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学校のブログ

バットのグリップ

 先日、4年生の体育の学習『ティーボール』をご紹介しました。どうも、バットのにぎりの部分が滑り、すっぽ抜けそうだということを担任がいち早く気づき、バドミントンなどのラケットのグリップのようにゴムを巻こうということになりました。

 実際に巻いてみると見栄えは申し分ないのですが、バットを振ってみると、すぐにほどけてしまうのがわかったのです。何度巻いてもダメでした・・・

 そんな時、ある教諭が「それじゃあ、何度巻いても同じことですよ。」

「いいっすか、バットにゴムを巻く場合は、コツがあって、数回巻いては、バットを振ったり地面にトントンする。これを何度か繰り返すのです。」

「ホラ、できました。振ってみてください。」「ブーーン(バットを振る音) ウワッ!ほどけないよ!」

ありがとうございました。因みにこの教諭は、高校時代に甲子園に出場したことがあります。

「現役時代は、この作業をマネージャーにやってもらっていたんです。今、見よう見まねでやってみました。あの時、あのマネージャーたちは、毎日何本もこんなに苦労して巻いてくれていたんですね。その時は、この苦労に気づかなかった・・・」

 

【世界の名言】この世に「雑用」という用はありません。私たちが用を雑にしたときに、雑用が生まれます。(渡辺 和子:教育者)