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学校行事

12.26Mon. ミアーズ中学校交流事業・ダイヤモンド高校短期派遣事業

1、ミアーズ中学校交流事業   令和5年1月7日(土)~14日(土)アラスカ州アンカレッジ

 千歳市は、千歳国際・友好都市交流協会が中心となり、様々な国際交流事業を行っています。姉妹都市としてアンカレジ市(アメリカ合衆国)、指宿市(いぶすき市 鹿児島県)、友好親善都市としてコングスベルグ市(ノルウエー王国)、長春市(中華人民共和国)があり、幅広い分野で交流を行っています。友好訪問団が両市を行き来しホームステイや授業体験を行ったり、お互いのまちのイベントに参加して、交流を深めています。近年はオンラインによる交流が多くなっていたようですが、令和4年度の「ミアーズ中学校交流事業・ダイアモンド高校短期派遣事業」が開催され、令和5年1月7日(土)~14日(土)本校から1年生3名・2年生1名が渡航します。

 渡航先であるアメリカのアラスカ州アンカレッジは北米を代表する港湾都市の一つで、アラスカ州における商工業、金融の中心地です。アラスカ州南部のクック湾の湾奥に位置し、北緯60度、西経150度とかなり高緯度でに位置しています。オーロラが見える季節もあるのでは・・?北方には北アメリカ大陸の最高峰であるデナリ(マッキンリー山)、東部にはロッキー山脈の高峰がそびえ立ち、西部には原野が広がっているそうです。州北端のプルドーベイ油田(北極海油田)からはパイプラインが走っています。

2、自己紹介、千歳市の紹介等、学校で学んでいる英語で表現・伝えることができるといいですね・・

 「自己紹介や千歳市の紹介をできるように準備しておくといいね・・」という話を4名の生徒に話しています。「空と水のまち」「空の玄関口」である千歳市。自然豊かで、四季が感じられる空港のあるまち、千歳を紹介してきてください。英語の先生やALTに助けてもらい校長がチャレンジした「千歳市紹介」を掲載します。

Introduction of Chitose City 

There is a big lake called Lake Shikotsuko in Chitose City. It's called Lake Caldera, and it's a lake made by volcanic eruption. There are many hot springs around the lake and it is a tourist destination rich in nature. It is designated as Shikotsu Toya Quasi-National Park.

Cherry blossoms bloom in spring, green forests in summer and Beautiful autumn leaves in autumn.Many salmon go up the Chitose River. This lake doesn't freeze in winter and creates a mysterious world of silver.

Chitose City, where New Chitose Airport is located, is the gateway to the sky.

3、国際理解教育

  国際理解教育(英語:Education for International Understanding)は、「世界の人々が、国を越えて理解しあい、協力し、世界平和を実現すること」を理念とした教育です。ユネスコが1947年に提唱したもので、戦争や貧困問題、急速に進むグローバル化の中で、「相互理解、東西理解、国連理解を進め、平和な世の中を・・」という考えによるものです。1974年のユネスコの教育勧告によって、従来の相互理解、東西理解、国連理解に人権、 環境、開発なども含まれるようになりました。持続可能な開発のための教育(ESD)から近年SDGsの目標をよく見聞きするようにもなりました。

 グローバル化の進展に伴って「異文化理解」「異文化コミュニケーション」という言葉をよく耳にし、国際理解の第一歩だと言われます。その国の文化や歴史、それに伴って形成された習慣や考え方・価値感を理解できなければ本当の意味での相互理解は達成されません。環境問題の領域で、 “Think Globally.Act Locally.”(地球規模で考え、行動は足元から)と良く言われます。「国際理解」においても、視点を広く世界に向けることはもちろん、その活動・行動は、足元の環境・生活・文化・考え方等を踏まえた身近なところからのアクションであるべきで、小さな行動・一歩であっても、”Think Globally”であるべきと考えています。

 「日本の常識は他国の非常識」等という言葉もあります。しかし、逆も又、真だといえます。大切なのは、「差異が生まれた経緯・歴史、お互いが譲れない点と歩み寄れる点」といった深い相互理解、お互いが自国の文化や考え方を相手に正しく理解してもらえるための「コミュニケーション能力」なのです。お互いの文化や考え方を理解し合い、協働して、新たなもの考えを生み出していく・・グローバル社会、情報化社会にあってとても大切な力です。千歳市、MEARS(ミアーズ)J,H,Sとの交流事業に参加する生徒たちの素晴らしい経験と学びに大いに期待をしています。Have a nice trip.

