力にしてほしいと思います。

2、2年生理科

課題「なぜ山の上ではお菓子の袋が膨らむのだろう?」

 なぜお菓子の袋が膨らんだのか気体の粒子を用いて説明してみよう・・という実験・考察・まとめに取り組んでいました。「目の前で、起きている科学現象を(理科特有の見方・考え方を働かせて考え)理科・科学的なことばを用いて説明できることが大切。「空気を抜くことで、粒子が減り・・」「容器内の気圧が低くなるので・・」「風船内の気圧の方が高くなるので・・」グループごとに、起こっている現象を、図や言葉の表現で、発表していました。主体的に学び合う姿勢が立派です。「起きている現象の説明」には、最適解もあると思うので、「対話的に学び合うことで、みんなが最適解に達して、自分の言葉で表現・説明できるようになってほしいなぁ」と感じる授業でした。

 

11.20Mon.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業30

 1年生の国語の授業、つながりの中で「星の花が降るころに」では、登場人物の行動や発言から、その心情の変化や心の動きを読み取る授業をしていました。単元の目標である「文章を、場面の展開や登場人物の描写などに着目して読み取る。(文章のつながりを読む)」「登場人物のものの見方や考え方について、自分の考えをもつ。(自分の考えとつなげる)」という目標にあるように、『戸部君の視点で物語を書いてみよう』という課題に、生徒達は、登場人物の描写から、その心の動き、こころの言葉を読み取って、物語に加筆していきます。

 フォームを利用して、教科書の記述に、戸部君の心の言葉を加えた文章は、クラスの人数通りの解釈が・・。班の仲間との対話から、ヒントをもらったり、他者の考えも取捨選択しながら、自分なりの「戸部君視点の物語」にねばり強く取組んでいました。登場人物の行動、情景描写から登場人物の心情とその変化を読み取り、それを根拠にして作品を深く「読み解く」・・。「読み解いて、ひたすら自分なりに書いてみる・・」結構な文字数で、ねばり強く書き表し、生き生きとした表情で、意見交換する生徒達が印象的です。

 

11.19Sun.ちとせ青少年育成市民会議顕彰セレモニー

 令和5年度のちとせ青少年育成市民会議顕彰セレモニーが北ガス文化ホールで開催されました。昭和55年(1980年)から、次代を担う青少年の健全育成を図ることを目的として千歳市青少年市民会議が設立され、変化の激しい社会の中で、明日を担う子ども達が安全・安心に暮らし、心身共に健やかに育つ環境の大切さを市民ひとりひとりが再認識し、みんなでより良い地域づくりをすすめようという趣旨で開催されています。(「北海道教育の日」協賛事業)

 本校からは、令和5年度「少年の主張」全道大会奨励賞受賞の矢部優実さんが「読書を『楽しむ』ことの大切さ」を発表、R5年度全国中学校体育大会第63回全国中学校水泳競技大会において、200m背泳ぎ第8位・100m背泳ぎ18位の森本将太さん、R4年度全国中学校体育大会第43回全国中学校スケート大会において1000m26位・500m11位の廣瀬友哉さんが、その功績を認められ、表彰されました。(顕彰)

 「心技体」に益々磨きをかけ、それぞれの秀でた力をさらに伸ばしながら、一層の活躍に期待しています。

11.16Thu.生徒大会

 生徒大会が行われ、2023年度後期~2024年度前期の生徒会テーマ「日華~太陽のように思いを照らせ〜」と事務局・代表、各委員会の活動計画が承認されました。「目指す学校像」を、一人ひとりが自分の能力を太陽のように輝かせることができる学校とした生徒会は、『自分の意見や想いを太陽のように眩しく、堂々と照らし、輝かせる』という意味合いでこの「日華~太陽のように思いを照らせ〜」としたそうです。

 IT化の影響で、今ある職業の49%が機械に代替される可能性、若手の人材不足、グローバル化による外国人留学生の採用増等、変化の激しい社会は加速度を増します。

  こうした時代背景から、社会や企業、教育においても、(変化の激しい社会の中で子どもたちが生きぬくために)『主体性』を育むことが、重要視されています。社会で求められている主体性は、「自分で考え、判断し、責任をもって行動する」力。身につけている知識・理解にとどまらず、『得た知識を生かして何ができるのか、世界や社会とどのように関わっていくのか』のほうが重視されます。

 教育の面でも、主体性(自己表現、積極的な行動、自己決定力)を育む教育がキーワードであり、「教わる学習」から「児童生徒自らが学び取る学習」への転換が叫ばれています。

 点検活動の先にある委員会活動の真の目標・ねらいを明らかにし、クリエイティブな委員会活動を展開することで、「責任感、企画力、目的遂行能力、コミュニケーション能力、リーダーシップ・・・」等々、将来、人生を主体的に切り拓(ひら)くために必要な力が育ちます。後期も、生徒会・委員会活動への主体的、積極的、チャレンジに期待しています。

11.16Thu.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業29

 1年生の英語では、「靴を履いたままあなたの家に入ろうとする留学生に何というか? 」と課題を対話的に課題解決し、「have to (has to)を使って ~しなければならない」という表現について学んでいました。「~しなければならない」いわゆるマストな表現(have to = must)なので、「ちょっと強い口調じゃなきゃ通じないよね・・」と先生からも・・" You have to take off your shoes "、国際都市千歳、(極端な言い方かもしれませんが・・)現代の英語は、単語量や文法の勉強もさることながら、やはりコミュニケーションツールとして使えるか、話して、聴いて、伝えられるか・・が大切なのではないでしょうか・・「テレビの出川イングリッシュ」ではないですが、英語でコミュニケーションできることの喜びや英会話による世界の人々とつながりが持てる可能性等、「〇〇できる」英語力をつけてほしいと思います。1年生のコミュニケーション活動では、「実際にこんな場面で何というか?どう表現、伝えていくか・・」を大切にして、対話場面・自己解決の時間を持つように工夫しているそうです。

 

11.16Thu.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業28

1、研究授業・公開授業

 15日(火)北海道教育庁石狩教育局の方が来校し、本校の研究課題「進んで考え、ねばり強く学びに向かう生徒の育成」について研修を深めました。変化の激しい時代に対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成が不可欠な昨今。授業においても「自己選択、自己決定、自己表現」のある主体的な学習、他者と協働して「思考を共有、練り合ったり、教え合い学び合いから共に高まったり」・・そうした授業観への転換が重要となっています。その過程で、ツールとしてタブレット端末をどう有効活用していくか、教職員も日々研修を深めています。

 各学級の授業を見てもらった主査からは、生徒達の学びに向かう意欲、「生徒主体の活動や話合い活動」の中で見えてくる「良好な人間関係に裏付けられた学級集団の意欲的な雰囲気」にも、「いいですねー」という言葉をもらい先生たちもうれしくなりました。「自ら学び取る・自律的学習者として・・」「子どもが主語になる授業」ということが教育現場では叫ばれています。「教えてもらう」から「学び取る」へ、「わかったところでとどまらず、できるようになるまで」主体的にチャレンジしていきましょう。

2、対話場面のある授業

 「話合い活動」だけが対話ではありませんが、「思考を共有したり、練り合ったり、協働で正解・新たな発想を導き出したり・・」言語活動、言語以外の主体的課題解決場面も含め、対話のある授業を各教科で工夫しています。

