学校のブログ
3月19日(火)
第46回卒業証書授与式
式 辞 「感謝の気持ちを忘れずに」 思いがけない大雪で まちは再び冬の装いに変わりました。予報によると午後からは太陽が顔を出し 6年生の門出をお祝いしてくれそうです。 本日は 本校の第46回卒業証書授与式に ご多用の中 そして足元のよくない中 多くのご来賓の皆様 保護者の皆様にご臨席を賜りました。心から御礼申し上げます。ありがとうございます。 ただ今 59名の卒業生一人一人に卒業証書を手渡しました。壇上で証書を受け取る凛々しい姿を会場の皆様にご覧いただきました。その卒業証書には 皆さんが この六年間の学校生活で学んだことや 培ったすべてのことが込められています。ぜひ いつまでも大切にしてほしいと思います。 皆さんと過ごしたこの一年で一番印象に残っているのは 桜木小の顔としてなにごとにも自分から進んで取り組む学年であったことです。校外分団のリーダーをはじめ クラブ活動や委員会活動でも自主的に行動し 下級生の面倒を見てくれました。中学校に進んでも 主体的に様々なことに取り組むことのできる人であってほしいと思います。 さて 本日 みなさんを送り出すにあたって 心にとどめておいてほしいお話をして お祝いの言葉にしたいと思います。 一つ目は 「感謝の気持ちを忘れない」ということです。 皆さんはこの六年間で心も体も大きく成長しました。たくさんの知識や技を身に付け 心も豊かになりました。このように成長できたのは ご家族や地域の方々 友達や先生など 多くの人の支えや励ましがあったからです。常に自分が周りの人々との関わりの中で生かされていること 言い換えれば 決して一人ではないことを胸に刻み そのことに感謝し 自信と誇りをもって歩んでいってください。 次に 靴を販売しているある会社の話をします。 ある企業が自分の会社の靴を輸出するため ある国へ調査員を二名派遣しました。帰国後 一人の調査員は残念そうに報告しました。「社長 まったく売れる見込みはありません。この国の人は誰も靴を履いていません。」一方 もう一人の調査員は大喜びで言いました。「社長 この国の人は誰も靴を履いていません。今こそ売り込むチャンスです。」 一人目の調査員のように冷静にものごとを判断することは必要かもしれません。しかし 私たちが直面してきた新型コロナウイルス感染症のように想定外の出来事が起こる世の中において必要なのは むしろ二人目の調査員のように ものごとを多面的にとらえ前向きでプラス思考で考えることのできる人間ではないでしょうか。 卒業生の皆さん どうか中学校生活に向け夢をもつだけではなく 「夢をかなえる力」を身に付けていってください。一人一人の夢によって 身に付けるべき「夢をかなえる力」は様々だと思います。どんな困難に対しても背を向けることなく 前向きにプラス思考で挑み続けてほしいと思います。 最後に とんちで有名なお坊さんの一休さんが 弟子たちに残したと言われている言葉を紹介します。 「大丈夫 心配するな。何とかなる。」 いつでも桜木小学校の先生方はみなさんの味方です。 保護者の皆様 本日は誠におめでとうございます。 これまで 本校の教育活動にご理解とご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。保護者の皆様には 慈しみ育ててきたこの間のお子様の成長を 様々に思い起こされていることと思います。本日 小学校を巣立ち 新たな世界に進む子どもたちですが 桜木小学校は地域の一員として 今後とも卒業生を応援していくことをお約束いたします。 四・五年生の皆さん 在校生の代表としてこの式に参列している姿は立派ですね。この一年間 いつも六年生がしてくれていたことを 四月からは 皆さんがすることになります。これまでしっかり見ていたことと思いますから きっと大丈夫でしょう。期待しています。 さあ 卒業生の皆さん いよいよ旅立ちの時です。皆さんの未来は希望に満ちています。卒業生一人一人の未来が素晴らしいものであることを願い 式辞といたします。 令和6年3月19日 千歳市立桜木小学校 校長 玉腰 武
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