12.26Mon. 第37回北海道中学校バスケットボール新人大会への参加

 2022年度 第37回北海道中学校バスケットボール新人大会(南大会:12月24日~26日苫小牧市にて開催)に男子バスケットボール部が参加しました。24日の予選リーグでは、北斗市立上磯中学校(函館地区)、札幌市立羊ケ丘中学校(札幌地区)に敗れ、決勝トーナメント進出は叶いませんでしたが、堅い守りと速い攻撃の全道トップクラスのチームとの対戦は、素晴らしい経験になったと思います。成果と課題を整理し、2023年、次なるステージでの成長と活躍に期待しています。

12.23Fri. 休み前集会

 12月23日(金)冬休み前集会を実施しました。生徒会からは、冬休みの過ごし方や学習に関することなど、冬休みを有意義に過ごすために大切なことを数多く伝えてくれました。期間は短い冬休みですが、心も体も上手くリフレッシュして冬休み明け元気に登校できることを期待しています。

  

12.23Fri. 生涯にわたって学び続ける人に・・

 26日(月)、27日(火)と学級閉鎖措置に伴う時数回復で、数クラスの登校日となっていますが、冬休み前、2022年も残すところ数日。様々なことで「変化が激しく」、今年の漢字「戦」に象徴されるような、プラス面、マイナス面で「戦」にあふれる一年でした。生徒たちにとって、しっかりと一年を振り返り、「新たな挑戦」に思いを馳せる、冬休みにしてほしいと願っています。今朝の、湿った思い雪による様々な障害、インフルエンザとコロナの同時流行の兆し、健康で、安全に、みんなが前向きになれる年末年始となることを願っています。

1、「生涯にわたって学び続ける人に・・」 学校だより 巻頭言より

 その年の世相を表す「今年の漢字」は「戦」でした。軍事侵攻により長引く「戦争」は、多くの尊い命を奪い、世界中の社会や経済にも大きなダメージを与えています。新型コロナのパンデミックや円安・物価高騰禍での「生活や安全を守る戦い」、「スポーツの分野での熱戦や感動的な挑戦」・・・子どもたちにとっても、夢や志をもち、未来をたくましく生きる人になるための、コロナ禍での、「学びの挑戦」となった2022年が終わろうとしています。

 

「主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成」を重点に、教職員が一丸となり「チーム千中」で取り組んできた令和4年度も集大成の時期を迎えます。これまで、「あたり前だった日常」が大きく変わり、大人が知っていた知識を子どもたちが理解する(記憶再生型の学習)だけでは通用しない時代がすでにやってきています。先が見えない感染拡大、温暖化や異常気象、Society 5.0に象徴される社会の大きな変革。かつて経験したことのない変化の激しい未来をたくましく生きていくために、大切なことを以下のように考えています。

①好奇心を持ち、主体的に、課題にチャレンジする ・・「自立的学習者として」

➁自ら考え、判断し、思考を深める        ・・「協働・対話の中で磨く」 

③自分らしく豊かに表現する           ・・「表現力等活用する力を身につける」

この過程で、学びや思考が、ひとりよがりなものに陥らないように、「多様な他者と豊かなコミュニケーションで協働・対話しながら・・」が、今一番大切だと感じています。AIが進化し、ICT・IoTの時代が到来しているからこそ、「自他を尊重し、多様な他者と笑顔でつながるコミュニケーション能力(デジタルコミュ力を含む)」の獲得が大切になってきます。「文化や言葉の違いを乗り越え、理解し合い、協働する力」こそ、これからを生きる若者に必要な基礎的な力と考えています。

 

 新しい年を迎えると、いよいよ3年生の自己実現への「挑戦」です。3年生の希望進路が、農業、商業、工業、食について、酪農、語学、スポーツや音楽、職業科の高等支援学校、通信や単位制等々、多様な特色を持った高校であり、自己の強みを活かせる多様な進路先を選択していることを頼もしく感じます。先日、「北海道の高卒・大学卒の就職者の3年以内の離職率」が、「高卒41%、大卒34%」という報道に愕然としました。もしかすると、中・高あたりで抱いた「なりたい自分と目指した進路」と、「就職して始まった社会人生活あるいは仕事」に、何かギャップがあったのでしょうか?「いつまでも日本は終身雇用制」とは言いませんが、義務教育9年間をあずかる学校として、キャリア教育がどうだったのか、残念な気持ちもぬぐえません。

