【校長室から】より真剣に命を守る(熱中症・自転車事故)
7月22日11:30、校長室の温度計は32℃を指しています。毎朝、玄関先で登校を迎える時間も、強い日差しと重い空気が肌を刺激しています。
ふと20年前くらいの夏の様子を思い出しました。そのころの北海道の夏は、25℃を指せば「暑い」と感じるくらいの爽やかな夏でした。ただ爽やかと言えども、夏ですから間違いなく「暑い」のですが、生徒はなかなかジャージを脱ごうとしない情景が頭をよぎりました。Tシャツや短パンになるのに抵抗(恥ずかしさ)があったようです。
しかし、今日の登校の様子を見ると、何人かは上下ジャージの生徒はいましたが、できる限りの涼しげな着こなしで登校していました。連日、熱中症で搬送される報道がされています。学校でも最大限の注意を払って、服装や水分補給、休憩などについて声掛けを行っています。
自分の体は自分で管理・コントロールできるようにならなければなりません。体調を崩してからでは遅く、体調を崩す前こそ、自分事として真剣にとらえる必要があります。
また、本日、緊急の全校集会を行いました。4月から6件もの自転車による事故が続いたため、全校一斉に危機感を共有することを目的とした集会です。車との接触事故もあり、ひとつ間違えば命にかかわる重大事態になっていても不思議ではありません。これまでも、ことあるごとに先生方から報告や指導を行ってきました。先日は、昼の放送で生徒指導担当の先生から注意喚起も行ったところです。私からも先生方に、「先生方が真剣にならなければ生徒には伝わりません。一般的な伝達にとどまらず、気持ちに響く指導を」とお願いしたところです。
夏休みを目前にひかえ、今こそ真剣に考える時です。事が起こってからでは、取り返しがつきません。全国・全道的にも小中学生がかかわる事故が多発しています。当の本人である中学生はもちろん、千歳中に関わるすべての方々で意識を高めていければ、と思います。