学校行事
3.23Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業23
令和4年度修了式前日、今日は、大掃除も予定されています。学校の1年の修了は3月、1年間様々なことがあった想いの詰まった学級や特別教室等、「使う前より美しく」、みんなで動いていました。
それぞれ、次の学年に向けて、学年レクでみんなが楽しめる企画を成功させたり、学年合唱で仲間との絆を確認し合ったり・・・今日の授業では、切り替えも素晴らしく、授業に集中していました。「わかる楽しい授業」で求められるような資質能力を育成することは学校教育の核心ですが、「学ぶ心に火をつける」=「意欲」が何よりも大切なことを一年間の子どもたちの学びの姿から実感します。
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1、2年生理科
とりの心臓でしょうか?解剖して、心室や心房等心臓の構造について確認していました。「断面は一つの空洞に見えるけど筋肉の厚い方が心室だったよね・・心房のスペースある・・?」うっすら狭いスペースをピンセットで確認していました。臓器の機能に応じた形状の違い・・実際に解剖してみるといろんなことがわかります。
2、2年生英語
1年間の復習問題に取り組んでいました。コミュニケーションツールですから、「きく」「話す」も大切ですが、「こんな時なんて言う?どう表現する?」といった意味では、「書く」こともやっぱり大切。3年生でのさらなる学習につなげるためにも、春休み中も1,2年生の復習が大事なのだと思います。
3、技能教科
技能教科の特徴は、基本技能の繰り返しによる習得から、豊かに自分らしく表現できる・活用する力を身につけることだと考えています。しかも、楽しく、集中した取り組みから、基礎・基本の知識・技能が積みあがっていく・・そのことが、それぞれの個性あふれる、クリエイティブな表現力を育てます。
WBCで不振にあえぐ村上選手が、人一倍バッティング練習の打ち込みを繰り返していたそうです。「任せた」という仲間と指揮官の信頼に応え、大事な場面で大仕事をやり遂げた侍ジャパンの村上選手。やはり、努力の大切さを知っている人こそ、真の天才なのです。
4、はまなす学級
はまなす学級では、タブレットを活用した次年度修学旅行に向けた自主研計画や、秋に収穫したひまわりの種をプレゼントする取り組み、裁縫等、個々の課題にあった学習を進めていました。4月の修学旅行に向けても学びが充実するよう、見学地、昼食、利用交通機関等、詳細な計画を立てていました。ICT機器に強い生徒、手先が器用な生徒、作業が丁寧な生徒、コミュニケーション力のある生徒、それぞれの強みを将来の「なりたい自分」に活かせるようなキャリア学習がはまなす学級には欠かせません。
5、大掃除
「掃き掃除、拭き掃除、窓ふき・・家庭での掃除の経験はいかがでしょうか?」、一年間、お世話になった学び舎をきれいにする、しかも、この教室は、4月から、後輩たちが使用する・・・そうした思いの中で、みんなで分担し合いながら行う学年終わりの大掃除は、(非常に日本的だとは思うのですが・・)とても貴重な学習です。晴れやかな顔で一生懸命働く子どもたちの顔が見れました。
3.23Thu. 新学期以降の学校におけるマスク着用の考え方
3月20日付けで、4月1日(土)~5月7日(日)にかけての新型コロナウイルス感染症対策としての「マスク着用の考え方の見直し」について、国・道の対処方針を受けた千歳市の通知が出ました。これを受けて本校でも、新学期以降の対処について以下のようにしています。「感染リスクが比較的高い学習活動」では、対面時の距離の確保や効果的な換気等、配慮すべき部分が多いことも、「学校」という(密になりやすく対面しての活発なコミュニケーションを生活や学びの中核とする)特性上、まだまだ気を抜けない部分がありますが、さらに一歩進んだWithコロナの生活と教育活動の一層の充実に努めていく所存です。子どもたちの個性が輝き、笑顔があふれ、協働と豊かなコミュニケーションから未来の担い手となる人材を育てていきたいと考えています。
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新学期以降の学校におけるマスク着用の考え方の見直し等について
1.マスク着用の考え方の見直しについて
①対象範囲 4月1日(土)~5月7日(日)
➁学校教育活動において、児童生徒及び教職員に対し、マスクの着用を求めないことを基本とします。
③校外での学習においてマスク着用が推奨される場面(医療機関や高齢者施設等)においては、着用を推奨します。
2、濃厚接触者の待機日数の縮減について
①4月1日以降、濃厚接触者・感染の可能性があるとリストアップされた場合は、すべての教育活動において、2日目及び3日目の検査により陰性が確認された場合は、3日目から参加可能とします。ただし、検査を行わない場合は、これまで通り感染者との最終接触日(もしくは感染者の発症日)を0日目として、翌日から5日間自宅待機、6日目から登校可能です。
【千歳市の接触者のリストアップの基準も見直され、感染者の発症日の2日前から最終登校日の間の登校日を調査対象期間とし、距離(目安として1m)、時間(15分以上)を踏まえ、感染者と飲食や会話等の接触があった児童・生徒・教職員をリストアップする。となっています。】
3、その他
①本人に発熱等かぜ症状がある場合は、これまで同様、登校を控えるようお願いします。
➁入学式の実施について変更点は、在校生並びに現在小学校6年生のご家庭に配布しています。
③5月8日(月)以降の学校教育活動においては、後日、委員会通知がありましたお知らせします。
北海道教育委員会からの通知を掲載します
3.22Wed.2年生球技大会開催!
3月22日(水)に2年生の球技大会を実施しました。バスケットボールとミニバレー、その後ドッチビー、学年合唱と盛りだくさんの内容で球技大会を開催しました。終始、楽しそうな笑顔で球技大会を終えたこと、保体委員が企画したことに対して、みんなで協力する姿が素晴らしかったです。今度は、修学旅行が新年度4月にあります。修学旅行でも楽しい思い出がたくさんつくれることを期待しています。
3.20Mon.1年生球技大会開催!
3月20日(月)1年生の球技大会を実施しました。保体委員が中心となり企画・運営を行いました。終始、楽しそうな表情でドッチボールを行っていたのが印象的です。大きな怪我なく実施できたこと、みんなで保体委員が企画したものを楽しもうとする姿勢が素晴らしかったです。保体委員は審判や結果の記入、開閉会式など多くの仕事を積極的に頑張りました。
3.17Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる授業22
1、英語科における「表現力」
2年生の英語では、様々なゲームを活用したり、コミュニケーション活動を大切にすることで、伝える・伝わる表現力豊かな授業が行われていました。1年生の英語では、「他己紹介」でしょうか。自分の友達のことを紹介する英作文をつくり、学級の中でプレゼンしていました。自己紹介や他己紹介など、自分のこと、自分の意見や考えについて表現し伝える力は、英語科で、もっとも身につけたい力です。
空の玄関口千歳市で育つ皆さんとって、「国、文化、言語等、多様な他者とコミュニケーションをとりながら、互いのことを理解し協働し合う」意味でも、語学力は、増々需要が高まります。自分の将来や身の回りのこと、住む街や日本のこと、意見や考えを「豊かに表現できる語学力」、生きた英語力を伸ばしていきましょう。
2、音楽科 和楽器「箏」
中学校の音楽科では、3年間を通じて1種類以上の和楽器の器楽演奏(表現活動)を行い、我が国や郷土の伝統音楽のよさを味わうことができるよう工夫することとなっています。
コロナ禍、箏の講師の先生に来ていただく関係もあり、実施について難しさがありましたが、今年に入ってから、「箏」の授業を行うことができました。十分な時間はかけられなかったものの、基本奏法や楽譜の読み方、「平調子」といわれる音階の特徴等についても学びました。授業の後半には、「さくら」の合奏が校舎に響き、「伝統音楽の美しさ」や「平調子のちょっと寂しく、もの悲しい風情」を感じる音階と演奏を楽しむことができました。指導に入っていただいた多くの箏の先生方、ありがとうございました。
3.11Sat. 第76回卒業証書授与式 終了
12年前、3月11日、巨大地震と津波、原発事故、東日本大震災が世界を震撼させました。限りない可能性に夢を膨らませ、まさに卒業式を目前に控えた多くの小中学生や子ども達、地域に生きる尊い多くの命が奪われ、自分や自分の大切な人が一瞬のうちに津波にのまれる光景は、多くの人の心にも深い傷跡を残した悲しい出来事でした。そこからの復興を目指し、地元の人々、日本中、世界中の人々が、たゆまぬ努力を重ね、今なお、復興への道半ばなのかもしれません。
以来、地域コミュニティーの大切さや、真の安心・安全、「自助・共助・公助と備えることの大切さ」・・・生きることや私たちの生活に多くの教訓と変化をもたらしています。
東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
雪解けも進む本日3月11日(土)、新型コロナのパンデミックにより、実に三年ぶりとなる、保護者も招いての卒業式を挙行いたしました。変化の激しい社会を、コミュニケーション力と協働を大切に、それぞれの道を歩んでほしいと願っています。
式 辞
義務教育九年間を修了し、今、凛とした姿で、未来を見すえる178名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様、ご臨席はかないませんでしたが地域の皆様、コロナ禍にも大きな愛で、子どもたちの成長と自己実現を支えていただきました。これまでの深い愛情と、尊いご労苦に心から敬意を表します。
卒業生の皆さん、笑顔で微笑みかける、素直で、心優しいひとがら・・、ゴールを設定し、実現に向け努力を惜しまないひたむきさが、皆さんの強みです。「身につけるべき力」は、まだまだ備わっていませんが、「目標を持つ人」「努力の大切さを知っている人」は、「学び続ける強さ」を持っています。進む道はそれぞれですが、そんなみなさんの笑顔で学び続ける強さが、個性豊かな一人一人の道を明るく照らしてくれるはずです。
旅立つ三年生へ、期待を込めて二つの話をします。
一つ目、生徒会テーマ「夢絃~夢へと紡ぐ糸~」には、一人一人の個性の糸を紡ぎ合わせ、互いが認めあえる学校をという願いが込められていました。世界に目を向けると悲惨な戦争が止まりません。多様性を認め、協働しあうことでしか、解決が難しいことが多い時代です。「コミュニケーション力、協働する力」を磨いてください。
二つ目、皆さんは空の玄関口千歳市で育ちました。国際化、情報化、SDGsに向き合っていかなければなりません。Think globally Act Locally 地球規模で考える視野と足元からの行動を大切にする姿勢を身につけてください。千歳市は、今年2月に2050年、ゼロカーボンシティ実現を宣言しました。
二つのことを話しましたが、「コミュニケーション力と協働する力」「地球規模で考え行動は足元から」この姿勢を大切に、自分らしい道を歩んでいってほしいと願っています。
結びになりますが、人間は「天才型と努力型」の二種類に分類される等と言われます。しかし、「努力の大切さを知っている人こそ真の天才」です。また、「努力は成功を約束する」ものではありませんが、「確かな成長を約束してくれます」卒業生のみなさんが、素直な心で、「努力の大切さ」を追究してきた、この先の未来が、輝きに満ちたものになることを願い、式辞といたします。
3.10Fri. 明日は卒業式
いよいよ卒業式を迎える3年生も、式の練習を重ねるごとに立ち姿、式に臨む姿勢まで、凛としてきました。明日の卒業式が、義務教育9年間を修了する15の春、未来への一歩を踏み出す門出となる式となるよう願ってやみません。
生徒会誌「柏葉」に寄せた原稿を卒業生に送ります。
「夢や志を持ち、未来をたくましく生きる」
学校長 金森直人
今年度の千歳中学校の重点目標を「主体的に学び、心豊かに行動し、最後までやり切る生徒の育成」としました。未来の担い手となる皆さんに、一人一人が個性を輝かせ、協働から学級・チームが躍動し、「夢や志をもち、未来をたくましく生きる」人に育ってほしいとの願いです。
3年に及ぶ感染症のパンデミック、温暖化、Society 5.0に象徴される社会の大きな変革等、かつて経験したことのない変化の激しい世の中です。そんな未来をたくましく生きていくために、「知識や情報を知っているだけではなく、様々な情報を取捨選択して、思考し、判断し、表現する力」をつけなければなりません。しかも、「多様な他者と豊かなコミュニケーションで協働しながら、新しいものを創造する力」が不可欠な未来なのです。
みなさんの強みは、素直で仲間を大切にする優しい心。そして、困難な状況でも、常に前向きに学習・体育大会・文化祭・委員会や部活動を見事にやり切りました。「素直さ、ひたむきな努力、コミュニケーション力、協働する力」は、未来をたくましく生きる原動力です。
AIが進化し、ICT・IoTの時代が到来するからこそ、「自他を尊重し、多様な他者と笑顔でつながるコミュニケーション能力」を大切に、更なる飛躍に期待しています。
3.10Fri. 公立入試問題から考える 2年生通信より
〇2年生あるクラスの学級通信から・・
1年後の自己実現に向け、公立高校入試問題の傾向から、「あなたの番」に挑もうとする2年生に向け、以下のような学級通信がありました。紹介します。
(5教科のいくつかの基本問題のみ掲載し・・)
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最近の入試傾向は、
1、『問題文を読み取る』読解力 と
2、『知識を活用して考える』応用力(つなげる力) そして
3、『文章を用いて説明する』表現力 が試される問題が多い。
「ん?」ということで、正解までの道のりを説明しよう。まずは、「長い文章を読んで」問題の意味を理解すること。その時のスピードが大切になる。そして、その問題の中身は、「~を何んと言いますか?」「●△×!」と一問一答のタイプではない。
「こうなる理由を●△×を用いて、説明しなさい。」とか
「ここからどうなると考えられますか(予想されますか)。●△×を使ってまとめなさい」等といった問題が増えている。つまり、単なる知識を聞かれる問題ではなく、その知識を使って考えられることを答える、視点の違う問題になってきている・・。
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これからの時代を生き抜くには、覚える(知識の習得)ことに加えて、考えに考えて説明しなくてはいけないのだ。そして、たくさんの字を早く読んで、早く意味を理解しないとスタートラインに立てないのである。
日常を振り返ってごらん。
①まずは覚えるために、継続して努力していますか?授業を一生懸命受けていますか?
➁人に正しく伝えていますか?単語ではなく、文章で会話していますか?「ヤバい」とか「エグイ」ではなく、語彙力を高めて表現していますか?