 

 義務教育9年間を終えるまでに、自立・共生できる人を育てるのが目的です。「確かな学力も、豊かな心も、たくましいチャレンジ精神も」自己の強みを活かし、学び続ける人を育てるのがゴールです。生徒の皆さんも2022年を振り返り、自分自身の「良さや可能性」を再確認してください。そして、仲間や家族と対話し、新たな目標、新たなステージに思いをはせる新年としてください。勉強も、音楽もスポーツも、まずは目標設定です。

 

 この一年の保護者・地域の皆様の学校へのご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げますとともに、来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い、師走を迎えての言葉といたします。この一年、ありがとうございました。

 

2、「学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業」 

 写真1:2年生社会では、1900年代初頭の不平等条約改正の道のりについて学んでいました。「治外法権」や「関税自主権」についてスライド等でも理解し、関税自主権の回復等にどう取り組んでいったのか、歴史の歩みをたどっていました。

 写真2:理科では、乾燥した冬に良く体感する静電気についてストローやティッシュで、起こっている現象を科学していました。「物体は+と-の電気をそれぞれ同じだけ持っていて・・」「物体の電気のバランスが崩れている状態・・もしくは、バランスを崩している電気そのもの・・」「異なる物体同士がこすったりなどして接触したとき・・」目には見えない原子・電子・・起こっている現象を理科・科学の見方・考え方を働かせて科学する・・生徒の皆さんの真剣な表情が印象的です。

 写真3~6:1年生英語では、ALTの先生も入って、「英語すごろく」。コミュニケーションツールとして英語ですから、話す・聴く・伝えるといった「コミュニケーション活動」は欠かせません。サイコロで出た目の数に示された質問に英語で答えながらゲームは進んでいました。何より楽しみながら学んでいるのが最高です。

 写真7~9:国語では、故事成語をイラストとともに描いていました。なかなか、言葉とその意味、どんな出来事から生まれてきたか等々、暗記というわけにいかないので、こうした五感を働かせた「活動・作業」を通して、理解や活用につなげます。「・・・なの、そうじゃないの???」疑心暗鬼のイラストには、笑ってしまいました・・。

 

12.20Tue. 千歳市中学校 生徒会交流会

 千歳市の生徒会交流会が開催されました。「どんな日常活動?」「いじめ撲滅の取組は?」「学校行事の工夫は?」といった、日頃、見聞きすることはできない各校の特色ある生徒会活動について、わかりやすいプレゼン説明と意見交流ができる貴重な機会となりました。

 主体的に考え計画・立案する⇒確かな準備にもとづいて実践⇒事後の振り返り・評価を大切に⇒工夫改善に向け新たなアクションという一連の生徒会活動のPDCAサイクルが、社会に出て、仕事に就いたときも役立ちます。「小中学校で生徒会〇〇委員として頑張ってきたことが、仕事に役立っています」等と社会人からよく聞きますが、何か事業を行う時にPDCAサイクルを確実に回すこと、その際に必要な「コミュニケーション能力」や「責任感・実行力・創造力」等は、学生時代のこうした経験から培われるものです。

 後期後半から掲げた生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』にあるようにひとりひとりがその個性と思いを輝かせ、個として、集団として、躍動し光輝く・・・主体的で、創造的な生徒会活動に期待しています。

 

12.15Thu. 学び続ける人に・・コミュニケーション力と共に

 「知識再生型の学習から、自立的学習者としての学びへ」、知識・理解を増やすことも大切ですが、自立的に学習に向かい自ら考え、学び取る、学び続ける力の習得がとても重要な時代だと言われています。それは、これまであたり前だと考えていた日常が大きく変わり、(いわゆる)大人が知っていた知識を子どもたちが理解するだけでは通用しない時代になってきているからです。それほどに進む、グローバル化、情報化の中で、自ら学び続ける人になって下さい。問題のチャレンジ場面で、2年生数学では、「学び合い教え合い」で、対話的に学んでいます。自ら学び続けることと同時に、「協働とか対話とか」、コミュニケーション力を活かして共生していく力もより重要性を増してきます。情報化社会やSNSの発展、オンライン・・コミュニケーション能力は、落ちてきているのでは・・と考えさせることもあります。「デジタルコミュ力(りょく)」等というコマーシャルも流れていますが、対面でも、デジタルやオンラインの世界でも、豊かなコミュニケーション能力の獲得は不可欠です。共に学び、共に切磋琢磨して、コミュ力(りょく)を高められる・・それが教室・ホームルームの強みです。

