【ブログ】豊かにさかそう
昨日,6年生が社会の学習で,「被爆体験伝承講話」を行いました。
これは,国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が主催し,厚生労働省と広島市が協力する事業です。
被爆者の体験を語り継ぐ「被爆体験伝承者」を全国に無料で派遣し,被爆の実相,平和への想いを伝えます。
本校では2年前より6年生の教育課程に位置付け,社会の学習として取り組んでいます。
(令和2年度はコロナ禍のため,中止)
今回も,講師に「楢原 泰一(ならはら やすかず)氏」をお迎えし,講話いただきました。
最初に,担任から講師の紹介と,学習のねらいを伝えます。
続いて,講師の方が「被爆体験伝承」という取組について,説明します。
子供たちがわかりやすい言葉で,どの子も一つ一つうなずきながら聞きます。
途中,子供たちとも対話しながら,少しずつ被爆の様子を伝えていきます。
そして,最後には被爆された方のお話をお伝えいただいて,その実際を想像しました。
「行ってきますと言って見送った姿が,お姉さんの最後でした。」
静かな体育館の中に,講師の方の言葉だけが響いていきます。
真剣な表情で,その内容を受け止める子供たち。
学習の終わりに,子供たちからの質問時間を取りました。
「初めて,被爆された方のお話を聞いたときは,どのような気持ちでしたか?」
「そのお話を聞いて,どのようなことを考えられましたか?」
子供たちの言葉から,今回の学習のねらいをしっかりと理解していることがわかります。
今回の学習を通して,より一層平和に関して考えを深めることができました。
本校の校歌には「豊かにさかそう平和の花を」との一節があります。
また,体育館には,日の出小の子供たちに受け継がれている4つの言葉の一つとして示されています。
よりよい未来を築く,思いやりのある子の育成を目指す言葉として,これからも大切にしてまいります。
本日は,6年生の修学旅行「エンディングの会」でした。
当日を含めた,これまでの学習を振り返り,成長を確かめ合いました。
修学旅行の様子については,来週お伝えしますね。