学校行事
12.11Mon.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業35
1年4組の社会科研究授業が行われました。課題は、「アマゾン地域の森林減少を通して、今後の社会を考えよう。プリント資料を読み取りながら、アマゾンの木の伐採や森林減少がなぜ進むのかについて意見を交流していました。「アマゾン横断道路や農地・畑等の開発、材木需要・・」と、書き出し、ペアで交流しながら考えを出し合います。ブラジルの開発に関わって、先住民の声、生活や起きている問題等の映像視聴も踏まえ、さらにグループで①森林減少の原因、②開発と森林減少の影響を班で出し合い、メリット・デメリットをjamボードに書き出して議論を深めます。開発による大きなメリットもあれば、単に森林減少にとどまらない地球温暖化や不法伐採、先住民の生活が脅かされる等々、多面的な視点で意見・考えが交流されていました。
「開発優先なのか、自然保護なのか・・? 立場によっても変わるし・・ (国・地球レベルで)バランスを保って・・、開発と先住民の生活を半分こする・・」・・いろいろな見方・考え方で意見が出されます。開発と森林減少・自然保護、どちらも、メリット、デメリットがあり、「持続可能な開発にするには・・」という答えは、ひとつではないし、そう簡単に答えの出せるものではありません。しかし、変化の激しい現代には、このような二者択一とはいかない、答えがひとつとは限らない問題にも、(多様な他者と協働し)納得解・最適解を生み出していくことが求められる時代です。様々な統計資料や映像資料を活用する力、多角的な視点で物事を考察し考える力、他者との協働から深める力、新たな発想やアイディアを生み出す力・・等々、一層身につけたい力です。
12.7Thu.いじめを考える 道徳
「いじめを考える」道徳が、代表委員が、学級会をリードする形で行われました。「ことば」が引き起こす感情に気づいてほしいと「ほんわか言葉」と「チクチク言葉」について、班で協力して出し合っていきます。ことばの持つプラス面での力、心に傷をつける可能性もある言葉の怖さ・・・肯定的な人間関係が育つために必要な「ことばつかい」について話し合いを深めていきます。
『仲間がいて、心地よい居場所がある、支持的・親和的な風土(学級)』ができていると、「いじめを生み出しづらい、失敗や過ちが許される(心理的安全性が高い)ので学びが深まる」等といわれています。生徒会、代表委員会等が主体的に授業を進めるかたちの道徳・学級会・集会・いじめ撲滅宣言等、子ども達が自分事として考えるとても意味ある授業となりました。「ほんわか宣言」をカードに書きこの授業を振り返っていました。このメッセージは、後日、文化委員の協力のもと、「みんなのほんわかの木」として掲示されるそうです。生徒会、各委員会のリーダーシップにもエールを送ります。
12.6Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業34
1年生の社会では、「アマゾンの森林減少の問題をどう解決したらよいのだろう」という課題に協働的に学んでいました。「森林伐採が進むとどうなるのかな?」「アマゾンの森林って二酸化炭素を酸素に変える・・・」「地盤も緩むのでは・・川の氾濫や洪水が起きやすい・・」多様な考え方、色々な意見・考えが共有され、真実に近づいていきます。
SDGs(「持続可能な開発目標」。 簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標)やESD(Education for Sustainable Development持続可能な社会の創り手を育む教育)が、世界規模で重要視され、未来の創り手となる若者に、多様な人々と協働して、簡単には答えの出ない課題にも向き合い、納得解・最適解を生み出して行かなければ、持続可能な社会が実現しないという危機感があります。「地球規模で考え、行動は足もとから・・」対話を大切にして、「自ら考え、判断し、表現できる力」を培う授業に感心します。
6日(水)のテレビ番組で、アフリカガーナに送られた「古着」が、どうなっているか・・、電子部品を焼却して金属を取り出して生計を立てている人々の生活や「電子ごみの墓場」をなくすための芸術や雇用の創出・・といった内容を放映していました。若者が、ガーナの人々の生活や自然環境を守り、再生させるために、様々なことに取り組んでいる姿に感銘を受けました。広い視野を持ち、地球規模で考えられる力、自分事として捉えられる力、小さな一歩から(行動力)・・身につけてほしい力です。