 理科3クラスでは、協力し合って実験を進めたり、自己選択自己決定した太陽系の惑星について協働でプレゼンを作成したり・・といった主体的活動場面が印象的です。

 3年生国語では、短歌を分担しながら、表現技法や解釈についてスライドを作成してプレゼンしていました。個々で調べた内容を共有し合い深めます。アウトプットすることで、より確実な定着も・・。

 特設の1年生美術では、「クラスみんなで町づくり」に意欲的に取り組んでいました。個として「理想の家づくり」に取り組みながら、住所を割り当てられているので、町内や通り、町が町らしく見えるポイントアイテム等について、対話しながらイメージ化を図っていきます。「素敵な街灯をどの家にもおきたい・・」、「看板や標識・・」、町内や通り、創りたい町の雰囲気をより表現できるような工夫が話し合われます。また、個の「理想の家づくり」の作業の中でも、町全体をイメージを意識しながら制作に集中していました。

3、読解力・記述力

 国語科の先生が、「読解力や記述力をつけるには、説明的文章を読み解く学習が効果的」・・という内容のことを教えてもらいました。2年生の国語「モアイは語る」の単元では、文の構造が、序本論(序論・本論・結論)となっていること、「序論のでテーマ設定→本論で(いくつかの)課題提示とそれぞれのまとめ→結論で総まとめ」といった文の構造になっていることを学習。「〇〇字で要約・要旨は?・根拠となる記述は?」と、学習を深めていました。「モアイは明日の未来がどうなると語っているのか?」、「森の破壊」「地球」「イースター島のように」「飢餓地獄」「崩壊」などといったキーワードを用いながら、「自分はどう考えるか!!」についても学びを深めていました。

4、合格祈願

 3年生の廊下には、「落語」の芸術鑑賞教室の時、寄席文字で色紙をお願いした「合格祈願」の文字。また、修学旅行で、訪れた学問の神様「菅原道真公」を祀る、全国天満宮の総本社である北野天満宮の学業成就の御守りが飾られています。3年生数学の「理解できていない問題の再チャレンジ」の場面では、わかっている人にレクチャーを受けながら「自律解決」を図る姿に、受験生として学びに対して、いいチャレンジ、いい協力ができていることに感心させられます。「わかっている段階から、自分でできる段階まで」、ねばり強いチャレンジに期待します。

11.14Tue.「わかる」≠「できる」

1、「わかる ≠ できる」からの脱却

 『授業中、「わかった!」と生き生きと解答しているのに、いざテスト等で出してみると「できていない」・・』多くいの教科担当の先生方が、実は、真剣に悩んでいます。こうした事態に陥らないように、「わかるとできるは違う」ということを研究したり、*メタ認知能力やメタ認知を高めるための方法について調べたり、わかったという知識や理解を確実にするための授業の振り返りや*マインドマップづくりに力を入れる先生、等々・・、*は、ちょっと専門的で難しい話ですが、それぞれ工夫しています。

 「わかる≠できる」、つまり、「わかる(認知)」から「できる(活動)」ようになるには、みなさんの工夫、ステップアップが必要なようです。「わかったような気になっていて何もしなければ、忘却曲線で忘れ去るので、できる段階まで『(ドリル的に)反復・繰り返し』したり、授業や家庭学習の中で、「この学習で理解できたことは〇〇〇で、理解できなかった今後の課題は△△△」等といった『振り返り・自己評価』を継続する等、『わかる から確実に できる』へ、自分に合った調整、学び方のコントロールが必要なです。

 3年生の学級通信を紹介します。

2、「学び続ける人」になるために・・・ 「メタ認知」の大切さ

 哲学の父といわれるソクラテスは、「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている。」(無知の知)と言っています。「自分が認知している内容(自分は何もわかっていないということ)を認知している」、つまり、「自分は無知であるが、最低限、無知であると言うことは自覚している・・」といった意味合いで「無知の知」の大切さを説いています。

 常に学ぶためには「知らないことを自覚する」ことから始まる・・・「何も知らない自分だからこそ学ぼう」という姿勢を大切にし、「自分がいかにわかっていないかを自覚せよ、そこから学ぶ姿勢が生じる」ということを「無知の知」という言葉に込めているのです。

 小学校高学年くらいから、自分を徐々に客観視できる、「もう一人の自分」が現れます。イメージとしては自分が何かをしている時、「もう一人の自分が上から冷静に見ているような感覚」です。メタ認知能力が高まってくると、様々な面で自分を客観視して、対策を講じ続けることができるようになっていきます。メタ認知能力を高めるための学習方法や反省振り返りの仕方等、様々な書籍等も出されていますが、一般的に①課題解決能力が高まる(課題の本質を見抜き、どうすればよいか適切に考える)➁感情に振り回されない(自分自身を客観視して、冷静に感情を認知しコントロールできる)③円滑な人間関係を築ける(相手と自分の違いや、置かれている状況を俯瞰(ふかん)的にとらえ適切な配慮をしながらコミュニケーションをとる)④成績向上にも効果を発揮する(学習意欲が高く、主体的に学習する力があり、解き方・考え方の工夫をよく行うことができる)等、と言われています。

 学習を振り返って、自分は「何ができるようになったか」「何ができていないのか」客観的に認識し、新たな学習計画を立てたり、調整したり・・他者と協働したり、次の学びにつなげたり・・(学びに向かう力)」といった過程のすべてを「メタ認知能力」と捉えることができます。「生涯にわたって学び続ける人に・・」なるためにメタ認知の力を高めましょう。 

3、振り返り、反省、自己(他己)評価、まとめ・・・何のため??

 メタ認知の大切さを考えると、何のために授業を振り返ったり、まとめたり、テストで理解度を確認したり、自己評価したりするのかがわかってくると思います。「”わかった気になって”いないか、”できる”ところまで到達しているか、その認知度を図り次のステップにつなげるための評価やテスト」が学び続けるためにとても重要です。理科の授業では、その単元で習った事柄をアウトプットすることで、「自分が何を理解していて、どこの部分の理解が不十分なのか」を知る「マインドマップ」づくりをしているそうです。「わかる から できる」へ、「より生きて働く知識・理解」にするために、そして、メタ認知能力を高める上で、とても効果的な学習なのではないでしょうか・・・ぜひ、自分に合った振り返り方を見つける上でも参考にしてみてください。

11.11Sat.千歳市中学校バスケットボール1年生大会

 1年生にとっては、中学校で初の市内公式戦。女子は、フルエントリーでも5人に満たないため、部員以外の生徒にも手伝ってもらっての大会出場となりました。いわゆる「助っ人」として出場した選手もしっかりボール、ゴールに向かい、ひたむきにデフェンス、リバウンドに頑張っていました。「素直に・・一生懸命・・」な姿が、見る側の心に響き、声援が送られていました。男子は、まだまだ発展途上ですが、色々な強みや可能性(ボールコントロールができる、ドライブのキレ、一生懸命脚で守る、リバウンドにとびつく・・)を持った選手も多く、試合経験から得られるものは、今後の伸びにつながっていきます。「継続は力なり」、日々の練習の積み重ねと試合経験で得られる成果と課題を個とチームの強みにかえて、ステップアップしていってほしいと思います。