③本を読んでいますか?速読や説明する力(語彙力)は、新聞や本を読むことがかなり活きてきますよ(継続)。・・・・・
1年後、あなた達の番です。やらなければあっという間です。でも、それまでにやること、やれること、まだまだありますね。
3.9Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業21
1、なぜ、思考力・判断力・表現力なのか・・
3年生の講話の中でも話しましたが、高校入試問題も大学の共通テストも、「(ちょっと難解な)問題文を読み解き、与えられた情報を整理し、問われていることに適切に回答していく、思考力・判断力・表現力」が一層問われる世の中になります。「英語の単語をどれだけ知っているかではなく、英語表現を使ってどう自分の意見や考えを表現していけるか」という力が問わるのです。
やはり変化の激しい世の中で、「多様な他者と協働しながら(コミュニケーションを大切に)、新たな発想や考えを創造して行く時代」であることは間違いなく、そうしないと、一層の情報化や国際化、戦争やSDGs・・・といった簡単には解決策の見つからない問いにも、「納得解・最適解」を生み出していかなければ立ち行かない時代の到来でもあるのです。未来社会を担う卒業生たちには、自己の強みを活かし、コミュニケーション力を高めて、キャリア実現をしてほしいという話をしました。コロナ禍だからこその、対面やコミュニケーションの大切さを実感し、「どうやったらできるのか」に挑戦してきた卒業生たちの堂々たる旅立ち、卒業式が目前です。
(3年生の卒業式練習風景から)
2、対話を重視し、思考を共有、磨き合う中から、真理や納得解・最適解に迫る・・・
1年生の国語授業では、単元の中で、対話を重視した深い学びから、「思考・判断・表現力」の育成を目指すような授業を大切にしています。「物語の心情の読み取り」も、多様な意見を交換し合ったり、他者の考えからさらに自分の考えを見直したり、新たな発想をプレゼンしたり・・深い心理に迫ってく過程は、授業に引き込まれます。国語の先生からは、「様々な意見・考えを磨き合い、自分の考えを「書く」ことで整理し、表現・・・といった繰り返しで力がつくと考えています。」と教えてもらいました。中1で学んだ、磨き合い、書き、表現(話す)する力を、4月からの学習にも生かしてほしいと思います。
(「少年の日の思い出」では・・)
エイミールは、
〇「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」
〇「結構だよ。僕は、君の集めたやつはもう知っている。そのうえ、今日また、君がちょうをどんなに取りあつかっているか、ということを見ることができたさ。」 と・・・・
ぼくは、
△「僕は、すんでのところであいつの喉笛に飛びかかるところだった。」・・
△「なぜ、とびかかろうとしたのか」「なぜ、そうはしなかったのか」主人公僕の心情に迫ります。
班で、その心情について激論する様子に学びの深まりを感じました。
3.9Thu. 同窓会入会式&校長講話
3月9日(木)令和4年度同窓会入会式と校長講話を実施しました。同窓会入会式では、学校長挨拶、同窓会長挨拶、同窓会会則の説明、幹事紹介、記念品の贈呈、学年幹事から決意表明と粛々と行いました。学年幹事からの決意表明では、『コロナ禍で制限の多かった生活を余儀なくされましたが、逆にそのような環境にあったからこそ多くのことを学ぶことができました。』とありました。
また、その後の校長講話の中では、3年生の写真スライドから始まり、多くのメッセージが用意されていました。その中でも『無限の可能性を信じ、自分だけの道標を』というメッセージは、多くの3年生の胸に残りました。3年生は、いよいよ3月11日(土)に卒業式を迎えます。明るい未来・目標をしっかりと胸に持ち続け、コミュニケーションを大切に歩んでいってほしいと思います。
3.3Fri.2年生授業参観日
3月3日(金)5時間目に2年生の参観日を実施しました。昨日の1年生の参観日に引き続き、本日も多くの保護者の方々に来校していただきました。多くの授業でICTを活用した授業が展開されており、興味関心を引き出す仕掛けが数多く設定されていました。4月からはいよいよ3年生となります。最上級生としての自覚と誇りを持って生活していくことを期待しています。
3.2Thu.1年生・はまなす学級授業参観日
3月2日(木)5時間目に1年生とはまなす学級の授業参観を開催しました。お忙しい中、多くの保護者の方々に来校していただき、生徒たちはいつもとは少しだけ違った環境の中で授業を受けました。いつも以上に積極的に挙手をしたり、発表することができたところは本校1年生のとても良いところです。2年後の公立高校入試問題では、読解力を試される問題であったり、多くの情報から解答を導き出す力などが試されることでしょう。日々の努力が大切です。
3.1Wed. 公立入試に向けた集会
3月2日(木)、3日(金)は、公立高校入試。本日5時間目に激励の集会を行いました。緊張の面持ちで、集会に集中する姿に明日からの健闘が期待されます。
(数学科)教頭先生からは、
「45の約数の個数を答えなさい」との問題に迷いなく「1, 3, 5, 9, 15, 45」と解答した自身の苦い経験をもとに、「聞かれたこと(質問されたこと)に正面から向き合って答える」ことの大切さについてお話しがありました。ちょっと早合点な人は、「問われていることに正対しない」勘違いをしがち・・・「問題を読み解き、何を問われているか」をしっかり確認しましょう。
公立高入選での健闘を祈ります。
3.1Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業20
1年生の授業の様子を見ると、1年間の成長が感じられます。「メリハリがあり、活発で切りかえができる」、「一人一人の頑張りをみんなで認め合える雰囲気がある」という、素直な心で、学ぼうとする姿勢に好感が持てます。授業に活気があって、学び合う姿勢にあふれていますが、いわゆる「基礎的な内容」の定着が、不十分で、「わからないところをそのままにしている」部分も少なくないので、義務教育7年生の7×10分+10分=1日80分位の、復習型の振り返り、定着させる学習や、次の理解につながる予習型の学習をぜひ習慣づけてほしいと思います。「ダイヤも磨かなければただの石ころ」、磨くことで、初めて光を放ちます。
1、「対話」から「真理」に迫る国語
教材としては、長く取り扱われてヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」。主人公「ぼく」は、『ちょうを一つ一つ取り出し、指で粉々に押しつぶしてしまった』・・・このような行動をとったのはなぜなのか?登場人物の心情について、対話的に話し合いを深めながら、少年の心情理解を深めます。12歳という多感な時期にちょっと大人びたエーミールに主人公はどんな感情を抱いていたか、盗みを犯した心理は・・・そして、主人公のちょうをひとつひとつ・・
登場人物の心情を場面場面の状況をとらえながら読み解く、様々な解釈を班・クラスで共有し合い、「少年の日の思い出」に込められた心の動き、心情、伝えたいことを「対話」から真理に迫っていく過程が、深い学びにつながり、国語力を高めると感じました。
2、基礎・基本となる練習を楽しみながら繰り返す ⇒ 「活用する力」の伸びにつながる
1年生女子の体育では、ドリブル(シュート)リレーを小グループに分けて、対戦形式で行っていました。「1位、2位、3位・・・」、最終順位のグループにも温かい拍手が贈られます。夢中になって、ゲーム形式で基本技能を繰り返し、「いつのまにかドリブルやシュートが上手くなっていた・・身についていた・・」というのが理想です。(楽しみながら学ぶ)
同じく男子では、ボールハンドリングの基礎練習に夢中で取り組んでいました。「より速く、より正確に・・視野を確保して・・」、ちょっと先生や友達に負けないように、周囲に視線を送りながら競い合っています。これも、けがの防止はもちろん、シュートのタッチ、ドリブルの巧みさ等に大きく影響してきます。全日本の選手たちでさえ、ハンドリング、ドリブルワーク、シュートドリルを毎日怠りません。
運動種目入門期の楽しみながら繰り返す基礎練習とその継続が、後々の「巧みに活用する力」「自ら考え協働して競技する力」の育成に大きく影響してきます。「わかる楽しい授業」で、力をつけて行きましょう。
3.1Wed. 千歳市民フットサル大会の結果
2月23日(木)千歳市民フットサル大会が開催され、千歳中学校A・B、2チームが参加しました。千歳中Aチームは、7戦全勝で優勝を飾りました。Bチームは惜しくも8位という結果でしたが、5月からのカブスリーグ、6月の中体連と外シーズンでのチーム力向上につながるAチーム優勝となりました。
2.24Fri. 愛キャップ贈呈式
文化委員会では、リサイクル運動として「ペットボトルキャップ・リングプル回収」を行っています。生徒玄関前に設置した回収ケースには、後期分だけで、ペットボトルキャップ20.7kg、リングプル6.4kgが集まり、定期的に千歳市社会福祉協議会「愛情銀行」に寄贈しています。リングプルは、社会福祉協議会愛情銀行を通して、また、ペットボトルキャップは、愛キャップ市民回収運動実行委員会を通して、「資源として」活用されます。
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SDGs「持続可能な開発目標」が世界的なスタンダードとして具体的な行動が求められています。 簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標が、SDGs。17の目標(GOAL)。" Think globally, act locally " 「地球規模で考え、行動は足もとから・・」小さな一歩かもしれませんが、自分たちにできる足もとの行動から一歩一歩積み上げることで、(そうした活動が大きな流れとなり)地球規模の大きな課題の解決に近づいていくはずです。
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「千歳市ゼロカーボンシティ宣言」
千歳市は、令和4年2月7日、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「千歳市ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言しました。こうした千歳市の取り組みも、地域の大きな流れにしていくために私たちにできることを足もとの行動から取り組んで行きましょう。
前期委員会活動の社会福祉協議会への寄付が、「ちゃんと」に掲載されました。
R5年2月20日(月)千歳中学校での社会福祉協議会への贈呈式の様子
2.22Wed. 学びの土台をつくる
「学びの土台」となるもの。「基礎・基本」とか、「学習を支える力」とか、生活する・学ぶ上で、すべての基礎となるものを「学びの土台」と考えています。突き詰めていくと人間性とか個性ともかかわってくるのかもしれません。いずれにしても「限りない可能性」を持った義務教育期、可能性を開花させるためにも「生涯にわたって学び続ける」学びの土台づくりは欠かせません。
1、「ととのえる」習慣の定着
(1)授業規律
①姿勢・・ 正しい姿勢は、疲れやダレを防ぎ、集中力を生みます。(小学校では立腰として指導・・)
➁机上(整理)・・身の回り、学校でいえば下駄箱のくつ、ロッカー類、机上等、環境を整える習慣づくり
③発言・・ 「目で聞いて耳で知る」という言葉もあります。
しっかり聴いて考えたらルールを守って発表(アウトプット)表現力が重要視される時代
(2)生活規律
①挨拶・・ コミュニケーションスキルの基本。心のこもった挨拶が人間関係づくりの基本です。
➁時間・・ 「社会に出て信用を無くす」のは簡単。時間を管理する、時間を守ることは社会性の第一歩
③マナー言動・・集団が生活するところルールやマナーがつきものです。「ルール、マナーの遵守」は「秩
序」につながり、ルールマナーを守らない言動が社会問題や犯罪に発展することも・・ネ
ットやSNSにおいても「情報モラル」は学ばなければならない基本です。
2、読書力・想像力・言語能力・思考力
朝のひととき、先生も生徒も、思い思いの本をめくりながら、「読書を楽しむ」。それが、基本ですが、一日7分間×約登校日数200日=1400分≒24時間の集中した読書は、読書力・想像力・言語能力・思考力といった力や、最近特に重要とされている、「文章を読み解く力」が身につくと考えています。どの学年も、落ち着いた雰囲気で、読書を楽しんでいます。
3、メディアリテラシー
情報メディアリテラシーにも、様々なつけるべき力が必要な時代です。ネットやSNS、情報メディアや情報端末と私たちの生活を切り離すことが難しい世の中。インターネット、情報化社会を情報リテラシー・情報モラルを身につけて、正しく歩んでいく必要があります。どの学年でも、週に1回程度、数分間のタイピング練習ですが、タイピングの習得ソフトで楽しみながらタイピング練習をしています。ブラインドタッチもスピードも、若者の習得スピードには驚かされます。
2.19Sun. 千歳市小中校吹奏楽部ジョイントコンサート
第5回千歳市小中高吹奏楽ジョイントコンサートが2月19日(日)に千歳市民文化センター大ホールで開催されました。このジョイントコンサートは、中学3年生が受験期で活動を退き、1,2年生を中心とした新メンバーが、市内小中高が参加しての交流やコンサートを通して、互いの演奏技術や音楽づくりを学び合おうと小中校の指導者の方々が中心となり企画運営してくれているものだそうです。コロナ禍により実に3年ぶりの開催となったと千歳市吹奏楽協議会の杉本会長がご挨拶していました。コロナ前には、春に、初めて楽器を持つ子どもたちの講習会も企画していたそうで、部活動地域移行ではないですが、地域の音楽活動を学校・地域で支え、育てる環境のすばらしさを感じました。今後の成長の楽しみしかない北栄小のスクールバンドの初々しい演奏、優しい音色・迫力ある演奏・多様な音色の調和・・・各中学校の特徴を活かした演奏、高校生のワンランク上の演奏と来場した観客を大いに楽しませてくれる演奏会でした。本校吹奏楽部も、成長の手ごたえと様々な刺激を得ることができた、R5年度につながるジョイントコンサートでした。
2.18Sat. 第59回 2022年度北海道管楽器個人コンテスト
2月18日(土)北海道管楽器個人コンテストに札幌地区代表として吹奏楽部の川口心愛さんが、フルートで参加しました。全道各地区より金賞を獲得した11名の北海道コンテスト。アルトサクソフォン、クラリネット、フルート、トランペット、バリトンサクソフォンといった管楽器でのハイレベルな演奏が披露されました。結果は、銀賞。惜しくも金賞とはなりませんでしたが、素晴らしい音響のコンサートホールkitaraでのソロ演奏。緊張感の中で、出場者の強みを活かした演奏と心に響く音色が会場を魅了していました。この貴重な経験を今後の音楽活動に活かし、更なる成長に期待しています。
(写真:表彰状 kitara 伴奏の芳野先生とともに)
2.14.Tue 2年生全国学力状況調査~事前検証~実施
2月14日(火)5時間目、2年生に対して来年度の全国学力学習状況調査の事前検証を実施しました。事前準備に多くの時間を費やし、本日の事前検証となりました。各クラス3グループに分けて、1グループ毎に実施するいつもとは違う実施方法ではありましたが、生徒たちは大きな問題なく終了することができました。本番はもう少し先になりますが、今日の事前検証を家庭学習に取り組むきっかけにしてくれれば良いと思います。新年度まであと少し、最上級生としての準備をしっかりと取組み、新年度を迎えましょう。
2.13Mon.3年生入試前学年集会実施
2月13日(月)4時間目に3年生のみ学年集会を実施しました。はじめに校長先生からお話がありました。『高校の先生方は、高校に入学した後にどんな夢や希望を持ち続けて、学びを継続する生徒なのかを見たいんだよ。だからこそ、目標を持って頑張ることがみんなには大切なんだよ』と言う話がありました。明日からいよいよ私立の一般入試が始まります。今までの自分の努力を信じて頑張ってきてほしいと思います。頑張れ!千歳中学校3年生!!
2.9Thu. 1,2年生 学年末テストを終えて・・
1、テストは終わった時こそ大切・・メタ認知能力
(1) 1,2年生は、2月8日に学年末テストを終えました。(2年生は、2日に学力テストも・・)、それぞれの学年の先生たちは、「うーん。理解度がもう一歩だなー」という声も・・。テストは終わった時こそ大チャンス。「今自分が、何がわかっていて、何がわかっていないか」を見せてくれるからです。こうした、「自分自身の理解(認知)の度合いをちょっと高いところから認知(理解・自覚)する力」のことを『メタ認知』といいます。
*朝学習では、学習委員作成の予想問題に取り組んでいました・・
(2)学習指導要領では、知・徳・体のバランスのとれた生きる力、さらに以下の三つの資質・能力の育成が大切としています。
①知識及び技能が習得されるようにすること
➁思考力、判断力、表現力等を育成すること
③学びに向かう力、人間性等を涵養すること
このうち、学びに向かう力・人間性等では、変化の激しい未来を生きぬくために必要な資質・能力として、『自己の感情や行動を統制したり、自分の思考や行動を客観的に把握し認識したりするメタ認知』に関わる力が重視されています。単なるやる気・意欲ではなく、今の自分の力を客観的に認識して、学習を調整したり、計画を立てたり、感情や行動を制御する・・・そして学びに向かっていく・・ちょっと難しいですが、自分の現状を客観視できる『メタ認知』能力の育成・獲得が重視されているのです。
(3)2年生の学級通信には・・
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これで2年生の定期テストはすべて終了です。ただ、今後も授業は続きますし、各教科の提出物も続々と出てきます。一つ一つを確実に行いましょう。すべての学習成果=将来につながっています。テストはやりっぱなしではなく、振り返りが大事です。下のように分類し、③⇒➁⇒①の順に復習をしましょう。特に「数学」「英語」は積み上げ教科(ブロック・レンガ型教科)ですので、不安なところから学び直してください。テストが終わった今がチャンスです。
①今理解できている ➁今はまだできない(これからできる) ③できるはずだが間違ってしまった
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*この「今自分ができている・できていない」を客観視できる力が、『メタ認知能力』です。
2、ソクラテスは・・・
(1)「メタ認知」・・・・「無知の知」
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている。」という「無知の知」という考え方を後生に残しました。心理学では、自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断する等)を(自分の思考や行動として)認識することを「メタ認知」といいます。
(2)「メタ認知能力」
また、自分自身を客観的に見ることに加え、自分自身をコントロールできる冷静な判断や行動までを含め、「メタ認知能力」と呼んでいます。ソクラテスほどの哲学者でも、「世の中の森羅万象について、私自身は何もわかっていないということを自覚している」と、自分の中のもう一人の自分が、冷静に「無知である自分」を認識しているという、ソクラテスのメタ認知能力の高さを示した言葉でもあります。
*自分を客観視して、自己改善する力こそ、『成長』です
2.7Tue. 全中スケート長野大会の結果
令和5年2月4日(土)~令和5年2月7日(火)に長野県長野市のエムウェーブ (長野市オリンピック記念アリーナ)で開催された第43回全国中学校スケート大会「スピードスケート競技」に北海道代表として、本校2年生、廣瀬友哉さんが出場しました。500mでは、昨年40.65だった記録を39.22まで縮め、次年度は大いに期待される全国11位という結果でした。出発日の2日(木)は、全道的な大雪の朝で心配されましたが、全中の舞台での素晴らしい躍動に拍手に送ります。長野オリンピックスピードスケート競技会場として設立された記念アリーナ「エムウエーブ」。世界のアスリートが記録を競い合う素晴らしい施設で大会。貴重な経験にもなったと思います。更なる活躍に期待します。お疲れ様でした。
