2021年11月の記事一覧
【ブログ】大切な足跡
先週,6年生が修学旅行に行ってきました。
小樽,洞爺湖,白老を巡る1泊2日の旅です。
「必要な行動」
小樽では,グループごとの自主研修となります。
それぞれが考えた計画に沿って,施設の見学や観光をします。
初めての土地での行動です。
地図を見たり,時間を確かめたりしながら,自分たちの行動を決定していきます。
「え~と,今ここだから…」
「すこし急がなきゃ!」
今,自分たちがすべきことをしっかり考えながら行動できました。
目的地で,望み通りの活動をする子供たち。
一つ一つが,大切な思い出として心に刻まれていきます。
楽しみながら,「校外での必要な行動の仕方」についての知識・技能を身に付けることができました。
「よりよい人間関係」
修学旅行では,学校ではできないことを体験することが,大切です。
特に,日常とは異なる環境,同学年の子供たちだけで宿泊をすることは,なかなかできないことです。
洞爺湖の宿泊先では,一緒に朝夕の食事を共にしたり,
部屋で友達と遊んだり話したり,
打ち上げ花火をともに眺めて歓声を上げたりしました。
部屋での行動は,各部屋長が中心となって進めます。
振り返りの会議を通して,集団生活の在り方について考えを深めることができました。
忘れられない時間を過ごしながら,「よりよい人間関係や公衆道徳」についての思考力・判断力が高まりました。
「文化への関心」
2日目は,白老のウポポイ(民族共生象徴空間)での見学です。
総合的な学習の時間で学んできた「アイヌ民族の文化」について,実物を見たり体験したりして,学びを広げます。
展示物を見ながらの探求的な活動です。
それぞれが気になった内容を,ワークシートに記録していきます。
熱心に学習する子供たち。
その後は,別の施設で伝統的な舞踊も見学しました。
落ち着いた雰囲気の中で,多様な文化への関心を養うことができました。
2日間で,たくさんの思い出を心に刻んだ子供たち。
修学旅行のねらいをしっかりと達成しながら,小学校生活にまた一つ大切な足跡を残しました。
卒業まで,残り4か月です。
【ブログ】教育的環境の整備充実
本校PTAでは,児童の健全育成を図るため,会員相互が協力して様々な活動を行っています。
今年度も,状況に合わせた活動内容に変更し,できることから取り組んでいます。
「スケートレンタルチェック」
本校PTAの大きな活動の一つとして,「スケートレンタル」を行っています。
寄付頂いたスケートを整備し,必要がある御家庭に貸し出しています。
先日,今年度のレンタル事業の準備のため,1回目の作業を行いました。
役員も含め,10名程の方にお集まりいただきました。
まずは,刃研ぎが済んでいる靴のサイズを確かめます。
そして,大きさごとにまとめていきます。
中には,破損等で使用できないものもあるので,選別も行います。
最後には,足数を確認し,ケースに保管しました。
見事なチームワークで,1時間ほどで作業を終えることができました。
今後は,希望される方を集約し,必要に応じて抽選を行って,お渡しすることになります。
これで,今年も子供たちが集中してスケートに取り組む環境が整いました。
それぞれの学年での成長,楽しみです。
「はつらつ調査隊」
本校PTAでは,児童の通学の交通安全を啓発するための資料「はつらつ」を発行しています。
(※令和元年度版)
今年度,業務のデジタル化を進め,より効率的な活動としました。
担当の会員のスマートフォンから,専用フォームを使って,危険個所の写真や内容を送付頂きます。
取組開始から,すでに続々とデータが送られてきています。
保護者の皆様の速やかな御協力に,感謝しかありません。
今後は,まとめたデータをもとに資料を作成し,メールでの配信やHPへの掲載を行う予定です。
PTAの活動のねらいである「学校や地域の教育的環境の整備充実」,確実に進んでいます。
現在,学校では個人懇談期間となっております。
学校としても,保護者の方と直接お話しできる貴重な機会だととらえています。
何かお子さんのことで相談されたいことがあれば,小さなことでもお伝えください。
これからも御家庭としっかりと連携しながら,お子さんの学びを充実して参ります。
【ブログ】豊かにさかそう
昨日,6年生が社会の学習で,「被爆体験伝承講話」を行いました。
これは,国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が主催し,厚生労働省と広島市が協力する事業です。
被爆者の体験を語り継ぐ「被爆体験伝承者」を全国に無料で派遣し,被爆の実相,平和への想いを伝えます。
本校では2年前より6年生の教育課程に位置付け,社会の学習として取り組んでいます。
(令和2年度はコロナ禍のため,中止)
今回も,講師に「楢原 泰一(ならはら やすかず)氏」をお迎えし,講話いただきました。
最初に,担任から講師の紹介と,学習のねらいを伝えます。
続いて,講師の方が「被爆体験伝承」という取組について,説明します。
子供たちがわかりやすい言葉で,どの子も一つ一つうなずきながら聞きます。
途中,子供たちとも対話しながら,少しずつ被爆の様子を伝えていきます。
そして,最後には被爆された方のお話をお伝えいただいて,その実際を想像しました。
「行ってきますと言って見送った姿が,お姉さんの最後でした。」
静かな体育館の中に,講師の方の言葉だけが響いていきます。
真剣な表情で,その内容を受け止める子供たち。