 「知(学びやクレバーさ)、徳(こころの豊かさ思いやり)、体(心身のたくましさ)」ともにバランス良く成長していくことが大切で、文武両道等といった言葉で表現されます。勉強やスポーツ、音楽・・ジュニア期の様々な活動に自ら主体的に取り組み、心豊かに協働し、ねばり強く挑戦する・・そうしたみなさんの日々の「一生懸命」を応援しています。

11.10Fri. My ゴールサポート講座実施

  11月10日(金)の放課後にMy ゴールサポート講座を実施しました。今回は、PTAおやじの会委員長の粟野さんに『ドローンの仕事』というテーマで講座を開いてもらいました。講座の中では、ドローンの飛ばせる領域の説明であったり、実際にドローンがどんな場面において活用されているのか等々普段はなかなか聞くことのできないお話を聞くことができました。

 変化の激しい社会の中で生き抜くためには、キャリア教育で身につけることができる職業観が必ず必要になってきます。今日の経験が職業選択につながることを期待しています。

 

11.8Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業27

1、五感を働かせ、協働の中で学ぶ

 はまなす学級では、英語の授業で、目標1「動作をあらわす英語をおぼえよう」という授業を行っていました。目標課題2として、「英語すごろくをつくろう」という学習内容で、「動作を表す英語」のカードや問題をつくったり、スゴロク上に、カードを配置したりしながら、学習を進めていました。書いたり、読んだり、確認し合ったり・・動作を伴った作業を伴って英単語や動作を表す英語表現を理解できるよう、「主体的に学び取る学習」の工夫がされています。

2、11月8日は、1,2年生、3年生共に学力テスト。これまでの学習の積み重ね、理解度を知り、成果と今後の課題設定に活かして行きましょう。真剣な姿勢で取り組んでいました。

 

11.8Wed.インフルエンザ注意報・警報

 2023年第43週(10月23日~10月29日)までのやや古いデータですが、札幌圏、千歳保健所管内のインフルエンザの報告数が急増しています。石狩管内においても、主に小学校で、学級閉鎖、あるいは学年閉鎖等の報告や児童生徒・教職員の感染が11月の連休明けに急増。十分な警戒といつも以上の予防の対応が必要です。千歳中学校区の小学校にも、学級閉鎖が出ていますので、各ご家庭でもご留意ください。新型コロナ感染も一定数の報告があり、予防措置としては大きな違いがないので、乾燥する季節、季節の変わり目、特に注意が必要です。北海道の注意喚起のリーフを掲載します。

 

11.6Mon.凡事徹底

 3年生にとっては、「毎週のテスト、進路決定期を迎えての志望校選択、悩んだり、苦しんだり・・」大変な時期を迎えています。季節の変わり目、感染症の流行にも注意し、「心・技・体」を充実させましょう。3年生の学級通信には、『やはり日常がすべての基本です』ということが、強調されていました。スポーツや音楽でも、大会でのパフォーマンスや結果は、それまでの日常の積み重ねの集大成であり、日常以上の力は、なかなか発揮できないもの・・。「あたり前のことを当り前に徹底的にやること」=『凡事徹底』が、大きなことを成し遂げるための必要不可欠な条件なのです。

  様々な企業のトップが会社経営者として、この「凡事徹底」を座右の銘としています。(パナソニック創業者松下幸之助さん等)「特別なことではなく、ごく平凡なことを徹底してやり抜く」という意味であり、「物事を成し遂げるには、当たり前のことを当たり前にできるか、徹底してできるかにかかっている」というが、「凡事徹底」。

 野球界では、故・野村克也さんが阪神の(優勝)監督時代に「凡事徹底。当たり前のことを当たり前にやるのがプロ」とコメントしていた話が有名です。(阪神35年ぶりに日本一になりましたね)

 3年生の通信に掲載された、『あたり前のこと10カ条』は、すべての小中学生に身につけてほしい力であり、「社会に出て、最も必要となる基本的な能力」だと感じます。ぜひ、1,2年生も参考にしてみてください。

 

11.2Thu.後期中間テスト

 昨日の落雷で、本校でも「電話の故障」が発生。市内的には、ネット環境に問題も出ている学校もあるようです。1ヶ月ほど前にも、落雷被害が、PCやネット環境に影響を与えたりもしているので、「安全安心」を確保するために、暴風雪や降雨、落雷と、気象現象による危機管理にも十分注意を払う必要性を感じます。

 今日は、後期中間テスト。翌週8日(水)は、すべての学年で学力テストが予定されています。「どんな力が身について、今後の課題は何なのか」を明らかにするという意味で、学習の達成度、レディネスを見る大切な機会です。実施、振り返り、学び直しまで含めて、学習の深まりに期待します。

10.31Tue.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業26

 朝夕はめっきり気温も低くなり、1日の寒暖差も大きくなっています。雪虫もちら舞っていますから、初雪も近いのかもしれません。石狩管内各市町村では、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等により、学級閉鎖やかぜ罹患者の増加も見られます。季節の変わり目の温度変化、高温多湿から、乾燥した空気となる季節には、体調管理に十分気をつけなければなりません。

1、「対話を重視した授業へ」

 会話やコミュニケーションだけが「対話」ではありませんが、「ノンバーバル(言葉を使わない・非言語)なものも含めて、個々の考えや意見、思考そのものを共有し合ったり、意見交換したりすること」が、『確かな理解や新たな考えの創出』といった意味で重視されています。授業の中で、「ある課題」についてペアで学習したり、教え合い学び合いが生まれたり、様々な意見や考えを共有し合ったり、ある人の考えをプレゼンしてそれをもとにさらにセッションが深まったり、他者の作品やパフォーマンスを見て聞いて感じることから自分の表現物・製作物・パフォーマンス等をさらに良いものにする(実技・技能系の教科)等ということも、ノンバーバル「対話」だと考えることができます。「対話」をきっかけに、子ども達がより主体的に考え、表現し、その思考や判断や自分なりの表現と共に他者と練り合う(共有する・比較する・新たに生み出す)ことで、確かな理解やより良い納得解・最適解、新たな考えが協働的な学びの中から生まれる・・ICTも有効活用した「子どもを主語にした授業、子どもが主役の授業」(子どもたちが自ら、主体的に、学び取っていくという意味合い)の実現が令和時代の学習指導要領には示されています。

2、国語科

 様々な「学力テストや諸検査等から千歳市の子ども達の「読解力と記述力」には課題があります。国語科では、文章を読み解く力、読解力を高めようと要点・要旨・要約を記述したり、根拠となる記述を探したり、文の構成を考えさせたり・・。あるいは、記述力を高めるため「書く」ということ、ある一定の文字数で記述することにも力を入れています。

 3年生の国語では、「いくつかのポスターから、ひとつ選択し、そのポスターの良さや特徴について、講評を400字程度でまとめる」という授業をしていました。近くの人と、意見交換したり、友達がどう感じているか等、対話もまじえ、自分なりの講評をつくっていました。

3、社会科

  1年生社会科では、ヨーロッパ連合(EU)が、なぜ統合に向かったか・・・様々な資料や統計グラフ等(資料活用)をもとに、グループで考えを出し合い、対話の中から深め合っていました。「1ユーロって何円ぐらいだったっけ?150円くらいじゃない・・、1ドルと1ユーロを円に換算すると同じくらいかな・・、この収入のグラフは円に換算すると・・。」そんな会話がとびかいます。資料活用の力とともに、様々な資料をもとに、地理・歴史・公民的な視点で、「なぜこうした動きになったのか」社会を読む、自ら考える力がついてくるなあと感じる授業でした。

