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学校行事

7.21Thu. 凡事徹底 自律的学習者として

 本日、大掃除を行い、明日、金曜日で1,2年生は前期前半の一区切り。学習や生活の成果を振り返り、今後の新たな課題設定をして、充実した夏季休業、前期後半のスタートにつなげてほしいと考えています。2年ぶりの大掃除にみんなで仕事分担しながら取り組んでいました。

 1年生の朝読書を見るとその姿勢の正しさや集中の仕方、また、教室環境を整える習慣等に、「中学生らしさ、集団としての成長」を感じます。千歳中学校は、六つの小学校から入学してくるので、生活の約束事も、学習の達成状況や授業規律も、「同じ部分、相違点が混在」しています。しかしながら、【授業規律】である「姿勢・机上整理・発表や発言」、【生活規律】である「TPOにあった明るい挨拶・時間を守りコントロール・マナーや言動のあり方」といった『ととのえる習慣』の凡事徹底により、「学びに向かう集団の基本姿勢」が身についてきたように思います。「一方的に教わる」感覚から、「自ら学びとる(自律的学習者)へ」という時代の変化は、前述のような「あたり前のことをあたり前に行なう」という凡事徹底から「学びに向かう力」を培い、「変化の激しい世の中を主体的に学び続ける人」を育成ことにつながると学校は考えています。

 

7.20Wed. 宿泊学習のまとめ・G-PDCA

 2年生の宿泊学習のまとめは、班で分担し、写真や資料を入れ込んで、調べて分かったことやちょっとしたハプニング等についても記載されていました。専門学校でのキャリア学習や小樽職人の会のものづくり体験でも、貴重な学習をしたと思うので、作文やしおりに成果や考えたことを残しておきたいですね。

 「計画P⇒実践D⇒評価C⇒改善A」仕事や勉強では、このPDCAサイクルを回すことが重要であり効果的だとよく言われます。「まず目標を」という意味でゴールGーPDCAという人もいます。1年生の学活では、夏休みの学習や生活について確認し合い、「MYゴール手帳」を活用し、夏休みの目標を立てたり、学習計画の具体のスケジュールを書き込んでいました。自分の「時間」と学習・生活の「内容」を計画立てて自己管理する(自律)、まさに今、求められる能力ですね。チャイムをちゃんと自分で鳴らして、主体的な学習者になってください。

 理科では、カルメ焼きをつくっていました。理科室からいい匂いが・・。この実験のポイントは,温度と時間をきちんと守ることだそうです。重曹は炭酸水素ナトリウムという物質で,これを熱で分解すると炭酸ナトリウム,水,二酸化炭素ができます。この実験では,高温でとけた砂糖液が冷えて固まるときに,発生した気体の二酸化炭素と水蒸気のため,中に空洞が出来て膨らみカルメ焼きになるそうです。香りと甘さとともに覚えておきたいですね。

7.20Wed. 新型コロナウイルス道内の感染状況から

1、石狩管内における新型コロナウイルス 市町村別感染状況  7.19現在

6/26~7/16までの3週間の推移を北海道のHPより示すと

2、年代ごとの陽性者数 7月19日現在 北海道発表分

 

 上記のようなデータから、千歳市においては、管内的に見ても感染者数増加が見て取れます。また、10代以下や10代の年代での陽性者が増加していることもあり、市内の小学校の学級閉鎖や幼稚園・保育園等での陽性者、家庭内感染の学校への連絡等も急増しています。やはり、感染力の強い株への置き換わり(再陽性の事例も多い)、第7波の入り口といっていい状況のようです。

 社会生活や経済を回す動きは止むなしと思いつつ、若年層や義務教育段階での教育活動、子育て家庭での家庭生活や保護者の働き方等には、十分な感染防止策を講じる必要があります。まもなく学校は、夏季休業となりますが、自学自習の勉強、部活動、趣味や家庭のイベント等、健康で、楽しく、充実したものとなるよう、引き続き、ご家庭での感染対策と子どもたちへの注意喚起にご協力願います。

 

7.19Tue. 川の生き物調べ

 はまなす学級では、理科の授業で、千歳水族館にご協力をお願いし、「川の生き物調べ」を行いました。外来種の繁殖等により、日本の河川に古くから生息する在来種の絶滅や個体数の減少が全国的に問題になっています。千歳市は支笏湖、千歳川流域の豊かな自然と恵まれた環境ながら、そういった問題と無関係ではありません。千歳水族館で、生き物観察の方法について説明を受け、千歳川から支流になるママチガワまで移動し、生き物観察。絶滅危惧種のイトヨ、サクラマス、ブラウントラウト、川エビ・・生徒たちの歓声が響いていました。五感を働かせ体験をともなって学ぶ・・ふるさと教育でもある、理科の授業。机上だけでは学べない貴重な時間となりました。動植物や環境、環境保全、ふるさと千歳・・興味を抱き、体験から学んだことが、「将来、こうしたことにかかわっていきたいな」というキャリア意識にもつながってほしいと願っています。

