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学校行事

12.22Fri.冬休み前集会

 冬休み前集会が行われ、冬休みの生活や学習の注意事項やポイントについて、生徒会役員・各委員長から、プレゼン形式での説明がありました。今日、教育に求められているものは、児童生徒自らの「主体性」、自分事として自ら考え、主体的に行動し、多くの他者と協働して、新たなアイディア、新たな未来を・・。

【12月の学校だより 巻頭言より】

Well-being「なりたい自分・就きたい職業」キャリアデザイン力   校長 金森 直人

 2023年の世相を表す「今年の漢字:税」。一年を通じて増税議論が活発だった一方、定額減税、インボイス制度導入等、「税」にまつわるテーマに関心が高かったことが理由のようです。イスラエルのガザ攻撃や先が見えないウクライナ情勢、2022年「戦」の漢字が未だに影を落とす世相ですが、来る2024年は、「未来に希望が広がる一年に」と願うばかりです。

 「税」の発端は、教育界でいうと、(少子)超高齢化社会の到来。「異次元の少子化対策」も具体が見えてきませんが、本年4月には「子ども基本法」が施行されました。「すべての子どもが将来に渡って幸福な生活を送ることができる社会を目指す」ため、①差別の禁止➁生命及び発達の権利③意見の尊重④子どもの最善の利益等といった基本理念を示し、「全てのこどもの健やかな成長、Well-beingの向上」が言及され、教育にも大きく関わってくる部分です。義務教育段階においても、年々低下傾向にある子どもの幸福度や自己肯定感をどう向上させるか、子どもたちを取り巻く様々な問題が深刻化している今だからこそ、学びの場でのウェルビーイング向上、環境づくりにも取り組んでいかなければなりません。

 「主体的に学び 心豊かに行動し ねばり強く挑戦する」を重点に、「夢や志を持ち、未来をたくましく生きる」生徒の育成に「チーム千歳中」で取り組んできました。4年ぶりの全校実施・保護者公開となった「個が輝き、集団が躍動する体育大会や文化祭」、「仲間と共に心と技を磨き努力の大切さを学んだ部活動等での活躍」、「日常活動の充実と新たな伝統づくりを見事にやり切った生徒会・委員会活動」と、2023年の躍進に子どもたちの主体的な、ウェルビーイング向上、ねばり強いチャレンジ精神の獲得に成果を実感しています。

 

 新しい年を迎えると、いよいよ3年生の自己実現への「挑戦」です。「10年後の職業はAIに取って代わられる・・」という話題と共に、少子高齢化による様々な業界の「成り手不足」も深刻です。教育や福祉の分野、航空業界、交通・運輸、IT関連やエンジニア、一次産業、グローバル人材・・等々、「働き手が引く手あまたの時代」、(選ばなければ)何らかの職はあるかもしれませんが、色々な業界が、国外からの人材を採用している現状もあります。それこそ、Well-beingに生きるには、将来、「なりたい自分や就きたい職業」へのキャリアデザインを面接でプレゼンできるような人材が、変化の激しい社会をたくましく切り拓き、自己実現していくはず。公立高校も、私立高校も第一志望です。「それぞれのルートへ進んだその先をどう考えているか」を語れるだけの確かな学力の獲得と自己表現力が大切。3年生の自己実現に向けた努力を全校生徒も先生も、家族も、心から応援しています。3年生のみならず、進級し後輩を迎え入れる1,2年生にとっても、有意義な冬季休業としてください。

 

 この一年の保護者・地域の皆様の学校へのご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げます。来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い、師走を迎えてのご挨拶といたします。この一年、ありがとうございました。

12.23Fri.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業39

 3年生の社会科は、経済の領域、家計・企業・政府等について学び、「経済の三つの主体はどのような役割と責任があるのか」について、学習を深めていました。食品や商品にはどんなルールがあるのかを調べ共有する学習からスタートし、企業・家計・政府の立場で、商品表示違反など、私たちの安心安全を脅かす問題やトラブルの解決のために何ができるのか・・グループの中で、対話的に、考えを出し合っていました。他のグループの考えを共有したり、班内で自分の考えをアウトプットし、考えを練り合うことで、難しい課題にも自分事として向き合っていました。学習のまとめでは、社会科特有の「ことば・用語」を使って、1時間の学習を振り返っていました。

12.21Thu.合唱部クリスマスコンサート実施!!

