学校行事
10.6Thu. 修学旅行しおり集会
文化祭では、合唱発表会で、クラスの絆を深め、学年の団結力を高めた3年生。前期生徒会役員、委員として、学校をけん引してきた3年生もまもなく前期を終え、進路決定、自己実現を目指す時期となってきます。コロナ禍の厳しい状況の中で、ことごとく、「3年ぶりの〇〇」を成功させてきた3年生です。「いわてに行けることをいわって」というスローガンに込められた「コロナ禍にも、行けることになったのだから、しっかりと喜んで取り組んでいこう」という思いを大切に、安全・安心で、みんなが楽しめ、多くの学びを得ることができる集団旅行をしっかりやり切ってください。
6日(木)には、実行委員会の委員長、実行・生活・学習・保体・文化・記録係長さんから、タイムテーブルや研修内容、注意事項等がわかりやす説明され、しおりにアンダーラインを引きながら集中して聴き入っていました。修学旅行のねらいは、①班活動:仲間・協力 ➁学年委員会・係や役割:自治意識 ③東北地方での体験・見学を通し社会的視野を広げる ④集団行動の基礎を身につけ学級・学年がひとつに となっています。係長自らが、責任と覚悟を持って、しおり内容を伝える姿に、修学旅行の成功が予感されます。
10.5Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業10
3年生の数学では、何人もの先生や学習支援員が授業に入って、わからない問題の解答にチャレンジしていました。「問題文を読み解いて、情報を整理し、数学的な見方・考え方を働かせて正解にたどり着く力」、いわゆる『思考力を問う問題』が入試等で良く出題され、これからを生きる若者に「育成したい力」だと良く言われます。しかし、そうした『活用する力』のベースとなっているのは、教科で培った「基礎・基本」です。「問題文から表にして整理するようにしよう」とか、「関数の式をグラフにかければ問題を解けるようになるよ」・・等と先生が言っていますよね。難しい問題も、基本に立ち返って粘り強く考えていくことが大切・・。
中学校の部活動では、いやというほど基本練習を繰り返します。3年間基本をしっかり身につけたチームは、いつしか、自ら考え、自分たちで対戦相手に対応した教えられた以上のプレーをできるようになります。基礎・基本に忠実なチームから、「活用する力・創造的な力を発揮するチーム」への成長です。より「基礎・基本」を丁寧に習得し、活用するための実践的な練習を繰り返し行ってきたチームほど、その『伸びしろ』が大きく、ジュニア期のスポーツの面白さは、その指導者をも驚かす、伸びしろの大きさにあるといっても過言ではありません。
また、理科の学習について、9月26日のホームページの中で紹介しましたが、『理科では、「習得⇒活用⇒探究」という過程が重視されるが、実は、知識の「習得」とは、「活用」があって初めていえることで、知識の記憶だけ=「習得」段階だけで終わっては、知識の習得にすらなっていない。』ということが、すべての学習にあてはまる真理です。逆に言うと、『基礎基本となる「知識・技能」の真の習得は、「活用」という作業や学習があって初めて身につくもの』ということです。
理科の授業では、物質の化学式や化学反応を「実際に元素記号の書かれた磁石を動かして」考えたり、知識として得たガスバーナーの使い方を実際に手を動かして確認したり、温度を調べながら実験データを取って、そのデータをもとに考えたりを繰り返していました。
比較的「基礎・基本」としてとらえられる『社会で生きて働く「知識・技能」』も、『未知なる状況にも対応できる思考力・判断力・表現力』も、別物ではなく、深く関連し合った力であり、どちらも、育成が求められる力、「生きる力」なのです。
10.3Mon. 資源回収物の社会福祉協議会への贈呈