学習の終わりに,子供たちからの質問時間を取りました。
「初めて,被爆された方のお話を聞いたときは,どのような気持ちでしたか?」
「そのお話を聞いて,どのようなことを考えられましたか?」
子供たちの言葉から,今回の学習のねらいをしっかりと理解していることがわかります。
今回の学習を通して,より一層平和に関して考えを深めることができました。
本校の校歌には「豊かにさかそう平和の花を」との一節があります。
また,体育館には,日の出小の子供たちに受け継がれている4つの言葉の一つとして示されています。
よりよい未来を築く,思いやりのある子の育成を目指す言葉として,これからも大切にしてまいります。
本日は,6年生の修学旅行「エンディングの会」でした。
当日を含めた,これまでの学習を振り返り,成長を確かめ合いました。
修学旅行の様子については,来週お伝えしますね。
【ブログ】認め合う
11/6に行われた,本校初の「音楽発表会」
子供たちの学習の成果に対して,あたたかな拍手をたくさんいただきました。
あらためて,感謝申し上げます。
今回の音楽発表会では,その当日の様子を「児童公開日」として,全校で鑑賞します。
他学年の発表を鑑賞することを通して,互いに認め合う態度と豊かな感性を育てることがねらいです。
昨日,2校時から4校時の3時間を使って実施しました。
まずは,それぞれの学年の発表を動画で鑑賞します。
初めて見る他学年の発表。
くいいるように画面を見つめます。
時には,演奏に合わせてリズムをとったり,体を動かしたり。
発表の最後には,各教室から大きな拍手が聞こえてきました。
鑑賞後は,その頑張りや良さを伝えるため,「ほめほめカード」に記入します。
「リコーダーや,木きん,鉄きんの音があっていて,とても上手でした。」
「一人ひとりていねいな音があって,すごくきれいでした。」
など,演奏を評価する言葉のほかにも,
「初めてなのに,心をそろえて協力していたのがわかったよ!」
「周りの人たちと『共感する』という言葉が,心に響きました。」
など,発表に向かう態度をたたえる言葉も多くみられました。
発表会,そして児童公開日を通して,お互いのつながりや成長を感じた子供たち。
認め合う心,豊かな感性をもとに,今後の学習活動をさらに充実させてまいります。
来週は,6年生が修学旅行に出発します。
待ちに待った行事です。
楽しい思い出にあふれる2日間になることを,願っています。
【ブログ】音楽発表会(会場案内)
音楽発表会をいよいよ明日に迎えました。
学芸発表会に代わる,初の文化的行事です。
当日の保護者の方の動きや,会場の様子をお伝えします。
駐車場として,グラウンドを開放しております。
出入り口は,プール横の一か所のみですので,出入りの際には十分お気を付けください。
(工事車両も駐車しております。)
保護者校舎入り口は,「前面玄関」です。
後面玄関は児童のみとなっておりますので,御注意ください。
御自分の上靴をお持ちの上,外靴は,玄関の靴箱をご利用ください。
その後,後面校舎の音楽室から図工室までの廊下に,「座席順」にお並びください。
(明日は,テープの場所に「数字」も貼付してあります)
体育館の座席には,お子さんが引いた座席の番号がついています。
番号の前に,お座りください。
立見席は,番号の場所にお立ち下さい。
可能な限り,どの座席からもお子さんの様子が見られるようにいたしました。
明日は,お子さんの様子はもちろん,学年として成長した子供たちの姿も御覧いただければと思います。
ぜひ,あたたかな励ましの言葉と拍手をお願いいたします。
今回の音楽発表会でもYouTubeによる「ライブ配信」を行います。
スポーツフェスティバルの反省を踏まえ,配信環境も改善いたしました。
お子さん以外の学年の発表も御視聴いただけるとありがたいです。
明日の来校,心よりお待ちしております。
【ブログ】主体的・対話的
学習指導要領では,教員が授業を改善する視点として,主体的・対話的で深い学びの実現が求められています。
「主体的な学び」
主体的な学びでは,学ぶことへの意欲や,見通しをもって,粘り強く取り組む学習が求められます。
本校では,「課題」「まとめ」をどの学習活動でも提示しています。
子供たちは,その時間で学ぶことが明確になり,見通しをもって学習に取り組むことができます。
3年「道徳」,発言や姿勢から,学びに向かう意欲が伝わってきます。
4年「算数」,自分の予想と比べながら,確実に考えをまとめていきます。
最後は,「まとめ」で,自らの学びを振り返ります。
主体的な学びは,子供たちの態度に直結します。
大切な視点として,これからも改善に取り組んでまいります。
「対話的な学び」
教育活動がレベル1となり,実施可能な学習がさらに広がりました。
対話的な学びでは,子供同士の協働などを通じ,自己の考えを広げ深める活動が大切です。
3年生の「道徳」では,それぞれの考え方を発表したり,比較したりします。
話すだけでなく,周りの「聞く」姿勢も大切です。
「国語」では,それぞれが記述した説明的文章を読みあいながら,より良い表現を目指します。
友達の音読を,しっかりと聞きながら,伝え合います。
いずれの活動でも,活動の前後でそれぞれの考え方が広がる様子が見られました。
感染が落ち着いている今だからこそ,対話的な学びを,確実に保障してまいります。
3年生,音楽発表会の準備もばっちりです。
本番まで,残り4日。子供たちの思いのこもった演奏を楽しみお待ちください。