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7.11Tue.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業20

1、家庭科2年生「刺し子」

 2年生の家庭科では「刺し子」に取り組んでいました。「至適温度(を越える)」についてはもう学習したでしょうか?温度、湿度ともに、勉強するには適さない蒸し暑さの中、集中して作業に取り組む姿は実に立派です。美術、技術、家庭科等、作業をともなった、「創作、制作、ものづくり」の学習の中で、本校生徒の見せる集中力には感心します。もしかすると、制作・作業に見られる集中力や丁寧な作業は、将来のキャリアに生きる「強み」かもしれません。「体験をともなった学び」での集中力、大切にしていきましょう。

2、社会科 1年生「日本はどのように国ができていったのだろう」

 「日本という国がどのようにしてできていったか・・」大きな課題に対して、「争いごとが・・、食料が・・、稲作が始まって食料が安定し、争い事で大きくなり、支配し・・・・」生徒達は、実に社会科的な「見方・考え方」を働かせながら・・しかも「授業の中で、対話し、思考が少しずつ膨らんだり広がったり・・」、見ていて生徒達の発言に、「なるほど・・」とはっとさせられるものがありました。社会科は、知識として理解し、記憶再生しなければならない事項が多い教科のように思いがちですが、環境や時代背景、生活様式や文化等々、様々な視点から、出来事や歴史を「自らの思考」で広げていき、他者との情報共有から「思考を練り合い」、さらに最適解を生み出していくという「思考力・判断力・表現力」の育成が問われる時代です。いろいろな意見が、ぼつぼつ出る中から、それがつながっていき、デジタル教科書の動画等も視聴しながら、授業の終盤には、生徒の口から、「稲作が始まって食料が安定してきて土地や人も増えて、それから争い事で・・・」と文章になって表現していました。社会科的な表現力(資料活用の力を含め)の育成に期待します。