10月に入りました。文化祭を終え、学校は「前期から後期への橋渡しの時期」。各委員会が開かれ、前期反省を行い、活動は、徐々にリーダーシップを2年生へと受け継いでいきます。文化委員会が中心となり収集活動をしている「リングプルやペットボトルキャップ」もかなりの量になったので、社会福祉協議会に来校いただき、贈呈式を行いました。社会福祉協議会を通じて、処理業者に送られた回収物は、粉砕してプラスチック製のファイルにリサイクルされたり、金属としてリサイクルされたりします。社会福祉協議会では、これらの回収物による売却利益等を、社会福祉基金へ寄附したり、「福祉のまちづくり」の財源や福祉機器として活用する車いすの購入資金にあてたりと有効活用しています。リサイクル、リユース等の取組ですから、SDGsの17の目標でいうと、12.13.14あたりのゴールに関わってくる取り組み。まさに「地球規模で考え、行動は足もとから」" Think Globally, Act Locally "という取り組みです。委員会活動を通じた社会貢献、地域貢献にも前期の活動ぶりと成果に敬意を表します。
〇今回、回収・寄贈したリサイクル品 キャップ 29.7 kg ・ リングプル 41.6 kg
〇社会福祉協議会からのお礼状
謹啓
この度は、千歳市社会福祉協議会「愛情銀行」にリングプル・ペットボトルキャップの御寄贈をいただき、誠にありがとうございました。
お預かりしましたリングプルは本会愛情銀行を通して、また、ペットボトルキャップは、愛キャップ市民回収運動実行委員会を通して、皆様方のご期待に沿うよう社会福祉協事業を推進するための資源として活用させていただきます。
今後とも、リングプル回収運動並びに愛キャップ市民回収運動に温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ略儀ながら寸書をもってお礼といたします。 謹白
令和4年10月3日 社会福祉法人 千歳市社会福祉協議会
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10月は、日没が早くなり放課後活動の時間も短くなってしまいますが、委員会活動、部活動に、生徒たちは大忙しです。仕事や役割に対する責任、計画・実践・評価・改善PDCA、コミュニケーション、新・技・体の成長・・・学習はもちろん、こうした生徒会活動・部活動・特別活動には、社会に出て役立つ「生きる力」を培うエッセンスがいっぱいです。
【委員会活動】
【体育館の割り当て時間まで勉強するバレー部】
【限られた時間・場所でがんばる部活動】
10.1Sat. 英検
今日から10月。秋晴れのさわやかな一日となりました。気温は10月としては異例の20度超えになりそうです。文化祭を終えて日に日に秋めいてくる頃です。学校では、実用英語検定が行われました。中には高レベルの準二級受験も・・準2、3、4、5級の会場と時間を分けて、真剣に答案用紙に向かっていました。中には、ダブル受験の生徒もいるようです。グローバル社会に語学力アップを・・。
9.30Fri. 第75回文化祭「夢絃」~夢へと紡ぐ糸~
第75回文化祭が開催されました。学年分散形式ではありますが、保護者にも来校いただき、3年ぶりの発表会形式でのクラス合唱。どの学年も、ひとり一人の個性と学級の彩りあふれる素敵な合唱を披露してくれました。特に中間交流会からの伸び率には目を見張るものがあり、みなさんの目標を持って努力するエネルギーのすごさに驚かされました。
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閉祭式 校長挨拶より
1、生徒会役員・各委員会のこれまでの準備、ビデオ映像、全体のコーディネート、本当にお疲れ様でした。また、美術部のステージバック、日頃の活動の紹介の場となる、はまなす学級、パソコン部、英語部、美術部の表現作品発表は、千歳中の豊かな文化活動を発信してくれました。