1000m 1:22.13 第26位
500m 39.22 第11位
2.2Thu. 豊かな感性を働かせ志を持って学ぶ
豊かな感性を働かせ志を持って学ぶ(学校だより巻頭言より)
校長 金 森 直 人
学校教育目標から、今年度の重点教育目標を『主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~』と設定し、変化の激しい社会を自ら考え、主体的に行動し、他者と協働して未来の担い手となる人を育てる学校教育を推進してきました。
コロナ禍の学習保障はもちろん、学校行事、生徒会、部活動等、仲間との協働、豊かなコミュニケーション活動から、各学年生徒が、心・技・体を磨き、大きく成長してきました。「火山灰土のやせた土地にも、しっかりと根を張り、幹太く成長する柏の木」に象徴される『柏葉の精神』が脈々と千歳中の伝統を創り上げています。
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3年生は、受験期の学習の総まとめです。面接の中で、自らの強みや考え方、生き方について、どう表現していくか、生徒同士、多くの先生と、面接練習をしています。「将来、〇〇になるために、語学力を伸ばし、多様性の世の中で国際感覚を持った大人になりたい」「例えAIが進化して多くの仕事が取って代わられても、〇〇という職業は、豊かな感性とコミュニケーション力を必要とする人間にしかできないと考えています」「SDGsや貧困、環境問題等、解決しなければならない大きな問題も、地球規模で考え、身近な足元の行動から取り組んでいきたいと考え、地域清掃やボトルキャップ収集、子ども食堂のお手伝い等に取り組んできました」・・・中3のプレゼン力に脱帽します。英語、商業・工業・農業・酪農、アウトドア・スポーツ・音楽等々、多様な進路選択と「自己の強みや将来像、選択の確かな根拠」に、未来を担う人材としての頼もしさを感じます。自己実現に向け、受験期の健康管理にも十分気を配り、頑張ってください。全校みんなで応援しています。
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1.2年生は、文化庁「子どものための文化芸術鑑賞・体験再興事業」である『落語寄席』を体験しました。「落語」をきく機会もあまりないので、寄席から何を感じ取ってくれるか楽しみにしていましたが、一芸に秀でた人、芸を磨き、努力してきた人のことば、「古典芸能」の魅力を感じ取ってくれたようです。生徒の振り返りには・・、
「蕎麦のすすり方や体の向きなどを工夫して実際その場で物事が起きているよう」「話し方が上手すぎて内容がすっと頭に入ってくる」「一人で何人も演じていたり、扇子や手ぬぐいでものを表現しているところが伝統芸能の強み」「表に出る人と裏方仕事をしている人どっちもすごい人たちなんだなと改めて感じました」「昔と今の言葉遣いの違いをリアルに体験できた。みんな笑っていたし、何より自分もたくさん笑ったので楽しい時間だった」「人になにか伝えるときは伝えることがどんなことか考えて、その気持ちで物事を伝えることが大切であることを知った。日常でも使えることなので使っていきたい。」・・・
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これも、生徒の感想ですが、「日本に昔からあり今まで伝統として受け継がれた落語、落語は、見に来てくれる人たちを楽しませるように受け継がれてきたものだと分かりました。」と感じているように、落語を通して、「表現力」のすごさや、文化芸術の伝承についても思いを馳せていました。その豊かな感性を働かせて志を持って学び続ける人を育てる学校(楽校 がっこう)でありたいと思う体験的な学びとふりかえりでした。
令和4年度の集大成となる2,3月の学びと成長に期待しています。
2.2Thu. 暴風と大雪
昨夜の暴風と20~25㎝の積雪、風による吹き溜まりと、JRや交通障害と早朝にかけて心配されましたが、何とか早めに登校してきた生徒たちの「僕もやりますよ・・」の声に助けられ、学校は正常に動いています。5時前後は歩道もない状態でしたが、6時には、歩道の除雪車も入り一安心。ところが、期待を込めて待っても校地内の除雪車は入らず、業務主事さんや先生方、早めに登校してきた生徒達、みんなで除雪です。先生たちの車も埋まりそうになりながら、生徒たちの若い力もあってすっかりきれいになりました。
雪山も高くなり、滑る路面、落雪、交通事故にも細心の注意が必要な季節です。健康管理に危機管理、厳しい冬を乗り切りましょう。
2.1Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業19
インフルエンザの流行の兆しに警戒していましたが、新型コロナ、インフルエンザ共に気は抜けないものの、小康状態です。次のステージへ、進級、進学するための今年度の総まとめと新たなゴール設定、学習や生活の改善など、重要な2~3月です。「二月は逃げる三月は去る・・」といいます。充実した学校生活に期待します。
(1)学ぶ意欲の向上とわかる授業・・「楽しい、おもしろい」が「学びに向かう力」の原動力に・・
①理科では、自然環境の食物連鎖や動植物の捕食関係等、対話しながら図で表していきます。クイズのような感覚で北海道の自然環境について考えていました。
➁英語では、5W1H でしょうか、疑問詞の表現方法、答え方等を復習、確認していました。地図スライドを見ながら「〇〇があるところはどこでしょう?」・・
③理科では、課題を把握し、説明動画で実験方法を確認、予測を立てて、分担して実験(五感を働かせて)、実験結果をスプレッドシートにタブレットから入力し各班の実験値を共有、直列と並列の電気回路について、実験を伴ってまとめていました。
④体育では、ダンス動画を見て、グループごとに練習したり振付や発表方法を相談・・リズムに乗って身体を動かすことが実に楽しそうです。
⑤国語に限らず、『読み解く力』が求められています。高校入試や大学のセンター試験でも、実に「設問」が長く、難解な表現。そこから、「問われているものは何で、どんな道筋で解答にたどりつけるか」読み解く力が必要です。国語科でも、「読む、書く、聴く、話す」という学びの土台が大切です。
⑥英語では、活発なコミュニケーション活動が見られました。意思疎通のツールとして英語を「話す・聴く力」を身につけてほしいと思います。将来のキャリアにも「語学力」はとても生きてきます。
(2)学年末テストに向けて
2.8(水)の1,2年生学年末テストに向け、「家庭学習提出の呼びかけ」や「自作のテスト対策問題」等といった委員会活動が活発になってきました。朝読書に朝学習、タイピング練習と様々な学習に意欲的に取り組んでいます。
1.30Mon. 千歳地区ユースフットサル大会決勝ラウンド
令和4年11月4日~令和5年1月28日の期間で開催された、令和4年度千歳地区ユースフットサル大会決勝ラウンドに於いて、千歳中Aチームが準優勝を収めました。1位リーグの対戦結果と順位を紹介します。夏季のサッカー大会の強化・技術向上もあり、冬季間室内を使用して行われたリーグ戦です。運営サイドも選手、各ご家庭も、長期に渡る大会スケジュール確保や参加体制確立、移動、運営やサポート等、多くの関係者の協力があっての大会です。結果のみに一喜一憂することなく、個としての心・技・体の向上と、チーム力向上につなげてください。Aチームの準優勝、おめでとうございます。
1位:富丘A 2位:千歳A 3位:富丘B 4位:西の里大曲A
13位 千歳B
1.29Sun. 千歳市バスケットボール会長杯
1月28日(土)~29日(日)千歳市ダイナックスアリーナに於いて、令和4年度千歳市バスケットボール会長杯 兼 服部杯予選が開催されました。男子は優勝、女子は第3位となり、男子平野主将は、千歳市バスケットボール協会より最優秀選手賞を頂いています。年末年始にかけての新型コロナの再拡大が続く中、市内どのチームもひと回り成長し、管内新人戦後の練習の成果が感じられる大会となりました。協会長さんからは、心・技・体の一層の鍛錬、チームスポーツとしての連携力の向上についてお話がありました。今大会の成果を日々の練習に活かし、ステップアップに期待しています。
1.28Sat. 令和4年度千歳市体育協会スポーツ表彰式
令和5年1月28日(土)北ガス文化ホール千歳市民文化センターに於いて、千歳市体育協会のスポーツ表彰式が開催されました。
令和4年度のスポーツ、大会等において全道、全国での活躍が顕著であった団体、個人が表彰されました。本校からは水泳競技で2名の生徒がスポーツ奨励賞(個人)を受賞しています。
〇吉野 圭祐さん
JSCA北海道ブロック夏季選手権水泳競技大会 兼 第43回JSCAブロック対抗北海道ブロック予選会 男子13・14歳 200m自由形 第1位
〇森本 将太さん
第45回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 北海道予選会 男子13~14歳 200m背泳ぎ 第1位 100m背泳ぎ 第1位
第29回北海道ジュニア室内選手権水泳競技大会 中学生男子 200m背泳ぎ 第1位 100m背泳ぎ 第1位
1.24Tue. オープンスクール
令和5年4月に千歳中学校に入学する児童・保護者向けに千歳中学校オープンスクールを開催しました。千歳中学校区の市内六つの小学校、管外からの転入等、計174名の小学校6年生と保護者が来校し、千歳中学校の教育や生活・学習等について説明させていただきました。夢や目標を持ち、4月、中学校入学を楽しみにしています。
1.23Mon. 『落語寄席』
文化庁補正予算事業「子どものための文化芸術鑑賞・体験再興事業」『落語寄席』開催。
コロナ禍により、子ども達への文化芸術の鑑賞・体験の機会が失われてきたことから、その再興のために学校において、文化芸術団体のプログラムを公演し、鑑賞・体験教室を開催するという文化庁の事業です。生徒の皆さんに芸術教室の一環として体験させたいという申請が通り実現しました。
雅楽・能・狂言・歌舞伎・文楽・日本舞踊・邦楽・落語・講談などの『古典芸能』と言われる日本の伝統的な文化芸術の世界があります。今回開催された『落語寄席』では、あまり経験したことのない伝統芸能の魅力を大いに感じることができる内容となり、寄席の見方や裏方さんの仕事等も学べる「寄席ワークショップ」、色物と言われるマジックや曲芸、そして「落語」の世界に魅了されていました。
工藤先生と高校の同級生であり北海道出身、真打の八代目、春風亭柏枝師匠が、「これからの人生の中で、面接やプレゼンなど、相手に何かを伝えたいときに表現者として、まず自分が(楽しいとか伝えたいことについて)そのこと、良さ等について実感していることが大切」とお話しされていました。表現力の育成が良く言われる世の中ですが、「自分が感じたり、実感したりできていないと何も伝わらない」「だからこそ、体験や実感をともなった学びを大切にしなければ・・」といった言葉に、一芸に秀でた人、芸を磨き、努力してきた人のことばの深さを感じました。終始笑いの絶えないステージでした。「古典芸能」というある意味、歴史と文化を伝承する世界ではありますが、時代の変化も取り入れながら、伝統を守り、育ててる「覚悟」が感じられるすばらしい公演でした。出演者のみなさん、スタッフの方々、遠路、今年一番の冷え込みの中、来道いただき素敵な公演をありがとうございました。
1.22Sun. 吹奏楽部2023ウインターコンサート
1,2年生の新体制になってから初のコンサート。「第54回北海道アンサンブルコンテスト札幌地区大会」「中学生管打楽器コンテスト北海道大会」「第59回北海道管楽器個人コンテスト札幌地区大会」等で、演奏した楽曲を含め、本校体育館での新春コンサートです。日々の練習の成果を保護者の皆さんにも見ていただき、楽しいひとときとなりました。尚、「第59回北海道管楽器個人コンテスト札幌地区大会」において、金賞を受賞したフルートの川口心愛さんに17日(火)校長室にて伝達表彰をしています。2月18日(土)同北海道大会への出場おめでとうございます。
1.20Fri. 漢字検定
20日(金)の放課後、実用漢字検定が行われました。
「漢検合格だけでなく基礎学力の育成として・・」「漢検の勉強を通して集中力が身につく・・」「将来役に立つはず・・」「パズルを解くような感じで無心に・・」、動機や取り組み方は様々ですが、集中力や語彙力の獲得といった点では、自分に合った級からスタートして、目標を立てながら徐々にステップアップしていく漢検は、まさに実用的な検定です。真剣な表情でチャレンジしていました。
1.20Fri. ミアーズ中学校交流事業
千歳市の姉妹都市交流事業で、アメリカ合衆国アラスカ州のMEARS MIDDLE SCHOOL(ミアーズ中学校)に短期留学していた本校の4名が、帰着の報告に来てくれました。1/7~14日の旅行の話・感じたこと等、短時間ではありましたが、4人とも目を輝かせて生き生きと話してくれる姿に、この交流事業の大きな成果と4人にとっての貴重な経験と成長が感じられました。印象的な内容を一部掲載します。
〇「ミアーズのランチタイム等、とてもみんなが明るく元気で、楽しそうだった。自由な雰囲気は、日本より強く感じ、自由だからこそ、積極的に自己表現し、コミュニケーションをとっている感じがした。」
〇「上手に表現しなければと思っていたが、自分の知っている言葉で、簡単な表現で説明することで、相手に伝わった。中学校英語で習うような、自分の知っている言葉で話す、シンプルな表現、がとても大切だと感じた。」
〇「思ったより日本語が上手でびっくりした。向こうでは、4歳から all Japanese の日本語授業があるそうで、日本に対する興味関心も高く、それであんなにしゃべれるのだと思った。日本の英語の授業も all English にすべきなのかもしれない。」
〇「町や生活のルール、習慣、文化の違いが様々あった。(例えば家の中で靴を履いていること等)」
〇「ホストファミリーも日本語が上手で、通訳してくれたり、一生懸命日本語で話そうとしてくれたり、自然や文化の違いに触れることができる一週間だった。」(オーロラは、見に行けない?行かなかった?らしいです)
〇「緯度の関係から、日の出が10時くらい、ほぼ曇り空の天候だったため、時間の感覚が・・」
2月には、北ガスホールで、報告会が予定されているそうです。写真や旅行での出来事等、プレゼン資料としてまとめ、成果を発表してほしいと思っています。また、5月には、アラスカ州ミアーズから千歳市に20名前後の使節団が来ます。コロナ明け、千歳からアラスカに行った人数よりも、アラスカから千歳にくる人数の方が多いようなので、ホストファミリーの募集も予定されています。今回参加した4名の生徒には、千歳中学校にミアーズ生徒の来校時等、積極的なコミュニケーションとリーダーシップをとってもらいたいと伝え、校長室での報告を終えました。「広い視野の育成」が千歳中の教育目標の一つとなっていますが、グローバルな視点、広い視野、コミュニケーションの大切さ等、なかなか経験できない貴重な体験となりました。
1.19Thu. コロナ・インフル同時流行の備え
13日(金)より冬季休業明け、後期後半がスタートしています。3年生の公立高校への出願、私立高校の推薦・単願受験等、自己実現の正念場を迎えています。2023年「癸(みずのと)卯(う)」は、「去年までで様々なことに区切りがつき次へと向かっていく、そこに成長や飛躍があり新しい世界が広がっていく」と言われています。どの学年も、新たな目標設定、実現に向けた確かな努力で、「飛躍」の一年にしてほしいと願っています。
登校状況を見ると、新型コロナウイルス感染症関連の陽性や濃厚接触・リストアップによる欠席者は、そう多くありませんが、インフルエンザの罹患により、高熱の発症、あるいは家庭内で罹患者がいるため、出席停止やコロナ禍「家庭内で発熱・かぜ症状者がいる場合・・」の対処により、一定期間、学校に出席できない状況も出てきています。『出席停止をともなう学校感染症』また、「家庭内にコロナやインフルの発症者」がいる等、一定期間欠席しなければならないような場合、タブレットを使った授業の配信や学びの保障への活用を進めていますので、活用してください。
特に受験期は、感染症予防、体調管理、さらには暴風雪や雪害、交通事故等のリスク管理にも十分な配慮が必要です。道教委から、「コロナ・インフル同時流行への備え」についてパンフレットが来ていますので、家庭配布するとともにホームページにも掲載します。
1.11Wed. 北海道管楽器個人コンテスト・北海道アンサンブルコンテスト札幌地区大会の結果
1月8日(日)札幌コンサートホールKitaraで開催された第59回北海道管楽器個人コンテスト札幌地区大会にフルートで参加した川口さんが金賞を受賞し、2月18日(土)に開催される第59回北海道管楽器個人コンテストへの参加が決まりました。おめでとうございます。
また、
1月9日(月)第54回北海道アンサンブル コンテスト札幌地区大会「中学校の部」に
川口さん、滝澤さん、和田さん、佐藤さん、徳永さん、旗谷さん、北山さん、長﨑さんが参加し、結果は銀賞でした。春の各種コンサートへの参加や夏季の札幌地区・全道等の団体コンクールも予定されています。さらなる「飛躍の年」となることを期待しています。
1.11Wed. 第53回北海道中学校スケート大会の結果
2023年1月6日~8日に帯広市で開催された第53回北海道中学校スケート大会に本校の瀨川奏さんと廣瀬友哉さんが出場しました。
瀨川奏(3年生) 1500m 2:34.28 49位
3000m 5:25.31 35位
廣瀬友哉(2年生) 500m 40.35 10位(全国大会出場)
1000m 1:51.43 52位
全中出場権を得た廣瀬さんは長野県で開催される第43回全国中学校スケート大会【令和5年2月4日(土)~令和5年2月7日(火)】に参加します。更なる飛躍に期待します。
1.7Sat. アンカレッジへ出発
R4年度ミアーズ中学校交流事業・ダイヤモンド高校短期派遣事業の出発式が新千歳空港で行われ、千歳市の中高生がアラスカ州アンカレッジに向け出発しました。やや緊張した表情ながら、姉妹都市交流という大きなミッションへの責任と期待感を胸に出発式に臨んでいました。3年ぶりの姉妹都市交流事業です。有意義な体験と研修になることを願っています。
1.5Thu. 石狩管内中学校スキー大会
石狩・空知の中体連スキー大会が、歌志内のかもい岳国際スキー場で合同開催され、本校2年生の佐竹さんが参加しました。
男子ジャイアントスラローム(GSL) 62秒54 石狩管内2位
男子スラローム(SL) 39秒79 石狩管内1位
上記の結果により、朝里川温泉スキー場で行われる、令和4年度北海道中学校スキー大会 アルペン競技大会(1月20日~22日)への出場を決めています。
12.27Tue. 学ぶ意欲の向上とわかる授業18
2,3年生の5クラスが、学級閉鎖に伴う授業回復措置で登校日となり26日、27日と授業に取り組んでいます。2年生の廊下には、1年生で学習した事項の「学び直し」を含めた学習プリントが・・。基礎・基本の力をドリルや練習問題の繰り返しで身につけて行きましょう。「つまずいている箇所を発見」し、そこの「学び直し」も、レンガやブロックが積みあがっていくように数学的な見方・考え方、数学の力を確かなものにしてくれます。授業では、多角形の角度を求める応用問題に取り組んでいました。「多角形の中に、三角形や四角形の穴が開いている図形の角度」を求めるという、ちょっと一工夫必要な問題に、「学び合い教え合い」も活用しながら、取り組み方にねばり強さが出てきたように感じます。勉強でもなんでも「意欲的なチャレンジ」が一番力をつけます。「わかった・できた」を追い求めていく心を大切にしてください。
2年生理科の実験では、静電気をあつかっていました。「なぜ、静電気で二つのものがくっついたり離れたりするんだろう・・?」疑問を出発点に、静電気、+の電気-の電気、帯電・・・実験を通して、科学を解明する姿には探究心・学ぶ意欲が見て取れます。A theory is one thing, and practice is another.(理論と実践は別物である)といわれます。だからこそ、意欲的な「実践」をともなって確かな「知識・理解、理論」を身につけることができるのです。
冬季休業中の学習も、自分の強みを伸ばし、苦手部分の「つまづき把握」や「学び直し」にもチャレンジして、継続的な学習の積み重ねに頑張りましょう!!