3、技術

 技術科では、ラジオを作成していました。LEDライトつきなので、LEDライトの特性や使われている用途等についても説明され、基盤のはんだごての手順や注意事項等について、熱心に学んでいました。「ものづくり」の分野では、周囲の人と協力したり、できばえを比べ合ったり、近くの人とポイントを確認し合ったり・・そこで生まれる対話も学びを深める協働です。

 

10.28Sat.石狩管内バスケットボール新人大会

 10月28日~29日と石狩管内新人戦バスケットボール大会が開催されました。予選リーグを突破した女子バスケットボール部が、ベスト4以上の南北海道大会出場を目指して決勝トーナメントに挑みました。1回戦緑陽中学校に勝利し、2回戦は、第1シードの恵み野中学校との対戦。1年生の上達も見られ、ねばり強くチャレンジしましたが、現段階での力の差も痛感する結果となり惜敗。結果、管内新人戦はベスト8という結果に・・。ミニバス経験が、チーム力を大きく左右する中学校の女子バスケチームの中で、1,2年生で目標を持ちながらねばり強く練習を続けてきた成果が、チームで守るディフェンス力、1年生のファンダメンタルの向上、2年生のスピードあるプレーやキレのあるステップワーク、シュート力向上につながっています。次のステージへ、新たな目標設定をし、ステップアップしていきましょう。

10.25Wed.合唱部引退式

 10月25日(水)放課後の時間帯に合唱部引退式を行いました。最後は、合唱部全員で心のこもった合唱を披露してくれました。3年生にとっては、合唱部のメンバーと歌う最後の合唱となるため、みんなの気持ちが一つになり本当に素晴らしい引退式となりました。

     

 

10.24Tue.石狩管内中学校文化連盟 生活体験・英語暗唱発表会

 10月24日(火)江別市民文化ホール(えぽあホール)で、石狩管内中学校文化連盟の「生活体験発表会」・「英語暗唱発表会」が開催されました。石狩管内7市町村から生活体験発表32名、英語暗唱発表に32名が参加し、管内的な交流を行いました。生活体験発表には、本校から大畑優月さんが「争いとどう向き合うか」という演題で発表、英語暗唱発表には、木村明日香さんが「Audrey Hepburn」を発表。二人とも日頃の学習の成果をステージで堂々と表現していました。管内規模でのこの中文連の発表会も、アフターコロナの貴重な表現活動の機会となりました。

10.24Tue.後期生徒会役員・生徒会委員認証式

 後期の生徒会役員・生徒会委員の認証式が行われました。後期の中尾生徒会長が認証され、後期生徒会活動への決意を述べるまでは、前期77代生徒会の仕切りで、認証式がスタートしました。緊張感に満ちた中で、生徒会役員・生徒会委員が認証され、代表の生徒会長、委員長が認証状を授与され、決意のことばを述べました。校長からは、次のような言葉を送っています。

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 まずもって、「輝想~ひとりひとりの想いを輝かせて~」を生徒会テーマにWith コロナの新たな伝統を創造した第77期生徒会・委員会のリーダーシップに敬意を表します。日常活動、体育大会、文化祭等の学校行事にひとり一人の想いを大切にして、学級、学年、学校がひとつになって、集団が輝く主体的で、創造的な、生徒会活動を見せてくれました。

 もう5年ほど経ちますが、「新しい学習指導要領のキーワードは「主体性」です。学習においても、「教えてもらう」よりも「自ら学ぶ」、主体的、自立的に学習に取り組む姿が求められ、検索ですぐ答えが出てくる単純な記憶再生型の「知識・理解」よりも、「自ら考え、思考を広げ深め、豊かに表現する力」それも他者との協力、協働の中で・・・といったことが、「変化の激しい時代に未来の創り手として生きる」ために必要な力であるといわれています。

 この「自らの力で・・」「主体性を持って・・」「自治力の高い集団」をつくっているの教科の勉強だけでなく、この生徒会活動(自治的活動)やスポーツ・音楽・芸術活動等です。3年生が後ろ姿で見せてくれた主体的、創造的な生徒会活動を後期1.2年生を中心とした第78期の生徒会役員・生徒会委員がけん引してくれることに期待を寄せています。新たな伝統づくりを目指して・・。

 

10.24Tue.お弁当の日

 今日は、21日(土)の食育授業を受けてお弁当をつくってくる日。給食前の会話も弾んで、楽しそうです。「自分でつくりました」「おかずが一部自分です」・・・等々、栄養素など考えたお弁当計画にそって、「自分で・・」という生徒が多かったようです。今日は、給食もありませんから、日頃の学校給食のありがたみや、お弁当が必要な時に家族がつくってくれることへの感謝を実感しながら、お弁当づくりに励んでくれたら、とても貴重な学習だと思います・・。

 

10.21Sat.フリー参観日

 今日は、土曜授業で、来校人数も時間も制限のないフリー参観日でした。生徒の授業の様子を多くの保護者に見ていただくことができ、「学校での授業や取組、日常の様子」等について、理解していただき、一層の協力や家庭での教育や養育に活かしてもらえると、とてもうれしいと思っています。

1、求められる「授業観」の改革

 「ICTをツールとして使いこなし、子どもが主体的に学び取るような授業」への変革が、学校現場では求められています。PCやnetで検索すれば、「知りたい知識・技能は得られやすい時代」。「多様性を認め合いながら協働し、子ども達が、自ら主体的に考え、思考判断し、自分らしく表現していく、その学びの中から、新たな考えや発想、納得解・最適解を創造して行く・・」そういった、「思考力・判断力・表現力」といった活用する力と「協働的な学び」が、変化の激しい時代に未来の創り手となる人材を育てるKey wordと千歳中学校では考えています。

2、学び意欲の向上とわかる楽しい授業

 右上の2コマ:2年生英語 英語の質問に英単語カルタで答えます

上の3コマと下の2コマ:1年生理科では、「ドライアイスの状態変化」について、予想を立てたり、結果をまとめたり、そのことについてさらに考察したり、「自ら追及すること」を大切に授業が進みます。

下の3コマ:英語では、1年生が original questionづくり "  Which  〇〇 do  you   like  ?  "に熱心に取り組んでいました。Tabletを活用し、検索した画像等も使いながら、工夫して、質問内容や表現を繰り返すことで、活用する力を身につけ、英会話でのコミュニケーション力アップに期待しています。

下の3コマ:2時間目の食育授業は全校一斉のテレビ放送を活用。生活習慣を振り返ったり、食事や栄養、食育に関わる学習を深めながら、10月24日(火)の自分で弁当をつくる日(給食なし)の計画づくり。小中学校では、学校給食が多いですが、高校や休日の部活動等、自分の親に「弁当をつくってもらう」ということも多々あります。そうした苦労を理解したり、自分でも栄養バランス等も考え、自分でお弁当をつくれるように・・・食育について多くの事を考える機会としてください。(フードロスが問題となっている先進国に対し、世界では、貧困や食糧不足で、食べるものがない、栄養失調や飢餓等といった世界規模の課題もあります・・)

10.20Fri.漢字検定

 20日(金)の放課後、28名が実用漢字検定に挑戦しました。漢検のホームページには、『漢検へのチャレンジが「勉強が苦手&キライ」というイメージを取り除いて、やる気を引き出してくれるはずです。おまけに毎日学ぶ習慣が身について、基礎学力のトレーニングもでき、目前にひかえた高校入試、そして将来に向けてもしっかり役立ちます。』等と書かれていました。漢検や英検等、「資格を得る」だけでなく、語彙力を身につけることは、「読む、書く、理解する、表現する」といった力を高める効果もあります。ぜひ、自分の今のレベルから、少しずつレベルアップし、合格していく楽しみ(努力が成果につながる実感)を味わえる漢検や英検(実は数検もある)にチャレンジしましょう!