2、そして、3年ぶりとなる合唱発表会。どの学年も、素晴らしい発表会となりました。「合唱がなぜ人を感動させるのか」考えることがあります。もちろん、曲の持つ、美しさ、メロディー等ももちろんそうですが、指揮者を中心にブレスや息遣いまでそろう一体感や、曲づくりに向かう思いの強さ・・と言ったものが、周囲の心を打つのだと思います。
3、芳野先生の合唱の講評の中で、「これまでの皆さんの取組が素晴らしい合唱を創ってくれたこと」「合唱もやはり、発表までの着実な努力が大切であること」を話していました。勉強でも、スポーツでも、音楽でも・・同じなんだなあと感じます。
一人一人の持つ個性の糸を紡ぎ合わせ、互いが認め合える学校を目指す、「夢絃」、
千歳中のコロナ禍に立ち向かう、新たな伝統にエールを送ります。心に響く合唱発表会をありがとう。
9.29Thu. 音楽研究授業
千歳市・石狩管内の音楽科の教科研究のために、3年1組の音楽の授業を研究授業として、ビデオ撮影させてもらいました。市内の音楽の先生たちも来校し、最後にはみんなで合唱。素晴らしい授業でした。
歌詞や様々な音楽記号で表現された、「楽譜」から読み取れる情景・場面・心情をイメージし、「このフレーズをどんな表現にしていこうか・・」とイメージや表現法を共有する授業でした。一つの楽譜の同じ曲ですが、歌い手側の曲の解釈や表現の工夫により、合唱・曲に表情がつくというか、伝わってくるというか・・合唱のすばらしさを感じることができる授業でした。
明日の全校生徒の合唱発表会にも大いに期待をしています。「心に響く合唱を・・」
9.28Wed. 文化祭の開催にあたって
千歳中文化祭の開催にあたって
校長 金森 直人
生徒会テーマ『夢絃』~夢へと紡ぐ糸~は、コロナ禍の困難に立ち向かい、実現への様々な糸を紡いで、「夢を実現させる」という思いが込められていると感じています。全校生徒が初めて経験する合唱コンクールを中心に据え、文化部のステージバックやスライド編集、部活動展示、各委員会で役割分担した運営や学級の取組推進、装飾等々、そのすべてが、学校文化のプレゼンテーションであり「発信」です。
やや市内の感染状況は、落ち着きを見せつつあるものの、校下の小学校の学級閉鎖や、本校生徒の陽性、あるいは家庭内での濃厚接触扱いは、むしろ微増の状況です。文化祭の開催方法も、全校一斉開催、学年分散、保護者来校の可否等、検討を重ねた結果の一家庭1名の保護者来校、学年分散での開催、動画配信といったかたちをとらせていただきました。30日(金)の開催日程やYouTube限定配信についてご案内やマチコミメールでの連絡がいっていると思います。検温やマスク、上履き持参等、感染防止対策にもご協力願います。
28日(水)の練習を見ていても、指揮者・伴奏者・パートリーダー等がパートや合唱団をけん引し、自主的に練習を進める姿に胸が熱くなります。「合唱づくりは、学級づくり」とよくいいますが、様々な音色(個性)を持った40名が、パートごとの音をひとつにし、そのパートパートがそれぞれの良さを出しながら、互いに響き、響かせ合いながら調和し、美しいハーモニーを奏でます。指揮者・伴走者がリズムや音色、速度、表現技法をコントロールし、「〇年〇組の仲間にしか創りだせない合唱」を創ります。その過程が、まさしく学級づくり、人間関係づくりだと実感します。この行事を通して、学級・学年の連帯感を深め、千歳中学校の新たな伝統を築いてくれるものと確信しています。29日(木)の前日準備を終え、30日(金)の文化祭を楽しみにしています。
『夢絃』~夢へと紡ぐ糸~
We can make our dreams come true. Let’s get started.
