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学校行事

9.26Mon. 学ぶ意欲の向上とわかる授業9

1.好奇心はサイエンスのはじめの一歩

 理科の授業の原点は、“不思議なこと”に興味をもつこと。好奇心はサイエンスのはじめの一歩とよく言われます。「なぜ?」「どうして?」といった視点で実験をしてみると、理科はぐっと身近なものになります。

  RikaTan(理科の探検)誌編集長で大学教授の佐巻氏は、理科教育について次のように話しています。

「 ①理科教育でも、重視される「習得」「活用」「探究」。極端に言うと、「習得」で終わって「活用」がないなら、実は「習得」もされていない。知識の「習得」とは、「活用」があって初めていえることである。

➁核となる基礎・基本を学び、「わかった、できた」という経験が、視野を広げ、「知的喜び」と「感動」をもたらす。理科における基礎・基本も、むやみにたくさんあるわけではない。(例:「物の重さ」では、「物は重さをもっている。重さは保存される」、「生物の特徴」なら「栄養をとる(つくる)、成長をする、呼吸をする、子孫を残す」等というように1行、2行で示せるようなもの)

 これらを教材を通して、その場かぎりの認識ではなく、「活用」もしながら、理解と納得の上に信念として獲得することが重要である。 

③本当の基礎・基本と共に、実物を持ち込んだり、予想や仮説をもって自然に問いかける観察・実験を行ってその結果から予想や仮説を吟味することもとても大切である。実験・観察・ものづくりを通して、未知なる自然を探究する、たのしくわかる理科の授業が今求められている。」

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 全国学力・学習状況調査を行っても、北海道の理科の平均点が全国平均や比較的高めに出ているのも、こうした「好奇心に根差した実験や考察を出発点に授業を組み立て、表面的な理解ではなく、習得・活用できる思考・判断・表現力を大切にする日々の実践」に裏付けられている気がします。見えないものが見える、科学的現象や物質のありようを図示できる、起こっている化学変化を説明できる・・・理科・科学特有の見方・考え方を働かせる学習の積み重ねが、さらなる知識・理解や理科の見方・考え方に磨きをかけます。学習の深まりに期待します。

2、豊かな表現力

 どの教科も「活用する力」、いわゆる「思考力・判断力・表現力」の育成が求められています。極端な表現方法を恐れなければ、「暗記・記憶するような単純な知識・技能はネット検索すればすぐに出てくる。変化の激しい時代、未来を切り拓いていくために必要なのは、自ら考え、主体的に判断し、豊かに表現していく力と協働の力、コミュニケーション力だ!」と言ったことが良く言われます。

 音楽の授業を見ていて、本校の生徒たちの、「良いものを創ろうとひたむきに努力する心、教えを素直に受け入れ改善しようとする前向きさ」に大きな期待感を感じます。コロナ対応で、クラス合唱の半分のパートは、どんな表現にするのか考えながら楽譜を写譜しています。様々な音楽記号や先生からのアドバイスも楽譜にしっかりと色付けされています。パート練習では、「音が♪通り伸びていない、ここはもっとほしい、強く、優しく・・・」様々なアドバイスで、どんどん音が変わり、曲想が変わっていきます。授業の最初で歌った合唱曲と授業の最後で歌う歌には、明らかな違いが・・曲に表情がついたり、メッセージがが聴く人に伝わる様子に驚きます。音楽的な『豊かな表現力』が素敵なクラス合唱を創ります。例えば、テノールパートが、ソプラノの伸びのある美しいメロディーを聴きながら自分のパートの音を”ハモれる”ようになるとほんもの・・メロディーが調和します。音楽の秋、美しい調和(ハーモニー)、感性の豊かさを身につけるクラス合唱の素晴らしを感じられる季節です。

 

 

9.23Fri. 吹奏楽部第40回定期演奏会

 千歳中学校吹奏楽部第40回定期演奏会が開催されました。二部構成で開催された定演は、様々な趣向を凝らし、美しく深みのあるサウンド、軽快な演奏、映像での演出等々、生徒・保護者を含め、多くの観客に素敵な秋のひとときをプレゼントしてくれました。

 職人技のように、匠の技を受け継いでいくのが「伝承」、千中サウンドの「伝統」は、その代、その仲間たちにしか創ることのできない、「創り出すもの」だ、ということを感じさせられました。コロナ禍、様々活動制限がある中、新たな伝統を創り上げた吹奏楽部の皆さん、これまで部をけん引してきた3年生に拍手を送ります。家庭でしっかりと活動を支えてこられた保護者の皆さん、父母会の大きなバックアップ、先輩、音楽関係者の皆様にも感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