12.6Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業33
「(未来社会で)生きて働く知識・技能の習得」はもちろん、あまりにも変化の激しい時代の到来を背景に、「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力」等の育成が、未来の創り手となる小・中学生に求められています。教科特有の見方・考え方を働かせて課題解決や自己決定、自己表現したり、他者との学び合い、思考の練り合いの中からよりよい最適解や新たな発想を生み出していく(学びに向かう力や人間性をも豊かに・・)といった「学びの質の向上」が、子ども達にも、学校にも求められています。「すぐに検索をかければ、数秒で解決する一問一答的な記憶再生型の知識ではなく、課題を読み解き、わかっていることと導き出すことを整理し、自己をコントロールしたり、他者と協働し合いながら、根拠を持って解を導き出すような、いわゆる活用する力」を身につけることが、『生涯にわたって学び続ける人を育てる』ことになり『生きる力の獲得』だと考えられています。
「何ができるようになったか」が、重視される学習指導要領なので、「(思考力・判断力・)表現力」の育成をあらゆる教育活動の中でねらっています。それは、学校行事や生徒会活動、部活動でも・・。教科特有の表現力といえば、実技教科の表現活動やパフォーマンスも得意・不得意が生まれがちな「表現力」です。自分の得意な分野を出発点に、豊かな表現力を身につけてほしいと願っています。
12.6Wed.インフルエンザ警報発令中
11月末頃より、北海道全域、千歳保健所管内、共に「定点観測の数値がうなぎ上り」です。インフルエンザ警報が発令中です。師走を迎え、ウイルスが活動しやすい気候であること、人混みや混雑する場所への外出が増える時期であること等から、予防のための措置をワンランク上げる必要があると考えています。北海道教育委員会からも注意喚起のリーフが来てますので掲載します。各ご家庭での、予防、健康管理にもご留意ください。
【予防方法】
・できるだけ人混みをさける
・咳、くしゃみ、鼻水等症状がある場合は、マスクの着用や咳エチケットを行う
・石けんを使った手洗い、消毒の実施
・十分な休養とバランスのとれた栄養の摂取
・適切な湿度の保持(50%~60%)
・インフルエンザワクチンの接種
■北海道
■千歳保健所管内の推移
■北海道教育委員会 注意喚起
12.5Tue.人権作文表彰式
12月5日(火)サッポロファクトリーで、第42回全国中学生人権作文コンテスト札幌地方大会表彰式が行われました。表彰式は、コンサドーレ札幌の高木駿選手が出演したり、質問コーナーもあったようです。サッポロファクトリーのアトリウムにあるクリスマスツリーもとっても素敵だったのでは・・。受賞おめでとうございます。
優秀賞(北海道新聞社賞) 平間 安晃さん 「未来へつながる希望のために」
優秀賞(レバンガ北海道賞)佐々木麻晴さん 「僕の卒業式」
12.2Sat.土曜授業と人権教室
12月2日(土)、土曜授業が行われ、3時間目には人権擁護委員さんが来校し、人権教室を開催しました。人権擁護委員として来校した中島さん、温井さんのお二人は、第21代・第25代の千歳中学校の校長先生です。懐かしそうに校舎を回りながら、真剣にビデオ視聴し、人権教室の感想やネット使用で気をつけようと思うことをワークシートにまとめるみなさんの姿に感心していました。
放送では、「第42回全国中学生人権作文コンテスト札幌地方大会」で優秀な成績を収めた千歳中の2名の生徒も紹介されました。表彰式は、12月5日(火)にサッポロファクトリーアトリウムで開催され、コンサドーレ札幌の高木駿選手が出演したり、サッポロファクトリー内のクリスマスツリー点灯式にも参加する予定となっています。
優秀賞(北海道新聞社賞) 平間 安晃さん 「未来へつながる希望のために」
優秀賞(レバンガ北海道賞)佐々木麻晴さん 「僕の卒業式」