 12月21日(木)放課後に合唱部のクリスマスコンサートを実施しました。本当であれば、先週に予定されていたクリスマスコンサートですが、約1週間延期となりました。クリスマス時期にふさわしい曲の選曲など、こころが和むひと時となりました。冬休みまで残すところあと1日。良い年末年始になるように体調管理をしっかりと心掛けましょう。

  

12.20Wed.いじめのない学校づくりを自らの手で・・

 「ほんわかの木」を作成し、各学級掲示した道徳に続く第二弾、いじめ撲滅学活。

いじめのない学級(学年・学校)を目指すために、いじめゼロに向けた学級決意文を考えます。はじめに、いじめがない学級をつくるために「大切にすべきキーワード」を考えます。班で共有し合ったキーワード(心情面・行動面)を黒板に書き出し、全体で交流します。「いじめをなくすために集団がする約束=学級決意文」を班から、そして学級全体の決意文として一本化していきます。

 前回の道徳、今回の学活と、委員自らが、司会進行を務め、意見を焦点化し、学級決意文の完成にリーダーシップを発揮します。しっかりとリーダーの指示を聞き、班での話し合いでは、役割分担して、意見発表⇒共有⇒班として焦点化⇒発表と実にスムーズ。

 学習(授業のあり方を含め)のみならず、『主体的に考え、他者と思考を共有し練り合い、新たな考えや発想を生み出していく』、こうした過程を通して、学びが深まっていきます。

 生徒自身の「自己選択・自己決定・自己表現」が、学びにも社会性の獲得にも重要だと言われています。いじめのない親和的な仲間づくり、自ら安心安全で心地よい空間づくり等、生徒「自ら」が進める、自治力の高い授業に感心します。

12.20Wed.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業38

1、授業は「受ける」のではなく、「取り組む」~自分から学びに向かおう

 3年生の電子黒板の学年連絡にこう書かれていました。受け身で「教わる授業」から、「自ら学び取る学習」への転換が、求められています。あまりにも時代の変化が激しく、解決困難な課題も山積する中で、多くの他者と協働して、自己決定、自己表現を大切にしながら、その「変化や困難」に対応していく力、未来を創造する力が求められ、「思考力・判断力・表現力」や「学びに向かう力」の育成がカギとなっています。学習の主体となるみなさんの目線で言うと①学んでいる頭の中が、五感を働かせ、アクティブに働いているか。➁見通しを持ち、自分の学びを振り返りながら、次の学習や生活に活かそうとしているか。③周囲と共に考え、新しい発見や豊かな発想が生まれる。といったことが、「学びの質の向上」につながります。「先ずは、自分から学びに向かう」、その主体性が大切です。

2.コミュニケーション活動からアクティブに学び取る

 Don't speak Japanese now. 英語のすごろくが始まりました。出た目の数で、様々な「質問」が出され、All English で答えていきます。日本語を使ってしまい、Startに戻ってしまう生徒も、実に活動的な学習で、英語を使ったコミュニケーション活動が楽しみながら行われていました。

3.テーマに沿った作文を書くには・・・

 1年生は、千歳市の「市民憲章作文」に取り組んでいました。ふるさと千歳の良さをどの視点からアピールするのか、「自然・文化・・?テーマは絞って書いた方が・・・」等々、アドバイスも受け、卒業生の市民憲章作文の表現法なども学びながら、チャレンジしていました。

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世界をつなぐ  北の大空。千歳川の  清い流れ。開拓  ここに一世紀。私たちは、誇りある千歳市民です。郷土の発展と、お互いのしあわせを願い、この憲章をかかげて、力強く前進をつづけます。

1 心身をきたえ、仕事にはげみ、

   明るく 若々しい まちにしましょう。 

1 自然を愛し、季節に親しみ、

   快く 楽しい まちにしましょう。 

1 きまりを守り、力を合わせて、

   美しく 住みよい まちにしましょう。 

1 年寄りを敬い、子どもの夢をはぐくみ、

   温かく 平和な まちにしましょう。 

1 文化を育て、希望にみちた、 

   豊かな おちついた まちにしましょう。

12.19Tue.第44回千歳市生徒会交流会

 第44回千歳市生徒会交流会が北ガスホールで行われ、中尾会長・坪田事務局長・稲垣事務局次長・佐々木副会長が参加しました。会議の口火を切るアイスブレイクを担当した千歳中、ちょっとした座席替えや自己紹介、クイズ等で、すっかり打ち解けた雰囲気に・・。各校の特色ある行事や生徒会企画の授業やイベント、委員会活動等々、他校の取り組みも共有でき、活発な意見交換から有意義な交流会となりました。いじめ防止の取り組みに主体的に取り組む学校、レクを通して人間関係を好ましく保つことで、いじめをなくそうとする取組、動画・プレゼン・生徒会企画などを駆使した学校祭等々・・、学校を代表する生徒会役員が集まった会議は、実にビジョンや責任感、実行力、企画運営力、コミュニケーション能力の豊かさが感じられ、「学校をつくる」という熱意が感じられる交流会でした。今後の各校での頑張りとさらなる交流の広がりにも期待します。