9.22Thur. 明日は吹奏楽部定期演奏会

 9月23日(金)は、北ガス文化ホールで、千歳中学校吹奏楽部 第40回定期演奏会が開催されます。3年に及ぶコロナ禍、様々な制限を受けながらも工夫しながら、曲づくりにひたむきに取り組んできた吹奏楽部。明日の素敵な演奏を楽しみにしています。

【22日ホール練習のため、写真は21日の練習の様子】

9.22Thur. 合唱中間交流会

 文化祭を一週間後にひかえ、学年合唱中間交流会が行われました。文化祭では、学年生徒が一同に会し、保護者も来校しての発表会。他学年の合唱は、各教室にmeet配信、来校できない保護者向けにYouTube限定配信を予定し、そのリハーサル的な意味あいもありました。各学年の文化委員の運営により、入退場、曲・指揮・伴奏者の紹介、合唱発表会進行と写真等の記録化・・文化祭を創るという意気込みを感じいます。

 合唱のできばえは、各学年様々・・。音楽科芳野先生に講評をもらっているので、さらなる音づくり、曲づくりに励み、中学校時代という心も身体も頭脳も、大きな変化と成長を遂げる中学生にしか感じ取れないクラス合唱の楽しさと感動を経験してほしいと願っています。

 「合唱がなぜ人(聴衆)の心を感動させるのか・・」考えることが良くあります。「心に響くハーモニーを・・」などといいますが何が心に届くのか考えたことありますか?もしかすると、歌声が耳から入って来るだけでなく、ブレスまで一緒の息遣い、指揮者を見つめるまなざし、歌に込めた想いを届けようとする姿勢や抑揚、表現、一体感・・・とりわけ、「うまい下手ではない、ひたむきさ」のような気がします。

 1週間の中で、〇年〇組らしい「心に響くハーモニー」を見つけてください。

【1年生交流会】

【2年生交流会】

【3年生交流会】

9.21Wed. 学びの秋

 朝夕の肌寒さと、木々の色づきが秋の気配を感じさせます。学習の秋、芸術・文化の秋、読書の秋・・、気候的にも涼しくなり学校は、学びが充実し、文化活動も真っ盛りです。吹奏楽部は、定期演奏会に向けた追い込み、合唱発表会に向けたクラス合唱も美しい響きを聴かせてくれます。マスク越しでも、豊かな表現力と子どもたちの想いが、美しいハーモニーとともに伝わるクラス合唱は、まさに学級づくりそのもの。個性の違ったそれぞれの響きが、影響し合い、調和してひとつの集団の音色・らしさが奏でられます。先生たちは、合唱の発表会を学年ごとに来校いただいて聴いていただくとともに、今回来校できな保護者の皆さんにも聴いてもらえるようYouTubeの限定配信テストも繰り返し行ってくれています。スペックの高い「カメラ・収音マイク・配信するための高性能PC・ネット環境」と、すべてはそろわないので、できる限り、合唱の様子が伝わるよう工夫してくれています。22日(木)の中間交流会も楽しみにしています。

【先週の秋晴れと選挙活動。プランターの花もお世話が上手でここまで来ましたが、そろそろ・・】

【暴風雨も東にそれ、少しは秋晴れのさわやかな季節になるのでしょうか・・合唱練習と配信テスト】

 3年生は、二次関数の分野に入り、「2乗に比例する関数って?」「比例定数の求め方は」「二次関数y=ax²のグラフをどう書くの」「様々な文章問題」・・と、苦手な人には、わからなくなりがちな分野。2年生の一次関数で、xyの式で表し、表→グラフという作業ができれば、問題を解けることが多くなります。反復と継続で、確実な力をつけてください。今習っている単元を後回しにすることは無謀です。「今習っていることを授業で理解してしまう+1,2年生、3年前期の復習」も終盤を迎える時期なのですが・・

 3年生理科は、「力と運動」の単元でしょうか?「静止している物体にかかる力」や「運動している物体にかかる力」等についてまとめていました。実際に手を動かし、力の向きや大きさに気を付けながら作図をすることによって、「確実な理解」につながるのですね。タブレットの使用頻度が高い理科の授業ですが、改めて「五感を働かせて・・」の重要性を感じさせられました。

 2年生の千葉先生の授業は、「千歳市を今以上によい街にするには、どうすればよい?」という授業でした。ふるさと千歳について考える貴重な授業です。「夜間暗いので街灯を増やしてほしい」、「商業施設の・・・」、「千歳の有名人を・・」様々な話し合いが行われていました。支笏湖や千歳川の自然の豊かさ、空の玄関口としての利便性、千歳の気候の特徴など、千歳のストロングポイントもおさえて、夢のある「街づくりの授業」にしてほしいと思います。