「SNSに潜む危機」というDVDを視聴し、ネットコミュニケーション、画像や動画の投稿、犯罪につながる危険性等々、みなさんの生活に切っても切り離せないSNSを使う上で注意しなければいけないこと、そこに潜む危険性など、考えることができました。最後に中尾生徒会長から人権教室のお礼の言葉がありました。
12.1Fri.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業32
「一斉教授型」の授業から「生徒が、主体的に学びとる授業」への転換が求められています。2年生英語の授業では、「アダムスファミリーの7人の子どもの情報を集め、年齢や職業を推理・特定する」という、謎解きのような、わくわくする授業に目を輝かせていました。班内のコミュニケーション活動を駆使して、探偵のように集めた情報・ヒントから、リーダーが情報を集約し、班で推理していきます。Ues English!で班活動も悪戦苦闘。「五感を働かせながら、為すことによって学ぶ」というイメージの強い授業に感心しました。
11.30Thu.横田千歳市長来校
千歳市の横田市長、佐々木教育長、教育委員会の方々が、学校視察に来校されました。「おはようございます」「こんにちは」とのみなさんの笑顔の挨拶、とても気持ちよく、校内や授業の様子を見て回ることができました。授業参観後は、校長室で、中体連や吹奏楽コンクール、アラスカ州ミアーズ中学校との国際交流の写真等も興味深く見ていただきながら、千歳中学校の教育実践や教育の動向等についてもお話ができました。変化の激しい時代に求められる教育について、タブレットやICT活用といった教育のDX化、「ラピダスも参入し、空の玄関口として国際化の進む、千歳の子ども達の英語力を高めたい・・」等々交流でき、貴重な機会となりました。
音楽の授業では、2年生が童謡「浜辺の歌」を合唱していました。数学の授業では、タブレットを使ったり、問題の解き方について対話的に「教え合い学び合い」があったり・・、「いつも通り相談しながら解いていっていいんだよ・・」という数学の先生。3年生理科では、タブレットを使って、千歳市の何月何日、何時何分の星空をプラネタリュームのように観察していました。「おどろきやわくわく」を感じます。好奇心や探究心を出発点に「自ら学び取る・・」主体的な学習に期待します。
11.22Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業31
1、1年生英語科
空の玄関口千歳、ラピダス誘致による一層の国際化、千歳市に住む私たちにとって、語学力・英語力やコミュニケーション能力の向上は、未来の自分やキャリアに直接役立ってきます。You must study English hard for your future!
1年生の英語では、アラスカ州ミアーズ中学校から留学生が来た経験をイメージし、留学生が来た時に、安全で、充実した日本の学校生活を送るために、学校生活の約束事やきまりをアドバイスする場面設定で、英作文、話すことを学習していました。「廊下は走ってはいけません」「学校では名札をつけなければなりません」「学校に遅刻してはいけません」「授業の2分前には着席していなけばなりません」等々、英文をつくりながら、ペアでチェックしたりアドバイスし合ったりしながら、意欲的に表現していました。「多少単語が抜けていたり、スペルや発音違い・・失敗も貴重な勉強」なので、確認し合ったり、修正し合ったりする対話で、共に高め合って・学び取っていく授業にしていきましょう。友達の力もかりて、自分で考え出した英文を自分のものにするためにも、練習問題や復習を大切にし、「できる!」力にしてほしいと思います。
2、2年生理科
課題「なぜ山の上ではお菓子の袋が膨らむのだろう?」
なぜお菓子の袋が膨らんだのか気体の粒子を用いて説明してみよう・・という実験・考察・まとめに取り組んでいました。「目の前で、起きている科学現象を(理科特有の見方・考え方を働かせて考え)理科・科学的なことばを用いて説明できることが大切。「空気を抜くことで、粒子が減り・・」「容器内の気圧が低くなるので・・」「風船内の気圧の方が高くなるので・・」グループごとに、起こっている現象を、図や言葉の表現で、発表していました。主体的に学び合う姿勢が立派です。「起きている現象の説明」には、最適解もあると思うので、「対話的に学び合うことで、みんなが最適解に達して、自分の言葉で表現・説明できるようになってほしいなぁ」と感じる授業でした。