12.26Mon. ミアーズ中学校交流事業・ダイヤモンド高校短期派遣事業
1、ミアーズ中学校交流事業 令和5年1月7日(土)~14日(土)アラスカ州アンカレッジ
千歳市は、千歳国際・友好都市交流協会が中心となり、様々な国際交流事業を行っています。姉妹都市としてアンカレジ市(アメリカ合衆国)、指宿市(いぶすき市 鹿児島県)、友好親善都市としてコングスベルグ市(ノルウエー王国)、長春市(中華人民共和国)があり、幅広い分野で交流を行っています。友好訪問団が両市を行き来しホームステイや授業体験を行ったり、お互いのまちのイベントに参加して、交流を深めています。近年はオンラインによる交流が多くなっていたようですが、令和4年度の「ミアーズ中学校交流事業・ダイアモンド高校短期派遣事業」が開催され、令和5年1月7日(土)~14日(土)本校から1年生3名・2年生1名が渡航します。
渡航先であるアメリカのアラスカ州アンカレッジは北米を代表する港湾都市の一つで、アラスカ州における商工業、金融の中心地です。アラスカ州南部のクック湾の湾奥に位置し、北緯60度、西経150度とかなり高緯度でに位置しています。オーロラが見える季節もあるのでは・・?北方には北アメリカ大陸の最高峰であるデナリ(マッキンリー山)、東部にはロッキー山脈の高峰がそびえ立ち、西部には原野が広がっているそうです。州北端のプルドーベイ油田(北極海油田)からはパイプラインが走っています。
2、自己紹介、千歳市の紹介等、学校で学んでいる英語で表現・伝えることができるといいですね・・
「自己紹介や千歳市の紹介をできるように準備しておくといいね・・」という話を4名の生徒に話しています。「空と水のまち」「空の玄関口」である千歳市。自然豊かで、四季が感じられる空港のあるまち、千歳を紹介してきてください。英語の先生やALTに助けてもらい校長がチャレンジした「千歳市紹介」を掲載します。
Introduction of Chitose City
There is a big lake called Lake Shikotsuko in Chitose City. It's called Lake Caldera, and it's a lake made by volcanic eruption. There are many hot springs around the lake and it is a tourist destination rich in nature. It is designated as Shikotsu Toya Quasi-National Park.
Cherry blossoms bloom in spring, green forests in summer and Beautiful autumn leaves in autumn.Many salmon go up the Chitose River. This lake doesn't freeze in winter and creates a mysterious world of silver.
Chitose City, where New Chitose Airport is located, is the gateway to the sky.
3、国際理解教育
国際理解教育(英語:Education for International Understanding)は、「世界の人々が、国を越えて理解しあい、協力し、世界平和を実現すること」を理念とした教育です。ユネスコが1947年に提唱したもので、戦争や貧困問題、急速に進むグローバル化の中で、「相互理解、東西理解、国連理解を進め、平和な世の中を・・」という考えによるものです。1974年のユネスコの教育勧告によって、従来の相互理解、東西理解、国連理解に人権、 環境、開発なども含まれるようになりました。持続可能な開発のための教育(ESD)から近年SDGsの目標をよく見聞きするようにもなりました。
グローバル化の進展に伴って「異文化理解」「異文化コミュニケーション」という言葉をよく耳にし、国際理解の第一歩だと言われます。その国の文化や歴史、それに伴って形成された習慣や考え方・価値感を理解できなければ本当の意味での相互理解は達成されません。環境問題の領域で、 “Think Globally.Act Locally.”(地球規模で考え、行動は足元から)と良く言われます。「国際理解」においても、視点を広く世界に向けることはもちろん、その活動・行動は、足元の環境・生活・文化・考え方等を踏まえた身近なところからのアクションであるべきで、小さな行動・一歩であっても、”Think Globally”であるべきと考えています。
「日本の常識は他国の非常識」等という言葉もあります。しかし、逆も又、真だといえます。大切なのは、「差異が生まれた経緯・歴史、お互いが譲れない点と歩み寄れる点」といった深い相互理解、お互いが自国の文化や考え方を相手に正しく理解してもらえるための「コミュニケーション能力」なのです。お互いの文化や考え方を理解し合い、協働して、新たなもの考えを生み出していく・・グローバル社会、情報化社会にあってとても大切な力です。千歳市、MEARS(ミアーズ)J,H,Sとの交流事業に参加する生徒たちの素晴らしい経験と学びに大いに期待をしています。Have a nice trip.
12.26Mon. 第37回北海道中学校バスケットボール新人大会への参加
2022年度 第37回北海道中学校バスケットボール新人大会(南大会:12月24日~26日苫小牧市にて開催)に男子バスケットボール部が参加しました。24日の予選リーグでは、北斗市立上磯中学校(函館地区)、札幌市立羊ケ丘中学校(札幌地区)に敗れ、決勝トーナメント進出は叶いませんでしたが、堅い守りと速い攻撃の全道トップクラスのチームとの対戦は、素晴らしい経験になったと思います。成果と課題を整理し、2023年、次なるステージでの成長と活躍に期待しています。
12.23Fri. 休み前集会
12月23日(金)冬休み前集会を実施しました。生徒会からは、冬休みの過ごし方や学習に関することなど、冬休みを有意義に過ごすために大切なことを数多く伝えてくれました。期間は短い冬休みですが、心も体も上手くリフレッシュして冬休み明け元気に登校できることを期待しています。
12.23Fri. 生涯にわたって学び続ける人に・・
26日(月)、27日(火)と学級閉鎖措置に伴う時数回復で、数クラスの登校日となっていますが、冬休み前、2022年も残すところ数日。様々なことで「変化が激しく」、今年の漢字「戦」に象徴されるような、プラス面、マイナス面で「戦」にあふれる一年でした。生徒たちにとって、しっかりと一年を振り返り、「新たな挑戦」に思いを馳せる、冬休みにしてほしいと願っています。今朝の、湿った思い雪による様々な障害、インフルエンザとコロナの同時流行の兆し、健康で、安全に、みんなが前向きになれる年末年始となることを願っています。
1、「生涯にわたって学び続ける人に・・」 学校だより 巻頭言より
その年の世相を表す「今年の漢字」は「戦」でした。軍事侵攻により長引く「戦争」は、多くの尊い命を奪い、世界中の社会や経済にも大きなダメージを与えています。新型コロナのパンデミックや円安・物価高騰禍での「生活や安全を守る戦い」、「スポーツの分野での熱戦や感動的な挑戦」・・・子どもたちにとっても、夢や志をもち、未来をたくましく生きる人になるための、コロナ禍での、「学びの挑戦」となった2022年が終わろうとしています。
「主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成」を重点に、教職員が一丸となり「チーム千中」で取り組んできた令和4年度も集大成の時期を迎えます。これまで、「あたり前だった日常」が大きく変わり、大人が知っていた知識を子どもたちが理解する(記憶再生型の学習)だけでは通用しない時代がすでにやってきています。先が見えない感染拡大、温暖化や異常気象、Society 5.0に象徴される社会の大きな変革。かつて経験したことのない変化の激しい未来をたくましく生きていくために、大切なことを以下のように考えています。
①好奇心を持ち、主体的に、課題にチャレンジする ・・「自立的学習者として」
➁自ら考え、判断し、思考を深める ・・「協働・対話の中で磨く」
③自分らしく豊かに表現する ・・「表現力等活用する力を身につける」
この過程で、学びや思考が、ひとりよがりなものに陥らないように、「多様な他者と豊かなコミュニケーションで協働・対話しながら・・」が、今一番大切だと感じています。AIが進化し、ICT・IoTの時代が到来しているからこそ、「自他を尊重し、多様な他者と笑顔でつながるコミュニケーション能力(デジタルコミュ力を含む)」の獲得が大切になってきます。「文化や言葉の違いを乗り越え、理解し合い、協働する力」こそ、これからを生きる若者に必要な基礎的な力と考えています。
新しい年を迎えると、いよいよ3年生の自己実現への「挑戦」です。3年生の希望進路が、農業、商業、工業、食について、酪農、語学、スポーツや音楽、職業科の高等支援学校、通信や単位制等々、多様な特色を持った高校であり、自己の強みを活かせる多様な進路先を選択していることを頼もしく感じます。先日、「北海道の高卒・大学卒の就職者の3年以内の離職率」が、「高卒41%、大卒34%」という報道に愕然としました。もしかすると、中・高あたりで抱いた「なりたい自分と目指した進路」と、「就職して始まった社会人生活あるいは仕事」に、何かギャップがあったのでしょうか?「いつまでも日本は終身雇用制」とは言いませんが、義務教育9年間をあずかる学校として、キャリア教育がどうだったのか、残念な気持ちもぬぐえません。
義務教育9年間を終えるまでに、自立・共生できる人を育てるのが目的です。「確かな学力も、豊かな心も、たくましいチャレンジ精神も」自己の強みを活かし、学び続ける人を育てるのがゴールです。生徒の皆さんも2022年を振り返り、自分自身の「良さや可能性」を再確認してください。そして、仲間や家族と対話し、新たな目標、新たなステージに思いをはせる新年としてください。勉強も、音楽もスポーツも、まずは目標設定です。
この一年の保護者・地域の皆様の学校へのご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げますとともに、来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い、師走を迎えての言葉といたします。この一年、ありがとうございました。
2、「学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業」
写真1:2年生社会では、1900年代初頭の不平等条約改正の道のりについて学んでいました。「治外法権」や「関税自主権」についてスライド等でも理解し、関税自主権の回復等にどう取り組んでいったのか、歴史の歩みをたどっていました。
写真2:理科では、乾燥した冬に良く体感する静電気についてストローやティッシュで、起こっている現象を科学していました。「物体は+と-の電気をそれぞれ同じだけ持っていて・・」「物体の電気のバランスが崩れている状態・・もしくは、バランスを崩している電気そのもの・・」「異なる物体同士がこすったりなどして接触したとき・・」目には見えない原子・電子・・起こっている現象を理科・科学の見方・考え方を働かせて科学する・・生徒の皆さんの真剣な表情が印象的です。
写真3~6:1年生英語では、ALTの先生も入って、「英語すごろく」。コミュニケーションツールとして英語ですから、話す・聴く・伝えるといった「コミュニケーション活動」は欠かせません。サイコロで出た目の数に示された質問に英語で答えながらゲームは進んでいました。何より楽しみながら学んでいるのが最高です。
写真7~9:国語では、故事成語をイラストとともに描いていました。なかなか、言葉とその意味、どんな出来事から生まれてきたか等々、暗記というわけにいかないので、こうした五感を働かせた「活動・作業」を通して、理解や活用につなげます。「・・・なの、そうじゃないの???」疑心暗鬼のイラストには、笑ってしまいました・・。
12.20Tue. 千歳市中学校 生徒会交流会
千歳市の生徒会交流会が開催されました。「どんな日常活動?」「いじめ撲滅の取組は?」「学校行事の工夫は?」といった、日頃、見聞きすることはできない各校の特色ある生徒会活動について、わかりやすいプレゼン説明と意見交流ができる貴重な機会となりました。
主体的に考え計画・立案する⇒確かな準備にもとづいて実践⇒事後の振り返り・評価を大切に⇒工夫改善に向け新たなアクションという一連の生徒会活動のPDCAサイクルが、社会に出て、仕事に就いたときも役立ちます。「小中学校で生徒会〇〇委員として頑張ってきたことが、仕事に役立っています」等と社会人からよく聞きますが、何か事業を行う時にPDCAサイクルを確実に回すこと、その際に必要な「コミュニケーション能力」や「責任感・実行力・創造力」等は、学生時代のこうした経験から培われるものです。
後期後半から掲げた生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』にあるようにひとりひとりがその個性と思いを輝かせ、個として、集団として、躍動し光輝く・・・主体的で、創造的な生徒会活動に期待しています。
12.15Thu. 学び続ける人に・・コミュニケーション力と共に
「知識再生型の学習から、自立的学習者としての学びへ」、知識・理解を増やすことも大切ですが、自立的に学習に向かい自ら考え、学び取る、学び続ける力の習得がとても重要な時代だと言われています。それは、これまであたり前だと考えていた日常が大きく変わり、(いわゆる)大人が知っていた知識を子どもたちが理解するだけでは通用しない時代になってきているからです。それほどに進む、グローバル化、情報化の中で、自ら学び続ける人になって下さい。問題のチャレンジ場面で、2年生数学では、「学び合い教え合い」で、対話的に学んでいます。自ら学び続けることと同時に、「協働とか対話とか」、コミュニケーション力を活かして共生していく力もより重要性を増してきます。情報化社会やSNSの発展、オンライン・・コミュニケーション能力は、落ちてきているのでは・・と考えさせることもあります。「デジタルコミュ力(りょく)」等というコマーシャルも流れていますが、対面でも、デジタルやオンラインの世界でも、豊かなコミュニケーション能力の獲得は不可欠です。共に学び、共に切磋琢磨して、コミュ力(りょく)を高められる・・それが教室・ホームルームの強みです。
【3年生:進路実現直前の学年末テストに真剣に取り組んでいます】
【1年生英語:Let's make a sign! 思い思いのsignを作成中。楽しみながら英語の表現力を・・】
【1年生数学:点0を中心に90度「回転移動」 頭の中で、図形が回転しながら移動すイメージ。持てますか・・】
12.14Wed. 学校図書館の活用
国語科や言語活動場面での図書館等の有効活用がよく言われます。2年生国語では、本校の学校図書館司書、木村さんの協力を得て、「図書館を利用した“ 調べ学習” 」にチャレンジ。一人一人に渡されたミッションカードには、「絶滅のおそれのある日本の野生生物において・・・・・環境省レッドリスト2020掲載種数表において、絶滅危惧種とされる日本の野生生物の種類数は???」等といった、ちょっと難解なミッションも・・。図書の日本十進分類法の表とにらめっこしたり、司書さんの図書分類の説明等をヒントに、課題解決に取り組んでいました。
ネット検索すれば、ビックデータから必要な情報が簡単に得られる時代となっていますが、「どこをヒントに必要な情報にたどりつこうか?こんな角度から正解にたどりつけないか・・」等々、それこそ、「五感を働かせて、必要な書籍にたどりつき、必要ページに行き、情報を取得しまとめる・・・」一見、遠回りしているようで、正解に至る過程で、予測し、探し、書き、まとめるといった思考過程が、「正解としての答え」だけでなく、「正解を導き出すための思考の仕方」を身につけるのでは・・と感じながら、授業を見せてもらいました。
Myゴールサポート講座②
12月13日(火)放課後に今年度2回目のMyゴールサポート講座を行いました。1回目に続いて今回も紫明女子学院の先生2名に来校していただき、『気持ちの上手な伝え方』アサーショントレーニング講座を実践していただきました。自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちも大切にしていくことの重要性をいろいろな事例を出しながら説明してくれました。参加した生徒たちも積極的に最後まで講座を受けて、多くのことを学ぶことができました。
12.13Tue. 面接
3年生の「修学旅行新聞」の掲示物の上に、合格祈願の絵馬が飾られ、面接練習や入学試験願書の作成を目にする時期となりました。自分自身が希望している高等学校の「スクールポリシー」に合致した人物であることをアピールする「自己推薦」初年度。「◇◇を意識して学んできて、□□□な力がつきました。将来〇〇と考えていて、高校では△△について頑張りたいと考えています」と述べている自己推薦文や面接の答弁が、『その高校の打ち出しているスクールポリシーに合致している』ものであり、高校が「この生徒なら高校で個性を伸ばしてくれるだろう」と納得させる『文書と表現』は、そう簡単なものではありません。何度も推敲や練習が必要となるでしょう・・。
3年生の模擬面接練習に参加させてもらって、受験期の生徒の真剣さに心打たれました。生徒同士で練習している姿も立派です。
1、公立高校を例に面接内容を考えると
①生徒自身について ②中学校生活についてのこと ③家庭・家族のことについて ④受験について ⑤高校について ⑥社会問題、校則についてどう思うか 等。
2、具体的対策は、
①一番問われる『志望動機』・自己の強みをアピールする『自己PR』をどうつくるか・・
②面接は、「第1印象で75%が決まる」といわれるように 最初が肝心!第一印象をよくしよう
③定番!よくある質問と回答例!丸暗記すると「目が泳ぎ」「棒読みになる」・・・項目でまとめ臨機応変に
④正しい対策・準備で高校受験の面接を攻略しよう
3、良く質問されること
❶「なぜその高校でなければならないのか」を述べる『志望動機』 ❷具体的なエピソードを盛り込み、「努力の仕方や苦労したこと、その経験を通して自分が学んだことなど」を伝える『中学校で頑張ったこと』 ❸「高校で新たにチャレンジしたいこと」や「将来の夢のために努力したいこと」等を強く主張する『高校でやりたいこと』 ❹裏付けるエピソードを交えた『長所』と改善策の具体を加えた『短所』 ❺夢の実現の具体的努力ポイントを明らかにした『将来の夢』 ➏「そのこと」に対して、自分の考えを明確にした『世の中のニュース・出来事について』
等です。「暗記」ではなく自分らしい言葉で、箇条書きに書き出し、順序良く回答できるように準備しましょう。生涯の節目節目の中で、『面接』は何度も経験する(勤務や業績等に関する面談は、1年に何度も行われる)ものです。入試、就職試験、〇〇試験・・・。しかし、練習する機会は、中学生時代くらいです。是非、高校入試を機に、面接の基本をマスターしてください。『特別なことでなく、あなたらしさをどう伝えるか、相手を笑顔にさせられたら最高です』最近、ある公立高校では、「みなさんが社会に出るであろう10年後までには、人類の仕事の約5割がAIないしは機械によって代替され、消滅すると予測されています。そんな中であなたは、どんな職業につきますか?」といった、AIやロボット、Society 5.0といった遠くない未来の中で、どう生きるかの問、「あなたにとって、学ぶって何ですか?」といった抽象的な質問から、その人の学び方や生き方を問うような問題も出題されています。
面接練習を通して「自己の強みを知り」「将来像を描き」「そのために高校ではどう頑張りたい」を自信をもって応えられるよう、今の生活や学習から見直すことが大切です。「試験の時だけ、いい自分を取り繕おうとしてもすぐぼろがでます」そんなに、世の中、社会は甘くないので、(義務教育を終えて)「自立した学びへ、高等教育を受ける」ということは、それ相応の「自覚と責任」が問われると言うことです。15の春に向け、やることはたくさんありますよ。がんばれ受験生!!