 【3年生:進路実現直前の学年末テストに真剣に取り組んでいます】

【1年生英語:Let's make a sign!  思い思いのsignを作成中。楽しみながら英語の表現力を・・】

【1年生数学:点0を中心に90度「回転移動」 頭の中で、図形が回転しながら移動すイメージ。持てますか・・】

12.14Wed. 学校図書館の活用

  国語科や言語活動場面での図書館等の有効活用がよく言われます。2年生国語では、本校の学校図書館司書、木村さんの協力を得て、「図書館を利用した“ 調べ学習” 」にチャレンジ。一人一人に渡されたミッションカードには、「絶滅のおそれのある日本の野生生物において・・・・・環境省レッドリスト2020掲載種数表において、絶滅危惧種とされる日本の野生生物の種類数は???」等といった、ちょっと難解なミッションも・・。図書の日本十進分類法の表とにらめっこしたり、司書さんの図書分類の説明等をヒントに、課題解決に取り組んでいました。

 ネット検索すれば、ビックデータから必要な情報が簡単に得られる時代となっていますが、「どこをヒントに必要な情報にたどりつこうか?こんな角度から正解にたどりつけないか・・」等々、それこそ、「五感を働かせて、必要な書籍にたどりつき、必要ページに行き、情報を取得しまとめる・・・」一見、遠回りしているようで、正解に至る過程で、予測し、探し、書き、まとめるといった思考過程が、「正解としての答え」だけでなく、「正解を導き出すための思考の仕方」を身につけるのでは・・と感じながら、授業を見せてもらいました。

 

Myゴールサポート講座②

 12月13日(火)放課後に今年度2回目のMyゴールサポート講座を行いました。1回目に続いて今回も紫明女子学院の先生2名に来校していただき、『気持ちの上手な伝え方』アサーショントレーニング講座を実践していただきました。自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちも大切にしていくことの重要性をいろいろな事例を出しながら説明してくれました。参加した生徒たちも積極的に最後まで講座を受けて、多くのことを学ぶことができました。

   

12.13Tue. 面接

 3年生の「修学旅行新聞」の掲示物の上に、合格祈願の絵馬が飾られ、面接練習や入学試験願書の作成を目にする時期となりました。自分自身が希望している高等学校の「スクールポリシー」に合致した人物であることをアピールする「自己推薦」初年度。「◇◇を意識して学んできて、□□□な力がつきました。将来〇〇と考えていて、高校では△△について頑張りたいと考えています」と述べている自己推薦文や面接の答弁が、『その高校の打ち出しているスクールポリシーに合致している』ものであり、高校が「この生徒なら高校で個性を伸ばしてくれるだろう」と納得させる『文書と表現』は、そう簡単なものではありません。何度も推敲や練習が必要となるでしょう・・。

 3年生の模擬面接練習に参加させてもらって、受験期の生徒の真剣さに心打たれました。生徒同士で練習している姿も立派です。

1、公立高校を例に面接内容を考えると

①生徒自身について ②中学校生活についてのこと ③家庭・家族のことについて ④受験について       ⑤高校について ⑥社会問題、校則についてどう思うか 等。

2、具体的対策は、

 ①一番問われる『志望動機』・自己の強みをアピールする『自己PR』をどうつくるか・・

 ②面接は、「第1印象で75%が決まる」といわれるように 最初が肝心!第一印象をよくしよう

 ③定番!よくある質問と回答例!丸暗記すると「目が泳ぎ」「棒読みになる」・・・項目でまとめ臨機応変

 ④正しい対策・準備で高校受験の面接を攻略しよう

3、良く質問されること

❶「なぜその高校でなければならないのか」を述べる『志望動機』 ❷具体的なエピソードを盛り込み、「努力の仕方や苦労したこと、その経験を通して自分が学んだことなど」を伝える『中学校で頑張ったこと』 ❸「高校で新たにチャレンジしたいこと」や「将来の夢のために努力したいこと」等を強く主張する『高校でやりたいこと』 ❹裏付けるエピソードを交えた『長所』と改善策の具体を加えた『短所』 ❺夢の実現の具体的努力ポイントを明らかにした『将来の夢』 ➏「そのこと」に対して、自分の考えを明確にした『世の中のニュース・出来事について』