7.19Tue 1年生校外学習まとめ

 7月19日(火)4時間目に校外学習のまとめを行いました。先週実施した校外学習で自分たちが体験した内容や昼食で食べた画像などChromebookを上手に使い説明していました。経験することで身につけられる力、自主的に考え、取り組む姿勢は、この校外学習で学び身につけたことです。来年の宿泊学習、そして再来年の修学旅行へとつながる校外学習になりました。

 

7.19Tue. 学ぶ意欲の向上とわかる授業6

 3年生の英語の授業では、This is an essay written by Yoshida Kenko.英語の過去分詞を使った表現を理解するために様々な画像・写真を英語で解説し、クイズ形式で学習していました。出題する方も読み解いて答える方も、「アウトプットする表現活動」で確かな力がついていきます。間違いを恐れず、大きな声で表現活動・コミュニケーション活動から学んでください。

 3年生理科の授業では、「遺伝子組み換えが私たちの生活にもたらすものは・・」というテーマで、調べ学習を行い、そのメリット・デメリットを含めた遺伝子組み換えの例や可能性についてプレゼンしていました。インターネットで検索したものについては、その出典を明らかにしながら、写真や図を活用し、わかりやすく表現していました。これも、アウトプットすることによって自らの知識を確かなものにしたり、考えたことを豊かに表現し伝える力の獲得に役立ちます。

【3年生英語科】

【3年生理科】

 

7.15Fri. 2年生宿泊学習

 7月14日(木)~15日(金)2年生の宿泊学習を実施しました。札幌市内の専門学校のご協力によるキャリア学習を含む班別自主研修、小樽職人の会のご協力による歴史を感じる小樽公会堂での「製作体験」と小樽運河散策。二か月に及ぶ計画とその実行で「集団として意見をまとめる力」を・・、各種研修や体験で「計画を立てて実行する力」を・・、班や学級、学年委員会などを中心に「チームワークの向上」を・・。日々の学習や生活を大切にする「日常」が「行事を成功に導き」、「行事」での成果が、また「日常」を高めていく・・そんないい学びが、チーム感を持ってできる2年生だと感じました。「失敗や約束違反」もありました。失敗から何を学び、次にどう生かすかが問われます。ゆっくり休んだ後は、宿泊学習の成果と課題をしっかりとまとめ、明日からの生活に活かしていきましょう。旅先・研修地でお世話になった方々、送り出してくださった家庭にも感謝の気持ちと言葉を忘れず、「為すことによって学ぶ」学習がみなさんの更なる成長につながることを期待しています。お疲れ様でした。

7.14Thu 1年生校外学習

 7月14日(木)1年生の校外学習を実施しました。千歳駅から各班、自分たちの自主研修先にまっすぐ向かい、施設の方々に挨拶をし、研修をスタート。昼食を食べて午後の研修。実際に経験することでしか学べないこと。集団行動の中で意識しなければならないこと。多くのことを校外学習で学び、千歳駅へ戻ってきました。

 コロナ禍で感染者が再び増加傾向にある中ではありましたが、なんとか大きな事件・事故に巻き込まれることなく校外学習を終えることができました。まとめ学習をしっかりとして、来年の宿泊学習が更に質の高い学びの場となることを期待しています。

  

  

  

  

7.13Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業5

1、生きて働く英会話力・・

 「自分のことや自分の考えていること、気持ち等を他者に伝える」という英語をコミュニケーションツールとして、「表現し、話す」という力が求められています。確かにグローバル社会なので、英語を多様な人たちとの共通言語として協働することができれば、大きな力となります。全国の公立中学校に在籍する中学3年生のうち、英検3級相当以上の英語力を持つ生徒は40.7%いるそうです。国の目標は、中学校卒業時点で、英検3級取得50%を目標にしています。目標はともかく、コミュニケーションツールとして、英語を話せる、英会話の力は、将来の職業選択や世界的な視野を広げると言った意味でも、大きな可能性を持っています。

 中3の授業では、ALTのジェームズ先生と英会話の学習をしていました。質問に対する答えを事前に英語表現で「書いたり」、友達と「練習したり」、先生に確認してもらったりしながら、「話す」練習を繰り返していました。中1の授業では、最初はメモを見ながら、だんだん顔を上げて、コミュニケーション活動となるようグループ学習で楽しそうに会話していました。こうした学習の積み重ねが、「使える英語」の習得につながります。

2、美術の表現力に驚かされます

 「創作活動なので、無言で制作に集中する」という美術の授業。その作品のできばえには感心します。動植物など描いた作品と違うものを使って、描きたいものをデザインする授業。個性があふれ、豊かな表現力に圧倒されます。

3、未知数2つ、式2つ

 中2の連立方程式、ちょっと長めの文章問題には、「わからない数字(未知数)が2つ」、問題文に書かれていることをよく読むと、「式を2つ」立てることができます。数学の先生は、問題文から式を導き出すときに、『問題文に書かれている内容を表や図に整理してみる』ことを強調していました。数学は、答えがスパッとX=〇 Y=△とでることが美しいのですが、「数学的な見方・考え方を働かせて、解答を導き出す過程」にこそ、おもしろさがあり、そうした「見方・考え方」ができるようになることが、大切な教科です。一問一答で、暗算で答えが出せるようなことは、世の中、そうそうありません。「問われていることを図や表やグラフ、数直線・・・などで情報を整理して」解答にたどり着く楽しさを理解してほしいと思います。