12.13Tue. 「表現力」を考える
1、第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテスト
第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテストに出品した本校2年生の短歌が、入選並びに二次審査通過作品となり作品集に掲載されました。テレビ番組で俳句づくりが大きな話題になっていたり、俳句・川柳・短歌など、「短い言葉の中に広がる無限の表現力」を感じます。こうした言葉を使った表現活動には、①何気ないもの(こと)から美しさ、おもしろさを読みとる感性がみにつく ②素晴らしい句からは、鮮明に風景として想像できる ③伝わりやすい文をつくることで、構成力が身につく ④「語彙力」がつき、表現力がみにつく
といったメリットが・・。素晴らしい作品を、(入選作品については)作品集のコメントとともに紹介します。
【中学生の部 入選】
父帰宅二年も待った再会に心躍りし三月の夜 千歳中学校 2年 大日向賢哉
講評:父は単身赴任をしているようだ。コロナ禍で父に会えずに2年が経過した。たくましく成長した作者を父は頼もしく思ったことだろう。再会の時を具体的に詠み込んでいて良い。
【中学生の部 二次審査通過作品】
満月がひすいの海に溶けるまであなたを待った長く長く 千歳中学校 2年 松坂安祐美
2、日常に見る「豊かな表現力」
変化の激しい時代に対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成ということが、とても重要視される時代です。もちろん、社会で生きて働く「知識・技能」も大切ですが、(”基礎ができてから応用”だけではなく)「基礎・基本となるベーシックな力」と応用・発展・深化といった「活用する力」としての「思考・判断・表現力」をスパイラルに育成していくことが重要だと言われています。
「日曜日の初耳学」というテレビ番組で、ユニバーサルスタジオジャパンを再生させたマーケター森岡毅さんと林修さんの対談があり、とても興味深い話でした。森岡さんは、就職に悩む若者に「自分の強みを活かせる(会社ではなく)職種に進むべき、自分は何が得意か何をしていて楽しいかの強み・適性を知ることが大切、なりたい自分となれる自分は(適性の問題から)違うのでなれる自分のロールモデルを見つけること・・」等々、キャリア教育にはもってこいの内容でした。
「表現力」といっても、多種多様な表現力があり、人それぞれ、多様な個性・強みを持っています。その強みを伸ばすことからスタートして、豊かな表現力、自分らしい個性を伸ばしていってほしいと願っています。
12.3Sat. 土曜授業 人権教室
本日の土曜授業では、千歳市人権擁護委員協議会の中島会長(元千歳中学校校長)による人権教室を行いました。コロナ禍を配慮し、各教室へのDVD配信・視聴とワークシートで学習を進めました。アニメでも人気のある『聲の形』の実写版のようなDVDから、多くのことを考えさせられました。どのクラスもしっかりDVDを見て、考え、ワークシートに記入していました。
生徒会福囿副会長のお礼の挨拶(概要)を掲載します。
『本日はお忙しい中、私たち千歳中学校の生徒のために沢山のことを教えていただきありがとうございます。DVDを見て、改めていじめの恐ろしさを知ることができました。それと同時に、一人一人の個性を受け入れ、尊重していきたいと思いました。これからは、今日教わったことを生徒一人一人が心に留め、しっかりとコミュニケーションをとって、相手を思いやることを心がけたいです。
そして、この千歳中学校を「いじめゼロ」にし、全校生徒が安心して学校生活を送れるようにしたいです。本日はありがとうございました。
12.1Thu. 「税に関する標語」伝達表彰
清少納言 枕草子「春はあけぼの」の一節に・・
冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。【口語訳:冬は早朝が良い。雪が降(り積も)っているのは言うまでもなく(素晴らしく)、霜が降りてとても白いのも、またそうでなくても、とても寒い早朝に、火などを急いでおこして、(廊下などを)炭を持って移動するのも、たいそう冬の朝にふさわしい。昼になって、生暖かく、寒さがだんだんとやわらいでいくと、火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。】・・・・とあります。
「冬の早朝、雪が降った時などは言うまでもなく素晴らしい」と日本の四季の変化、あまりの冷え込みに(ストーブや暖房のない時代)炭火を起こしてあわただしく一日のスタートをきる早朝の一コマの風情を詠んだ随筆です。それにしても、早朝の冷え込み、雪の心配、朝夕の暗さ・・師走、「今年もおしせまったなぁ・・」と感じさせる今日この頃です。
全ての学年、三者懇談が行われています。生徒・保護者・担任が三者そろって、成果や課題を確認し、目標やゴール、将来像等について共有する貴重な機会です。コロナ禍、子どもたちの日頃の学習や生活の様子を見る機会も限られているここ3年ですので、是非、有意義で、前向きな生活につながる面談となることを期待しています。
1、令和4年「税に関する標語」表彰者
優秀賞 野口 愛由 「税のリレー 未来へつなぎ 築く社会」
優秀賞 岩渕 充希 「税金で つなぐ僕らの 明るい未来」
入 選 三戸 悠矢 「国の未来 つなげていこう 税金で」
社会科「公民分野」で学習したことに関連し、取り組んだ標語なのでしょう。納税という義務や責任を果たし、それが私たちの未来社会、国・社会づくりにつながる・・ということを短い言葉で、豊かに表現できていて感心しました。千歳市租税教育推進懇話会より表彰を受けましたので、賞状を伝達表彰しています。
2、STEM教育・STEAM教育
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。技術革新が進み人工知能の影響で世の中が大きく変化する時代の中で、これら5つの分野の学習を通して、子どもを今後のIT社会に順応した人材に育てていこうという教育です。「アクティブラーニング」という学び方・学び取り方が重要視されている昨今、科学的なものの見方、分析力、考え方といったものが身につき、活動や実践をともなって真の知識・理解、思考力・表現力を獲得するという学び取り方に期待をしています。
【理科の授業の中で、実験や活動を通して意欲的に学習している様子】
11.25Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる授業17
国語科「古典を読み解く、味わう」
2年生の国語科では、兼好法師による随筆「徒然草」から「仁和寺にある法師」を学習していました。日本の三大随筆である、①枕草子(平安時代) 清少納言 ②方丈記(鎌倉時代)鴨長明③徒然草(鎌倉時代)兼好法師(吉田兼好)については、前時に確認していました。2年生になって間もない頃、「春はあけぼの ようよう白く成りゆく・・」と、枕草子について学びました。
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枕草子の「春はあけぼの」
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行く とて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などの つらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風の音、虫の 音など、はたいふべきにあらず。冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず、霜のいと白きも、また さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るもいとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。
徒然草の序段
「つれづれなるままに、日暮らし、硯すずりに向かひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」
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等々、古典独特の古文のリズムや古語の意味、言い回し等を読みや暗記とともに学習し、随筆を味わう学習をしてきました。何十年も前に暗記した古典の有名な一節は、リズムでけっこう記憶に残っているものです。(平家物語の冒頭等)兼好法師の徒然草は、教科書に「口語訳」が書かれていない初の随筆でもあるので、口語訳をしっかりできるか・・少なくともそこに書かれたエピソードの内容を読み取り、味わうことが大切な授業。(それができないと、古典の試験問題に回答できないうこともありながら)随筆に込められた先人の「教訓や逸話、エピソードの内容」をぜひ読み取り、味わう楽しさを感じてほしいものです。
「仁和寺にある法師」
「心うく覚えた」のって何?・何を「かばかり」と思った?・「尊くこそおはしけれ」と勘違いしてしまったものは何?・「ゆかしかりしかど」って何が知りたかった?・どうして僧は「山までは見ず」だったのか?・・・
そして、最後に『少しのことにも、先達(せんだつ)はあらまほしきことなり。』としめくられた教訓の意味あいを「なるほど」と読み味わえるよう、ストーリー・あらすじを理解できるといいですね。
生徒達は、現代語訳のない「仁和寺にある法師」をグループで協力しながら、読み解いて、読み味わって、いました。「協働的な学び」といいますが、活発な言語活動から、考えを広げ深め、筆者独自のものの見方にふれることで、自分自身の見方や考え方を広げることに「おもしろさ」があります。古語や独特な表現、言い回し・・・読み解く、読み味わうにはとてもいい題材です。学習の深まりに期待します。
11.24Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業16
「教え合い学び合いのある授業」「アウトプット」
1、数学
2年生数学科、図形の分野。「わかったできた」「??わからない」がはっきりし、得意不得意がわかれてしまいがちな領域。授業では、「角度を求める問題」で、「教え合い学び合い」の時間を設定していました。「見方・考え方」、「回答への糸口が見えていない生徒」が、解答に至った生徒にねばり強く訪ねていました。すでにわかっている人も、「わかりやすく、順を追って説明」すること(アウトプット)で、より理解を確かなものにし、わからない人への「理解のヒント」を発信しています。「教え合い学び合い」が対話的な学びとなり、生徒自らがアウトプットする授業が、「思考力・判断力・表現力」の育成に大きくかかわっているように感じました。「個別・最適」だけではつけられない、協働によって深まる学びのヒントが、こうした何気ない授業風景に見える気がします。
2.体育
1年生保健体育科、器械(マット)運動。得意・不得意が出がちな領域ですが、技のポイントを理解し、できばえやコツを指摘し合い、タブレット動画撮影等も行いながら、「体験・実技」をともなった「学び合い教え合い」が素晴らしい授業でした。「何ができるようになったか」、知識だけでなく、心技体のパフォーマンスが問われるのが、実技教科の知識・技能、自分のできる技、得意な技を駆使して自分らしい演技表現したり、上達のための工夫ある練習等、「思考力・判断力・表現力」も大切になってきます。補助をしあったり、技のポイントをアドバイスしたり・・生徒が主体的に参加する「対話的な学び」が、「できた」「おもしろい」につながることを願っています。
11.22Tue. 生徒大会・3年生社会科「働くということ」
11月に入り、今までにないような感染拡大状況で、千歳中学校、千歳中学校区の小学校でも、学級、学年の閉鎖が相次ぎました。家庭内感染も急増しています。①5~10度程度の低温でのウイルスの活発化 ②低温と乾燥 ③換気のしずらさ ④行動制限をともなわない社会経済活動 ⑤旅行者の増加 等々、様々なことが影響しているのかもしれません。各家庭においても、「感染拡大期」であることをいつも以上に留意し、基本的な感染症予防策やリスク回避について注意喚起願います。
1、生徒大会
5,6時間目に生徒大会が行われました。第一部は、「生徒会テーマと委員会活動の年間計画」について、第2部は、「いじめについて考える」です。コロナ禍もあり、対面での集会形式は取れませんでしたが、生徒会・各委員会が準備・計画してきた活動計画や2022後期~2023前期の生徒会テーマについて説明・質疑・応答がありました。生徒会活動は、全校生徒のリーダーシップとフォロアーシップに支えられた自治的な活動です。仕事や役割を自覚し、責任を果たす等、将来、社会の一員として自立した生活を送るベースをつくります。第1部のテーマや活動計画への質疑応答には、千歳中生徒会の質の高さを感じました。
生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』
第2部では、学級で議論し、考えた内容、自分の思いを風船に描いた「いじめゼロ宣言」のポスターを作成し、いじめ撲滅のために自分たちができることについて、自分事として議論してきました。その学級活動の様子等、代表委員から紹介も実に立派です。変化の激しい時代に、社会に出た時、「多様な他者と協働し、新たなものを創り出していく力」がなければ立ち行かない世の中です。「いじめを生まない風土づくり」に力を発揮するのは、みなさん一人一人です。
2、3年社会科「働くということ 働くことの意味と働く人の権利」
3年生社会で、上記のような課題の授業を行っていました。模擬のアルバイトの求人広告を見ながら、「どこに問題があるだろう?」「その理由は?」と働くことについて、自分事として考えていきます。労働基準法、最低賃金や未成年年少者の深夜労働禁止、男女雇用機会均等法等々、法的な根拠等もあきらかにしながら、「働くこと」について考えを深めていました。
11.19Fri. 様々なテストは終わった時こそ大切
2年生のあるクラスの通信に、テストが終わった時こそ、「学び直しの絶好の機会」という話が掲載されていましたので紹介します。「現段階での、自分自身の各教科で培った力がどれくらいで、成果と課題は何なのかを明らかにして、次につなげる」と言った意味(形成的評価といいます)で、テストは終わった時こそ大切。誤答から見える自分の弱点を見つけて、早めに「できるようになる」ことが、力をつける近道・・「テストノート」という誤答の解き直しノートを作成させていた教科の先生も少なくありません。学び直しを次なるステップアップへ・・
11.16Wed. R4ちとせ青少年育成市民会議顕彰セレモニー
令和4年度ちとせ青少年育成市民会議顕彰セレモニーが12日(土)北ガス文化ホール大会議室で開催されました。本校2年生3名も表彰されましたが、学年閉鎖期間中ということもあり、顕彰セレモニーへの参加は辞退させていただきました。ふるさと千歳、青少年が「安心」「安全」で健やかに暮らし、健やかな成長を願って、地球環境を守り育んでいくといった願いから「千歳市青少年育成市民会議」が主催となって、中学校1年時の市民憲章普及作文の表彰や少年の主張、スポーツや音楽・文化に活躍が顕著であった団体や個人が顕彰を受けています。
母親の玄関掃除という何気ない日常から、空の玄関口である千歳市が「深呼吸したくなる」ような、美しく、いつも清潔に人々を迎え入れているまちであることの誇り、美しく「住みよいまちづくり」への決意が伝わってくる素晴らしい作文でした。北海道中体連において優秀な成績を収め、全国中学校体育大会に駒を進めた個人2種目について表彰されています。
【千歳市市民憲章普及作文 最優秀賞】
千歳中学校 2年 木村明日香さん(1年時市民憲章作文の最優秀賞)
『深呼吸がしたくなるまち千歳市』
私のお母さんは、気がつくといつも玄関の掃除をしている。そして、「必ず靴をそろえなさい。」と小さい頃から言われてきた。私は気になって、お母さんに聞いてみたことがある。「お母さんって、いつも玄関の掃除をしているよね。なんで?」お母さんは、玄関の拭き掃除の手を止めることなくこう答えた。「玄関って、その家の顔なんだって。それに住んでいる人の運気も良くなるし、なによりも心がキレイになるようで、気持ちが良いじゃないの。」
その言葉を、私は思った。私が住む千歳市って、北海道の顔、玄関口ではないのかと。
この冬、私は一人、飛行機乗って、おばあちゃんの住む街へ行った。飛行機から降りて、一時間ほどバスに乗り、電車に乗り換え三十分。半日がかりの大移動だった。その間私の目に映った、街並み、高層ビル群、常緑樹の山々は、素晴らしかった。でも、もう一つ私の目に映ったもの、それは残念なものだった。ポイ捨ての空き缶、たばこの吸い殻、食べ終わったお弁当の入ったビニール袋。千歳ではあまり見ない光景に、私は「これってお母さんが言っていた、その街の印象そのものなんだ。」と思った。
年が明けて、私は千歳にもどってきた。空港まで迎えに来てくれた車の窓から見た千歳市。やっぱりきれいだな。何だか分からないけれど、とても誇らしい気持ちだった。まだ書き上げていなかった市民憲章作文を題材とした課題作文。私の心はもう決まっていた。千歳市民憲章の第三章「美しく住みよいまち。」このことについて、千歳市民の一人として書いてみたい。そして、伝えたい。
北海道は、日本人が一度は旅してみたい都道府県で、常に上位にランキングされている。実際に来てくれた観光客の大半は、空の玄関口の千歳をその旅の出発点として選ぶ。私があの時車の窓から感じたように、その人たちもバスや電車の窓から最初に見る北海道の顔、千歳に感動してほしい。ゴミひとつ無い、自然の豊かな北海道を味わってもらいたい。街並みは、住む人々の心を映す鏡だと私は思う。きっと市民憲章の「美しく住みよいまち」をつくれば、人の心も美しくなるのだろう。私は、北海道の玄関であるこの千歳市が、いつも清潔に人々を迎え入れていることに誇りをもっている。
【水泳競技 個人】
千歳中学校 2年 森本 将太さん(2年時夏季中体連大会における全道・全国での活躍)
・北海道中学校水泳大会 背泳ぎ200m 第1位 背泳ぎ100m 第1位
・全国中学校水泳大会 出場
【スケート競技 個人】
千歳中学校 2年 廣瀬 友哉さん(1年時冬季中体連大会における全道・全国での活躍)
・北海道中学校スケート大会 1000m 第22位
・全国中学校スケート大会 出場
11.15Tue. 学ぶ意欲の向上とわかる授業15
1、英語科研究授業
Which do you like better,soba or udon? 2年生の英語の授業を特設授業として研究授業が行われました。隣の教室に動画配信して、教室内の人数を制限しながら教職員が参観。北海道教育長石狩教育局からも指導主事が参加して、今求められる授業像について教職員も学びを深めました。電子黒板での課題提示も活用しながら、多様なペア学習やクイズ形式での活発なコミュニケーション活動を通して、表現し、伝える力の基本となる「~の方が好きだ」「~が一番好きだ」という表現方法を学んでいました。英語もコミュニケーションツールですので、「自分や他者の意見や考えを伝えられる」実践的経験を通して、力がついていきます。失敗やわからないことを恥ずかしがったり、臆(おく)することなく対話的な学習を深める姿に、2年4組生徒の学びに向かう力のすばらしさを感じる授業でした。
【特設授業の様子】
【先生達の授業後の研修】
2、思考力を問う問題・・
R5年4月の中学校3年生を対象とした学力学習状況調査は、国・数・英で行われます。「話すこと」調査を全国的にどう行うか実施方法についても、様々検討されているところです。平成31年4月(令和元年)に実施された英語の調査問題は、小中義務教育で学ぶ子どもたちが、「英語科において〇〇〇な力をつけてほしい」という新しい学習指導要領のねらいが鮮明になるものでした。英語の「聴く・話す・読む・書く」はもちろん、英語の表現の仕方を理解しているだけではなく、「自分の意見や考えを英語を使って表現する力」が問われてきています。ですから、入試問題等、「英語〇字で答えなさい」とか「正解がひとつではない、あなたの意見を英語で表現して」といった傾向の問題も増えてきます。「試験に出る英単語」を丸暗記して語彙力を増やしていた20~30年前の大学入試とは、出題傾向も大きく変化してきています。
【H31年英語の問題の一部掲載】
➉海外のある町が、外国人旅行客にも分かりやすいタウンガイドを作成するために、「学校」を表す2つのピクトグラム(案内用図記号)のうち、どちらが良いかウエッブサイトで意見を募集しています。どちらかの案を選び、2つの案について触れながら、あなたの考えを理由とともに25語以上の英語で書きなさい。
⇒正解はいくつもあるので、何とも言えませんが、①どちらの案がいいか一つ選んで意見を書いている➁選んだ理由などについて二つの案に触れながら書いている③25字以上で が採点基準だそうです。このように「表現力」としてのアウトプット、「まとまりのある文書を書く」問題であり、「テーマについて考えを整理し,文と文のつながりなどに注意してまとまりのある文章を書くこと」ができるように普段から、練習することが大切なようです。
⇒正答例を記載しておきます。皆さんもチャレンジしてみてください。
I think A is better than B. I can understand that A has a blackboard, a teacher and students, but I have a question about B’s building. Is it a school? It is difficult for me, so I think A is better than B.