 

10.20Fri.第50回石狩管内中学校音楽発表会歌唱部門

 第50回石狩管内中学校音楽発表会【歌唱部門】が、北広島市芸術文化ホール(花ホール)で、開催され、本校合唱部が参加しました。虹、証の2曲を発表し、青葉中学校合唱部15名に本校の8名、向陽台中学校の7名が千歳市中学校合唱部合同で、Nコンの課題曲Chessboardを合唱。会場からもあたたかな拍手をもらっていました。美しいホールで、緊張感の中披露した2曲、みんなで歌った声と心を合わせた合同合唱・・、美しく響くハーモニーと豊かな表現に、「みんなで響き合うって気持ちよさそうだなぁー」とこころが熱くなりました。管内のいろいろな学校が集まった中で、貴重な経験となりました。

10.19Thu.テーマタイム

 1年生は、「テーマタイム」。警察・自衛隊・郵便局・歯科クリニック・美容室・飲食店・お菓子・情報ゲーム関係・保育園等、10の事業所の方々に絶大なご協力をいただき、働くこと、職種のことについて、将来のキャリア選択について、社会に出て必要になってくること等々、業種、仕事内容の特徴をわかりやすく説明していただきながら、質問や体験もまじえ、キャリア学習を進めていただきました。生徒達の真剣な表情や、「自分の強み、興味の持てることを追究する、あるいは探すことがすごく大切」、「人間性、コミュニケーションといったことが最も問われる」・・・等々、講師の方々の社会で活躍し、第一線でやりがいを持って働く方々の「生のことば」が心に響く講義に、感銘を受けました。

 コロナ禍、なかなか学校に地域の方や職業人の方々が、授業協力や講演で来ていただくことができませんでした。今回は、PTAおやじの会の協力もあり、地域で働く地元の職業人の方も多く講義を引き受けていただきました。千歳中学校もコミュ二ティー・スクール「地域と共にある学校」に指定されています。地域・保護者の力も借りながら、みなさんの成長・発達や学びを地域で支えていく・・そんなCS(コミュニティー・スクール)の良さを実感するキャリア教育となりました。「自分の良さや強み」「職業観」「将来のキャリアデザイン」「社会で求められる基礎的・汎用的(どんなときにも生かすことがきる)能力」、つまり身につけなければならない社会性や働く上での磨くべき能力について、考えるきっかけになったのではないでしょうか。

 この場を借りて、ご協力いただいた地域の方々、事業所の皆様に心より感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

10.18Wed.テーマタイム オリエンテーション

 1年生は、19日(木)に行われる「テーマタイム」のオリエンテーションを行いました。テーマタイムは、1年生のキャリ教育の目玉で、実際に社会で働いている人たちに来ていただき、「その職業の内容や仕事のやりがい、その職業に就くには・・」等々、説明や質問の対話的なやり取りの中から、職業観や将来のキャリア選択について学びを深めてほしいというねらいがあります。今日の集会では、日程や内容、テーマタイムの実施方法の確認などを行い、学年の先生からは、「職業、働くことについての学びを深め、自分の将来について視野を広げるきっかけにしてほしい」という話がありました。

 

10.17Tue.2年生職場体験前日集会

 10月17日(火)6時間目に2年生の職場体験前日集会を実施しました。コロナの影響で職場体験が実施できていませんでしたが、今年度は明日からの2日間、各事業所において職場体験を行います。なかなか経験の出来ない貴重なキャリア教育となるため事故や怪我のない有意義な職場体験になることを期待しています。そして、自分の職業選択において今回の職場体験での経験や感じたことが活かされるとさらに良いですね。

   

  

10.17Tue.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業25

 3年生国語の研究授業「聞き手の工夫」。インタビューの場面で、話し手・聴き手の動画を視聴し、「聴き手の工夫」に着目しながら授業が進んでいきました。〇「話し手の内容に共感・肯定している」 〇「話し手の話しに自分の意見や考え、エピソードを交えてまた聴いている」 〇詳しい説明を促す(だんだん具体的に) 〇聴衆も巻き込んでいる ・・さすが3年生、様々なことを指摘します。いい言語活動に感心します。このあと、自己アピール文の作成にあたって、班員の良さ・強みを他己評価してジャムボードに「いいとこみつけ」をしていました。みんなが捉えてくれている「自分の良さ」も参考にしながら、自己アピール文づくりに励んでいました。「自分のことをしっかりと他者に伝える表現力、話し手の良さ、表現を引き出す聞き手の工夫」、素晴らしい言語活動です。

10.16Mon.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業24

1、社会

 1年生社会科では、西アジア・中央アジアの輸出品の帯グラフから、特徴的な点、考えられることを書き出し、ジャムボードで、資料の読み取りについて、「思考・考え」を共有していました。こうした思考の練り合いから、「社会科特有の見方・考え方を働かせ、思考を練り合うことで、より理解や考えを広げ、深めることができるんだなぁ・・」と感じました。 

  

 3年生社会では、「マスメディアと政治」の単元でしょうか・・数社の新聞を読み、記事内容の取り上げ方や特徴等について、グループで協力しながら整理していました。対話から「気づき」が生まれ、思考を共有しあうことで、「より深い理解や学び」が生まれます。

2、数学

 3年生数学は、「二次方程式の文章題」、数学的な見方・考え方を働かせて、『式を立てる』ことさえできれば、解が得られるのですが、そこが苦労する、難しさもある分野です。おそらく、『図や表やグラフに表してみて、求められていることを整理することが重要なのでは・・』。2次方程式の文章題を解く(読み解く)ポイントは・・、

①「求められているものを X とおく」 ②「=で結べる式を見つける」 等と、よく言われます。最近の入試問題など(裁量問題等もなくなり)、いわゆる「思考力を問う問題」、「しっかり問題を読み解いて、わかっていることと、求めるべきことを整理しなければ解けない問題」が、必ず出題されます。皆さんが培った「数学的な見方・考え方」で、「整理し、気づき、ひらめくように・・・」粘り強く日常に取り組んでください。

 実際、点が移動することによってできる二つの図形の重なりが、「三角形から台形に変わった・・」ときらりと光る気づきが、授業の中で聞こえてきます。3年生の益々の頑張りに期待します。

10.14Sat.管内新人バスケットボール大会【予選】

 10月14日(土)バスケットボール管内新人戦の予選が行われました。どの部活動も、1,2年生の新チームが市内大会の成果と課題を次につなげ、種目ごとの管内や全道の大会、さらには、令和6年度への成長を目指して、目標を持って頑張っています。更なる、成長と活躍に期待しています。

男子 花川南69-58千歳   千歳54-43大麻東 【予選1勝1敗】

女子 千歳 66-23江別第一 野幌18-78千歳  【予選2勝】

10.10Tue.後期始業式実施

 