  等です。「暗記」ではなく自分らしい言葉で、箇条書きに書き出し、順序良く回答できるように準備しましょう。生涯の節目節目の中で、『面接』は何度も経験する(勤務や業績等に関する面談は、1年に何度も行われる)ものです。入試、就職試験、〇〇試験・・・。しかし、練習する機会は、中学生時代くらいです。是非、高校入試を機に、面接の基本をマスターしてください。『特別なことでなく、あなたらしさをどう伝えるか、相手を笑顔にさせられたら最高です』最近、ある公立高校では、「みなさんが社会に出るであろう10年後までには、人類の仕事の約5割がAIないしは機械によって代替され、消滅すると予測されています。そんな中であなたは、どんな職業につきますか?」といった、AIやロボット、Society 5.0といった遠くない未来の中で、どう生きるかの問、「あなたにとって、学ぶって何ですか?」といった抽象的な質問から、その人の学び方や生き方を問うような問題も出題されています。

 面接練習を通して「自己の強みを知り」「将来像を描き」「そのために高校ではどう頑張りたい」を自信をもって応えられるよう、今の生活や学習から見直すことが大切です。「試験の時だけ、いい自分を取り繕おうとしてもすぐぼろがでます」そんなに、世の中、社会は甘くないので、(義務教育を終えて)「自立した学びへ、高等教育を受ける」ということは、それ相応の「自覚と責任」が問われると言うことです。15の春に向け、やることはたくさんありますよ。がんばれ受験生!!

 

12.13Tue. 「表現力」を考える

1、第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテスト

 第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテストに出品した本校2年生の短歌が、入選並びに二次審査通過作品となり作品集に掲載されました。テレビ番組で俳句づくりが大きな話題になっていたり、俳句・川柳・短歌など、「短い言葉の中に広がる無限の表現力」を感じます。こうした言葉を使った表現活動には、①何気ないもの(こと)から美しさ、おもしろさを読みとる感性がみにつく ②素晴らしい句からは、鮮明に風景として想像できる ③伝わりやすい文をつくることで、構成力が身につく ④「語彙力」がつき、表現力がみにつく

といったメリットが・・。素晴らしい作品を、(入選作品については)作品集のコメントとともに紹介します。

【中学生の部 入選】 

父帰宅二年も待った再会に心躍りし三月の夜  千歳中学校 2年 大日向賢哉 

講評:父は単身赴任をしているようだ。コロナ禍で父に会えずに2年が経過した。たくましく成長した作者を父は頼もしく思ったことだろう。再会の時を具体的に詠み込んでいて良い。

 

【中学生の部 二次審査通過作品】 

満月がひすいの海に溶けるまであなたを待った長く長く  千歳中学校 2年 松坂安祐美

 

2、日常に見る「豊かな表現力」

  変化の激しい時代に対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成ということが、とても重要視される時代です。もちろん、社会で生きて働く「知識・技能」も大切ですが、(”基礎ができてから応用”だけではなく)「基礎・基本となるベーシックな力」と応用・発展・深化といった「活用する力」としての「思考・判断・表現力」をスパイラルに育成していくことが重要だと言われています。

 「日曜日の初耳学」というテレビ番組で、ユニバーサルスタジオジャパンを再生させたマーケター森岡毅さんと林修さんの対談があり、とても興味深い話でした。森岡さんは、就職に悩む若者に「自分の強みを活かせる(会社ではなく)職種に進むべき、自分は何が得意か何をしていて楽しいかの強み・適性を知ることが大切、なりたい自分となれる自分は(適性の問題から)違うのでなれる自分のロールモデルを見つけること・・」等々、キャリア教育にはもってこいの内容でした。

 「表現力」といっても、多種多様な表現力があり、人それぞれ、多様な個性・強みを持っています。その強みを伸ばすことからスタートして、豊かな表現力、自分らしい個性を伸ばしていってほしいと願っています。