11.11Fri. 2学年閉鎖に伴う学びの保障
1、「学びの保障」
北海道、石狩管内、千歳市における新型コロナウイルスの感染拡大状況が、過去最大を記録する中で、学校でのさらなる拡大も懸念されることから、市教委と協議し、2年生の12日(土)までの学年閉鎖、2年生2クラスについては、14日(月)までの学級閉鎖という措置をとりました。これにともなって、千歳市の市民憲章普及作文やスポーツ顕彰への参加ができなくなったり、管内・市内の部活動の大会参加体制に制限がかかったりと、学校教育現場における「行動・活動制限」は、「社会の行動制限措置」よりも、厳しい現状です。しかしながら、未来を担う若者の健康や安全を守り、確かな学びと豊かな成長のため、家庭、関係各位の理解と協力をお願いしたいところです。
2年生は、クロームブックの持ち帰り、自宅待機生徒への受け渡し等を行い、本日から5教科を中心にオンライン授業を行っています。課題を提示し、子どもたちの理解の状況を確認しながら、画面共有や動画配信等を駆使して学習しています。自宅療養生徒も、オンライン参加が可能であるため、参加生徒が、学級100%に近いことは、皮肉な現象です。義務教育段階の発達と資質能力の獲得において、「対面」「協働」での学びが欠かせないものであり、第8波の感染拡大を封じ込め、後期の学びや自己実現の取り組みを充実させていかななければと考えています。
2、大きくジャンプするときは、小さくかがみこまなければ・・
2年生ある学級の「学級通信」を掲載します。「継続は力」、努力が結果となるまで、たとえなかなか成果が出なくても、スモールステップの「努力」⇒「結果」、成功体験を積み上げ、「伸び」と「自信」につなげてください。
3、学習方法の工夫
同じく2年生ある学級の「学級通信」、「五感を使う」を掲載します。自分の良さを活かした「学習方法の工夫」に参考にしてみてください。
11.9Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業14
【皆既月食・天王星食】
11月8日の夕方から夜にかけて、ここ千歳でも、「月が地球の影にすっぽりと入る皆既月食」が観測できました。今回は月食中に天王星が月に隠れる「天王星食」も起こり、皆既月食中に惑星食が起きるという極めて珍しい(1580年7月以来約442年ぶり)天体ショーとなりました。だんだん赤黒くなる月はちょっと不気味さも感じましたが、太陽、月、天王星、地球の位置関係と見え方、理科・天体に強い人に解説してほしいとおもいました。
理科の授業では、目の前で起こっている化学的現象を予想を立て、実験・考察し、検証する・・「不思議だな、わかった、できた、おもしろかった」が学びの原点です。
11.7Mon. 「生きる力」の育成 一歩前向きなチャレンジ
11月に入り、新型コロナウイルス感染症の拡大状況が、過去最高を塗り変えています。第8波は、北海道が全国一の陽性者数という厳しい状況です。①気温5~10度で活発化するウイルス ➁乾燥と室内の換気がしずらくなる季節 ③感染力の強さや「行動制限はともなわない社会経済の流れ 等といった要因があると報道されていますが、基本的な感染防止策の徹底や、本人や家族に発熱・かぜ症状等が見られる時の正しい対処と連絡、感染リスクに配慮した行動等が「感染拡大」を防ぎます。再びの異常な感染拡大に不安が募るところですが、家庭で、学校で、「自分と自分の大切な人の命と健康を守る行動」にご理解・ご協力をお願いいたします。
11月の学校だよりにも掲載しましたが、「社会性」の育成に関する巻頭言を掲載します。
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「生きる力」の育成 ~学校という「小さな社会」で・・ 校長 金 森 直 人
人工知能の普及やインターネットの生活への浸透により、社会や生活が大きく変化する時代。変化を前向きに受け止め、人生をより豊かにしていくためにどうすべきか 、主体的に考え出すことができる力が「生きる力」です。これからの社会が、変化が激しく、予測困難であっても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、他者と協働しながら「社会を創っていく力」であるとも言えます。
経済産業省が提唱している「社会人基礎力」※ 1 を見ると、どれも義務教育段階から「自律と共生」を目指して学んでいく過程で、育成すべき力だと感じます。学校という「小さな社会」で、学び、成長する中で、「社会性」や「社会力」※ 2 を子どもたちは身につけていきます。
※1「 社会人基礎力 」とは 、主体性や計画力 、規律性など 社会人として身につけておきたい基礎的なスキル。現代の多様で変化の激しい環境のなかで 、社会人として生きていくために欠かせないスキルであり、採用活動でも重要なキーワード。
※2「 社会性 」が 、「社会を構成する個人がその社会に適応している状態 」をいい、「 社会力 」( 筑波学院大学門脇学長が提唱)は、 単に社会に適応しているだけでなく「社会を作り、作り変えていく(創る )能力」を意味する 。
先日、学校への不要物の持込や SNS 等の不適切な使用が問題となり、学年集会の中で、次のような全体指導がありました。『本校の生活のきまりは MY ゴール手帳にたった 1 ページ半。「最低限これだけは・・」ということが書かれている。この最低限のルールを守り、学校に生活する生徒・教職員、互いの信頼関係を創っていくことが、みんなが安全・安心な、自分たちの学校を創るということだ・・』という概要でした。折しもキャリア学習が本格化した秋。社会人が、様々なルールや約束を守りながら、 職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていく姿を学んでいます。中学生も同様に、学校という「小さな社会」での生活を通して、ルールや約束を守り、周囲とコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築き、主体的に学びや生活にかかわっていく力」、いわゆる「生きる力」を培わなければ、学力も社会性も伸びてこないのかもしれないと感じた出来事でした。
11 月は、3 年生の自己実現に向けた取り組みが本格化し、後期生徒会が 1,2 年生のリーダーシップで動き出します。各委員会の創意ある活動やいじめ撲滅集会等、生徒自らが「チーム千歳」のチームワークを強め、一歩前に踏み出す「実行力」が、後期生徒会による新たな千歳中の伝統を創ります。学力の向上も、授業や生活の規律を整え、義務や責任を果たし、コミュニケーションと信頼関係を基盤とした日常生活が充実してはじめて、「伸び」につながります。『一歩前向きにチャレンジできる後期』にしていきましょう。
10.31Mon. 管内新人バスケットボール大会の結果
10月29日(土)~30日(日)に恵庭市で開催された石狩管内バスケットボール新人大会において、男子バスケットボール部が、第4位の成績を収め、12月24日(土)~26日(月)に苫小牧市で開催予定の南北海道大会への出場権を獲得しました。コロナ禍であり、様々な活動制限やコンディショニングにも苦労する中、チーム一丸となり、管内強豪校との粘り強い戦いを制しての南北海道大会への参加です。大きな大会での試合経験は、心技体を成長させます。日々の学習・生活・部活動を大切にしながら夢あるチャレンジに期待しています。
10.27Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業13
朝夕の冷え込みは、いつ雪が降ってもおかしくない昨今です。日中は、15度前後まで気温が上がるので、生徒たちの屋外での活動も何とか・・
はまなす学級は年間を通して、農園活動から様々広がるキャリ教育に取り組んでいます。思ったよりも冷たくないとはいえ、畑作業で使った道具の水洗いを丁寧に行っていました。作業内容を理解して、丁寧で確実な作業を行うこと、将来仕事に就くときに最も必要なスキルです。落花生の栽培にチャレンジしたようですが、他の豆類とはまた違った育ち方をするようで、次年度、どう生かしていってくれるか楽しみです。
体育の授業は、「楽しみながら」基礎・基本となる知識や技能を身につけていき、工夫しながら協働してゲームを楽しんだり、さらなるスキルアップを図るという体験から学ぶ教科です。1年生ソフトボールでは、プレーだけでなく、審判や応援、アドバイスの声なども自分たちで工夫しながらゲームの質を上げています。女子は、バレーボールのパス(オーバー・アンダー)の基本練習で獲得した技能を利用して、「パスリレー」を楽しんでいました。グループで競いあっているので、声掛けや励ましも素晴らしく、最後にゴールとなるグループにもみんなで拍手をおくる、授業の雰囲気が素晴らしい。スポーツを通して、音楽を通して、・・「何ができるようになる」のか、実技教科も「知識・技能」、実技を行う力だけではない、大切な力を育成していることを実感します。
10.26Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業12
1、ニワトリがさきかたまごが先か・・・基礎・基本か応用・発展か
「基礎・基本を学び、思考・判断・表現する活用を通して、より確実な基礎・基本と活用する力を獲得する。」
「基礎・基本と応用・発展をスパイラル(らせんを描いて上昇)に学び取る。」
数学の授業。「一方的に説明だけ聞いていると、解けたような気になって」しまいます。しかし、実際その解き方を自分でやってみるさっぱり・・ということありませんか?「一方的な説明は長期記憶に残りにくい」といわれています。そのこともあり、職員室での、数学の先生たちの会話は・・・、「何回も繰り返し、自分の力で基本的な問題を繰り返し解くしかない。そしてやればできるという実感をつかんでほしい」といった話をよくしています。授業の中で、いつもその定着のための時間をかけることも厳しいので、「学年×10分+10分」(中1ならば 7年生×10分+10分=80分)くらいは、最低限、家庭学習で一生懸命、問題を解くチャレンジに打ち込んでほしいところです。
一方的に暗記しがちな「基礎・基本」の真の定着も、たくさんの自力チャレンジで、五感を働かせて練習問題を解く「活用する力をつける」こと、そして「やればできるという自信」が、より確実な、基礎・基本の定着にもつながります。もちろん「活用する力」(未知なる状況にも対応できる思考力・判断力・表現力)そのものを伸ばすことにも・・
「基礎・基本をつけてから応用・発展へ」という順次応用力をつけていくというイメージから、「基礎・基本を学び、思考・判断・表現する活用を通して、より確実な基礎・基本と活用する力を獲得する。スパイラル(らせんを描いて上昇)に学び取る。」といったイメージの学習観・授業観の「変化」が必要です。2年生の数学では、学習支援員さんも入って、一次関数とグラフ、方程式・不等式等、確実にマスターしてほしい内容について、とにかく「グラフさえかければ・・」という信念でがんばっている様子が伝わります。
2、修学旅行 新聞づくり
3年生は、修学旅行の新聞づくりに取り組んでいます。慣れないアナログな新聞づくりに四苦八苦しながらも、「書く・記事となる」発見や体験はとても豊富な旅だったので、楽しそうに制作・編集しています。五感を働かせた豊かな体験から、「学習を個性化」する教科横断的な学びです(様々な教科で培った力を生かして自分なりのテーマをもって新聞で表現する総合学習)
3、「問題を読み解く」国語力が大切・・
「中・高」と思考力を問う問題が重要視され、国語だけでなく、どの教科もやや「課題自体が難解?何を求めなきゃならないのか問われていることがわからない・・」といったことがあるのでは・・世の中の傾向として、『たくさんの情報から取捨選択して必要な情報を整理・活用し、解答にたどり着く』という「思考力」が試されます。
「序論・本論・結論といった分の構成を学んだり、必要な個所を抜き出したり、要約したり、根拠をもって話したり、書いたり・・やはり「国語力」のあるなしは、様々な教科の伸びに影響してきます。しっかり頑張ろう。
4、技術
技術科では、電気回路をハンダ付けし、手回しラジオを作成していました。ラジオを聴く機会があまりないこともあってか、ものづくりに夢中になっていました。「はんだ付け」の技術は、先人の技術の「伝承」ですね。自家発電式の手回しラジオなので、災害時にも役立ちます。故障や断線のない、いいラジオに仕上げてください。
10.25 Tue. 後期認証式
10月25日(火)5時間目。後期認証式を実施しました。新しい生徒会役員が認証され、本格的に千歳中学校の顔となり良き伝統を引き継ぎながら新しいことにもチャレンジして欲しいと思います。各教室内では、体育館の様子を電子黒板で視聴しました。
学校長より
本日認証されたリーダーたち、千歳中の歴史と伝統を「伝承」するのではなく、新たな「伝統」を創るために「チーム千中」を引っ張り、また、フォロアーとして、全校生徒が、リーダーたちを支えてください。伝統は引き継ぐものではなく創り出すものです。
「ダーウインの進化論」によると、「強いもの、賢いもの」が生き残るのではない。唯一生き残るのは「変化」できるもの・・これだけ変化の激しい世の中で、学び方、情報通信機器とのつき合い方、スポーツや文化・・・。未来を生きるみなさんには、『変化』と『チャレンジ』が必要です。変化するために 重要なことは、
『意識が変わる』(意識が変わらないと何も変わらない)
『行動が変わる』(行動・状況を変えることで意識まで変わる)
『意識はもちろん、まず、行動をかえる』ことを頑張ってみてください。スモールステップでもいいので、定めたゴールに向かってチャレンジする具体の行動を変化させることに期待します。
10.25Tue. お弁当の日
土曜授業の食育授業の中で取り組んだ「お弁当づくり」の実践の日。みなさんは、自分でつくったお弁当を持ってくることができましたか?多くの高校はお弁当になるし、部活動や大会等で、家の人にお弁当を作ってもらっているという人も多いはず。そんな、普段、お弁当やごはん支度をしてくれている家族への感謝の気持ちを持ちながら、お弁当づくりができたら最高です。3年生にお願いして、My弁当を写真でとらせてもらいました。(本人は冷凍食品も使ってますよと言っていましたが)栄養素や色あいまで配慮した、素敵なお弁当です。
10.22 Sat. フリー参観日 授業の様子
〇3年生:理科・社会・道徳・数学 等
〇2年生:職場体験のまとめプレゼン製作
〇1年生:国語・数学・社会・理科・テーマタイム学習後のマイライフプラン(掲示物)
〇はまなす:修学旅行自主研修のまとめや職場体験のまとめプレゼン作成やリハーサル
〇3時間目の全校「食育学習」
自分の食生活を振り返り、健康に良い食習慣や栄養バランス、旬の食材や地産地消について考えてほしいと家庭科の先生による食育学習が行われました。今日の授業では、お弁当の献立作成のポイントも学びながら、自分でつくるお弁当の献立を考えていました。食材の購入や調理といった日々の親や家族の苦労、感謝の気持ち、家族との関わり等々、お弁当づくりを通して、様々なことを学んでほしいと思います。25日(火)個性豊かな『お弁当の日』、期待しています。
10.22 Sat. フリー参観日実施
10月22日(土)フリー参観日を実施しました。なかなか学校の教育活動を保護者の方々に見てもらう機会は少ないので、今日のような参観日は生徒にとっても保護者にとっても貴重な1日となりました。多くの保護者の方々に来校していただいたことに感謝申しあげます。
10.20Thu. 修学旅行帰着時間の遅れについて
3年生保護者の皆様には、修学旅行帰着時間の遅れ(一部高速道路の通行規制のため)のマチコミを送信させていただきました。学校帰着は、18:00頃を見込んでいます。
10.20Thu. 修学旅行3日目➁
11:48盛岡駅を出発した北海道新幹線はやぶさ13号も13:34には、新函館北斗駅に到着し、14:00に千歳に向け、バスが出発。到着は、予定通り17:30の見込みです。日没が早くなり、あたりは真っ暗です。通勤通学・生徒の下校時間とも重なりますので、お迎えに来校される保護者の皆さんは、事故等、十分にご注意ください。
10.20Thu. キャリア教育
キャリア教育の「キャリア」とは、ラテン語の「carrus(荷馬車)」が語源。荷馬車が通った後には轍(わだち)が残ります。人生もそれと同じように、過去にとおった跡から道ができ、キャリアが形成されます。つまり、キャリアとは過去から連続して続いていく「道のり」といった意味あいを含んでいます。
義務教育段階や高等学校において、キャリ教育の重要性が叫ばれています。職業体験やインターンシップだけでなく、「自己の将来像や職業、生き方を形成していく教育」であるキャリア教育。基礎的な育成したい力を次のように分類しています。本日の様々な職業人のお話をきいた、1年生「テーマタイム」、2日間の2年生「職場体験学習」や事前の「マナー講習会」等も、中学校段階での大切なキャリア教育です。
①「人間関係形成・社会形成能力」
・多様な他者の考えや立場を理解し,相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝える
・自分の置かれている状況を受け止め,役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画
➁「自己理解・自己管理能力」
・自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」等、自分を知る