後期始業式 「自己実現に向かう後期」 

                 校長 金 森 直 人

  後期がスタートします。後期は、どの学年にとっても「自己実現に向かう学期」です。3年生は、進路選択・進路実現に向けた取り組み、2年生は、次代を担い、学校・生徒会・部活動等を動かし、キャリア学習・職業体験等充実させていかなければなりません。1年生は、後輩ができ、中堅学年として、学校の教育活動を充実させるために、背中で見せる学年にならなければなりません。

 高校入試や面接等では、例えば、「あなたにとって学ぶって何ですか」とか、「あなたはどう考えますか」「将来、どんな職業に就きたいですか」等というように、「自分はどう考える、自分はどうしたい・・」等といったこと、答えがひとつで問いに、「納得解・最適解」を表現していくとこが問われます。変化の激しい時代に対応できる「思考力・判断力・表現力」が重視される世の中、自己の可能性や強みを活かし、自分はどう生きるか、ウェルビーイングな生き方・・」といったことが、特に大切にされる時代に差しかかってきます。

 どの業界でも、「若い世代の人材不足」は深刻です。「選ばなければ仕事はある時代」になるのかもしれません。しかしながら、「自分の強みを活かし、生きがい、やりがいを持って生きる」ためには、「自己の可能性を信じ、強みを活かし、主体的に学び続けること・・しかも、他者とのコミュニケーションや協働を大切にして・・」というのが、社会の創り手になるための最適解だと考えています。

自己実現に向かう後期、学習、委員会活動、スポーツ、音楽、芸術活動等での皆さんの活躍に期待します。

 

 10月10日(火)1時間目に後期始業式を実施しました。いよいよ後期がスタートします。後期は、3年生にとっては自己実現に向かって頑張る時期。1・2年生にとっては、千歳中学校の中心となって本格的にいろいろな場面で活躍する時期です。全校生徒がそれぞれの目標に向かって精一杯の努力をしてウェルビーイングな学校生活になることを期待しています。

 また、各学年を代表する生徒の作文発表もありました。どの代表生徒たちも、前期の反省と後期に向けての意気込みを力強く発表していました。

 最後に全国大会等で活躍した水泳の表彰も行いました。今後より一層の活躍、世界を見据えた競技生活になることを全校生徒で応援することで後期始業式を終了しました。

 

   

   

  

 

10.8Sun.「夢の書展」

 秋休みの見事な秋晴れとなった日曜日。「書展」を見せてもらいました。コロナ禍にも、継続して活動し毎年「書展」を開催している「隆光書道会」さんの「夢の書展」です。千歳市民ギャラリー展示ホールで開催され、本校の生徒も多く書を出展しており、小中学生の書もたくさん展示されていました。代表の山口紫蘭先生ともお話しさせていただきましたが、「一枚一枚がチャレンジ、前に一歩進んだり、下がったり・・それでもチャレンジ・・夢を持って・・」という考えにとても共感します。小学校から、ベテランの書家まで、書の美しさだけでなく、書に込められた「想い」まで伝わってくる、まさに「夢の書展」に感銘しました。小学校低学年でもしっかりと意志を持って書に想いを込める・・。創作活動の素晴らしさを実感しました。

 

10.8Sun.石狩管内中体連軟式野球新人大会

 軟式野球の管内新人戦が千歳・恵庭の4球場で開催されました。7日(土)に恵庭中に勝利した北広島広葉中学校との2回戦が、8日(日)千歳市民球場で行われました。序盤1-1の拮抗したゲームでしたが、6回、7回に得点を許し惜敗。エラーも絡んでの失点があり、切り替えを上手につけつること、コミュニケーションを絶やさず、自分たちの流れに引き込むこと・・等々、課題も見えた大会となりました。更なる努力と向上に期待します。

10.6Fri.前期終業式

 10月6日(金)5時間目に前期終業式を実施しました。前期を振り返りとコロナの影響で今まで活動できなかったことが復活し、コロナ禍前の日常が数多く取り戻せました。各学年代表生徒の前期を振り返っての作文発表の中でも学校行事に対する反省が数多く述べられていました。

 来週からは、いよいよ後期がスタートします。前期に身につけたことを土台にして、より一層成長していくことを期待しています。

  

10.5Thu.千歳市中学校音楽発表会

 千歳市中学校音楽発表会が千歳市民文化センター北ガス文化ホールで開催され、本校からは、3年2組の学級合唱、青葉中・向陽台中・千歳中の合同による合唱部が出演し、表現力豊かな合唱を披露しました。市内各校のそれぞれの学級の特色を活かした美しいハーモニーは、観客を魅了し、素晴らしい発表・交流会となりました。

 合唱がなぜ、人の心を揺さぶるのか・・、表情、目線、息づかい、指揮者を中心とした一体感・・そうしたものが、美しいハーモニーとともに伝わってきて、心に響くのでは・・そんなことを感じながら、各校の発表・合唱部の発表を聴かせてもらいました。

(以下、閉会式での講評を掲載します)

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第57回千歳市中学校音楽発表会 講評

 千歳市中学校音楽発表会はコロナ禍の3年の空白を経て、今回で57回目になります。実に半世紀以上も続く歴史と伝統のある発表会ですが、4年ぶりの開催に、皆さんが新たな伝統を創ってくれました。佐々木教育長から、開会式の挨拶でもありましたが、「音楽を通した人づくり、まちづくり」といった面でも、この発表会は、市の大切な行事と位置づけられています。

「心と心の通い合い、豊かなコミュニケーション」から、美しいハーモニーの調和が生まれ、一人一人の良さ、美しさが響き合い、素晴らしい歌声がホールいっぱいに響きました。心に響く合唱をありがとうございました。

 今回、合唱部で発表してくれた青葉中学校は、NHK学校音楽コンクールで札幌地区金賞を受賞し、北海道大会に出場しています。その青葉中学校が、「市内合同」というかたちでNコンの課題曲を披露してくれました。部活動地域移行も議論される中、とても意味のある合唱だったと思います。 

 また、各校を代表して、素晴らしい合唱を響かせたみなさん。これまでの努力と苦労に心から敬意を表します。数学の1+1には、=2という、ただ一つの答えがあります。しかし、合唱という、表現活動には「ただひとつの答えはありません」。しかも、指揮者、伴奏者、PRのリーダーシップ、コミュニケーションや仲間との協働がなければ、「いいものは生まれてきません」。

 変化の激しい時代に生きるみなさんには、「自ら思考・判断し・表現する力、しかも協働の学びの中で、答えのない問いにも最適解を導き出したり、新たな表現や発想を創造する」ということが、求められる時代です。みなさんの豊かな感性や表現力、仲間との協働で、自分達らしく創り上げた経験を、今後の進路選択や「学び続ける姿勢」に活かしていってくれることを、大いに期待しています。 

 終わりになりますが、

本日の発表会を開催するにあたり、佐々木教育長様をはじめ、千歳市教育委員会の皆様、並びに実行委員の皆様に多大なるご支援をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。また、各校でご指導いただいた、音楽科や担任の先生、部活動指導の先生達にも、日頃の「音楽を通した心通うご指導」をいただいていることに、心より感謝とお礼を申し上げ、主催者を代表しての挨拶といたします。