 

12.17Sun.千歳市民フットサル大会

 千歳サッカー協会主催、R5年度千歳市民フットサル大会【中学校の部】が、千歳市スポーツセンター【ダイナックスアリーナ】で開催され、プレミアリーグで千歳中学校Aが準優勝、チャレンジリーグで千歳中学校Bが優勝を収めました。

12.15Fri.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業37

 5時間目に日本大学の山崎先生が、2年3組をモデルとして、「提案授業」というかたちで2年生数学「証明」の授業を行ってもらいました。千歳市内、石狩管内からも20名弱の数学科の先生方が来校し、研究授業と研究協議を行いました。山崎先生の授業は、図形の性質を生徒の口から引き出してまとめたり、ピンと来ていないところを周囲で話し合ってみたり・・、学び合い教え合いや対話、協働的な学びを通して理解を深める授業で、次々に生徒から考えを引き出しながら、「なぜ、証明するのか・・」等、真理に迫っていく授業に感心します。生徒のみなさんの真剣なまなざし、にこやかに対話する表情がとても印象的な授業となりました。「生徒一人一人が、考え、表現し、練り合い、みんなで学び取っていく・・」という、学校だからこそできる、今、「大切にしなければならない授業観」を感じ取ることができました。

 

12.15Fri.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業36

 2年生数学の「証明」の校内研究授業が行われました。数学の中でも、この証明が苦手な人もいるのでは・・。「いいたい結論は示されているのに、結論にいたる道筋がひらめかない∠ABCなのか∠CBAなのか、対応するアルファベットがいつもごちゃごちゃになる」等々、学生の時に苦労した記憶があります。証明問題は、演繹法という手法で、「ある一般的な原理や性質等から、一定の(あるいは特殊な)結論を導き出す手法」で「三段論法」といった手法は聞いたことがありませんか?

例  大前提:AはBである ⇒ 小前提:BはCである ⇒ 結論 :従って、AはCである といった手法。

 平行四辺形の性質を証明するために、「どこの三角形の合同を証明すれば結論に至る。平行線の性質が使えるとひらめく・・」等々、図形や照明分野での「数学的な見方・考え方、ひらめき、気づき」がこうした授業の中から伸びてほしいと感じながら授業参観しました。もっと自分でチャレンジして、もっと失敗して、もっと仲間と対話して、「図形や証明問題」を得意分野にしてほしいと思います。

12.11Mon.家庭学習強調習慣

 2年生の学習委員会の取り組みなのでしょうか、毎朝、家庭学習の提出状況を学習委員が調べています。おそらく学級でも家庭学習を呼びかけながら、こうした取り組みを通して、『家庭での学習習慣を身につける』というのが大きなねらいだと考えられます。『委員や係の仕事』で大切なことは、「ただ回数をグラフ化するだけでなく、その活動のねらい(家庭学習習慣を身につけるため)を説明し、呼びかけることでねらいを達成する」ことです。自覚と責任を持ち、点検活動に取り組んでいる姿に期待します。(「自律的学習者」が一番伸びる)家庭での勉強や家庭学習の習慣化によるメリットにはどんなものがあるでしょう?

  1. 学校の授業の中で「わかった」ことを、「自分でできる」段階まで高める(復習)「わかるからできるへ」
  2. 得意を伸ばしたり、より高レベルな問題に挑戦する「自学自習の力で、強みを伸ばす」
  3. 家庭学習の習慣を身につける 「継続は力なり、家庭学習の習慣化(ルーティン)でレベルアップ」
  4. 自分の得意・苦手を理解する 「何ができて、何ができないか」をまずはっきりさせる(メタ認知)
  5. 計画を立てやり遂げるまで努力する習慣 「努力の大切さを理解する人は伸びる」

 他にもいろんなメリットがあると思いますが、習慣にすること、ねばり強さ、継続、そういったくせをつけることが、伸びにつながります。委員会活動の呼びかけに呼応して、学び方、学ぶ習慣を見直してみましょう。