・社会との相互関係を保ち,自らの思考や感情を律し、自己管理して主体的に行動する
・自己の役割の理解,前向きに考える力,自己の動機付け,忍耐力,ストレスマネジメント,主体的行動等
③「課題対応能力」
・仕事をする上での様々な課題を発見・分析 ⇒ 適切な計画を立て課題処理 ⇒ 解決する力
・社会の情報化に伴い,情報及び情報手段を主体的に選択し活用する力
・具体的な要素
情報の理解・選択・処理等,本質の理解,原因の追究,課題発見,計画立案,実行力,評価・改善等
④「キャリアプランニング能力」
・「働くこと」の意義を理解
・自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」の意義を理解
・多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用 ⇒ 自ら主体的に判断して自己のキャリア形成
今日の1年生のテーマタイムや2年生の職場体験が、みなさんのキャリア形成に大きなプラスとなり、次第に自分の夢や将来像、職業が見えてきたり(MY GOAL)、こうした学習が、日常の学習のさらなるプラス方向の動機になることを願っています。
【1年生テーマタイム】
【2年生職場体験 河川事務所・保育園・消防署】
【小学校・建設業・認定子ども園】
【小学校・中学校図書室・動物病院】
10.20 Thu. 1年生テーマタイム実施
10月20日(木)に1年生テーマタイムを実施しました。テーマタイムの目的は、さまざまな職業に就く人たちの話を聞くことで、働くことについての意義ややりがいの理解を深め、自分の今後の課題や進路設計のあり方を考えることです。本日は、千歳市消防本部消防士長、Wコーポレーション(北々亭の経営者)、千歳青葉幼稚園副園長、三人の講師の方をお招きして講演をしていただきました。
実際にいろいろな職業に就いている方々の講演を聴いて、自分の興味のある仕事について考えるきっかけになることを期待します。本日実施されたテーマタイムは、将来の自分を考えるとても貴重な時間となりました。
10.20Thu. 修学旅行3日目①
修学旅行3日目。心配されるような大きな体調不良もなく、修学旅行最終日の「盛岡手づくり村」での体験学習がスタートしています。歴史と文化のある岩手山麓の民芸品・工芸品等の手づくり体験に挑戦。陶器づくりや絵付け、わら細工や竹細工と、岩手、盛岡ならではのものづくりに取り組みました。
10.19Wed. 修学旅行2日目➁
午後からは、自主研修。やや雨にも降られたのでしょうか、傘もちらほら。昼は、わんこそばや冷麺、じゃじゃ麺などが盛岡では名物。市内を流れる北上川や岩手山の雄大な景色や森岡八幡宮の写真も送られてきました。
10.19Wed. 2年生職場体験
10月19日(水)~20日(木)は、2年生の職場体験学習。まず何よりも、コロナ禍により実施できていなかった「事業所に出向き職場体験を行う」という学習に理解を示し、生徒の受入れに同意していただいた地域の事業所・企業・園や学校・公共機関等に心から感謝申し上げます。中学校におけるキャリア教育には、やはり、職業の実際の体験や働くということ、社会に出るということ、自律とは・・・等々、体験から多くのことを学ぶ機会は欠かせません。
【目的】
①職業体験を通して、自己のあり方、よりよい生き方を考える。
➁働くことの喜びや厳しさ、その価値を学び、職業への関心を高める。
③地域社会に触れ、地域の良さを再確認する。
この学習で、多くのことを学んできてください。
【体験の様子~一部事業所】
お蕎麦屋さん・福祉施設
お菓子屋さん・商店・小学校・
小学校・中学校
河川事務所・バス会社・美容室
10.19Wed. 修学旅行2日目①
ホテルさつきでの1泊目、今朝の健康状況もおおむね良好で修学旅行2日目をスタートさせています。「猊鼻渓舟下り」紅葉の渓谷を1クラス一艘の船でゆったりと渡っていきます。東日本大震災で大きな打撃を受けた猊鼻渓ですが、ゆったりと流れる時間、風情ある渓谷の渡り、旅行者にも人気のスポットだけに生徒達も楽しめたのではないでしょうか。
午後からは、修学旅行のメインでもある盛岡市内の自主研修。自主研修とは、研修テーマに沿って、班で協力し合いながらテーマである学習や研修を「自ら深める」学習です。自律的に学び取る学習ですから、「役割や責任の遂行」「社会的マナーの遵守」「班での協力・判断力・正しい行動」・・が問われます。そこに『信頼』がないと任せられない学習ですから、ルールやマナーを確実に守り、各班の協力で、自律的に学び取ってきてほしいと考えています。
10.18Tue. 修学旅行1日目終了
秋の中尊寺は、「わびさび」を感じられる修学旅行初日となったようです。室長会議や夕食、自由時間やクラスミーティングとプログラムは続きますが、移動の疲れをしっかりとり、充実した2日目の研修につなげてください。
10.18Tue. 生活体験・英語暗唱発表大会
第57回石狩管内中学校文化連盟『生活体験・英語暗唱発表大会』が江別市のえぽあホールで開催され、本校2年生が堂々たる発表を披露してくれました。
【生活体験発表】
千歳中学校 佐藤菜々美 さん 「過程」の大切さについて
〇ともすると、「結果」に執着し、「今までの努力が水の泡・・」等と考えがちな私たち・・。日々の積み重ねの大切さに着目し、努力の過程にこそ価値を見出さなければならないことを理路整然と発表していました。
【英語暗唱発表】
千歳中学校 木村明日香 さん Drippy
〇「もっと英語を話せるようになりたい」「伝えることができるスピーキング」、英語を学習する中で、表現する・伝えるという力は、誰もがつけたい力です。音読で練習することが多いと思いますが、より効果的なものにするには、①わからない単語や表現は調べておき、文章の内容を理解しておく➁内容をイメージし、感情を込めながらイントネーションをつけて読む といったことが重要なことだそうです。木村さんの発表は、正しい発音とイントネーション、ジェスチャーをまじえて、実に豊かな表現力でした。3年生での参加が多い中、自分らしく堂々とした発表に大きな拍手が送られていました。
10.18Tue. 修学旅行 中尊寺
芭蕉が、その門人である河合曾良(かわいそら)と共に、江戸を出発し、東北・北陸をめぐり、岐阜の大垣までの旅行をまとめた俳諧紀行文「奥の細道」。光堂を訪れる前、芭蕉は藤原氏の残した遺構を見てまわり、古(いにしえ)の人々に想いを馳せて涙を流し、ここ光堂だけは昔と変わらぬ姿をとどめていることに強く感動し、奥州平泉(現在の岩手県)で次の句を詠んでいます。
「五月雨を振り残してや光堂」
「何もかもを朽ちさせてしまう五月雨も、この光堂だけは降らなかったのだろうか、金色の堂宇(どうう:堂殿のこと)が光り輝いていることよ。」「五月雨を降り残す」というのは、ややわかりにくい言い回しですが、光堂だけは五月雨を降らせなかったという豊かな表現。皆さんはどんな感情を抱いたでしょうか・・
10.18 Tue 修学旅行②
10月18日(火)朝早くに出発した3年生修学旅行。新函館北斗駅に到着し、新幹線へ乗車。これから昼食をとり、岩手県盛岡駅へと向かいます。責任ある行動を継続して、楽しい修学旅行となることを期待しています。
10.18Tue. 修学旅行出発
朝夕の冷え込みにより、日に日に紅葉も色づいてきました。3年生は、実行委員会を中心に準備してきた修学旅行へ出発。朝早い出発となりましたが、委員による検温でバスに乗車し、新函館北斗駅を目指して出発しました。
「為すことによって学ぶ」、義務と責任を果たしながら安全で楽しく、学びと思い出多き修学旅行に・・「行ってらっしゃい」
10.17Mon. 明日、修学旅行出発
いよいよ明日から修学旅行。5時間目に前日集会が開かれました。実行委員長のことばにも団長である教頭先生のことばにも、二泊三日の道外修学旅行に行けることを幸せだと思い、ルールを守って思い出多い修学旅行となるよう、しっかりやり切ろうという決意が表れていました。
集団旅行なので、リーダーとなる委員や係、班長、室長等の役割の行使やリーダーシップの発揮も人と集団を成長させるものです。「この修学旅行を楽しく、思い出多きものにするために、役割に対する義務や責任も果たしていこう」という学年の先生のお話と写真隊形の練習を行って下校となりました。
10.16Sun. 石狩管内バスケットボール新人大会
石狩管内中学校バスケットボール新人大会・モルテン杯が開催され、予選ラウンド2日間が終了しました。
女子は3チームリーグの予選で、1勝1敗。1敗は、1点差ゲームという悔しい結果。管内16チームによる決勝トーナメントに進むことはできませんでしたが、攻守にわたって粘り強く、練習成果の見える熱戦でした。さらなるステップアップのために「何が必要か・どんなことができるようになるべきか」、反省材料も見えてきたと思います。今後の成長に期待します。
男子は、シード決めのトーナメントとあって、どの試合もレベルの高い熱戦となりました。粘り強いディフェンスとスピードを活かしたゲーム展開で、予選トーナメント2勝で、第5シードでの決勝トーナメント進出です。個々のスキルアップとチーム力向上に期待します。
10.13 Thu マナー講習会
10月13日(木)2年生では、来週実施される職業体験に向けて、飛鳥未来高校から講師を招いてマナー講習会を実施しました。講師の方からは、普段の日常生活から元気で明るい表情での挨拶、礼儀正しさが今後多くの場面で求められることを学びました。本日のマナー講習会で学んだこと、身につけたことをすぐに実践して、来週の職業体験にいかしていって欲しいと思います。
10.13 Thu 学力テストB
10月13日(木)3年生は学力テストBを実施しました。後期は、自分の希望進路を確定する時期です。今までの努力の成果を全て発揮し、最後まで諦めない気持ちを持って頑張って欲しいと思います。また、高校受験は学力検査だけではなく多くの学校で面接試験も実施されます。普段から元気な挨拶、態度、服装等々気をつけて学校生活を送ることを期待しています。
10.11 Tue 後期始業式
10月11日(火)後期始業式を実施しました。これからは、1・2年生が中心となり千歳中学校のさまざまな活動を計画・実行していくことになります。3年生は、自分の進路目標に向けて真剣に取り組んでいく時期に入ります。前期の反省をもとに気持ち新たに良いスタートが切れることを期待しています。
後期始業式 「根っこを育てる」
校長 金 森 直 人
後期がスタートします。前期の反省をもとに新たな目標を立て、日々の努力の継続で、力を伸ばしましょう。皆さんの強みは『素直さ』『努力の大切さ』をわかっていることです。
さて、後期始業式にあたり、学校だよりにも記載したのですが、 「根っこを育てる」という話しを紹介します。ある担任が、こんな話を学級でしていて感動した覚えがあります。
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花を咲かせているのは枝であり、枝を支えているのは、幹である。そしてすべてを支えているのは、目に見えない「根っこ」なのだ。「根っこ」は普段、土の中に隠れて見えない。つまり、「すばらしい結果」が「花」ならば、「普段の生活態度や勉強」が、「根っこ」なのだ。どんなに美しい花も、いつか必ず散るときがくる。そして散った花は、元には戻らない。
けれども、根っこをちゃんと育てていけば、きっとまた美しい花が咲く。
花が咲いたことに有頂天になって、根っこに水をやるのを忘れてしまえば、いつまでたっても次の花が咲くことはない。いつまでも花を愛でているわけにはいかないのだ。
花の命は短い。
力強い根っこや幹、枝葉を育てる過程こそ、人生そのものだ。
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千歳中では、やせた土地にもしっかりと根を伸ばし、ぐんぐん伸びていく柏の木について記された「柏葉の精神」があります。共通することだと感じる「根っこを育てる」教育。みなさんの素直さ、ひたむきな努力で、後期も、共に「学び続けて行きましょう」
10.7Fri. 合唱部引退式
今日の放課後、合唱部は、3年生の引退式を行いました。お世話になった3年生に歌を送る1,2年生、それに応え、2人の3年生で、素敵なハーモニーを響かせていました。3年生が歌った「群青」という曲は、福島第一原子力発電所から半径20km圏内に位置する福島県南相馬市で生まれました。 南相馬の子どもたちが東日本大震災によって離ればなれになってしまった仲間を思って、つぶやいたり、書き留めた言葉を、中学校の先生がまとめ、曲をつけてできた作品だそうです。津波、原発事故によって離れ離れになってしまった仲間、友のことを思い、卒業期には、ちょっと切ない思いと共に歌い継がれている曲です。歌声だけでなく、その曲に込められた思いや感情も伝わってくる合唱の素晴らしを感じました。「群青」、特に素敵でしたよ。
10.7 Fri 前期終業式
10月7日(金)前期終業式を実施しました。前期の活動を振り返って各学年の代表者が、前期の反省と後期に向けての決意を述べていました。全ての代表者が素晴らしい代表挨拶をすることができました。3連休明けからは後期が始まります。気持ち新たに全校生徒が楽しいと思える学校生活を送れることを期待しています。
前期を終えるにあたって
校長 金 森 直 人
本校の最大行事である第75回文化祭は感動的なものでした。メインとなる合唱発表会は、コンクール形式を取らずとも、仲間と創る「心に響くハーモニー」を求め、指揮・伴奏・パートリーダーたちが中心となり素晴らしい取り組み過程と美しいハーモニーを響かせてくれました。生徒会テーマ『夢絃』に象徴されるように、コロナ禍に立ち向かい、素直な心でひたむきに努力し「夢を実現させる」という強い思いが、~夢へと紡ぐ糸~として見るものに感動と勇気を与えてくれました。
前期を終えるにあたり、今年度の重点目標「主体的に学び、心豊かに行動し、最後までやり切る」が達成に近づき、みなさんの「素直さ」「目標を持ち努力を厭(いとわ)ない姿勢」が何物にも代えがたい良さだと感じています。
そして、自己実現に向かう後期・・
極端ないいかたですが「暗記・記憶するような単純な知識や技能はネット検索すれば出てくる時代です。変化の激しい現代、未来を切り拓いていくために必要なのは、自ら考え、主体的に判断し、豊かに表現していく力、そして、みんなと協働するコミュニケーション力」です。
みなさんを見ていると、好きなスポーツや音楽に打ち込み、好奇心を出発点に、自ら学び取っていく若者のエネルギーは、今も昔も変わっていないのでは・・と感じています。後期も皆さんの日常を大切にした、前向きなチャレンジをとても楽しみにしています。
前期を終えるにあたり、少し残念に思っているのは、コロナ禍や世の中の急激な変化からか、様々な要因で、学校に足が向かなかったり、悩みを抱えた子どもたちも増えています。全校生徒540人、ひとり一人、速度は違っても、これからの社会を生き抜き、未来を切り拓いてく力を培っていきたいと思っています。
3日間の短い秋休みですが、前期の成果と課題を振り返り、今年度の後半戦である後期を良いかたちでスタートさせましょう。
10.7Fri. キャリア学習
はまなす学級では、職場体験に向けて事業所に電話連絡し、時間や持ち物、仕事内容等について聴きとり、メモしながら計画書をまとめるという学習に取り組んでいました。失礼のないように敬語も使いながら担当者の方を電話口にお願いし、質問事項を丁寧に聴きとっていきます。言葉遣い、表現方法、言われたことに対するリアクション、お礼のことば、重要なことの箇条書き、電話後のまとめ・・おそらく社会に出て、職業についてから必要となる要素だらけです。職場体験では、身なりや服装、コミュニケーション、礼儀正しさ、仕事内容の指示を理解し完了の報告、丁寧な作業・・働くことの難しさや大切さ、やりがい等、様々なことを体感するでしょう。
前期の間、一生懸命畑作業した成果である作物が夏野菜、秋の実りと収穫を経験し、「販売」するために、きれいに洗ったり、袋詰めしたり、販売価格を決めたり、会計のお金の計算・・こうした学習もとっても大切な学習です。
一足早く、社会的自立、職業選択めざして、高等支援学校へ進む生徒も多いはまなす学級です。キャリア教育は、「目指している社会・職業的自立に向けてキャリア発達を促す」学び。教科の座学はもちろん、体験や行動といった実践の場で学ぶことが一番近道だといわれます。キャリア教育で身につけたい四つの「基礎的・汎用的能力」、①人間関係形成・社会形成能力 ➁自己理解・自己管理能力 ③課題対応能力 ④キャリアプランニング能力と言われますが、言葉遣いから、時間を守ること等々、日々のあたりまえの学習が、この基本となる能力の形成に深くかかわっています。キャリア教育の深まりに期待しています。
10.7Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる授業11
1、国語科研究授業 俳句 初句をつくろう
3年1組で国語の研究授業が行われ、ビデオ録画させてもらいました。この授業の様子は、石狩管内の中学校国語の先生たちが集まる研究会で、ビデオ動画で実践交流されます。
授業は5,7,5の各自つくった7.5に初句をつけるもの。四季の季語をネット検索を含めて出し合い、様々な四季の季語から、自分の俳句にあった季語を選択し、俳句を完成させていました。授業の終末では、自分の詠んだ俳句を隣に照会し、意見をもらったり、解説したり・・1週間ちょっとに迫った修学旅行でも、一句詠めるといいですね。