10.4Wed.1年生学年集会実施

 10月4日(水)6時間目に1年生の学年集会を実施しました。中学校生活前期の活動を振り返って、各委員会の活動反省を各委員会の学年代表が話していました。どの委員会も成果と課題をまとめていて、後期の各委員会の活動につなげてほしいと思います。また、最後には『せっかく前期の活動を一生懸命に頑張ってきたのだから日常生活を考えて行動することで頑張りを認められるようにしましょう』という学年チーフの話もありました。今年度もいよいよ後半に入ります。更に一回り成長した姿になることを期待しています。

  

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.3Tue.全校避難訓練実施

 10月3日(火)5時間目に全校避難訓練を実施しました。久しぶりの全校生徒による避難訓練をグラウンドに集合する形式で実施しました。秋空の元、全校生徒が素早く避難することが出来ました。災害等はいつ起きるかわかりません。いつ災害が起きても本日の避難訓練を思い出し、命を守る行動をとることが大切です。

  

9.27Wed.第76回文化祭

 第76回千歳中学校文化祭は、北ガス文化ホールで、生徒会企画の開祭式でスタート。その後合唱発表会が行われました。大ホールでの演奏とあって緊張感も高まる中、トップバッターの1年1組「大切なもの」が1年生とは思えない素晴らしいハーモニーを披露。続く1年生各クラスも明るく元気よく、美しいハーモニーを響かせました。プレッシャーの高まる2年生は、さらに中堅学年としての威厳を見せ、クラスの特徴を活かした素晴らしい合唱。男子パートの美しさも際立っていたので、ソプラノ・アルトの透明感ある歌声とともに、さらなる期待の感じられる合唱でした。

 そして、3年生、「一人一人の想いを音符に」のせます。美しく響くソプラノ・アルト、アルトは地声になりやすいのですが、発声のすばらしさが際立ちます。そして、力強い低音で曲を支えるバス、テノールの伸びやかな高音の響き・・個性的な歌声がパートごとに集約され、各パートが、美しく響き合うことで、ドラマチックな曲想を表現する圧巻のハーモニー・・合唱の歌声やハーモニーからも感動は伝わるのですが、息遣い、指揮者を中心にした一体感、表情、まなざし・・歌声とともにそうした合唱にかける想いやみんなと創ってきたこれまでの努力みたいなものが聴く人の心を打ちます。

 Bravo感動的な合唱発表会をありがとう。

9.26Tue.第76回千歳中学校文化祭 開幕(展示鑑賞)

第76回千歳中文化祭の開催にあたって   校長 金森 直人

 『輝想』~ひとりひとりの思いを輝かせて~を生徒会テーマとし、日々の委員会活動から学校行事の企画運営まで、主体性、行動力、そして、自治力のある生徒会活動を展開しています。「一人一人の個性とその想いを紡ぎあい、誰もが輝く学校を創ろう」という決意が、全校生徒に伝わり、「夢や志をもち、未来をたくましく生き抜く力」を育む姿に感動と勇気をもらっています。

 Withコロナの時代に立ち向かい「新たな伝統を築く」。文化・芸術面での集大成が、この文化祭です。「自分たちらしいハーモニーを・・」と、心ひとつに、曲づくり、学級づくりに励んできたクラス合唱。「文化センターの大ホールで響かせてほしい」という願いから、(9.27Wed.)文化祭のメイン会場を北ガス文化ホールでの開催としました。また、生徒会主催の開閉祭式、各教科展示、文化部のステージバックやスライド編集、部活動展示等々、そのすべてが、学校文化の「発信」です。文化祭を通して学級・学年の連帯感を深め、千歳中学校の新たな伝統を築いてくれるものと確信しています。

 保護者・地域のみなさんも是非、お楽しみください。

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 前日の今日、9月26日は、展示鑑賞の日。学年ごとに割り当てられた時間で、日常の教科の中で成果となる教科展示、教科横断的に学んだ総合的な学習の時間のプレゼン発表、はまなす学級のものづくりの数々・・。美術部作成のステージバックが掲げられた体育館、3階特別教室を活用した、文化部の作品展示の数々・・。日々の学びの中の文化的な活動、作品等を展示・鑑賞する素晴らしい機会となりました。修学旅行のテーマ学習のプレゼン画面に見入る1,2年生、美術部の素晴らしいイラスト絵画にくぎ付けの生徒、はまなすのバリエーション豊富なものづくり・・全校生徒一人一人の良さや強みが、作品や展示にあふれ、豊かな表現力を感じると同時に、そうした製作物を鑑賞し、楽しむ生徒達の感性にも、こころの豊かさを感じます。

 中間交流を経て、クラス合唱も益々完成度が上がり、そのクラスらしさに磨きがかかっています。ばらばらだった個がパートごとにひとつになり、それぞれのパートが調和して、ひとつの合唱曲をみんなで表現する。1+1=2のように、表現活動には、ひとつの決まった『解』、『正解』はありません。みんなで協力しあい、自分たちらしい『納得解・最適解』を探していくのが、芸術や音楽の表現力・・。ひとりひとりの想いを輝かせ、学級・学年、全校が笑顔と感動を共有し合う、文化祭でのパフォーマンスに期待しています。

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9.25Mon.2年生合唱中間交流会実施

 9月25日(月)5時間目の時間に先週行う予定であった2年生の合唱中間交流会を実施しました。どのクラスも真剣なまなざし、パート毎のバランスや今まで練習で確認してきた強弱、姿勢や表情などを注意しながらステージ上で表現していました。本番はいよいよ明後日となりました。最後の最後までクラスで話し合いを重ねて、より良い合唱を作り上げるために、クラス全員の気持ちを一つにして感動する合唱にしてほしいと思います。

   

  

9.23Sat.第41回吹奏楽部定期演奏会

 千歳中学校第41回定期演奏会が北ガス文化ホールで開催されました。本校生徒、教職員、保護者、地域の方々、多くの人たちが、演奏を楽しみにして来場してくれました。

 一人一人の楽器・音色が折り重なり、優しさや力強さ、美しさ、繊細さ・・、このバンドメンバーにしか創れないsound、曲づくり・・。一人一人が輝きながら、その織りなすハーモニーは、観衆の心に響き、感動を呼ぶ・・音楽のすばらしさを教えてもらいました。

 顧問の齊藤先生の「この3年生は、素直でまじめで・・」、式典のための行進曲「栄光をたたえて」の作曲者である内藤淳一先生の「自分の作曲者としての原点は中学校2年生の時、ピアノを弾かせてもらったことから・・」というお話にも、曲づくりや演奏等音楽の力には、人としての成長や将来のキャリア形成、コミュニケーション、社会性・・・机上だけでは身につかない、逞しく未来を切り拓く「生きる力」を培うことにも、心動かされました。

 これまでバンドをけん引してきた3年生たち、本当にお疲れ様でした。次のステージを見据えてください。1,2年生含め千歳中学校吹奏楽部の新たな伝統を創った吹奏楽部のみなさん、さらなる成長と輝きに期待しています。来場していただいた多くの方々、子ども達の心のこもった演奏を楽しんでいただけたと思います。今後とも、子ども達の成長と躍動に応援をよろしくお願いいたします。

9.21Thu.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業23

1、思考を共有し、みんなで読み解く(一人一台端末の利活用)

 中3国語の『故郷』魯迅は、昔からよく教科書の題材となっていますが、「短編小説とはいえ、読解が難しい」等とよく言われます。「帰郷の時、なぜ ” 寂寥の感 ”を抱いた?」「ルントウを” 神秘の宝庫 ”といった意味は?」「ヤンおばさんの物語での存在意味は?」「再開時の、私とルントウの感情は?」「故郷を後にする、私の希望とは何?」・・・そうした深く読み解くことの楽しみを味わってほしいと思います。(千歳市の国語科の重点は、読解力と書く力になっています)