9.26Mon. 学ぶ意欲の向上とわかる授業9
1.好奇心はサイエンスのはじめの一歩
理科の授業の原点は、“不思議なこと”に興味をもつこと。好奇心はサイエンスのはじめの一歩とよく言われます。「なぜ?」「どうして?」といった視点で実験をしてみると、理科はぐっと身近なものになります。
RikaTan(理科の探検)誌編集長で大学教授の佐巻氏は、理科教育について次のように話しています。
「 ①理科教育でも、重視される「習得」「活用」「探究」。極端に言うと、「習得」で終わって「活用」がないなら、実は「習得」もされていない。知識の「習得」とは、「活用」があって初めていえることである。
➁核となる基礎・基本を学び、「わかった、できた」という経験が、視野を広げ、「知的喜び」と「感動」をもたらす。理科における基礎・基本も、むやみにたくさんあるわけではない。(例:「物の重さ」では、「物は重さをもっている。重さは保存される」、「生物の特徴」なら「栄養をとる(つくる)、成長をする、呼吸をする、子孫を残す」等というように1行、2行で示せるようなもの)
これらを教材を通して、その場かぎりの認識ではなく、「活用」もしながら、理解と納得の上に信念として獲得することが重要である。
③本当の基礎・基本と共に、実物を持ち込んだり、予想や仮説をもって自然に問いかける観察・実験を行ってその結果から予想や仮説を吟味することもとても大切である。実験・観察・ものづくりを通して、未知なる自然を探究する、たのしくわかる理科の授業が今求められている。」
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全国学力・学習状況調査を行っても、北海道の理科の平均点が全国平均や比較的高めに出ているのも、こうした「好奇心に根差した実験や考察を出発点に授業を組み立て、表面的な理解ではなく、習得・活用できる思考・判断・表現力を大切にする日々の実践」に裏付けられている気がします。見えないものが見える、科学的現象や物質のありようを図示できる、起こっている化学変化を説明できる・・・理科・科学特有の見方・考え方を働かせる学習の積み重ねが、さらなる知識・理解や理科の見方・考え方に磨きをかけます。学習の深まりに期待します。
2、豊かな表現力
どの教科も「活用する力」、いわゆる「思考力・判断力・表現力」の育成が求められています。極端な表現方法を恐れなければ、「暗記・記憶するような単純な知識・技能はネット検索すればすぐに出てくる。変化の激しい時代、未来を切り拓いていくために必要なのは、自ら考え、主体的に判断し、豊かに表現していく力と協働の力、コミュニケーション力だ!」と言ったことが良く言われます。
音楽の授業を見ていて、本校の生徒たちの、「良いものを創ろうとひたむきに努力する心、教えを素直に受け入れ改善しようとする前向きさ」に大きな期待感を感じます。コロナ対応で、クラス合唱の半分のパートは、どんな表現にするのか考えながら楽譜を写譜しています。様々な音楽記号や先生からのアドバイスも楽譜にしっかりと色付けされています。パート練習では、「音が♪通り伸びていない、ここはもっとほしい、強く、優しく・・・」様々なアドバイスで、どんどん音が変わり、曲想が変わっていきます。授業の最初で歌った合唱曲と授業の最後で歌う歌には、明らかな違いが・・曲に表情がついたり、メッセージがが聴く人に伝わる様子に驚きます。音楽的な『豊かな表現力』が素敵なクラス合唱を創ります。例えば、テノールパートが、ソプラノの伸びのある美しいメロディーを聴きながら自分のパートの音を”ハモれる”ようになるとほんもの・・メロディーが調和します。音楽の秋、美しい調和(ハーモニー)、感性の豊かさを身につけるクラス合唱の素晴らしを感じられる季節です。
9.23Fri. 吹奏楽部第40回定期演奏会
千歳中学校吹奏楽部第40回定期演奏会が開催されました。二部構成で開催された定演は、様々な趣向を凝らし、美しく深みのあるサウンド、軽快な演奏、映像での演出等々、生徒・保護者を含め、多くの観客に素敵な秋のひとときをプレゼントしてくれました。
職人技のように、匠の技を受け継いでいくのが「伝承」、千中サウンドの「伝統」は、その代、その仲間たちにしか創ることのできない、「創り出すもの」だ、ということを感じさせられました。コロナ禍、様々活動制限がある中、新たな伝統を創り上げた吹奏楽部の皆さん、これまで部をけん引してきた3年生に拍手を送ります。家庭でしっかりと活動を支えてこられた保護者の皆さん、父母会の大きなバックアップ、先輩、音楽関係者の皆様にも感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。
9.22Thur. 明日は吹奏楽部定期演奏会
9月23日(金)は、北ガス文化ホールで、千歳中学校吹奏楽部 第40回定期演奏会が開催されます。3年に及ぶコロナ禍、様々な制限を受けながらも工夫しながら、曲づくりにひたむきに取り組んできた吹奏楽部。明日の素敵な演奏を楽しみにしています。
【22日ホール練習のため、写真は21日の練習の様子】