冷え込んだ今朝、学校の庭に白黒のカラスを見てびっくり。調べてみると、どうやらカササギという鳥で、スズメ目カラス科の鳥で、日本ではおもに北九州地方に生息しているちょっと謎も多い鳥のようです。七夕伝説に登場する鳥であり、「天の川を渡る織姫のために羽を連ねて橋を作る」と言われているそうで、秋の季語(旧暦7.8.9月は秋)となっていることを知りました。【関連季語:鵲の橋、鵲の巣 「かささぎやけふ久かたのあまの川」 出典:守武「飛梅千句」】
2、技術3年生 鋳造 鋳造のレポートをつくろう
3年生の技術の授業では、鋳造についてネット検索も活用して調べ学習。個人レポートにまとめるためのノート作成に取り組んでいました。「調べたことを転記」では、真の「知識・理解」にはならないので、自分なりに説明の図や写真などをノートに描きながら、そこに解説文を入れ込んでいました。調べたことを取捨選択して、自分のことばや表現で表し直し、整理・まとめる。紀元前4,000年ごろ、メソポタミアで始まったとされている鋳造の歴史。長い年月をかけて伝承・発展してきた技術について学びを深めていました。
10.6Thu. 修学旅行しおり集会
文化祭では、合唱発表会で、クラスの絆を深め、学年の団結力を高めた3年生。前期生徒会役員、委員として、学校をけん引してきた3年生もまもなく前期を終え、進路決定、自己実現を目指す時期となってきます。コロナ禍の厳しい状況の中で、ことごとく、「3年ぶりの〇〇」を成功させてきた3年生です。「いわてに行けることをいわって」というスローガンに込められた「コロナ禍にも、行けることになったのだから、しっかりと喜んで取り組んでいこう」という思いを大切に、安全・安心で、みんなが楽しめ、多くの学びを得ることができる集団旅行をしっかりやり切ってください。
6日(木)には、実行委員会の委員長、実行・生活・学習・保体・文化・記録係長さんから、タイムテーブルや研修内容、注意事項等がわかりやす説明され、しおりにアンダーラインを引きながら集中して聴き入っていました。修学旅行のねらいは、①班活動:仲間・協力 ➁学年委員会・係や役割:自治意識 ③東北地方での体験・見学を通し社会的視野を広げる ④集団行動の基礎を身につけ学級・学年がひとつに となっています。係長自らが、責任と覚悟を持って、しおり内容を伝える姿に、修学旅行の成功が予感されます。
10.5Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業10
3年生の数学では、何人もの先生や学習支援員が授業に入って、わからない問題の解答にチャレンジしていました。「問題文を読み解いて、情報を整理し、数学的な見方・考え方を働かせて正解にたどり着く力」、いわゆる『思考力を問う問題』が入試等で良く出題され、これからを生きる若者に「育成したい力」だと良く言われます。しかし、そうした『活用する力』のベースとなっているのは、教科で培った「基礎・基本」です。「問題文から表にして整理するようにしよう」とか、「関数の式をグラフにかければ問題を解けるようになるよ」・・等と先生が言っていますよね。難しい問題も、基本に立ち返って粘り強く考えていくことが大切・・。
中学校の部活動では、いやというほど基本練習を繰り返します。3年間基本をしっかり身につけたチームは、いつしか、自ら考え、自分たちで対戦相手に対応した教えられた以上のプレーをできるようになります。基礎・基本に忠実なチームから、「活用する力・創造的な力を発揮するチーム」への成長です。より「基礎・基本」を丁寧に習得し、活用するための実践的な練習を繰り返し行ってきたチームほど、その『伸びしろ』が大きく、ジュニア期のスポーツの面白さは、その指導者をも驚かす、伸びしろの大きさにあるといっても過言ではありません。
また、理科の学習について、9月26日のホームページの中で紹介しましたが、『理科では、「習得⇒活用⇒探究」という過程が重視されるが、実は、知識の「習得」とは、「活用」があって初めていえることで、知識の記憶だけ=「習得」段階だけで終わっては、知識の習得にすらなっていない。』ということが、すべての学習にあてはまる真理です。逆に言うと、『基礎基本となる「知識・技能」の真の習得は、「活用」という作業や学習があって初めて身につくもの』ということです。
理科の授業では、物質の化学式や化学反応を「実際に元素記号の書かれた磁石を動かして」考えたり、知識として得たガスバーナーの使い方を実際に手を動かして確認したり、温度を調べながら実験データを取って、そのデータをもとに考えたりを繰り返していました。
比較的「基礎・基本」としてとらえられる『社会で生きて働く「知識・技能」』も、『未知なる状況にも対応できる思考力・判断力・表現力』も、別物ではなく、深く関連し合った力であり、どちらも、育成が求められる力、「生きる力」なのです。
10.3Mon. 資源回収物の社会福祉協議会への贈呈
10月に入りました。文化祭を終え、学校は「前期から後期への橋渡しの時期」。各委員会が開かれ、前期反省を行い、活動は、徐々にリーダーシップを2年生へと受け継いでいきます。文化委員会が中心となり収集活動をしている「リングプルやペットボトルキャップ」もかなりの量になったので、社会福祉協議会に来校いただき、贈呈式を行いました。社会福祉協議会を通じて、処理業者に送られた回収物は、粉砕してプラスチック製のファイルにリサイクルされたり、金属としてリサイクルされたりします。社会福祉協議会では、これらの回収物による売却利益等を、社会福祉基金へ寄附したり、「福祉のまちづくり」の財源や福祉機器として活用する車いすの購入資金にあてたりと有効活用しています。リサイクル、リユース等の取組ですから、SDGsの17の目標でいうと、12.13.14あたりのゴールに関わってくる取り組み。まさに「地球規模で考え、行動は足もとから」" Think Globally, Act Locally "という取り組みです。委員会活動を通じた社会貢献、地域貢献にも前期の活動ぶりと成果に敬意を表します。
〇今回、回収・寄贈したリサイクル品 キャップ 29.7 kg ・ リングプル 41.6 kg
〇社会福祉協議会からのお礼状
謹啓
この度は、千歳市社会福祉協議会「愛情銀行」にリングプル・ペットボトルキャップの御寄贈をいただき、誠にありがとうございました。
お預かりしましたリングプルは本会愛情銀行を通して、また、ペットボトルキャップは、愛キャップ市民回収運動実行委員会を通して、皆様方のご期待に沿うよう社会福祉協事業を推進するための資源として活用させていただきます。
今後とも、リングプル回収運動並びに愛キャップ市民回収運動に温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ略儀ながら寸書をもってお礼といたします。 謹白
令和4年10月3日 社会福祉法人 千歳市社会福祉協議会
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10月は、日没が早くなり放課後活動の時間も短くなってしまいますが、委員会活動、部活動に、生徒たちは大忙しです。仕事や役割に対する責任、計画・実践・評価・改善PDCA、コミュニケーション、新・技・体の成長・・・学習はもちろん、こうした生徒会活動・部活動・特別活動には、社会に出て役立つ「生きる力」を培うエッセンスがいっぱいです。
【委員会活動】
【体育館の割り当て時間まで勉強するバレー部】
【限られた時間・場所でがんばる部活動】
10.1Sat. 英検
今日から10月。秋晴れのさわやかな一日となりました。気温は10月としては異例の20度超えになりそうです。文化祭を終えて日に日に秋めいてくる頃です。学校では、実用英語検定が行われました。中には高レベルの準二級受験も・・準2、3、4、5級の会場と時間を分けて、真剣に答案用紙に向かっていました。中には、ダブル受験の生徒もいるようです。グローバル社会に語学力アップを・・。
9.30Fri. 第75回文化祭「夢絃」~夢へと紡ぐ糸~
第75回文化祭が開催されました。学年分散形式ではありますが、保護者にも来校いただき、3年ぶりの発表会形式でのクラス合唱。どの学年も、ひとり一人の個性と学級の彩りあふれる素敵な合唱を披露してくれました。特に中間交流会からの伸び率には目を見張るものがあり、みなさんの目標を持って努力するエネルギーのすごさに驚かされました。
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閉祭式 校長挨拶より
1、生徒会役員・各委員会のこれまでの準備、ビデオ映像、全体のコーディネート、本当にお疲れ様でした。また、美術部のステージバック、日頃の活動の紹介の場となる、はまなす学級、パソコン部、英語部、美術部の表現作品発表は、千歳中の豊かな文化活動を発信してくれました。
2、そして、3年ぶりとなる合唱発表会。どの学年も、素晴らしい発表会となりました。「合唱がなぜ人を感動させるのか」考えることがあります。もちろん、曲の持つ、美しさ、メロディー等ももちろんそうですが、指揮者を中心にブレスや息遣いまでそろう一体感や、曲づくりに向かう思いの強さ・・と言ったものが、周囲の心を打つのだと思います。
3、芳野先生の合唱の講評の中で、「これまでの皆さんの取組が素晴らしい合唱を創ってくれたこと」「合唱もやはり、発表までの着実な努力が大切であること」を話していました。勉強でも、スポーツでも、音楽でも・・同じなんだなあと感じます。
一人一人の持つ個性の糸を紡ぎ合わせ、互いが認め合える学校を目指す、「夢絃」、
千歳中のコロナ禍に立ち向かう、新たな伝統にエールを送ります。心に響く合唱発表会をありがとう。
9.29Thu. 音楽研究授業
千歳市・石狩管内の音楽科の教科研究のために、3年1組の音楽の授業を研究授業として、ビデオ撮影させてもらいました。市内の音楽の先生たちも来校し、最後にはみんなで合唱。素晴らしい授業でした。
歌詞や様々な音楽記号で表現された、「楽譜」から読み取れる情景・場面・心情をイメージし、「このフレーズをどんな表現にしていこうか・・」とイメージや表現法を共有する授業でした。一つの楽譜の同じ曲ですが、歌い手側の曲の解釈や表現の工夫により、合唱・曲に表情がつくというか、伝わってくるというか・・合唱のすばらしさを感じることができる授業でした。
明日の全校生徒の合唱発表会にも大いに期待をしています。「心に響く合唱を・・」
9.28Wed. 文化祭の開催にあたって
千歳中文化祭の開催にあたって
校長 金森 直人
生徒会テーマ『夢絃』~夢へと紡ぐ糸~は、コロナ禍の困難に立ち向かい、実現への様々な糸を紡いで、「夢を実現させる」という思いが込められていると感じています。全校生徒が初めて経験する合唱コンクールを中心に据え、文化部のステージバックやスライド編集、部活動展示、各委員会で役割分担した運営や学級の取組推進、装飾等々、そのすべてが、学校文化のプレゼンテーションであり「発信」です。
やや市内の感染状況は、落ち着きを見せつつあるものの、校下の小学校の学級閉鎖や、本校生徒の陽性、あるいは家庭内での濃厚接触扱いは、むしろ微増の状況です。文化祭の開催方法も、全校一斉開催、学年分散、保護者来校の可否等、検討を重ねた結果の一家庭1名の保護者来校、学年分散での開催、動画配信といったかたちをとらせていただきました。30日(金)の開催日程やYouTube限定配信についてご案内やマチコミメールでの連絡がいっていると思います。検温やマスク、上履き持参等、感染防止対策にもご協力願います。
28日(水)の練習を見ていても、指揮者・伴奏者・パートリーダー等がパートや合唱団をけん引し、自主的に練習を進める姿に胸が熱くなります。「合唱づくりは、学級づくり」とよくいいますが、様々な音色(個性)を持った40名が、パートごとの音をひとつにし、そのパートパートがそれぞれの良さを出しながら、互いに響き、響かせ合いながら調和し、美しいハーモニーを奏でます。指揮者・伴走者がリズムや音色、速度、表現技法をコントロールし、「〇年〇組の仲間にしか創りだせない合唱」を創ります。その過程が、まさしく学級づくり、人間関係づくりだと実感します。この行事を通して、学級・学年の連帯感を深め、千歳中学校の新たな伝統を築いてくれるものと確信しています。29日(木)の前日準備を終え、30日(金)の文化祭を楽しみにしています。
『夢絃』~夢へと紡ぐ糸~
We can make our dreams come true. Let’s get started.
9.26Mon. 学ぶ意欲の向上とわかる授業9
1.好奇心はサイエンスのはじめの一歩
理科の授業の原点は、“不思議なこと”に興味をもつこと。好奇心はサイエンスのはじめの一歩とよく言われます。「なぜ?」「どうして?」といった視点で実験をしてみると、理科はぐっと身近なものになります。
RikaTan(理科の探検)誌編集長で大学教授の佐巻氏は、理科教育について次のように話しています。
「 ①理科教育でも、重視される「習得」「活用」「探究」。極端に言うと、「習得」で終わって「活用」がないなら、実は「習得」もされていない。知識の「習得」とは、「活用」があって初めていえることである。
➁核となる基礎・基本を学び、「わかった、できた」という経験が、視野を広げ、「知的喜び」と「感動」をもたらす。理科における基礎・基本も、むやみにたくさんあるわけではない。(例:「物の重さ」では、「物は重さをもっている。重さは保存される」、「生物の特徴」なら「栄養をとる(つくる)、成長をする、呼吸をする、子孫を残す」等というように1行、2行で示せるようなもの)
これらを教材を通して、その場かぎりの認識ではなく、「活用」もしながら、理解と納得の上に信念として獲得することが重要である。
③本当の基礎・基本と共に、実物を持ち込んだり、予想や仮説をもって自然に問いかける観察・実験を行ってその結果から予想や仮説を吟味することもとても大切である。実験・観察・ものづくりを通して、未知なる自然を探究する、たのしくわかる理科の授業が今求められている。」
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全国学力・学習状況調査を行っても、北海道の理科の平均点が全国平均や比較的高めに出ているのも、こうした「好奇心に根差した実験や考察を出発点に授業を組み立て、表面的な理解ではなく、習得・活用できる思考・判断・表現力を大切にする日々の実践」に裏付けられている気がします。見えないものが見える、科学的現象や物質のありようを図示できる、起こっている化学変化を説明できる・・・理科・科学特有の見方・考え方を働かせる学習の積み重ねが、さらなる知識・理解や理科の見方・考え方に磨きをかけます。学習の深まりに期待します。
2、豊かな表現力
どの教科も「活用する力」、いわゆる「思考力・判断力・表現力」の育成が求められています。極端な表現方法を恐れなければ、「暗記・記憶するような単純な知識・技能はネット検索すればすぐに出てくる。変化の激しい時代、未来を切り拓いていくために必要なのは、自ら考え、主体的に判断し、豊かに表現していく力と協働の力、コミュニケーション力だ!」と言ったことが良く言われます。
音楽の授業を見ていて、本校の生徒たちの、「良いものを創ろうとひたむきに努力する心、教えを素直に受け入れ改善しようとする前向きさ」に大きな期待感を感じます。コロナ対応で、クラス合唱の半分のパートは、どんな表現にするのか考えながら楽譜を写譜しています。様々な音楽記号や先生からのアドバイスも楽譜にしっかりと色付けされています。パート練習では、「音が♪通り伸びていない、ここはもっとほしい、強く、優しく・・・」様々なアドバイスで、どんどん音が変わり、曲想が変わっていきます。授業の最初で歌った合唱曲と授業の最後で歌う歌には、明らかな違いが・・曲に表情がついたり、メッセージがが聴く人に伝わる様子に驚きます。音楽的な『豊かな表現力』が素敵なクラス合唱を創ります。例えば、テノールパートが、ソプラノの伸びのある美しいメロディーを聴きながら自分のパートの音を”ハモれる”ようになるとほんもの・・メロディーが調和します。音楽の秋、美しい調和(ハーモニー)、感性の豊かさを身につけるクラス合唱の素晴らしを感じられる季節です。
9.23Fri. 吹奏楽部第40回定期演奏会
千歳中学校吹奏楽部第40回定期演奏会が開催されました。二部構成で開催された定演は、様々な趣向を凝らし、美しく深みのあるサウンド、軽快な演奏、映像での演出等々、生徒・保護者を含め、多くの観客に素敵な秋のひとときをプレゼントしてくれました。
職人技のように、匠の技を受け継いでいくのが「伝承」、千中サウンドの「伝統」は、その代、その仲間たちにしか創ることのできない、「創り出すもの」だ、ということを感じさせられました。コロナ禍、様々活動制限がある中、新たな伝統を創り上げた吹奏楽部の皆さん、これまで部をけん引してきた3年生に拍手を送ります。家庭でしっかりと活動を支えてこられた保護者の皆さん、父母会の大きなバックアップ、先輩、音楽関係者の皆様にも感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。
9.22Thur. 明日は吹奏楽部定期演奏会
9月23日(金)は、北ガス文化ホールで、千歳中学校吹奏楽部 第40回定期演奏会が開催されます。3年に及ぶコロナ禍、様々な制限を受けながらも工夫しながら、曲づくりにひたむきに取り組んできた吹奏楽部。明日の素敵な演奏を楽しみにしています。
【22日ホール練習のため、写真は21日の練習の様子】