 この単元では、タブレットのジャムボードを使って、「読み解いた一人一人の思考を端末上で共有」しながら、思考を交流し、「また新たな考えや発想、深い読み取りに・・」というねらいがあるように見えました。国語科でのICT機器の活用は、教科の特性上、なかなか難しい面もあるのですが、「思考・判断・表現力」を高める授業に感じます。

2、数学的見方・考え方を働かせて・・ 「あやまちは、やすき所になりて必ず仕る」

 3年生数学はますます難しさを増しますが、ここが正念場です。二次方程式、関数、図形・・・「問われていることは、何か」「問題文に示されていることを図・表・グラフ等で整理する」「与えられていることから丁寧に式を立てる」・・・といった数学的な見方・考え方が身につくことがとても大切。「人に教えてもらったり、人に教えることでより確かな力をつけたり・・」『何ができて、どこがわかっていないのか、どこでつまずているのか』を自分が把握することが大切・・。意外と「式を立てる」ことは、できているのに、「移項や分数の処理、正負の間違い」等、『何でこんなところで・・ケアレスミスか・・惜しい・・」なんてことが多いものです。吉田兼好の徒然草に「高名の木登り」というお話があります。知っていますか?

概要は

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 昔、「木登りの名人」と呼ばれる人がいました。その名人が、自分の弟子に、高い木に登らせて、木の枝を切らせていたときのことです。その弟子が、とても高くて危ない場所で木の枝を切っているとき、その名人は何も言わずに黙って見ているだけでした。しかし、弟子が枝を切り終わって高い場所から低い場所まで降りてきたとき、その名人は初めて「気を付けて降りなさい」と声をかけたのです。

 不思議に思った弟子は「あれくらいの高さになったら飛び降りることだってできますよ。なんで、ここまで安全な場所に降りてから、そんなことをいうのですか。」と聞いたところ、その名人はこう答えました。「失敗は、もう大丈夫だと思ったときに、必ずしてしまうのです。」

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「あやまちは、やすき所になりて必ず仕る」と名人は言っていますが、結構、こういうことって、色々な場面であると思いませんか・・・

3、社会科 公民 「自己決定権」

 「自己決定権」は、新しい人権のひとつ。「自分の生き方を決める権利」です。授業では、この「自己決定権」に含まれるインフォームドコンセント(自分で治療法が決められるように医師の十分な説明が認められていること)等、実際のニュース報道等も視聴しながら学習していました。「知る権利」や「プライバシーの権利」等々も新しい人権といわれるもの・・。未来を生きるみなさんには、こうした学習を自分事として、深く学び、社会で生きて働く力として身につけてほしいと考えています。

4、家庭科

 1年生が、裁縫 「ポケットティッシュカバーづくり」に取り組んでいました。本校の生徒の「ものづくり」や「作業」の際の集中力は、とても高いものがあります。丁寧な作業、集中度、作業工程のや作業方法の理解、進捗状況のチェックや確認等、社会に出てから大いに役立つものも多く、実技を伴った教科の充実、パフォーマンスとして表れるその教科特有の表現力・想像力に期待しています。

 

 

9.21Thu.文化祭に向けて

 千歳ペレットの丘のひまわり畑にまだ夏の暑さを感じていた今週の初めから一変、朝夕の冷え込み、日没時刻の早さと朝の暗さはいよいよ秋を感じさせます。千歳川のインディアン水車付近にも多くのサケが遡上しています。秋の到来とともに、新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症が増えてきたのは、高温多湿の真夏から、少しからっと涼しくなったことによるウイルスの活動、社会経済活動がますます活発になってきたこと等、関連があるのかもしれません。「自分と自分の大切な人を守るための予防的な行動」が大切なことには変わりはありません。健康で、安全に、秋の学び、スポーツ・文化を深めましょう。

 美術部の共同制作で、ステージバックが掲げられたり、パソコン部のポスターで来る27日の文化祭を盛り上げたり、校内装飾、開閉会祭の生徒会の準備、等々、学校総がかりで、学校文化の発信に取り組む姿は、若いエネルギーに満ちています。文化ホールで「合唱を交流し合おう」という千歳中、初の企画の成功に向けても、実に「その学級らしい」合唱づくりが、心に響きます。指揮・伴奏・パートリーダーを中心に、ハーモニーが美しさを増してきたクラス、曲に豊かな表情(表現)がついてきたクラス、難しい音取りに苦労しているクラス、ブレスまで一体感を感じるクラス・・・やはり、「合唱づくり」は学級づくりであり、曲づくり、表現の工夫を通して、こんなにも仲間が対話し、心ひとつに表現を楽しむ経験は、高校や大学でもなかなか経験できることのない中学生期ならではの、素晴らしい経験と感じます。コロナ禍のPTAの保護者の方が、「合唱コンクールみたいにみんなが心ひとつに頑張れる学校行事を万度に経験できないこの子たちは、本当にかわいそう・・」という話をしていたことを思い出します。マスクをしたり、練習時間をごく短くしたり、無観客だったり・・・工夫しながらの実施でつないできた合唱交流を、今年こそ、千歳中学校の「新たな伝統」に高めてほしいと考えています。

 

9.20Wed.合唱中間交流会

  9月20日(水)学年合唱交流会を行いました。今までの練習の成果を発揮し、どのクラスも真剣なまなざしで歌い上げていました。今年の文化祭当日は、北ガス文化ホールでの実施となります。本番はいつもと違う環境でより一層緊張するはずです。クラス全員が一つの目標に向かって取り組む合唱は、まさに学級つくりの根幹です。

 第76回千歳市立千歳中学校文化祭が最高のものになることを期待しています。

 

  

9.16Sat.卓球新人戦・全道新人陸上

 全道卓球参加の関係で、9月16日(土)開催となった千歳市中体連秋季新人戦卓球大会が富丘中学校で開催されました。男子は、団体戦と個人戦、女子は東千歳中と合同チームで団体戦オープン参加と個人戦が行われました。試合、審判、応援・・と自分たちの代で臨む公式戦。選手同士でもアドバイスしあう等、チーム感の感じられる試合でした。女子は、部員も少なく、体調不良による不参加もあり残念な思いもあるかもしれません。新人戦のねらい、「成果と課題をしっかり把握し、次につなげる・・」、合同チームでの経験も貴重なものです。更なる、がんばりに期待します。

 第30回北海道中学校新人陸上競技大会が、札幌厚別陸上競技場で開催されました。全道各地から陸上競技協会のランキングを持っているような選手が集っての新人大会なので、1,2年生の大会ながら、とてもハイレベルな大会でした。本校からは、四種競技、共通男子200m、共通男子4×100mRにエントリー。16日(土)~17日(日)に記録更新に挑みます。

9.15Fri.立ち会い演説会

 9月15日(金)5時間目に生徒会役員立ち会い演説会を体育館で実施しました。どの候補者も今後の千歳中学校をどのように良くしていこうとするのかを自分の言葉で演説していました。今までの生徒会が残してくれた伝統と今後より良い方向へ向かうために変化し、より発展させていってほしいと思います。特徴ある生徒会活動・より良い千歳中学校になるように頑張ってくれることを期待しています。