 

 

7.13Wed. 為すことによって学ぶ 校長室から

1、「為すことによって学ぶ」

 7月14日(木)、1年生校外学習、2年生宿泊学習(~14日)が行われます。コロナ禍、様々な感染防止策に配慮しながら、事前学習を含めた研修計画、行動計画を作成し、小グループが、自ら立てた研修計画に沿って、時には臨機応変に対応したり、危機管理意識を持ちながら社会に出て研修します。1年生がJR千歳駅を起点に、公共交通機関を利用して、札幌市内各所で、テーマにあった研修を進めること、2年生は、キャリアの視点で、様々な専門学校での研修、札幌市や小樽市での体験や研修をともなった学びを深めること。これらの学習は、教室から社会に飛び出し、公共ルールを守りながら、「自律的に学び取る」、またとない機会と考えています。個人旅行とは違い、研修目的のチーム行動ですから、協働的な学びといった面でも、体験的・旅行的行事の教育効果はとても大きなものです。新型コロナウイルス関連等、様々な理由から残念ながら参加がかなわなかった生徒もいることはとても残念なことですが、この研修後に学んできた成果を伝えて(アウトプット)いけるよう、1,2年生は、チーム感を持って取り組んでいきましょう。

2、「学びに向かう力」

 教師生活も長くなってくる(校長自身)と、「教える」ということに固執しがちで、新しい学習指導要領が求めるような、「知識や技能をただ習うのではなく、多様な他者と協働して、自ら考え主体的に学び続ける人を育てる」という「生きる力」の育成をゴールとした授業観への移行がなかなかの課題。予測不能な未来をたくましく生き抜く人材を育てるため、身につけなければならい力は、

①社会で生きて働く「知識・技能」

➁未知なる状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」

③「学びに向かう力・人間性等」と示されています。

 高校入試問題等でも、「思考力を問う問題」が出題され、問題文をしっかり読み解いたり、答えを導き出す理由や根拠を自分自身の持っている教科の見方・考え方を生かして「自分の考えとして表現・伝え」なければ、正解に至らないような問題も一部含まれています。

 特に③の「学びに向かう力」は、単なる「関心・意欲・態度」ではなく、『主体的に学習に取り組む態度・自己の感情や行動を統制する力・よりよい生活や人間関係を自主的に形成する態度等』と言われています。コロナ禍となってなおさらですが、子どもたちの学びは、「教わるという感覚から、意欲をもって自ら学ぶ」という「自律的学習者」としての成長、変化の激しい社会を「自ら学びつ続ける人に」という15の春をイメージして学校づくりを進めていきたいと考えています。

 「体験をともなった学び、為すことによって学ぶ」という旅行的行事・自主研修等の総合的な学習は、規範意識や集団や社会のルールを学び、スケジュール管理し、役割や責任を果たし、体験や豊かなコミュニケーション活動により協働的に学ぶ取り組みです。「多様な他者と協働し、新しいものを創造する。自他を尊重し理解し合う。」チーム1学年・チーム2学年の学習成果に期待します。

3、2学年宿泊学習に寄せて(宿泊学習のしおりから)

「為すことによって学ぶ」  校長 金森 直人

 2学年宿泊研修が学年委員会・学級・班での企画・立案・協議を重ね、「MY BEST MEMORY」~一人一人の思い出を大切に~をスローガンに実施の運びとなりました。コロナ禍で一番影響を受けてきたのは、スポーツや音楽・芸術、学校行事です。特に旅行的行事は、先生たちはもちろん、関係機関、企業、保護者の皆さんの理解と協力なくして成立しません。

 「為すことによって学ぶ」という言葉がありますが、五感を働かせた体験が学びとなり、「視野の広がり」「仲間との協力」「計画・実践・評価・改善の力」等、体験を通した学びが大きな成長につながることを確信しています。

 Withコロナの時代、「何を、どのように学び、何ができるようになるか」「どんな工夫をすれば、○○ができる」と、自らの思考・判断・表現力を働かせ、学び取る力(自律的学習者)が大切だと言われます。「為すことによって学ぶ」はずが、「やりっぱなし」では、学びに高まりません。一層予測不能な社会を生き抜いていく皆さんですから、多くの他者と協力し、活動を通して、自ら考え、適切に判断し、実りある学習にしていくことが、「生きる力」の獲得につながります。

 職業体験講座や自主研修・製作体験には、キャリア教育の視点も含んでいます。「自己の適性や興味・関心を知り、将来の夢やキャリア意識・職業観を」、是非身に付けてください。  

**意義ある宿泊研修にするために******

1.社会的視野を広げる  2.集団行動の基礎を身につける  3.自分たちで活動する自治力を高める

3,班単位の研修により、企画・計画立案のスキル向上

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【7.12 しおり学習の様子から 話を聴く姿勢、メモを取る真剣さが伝わります。教頭先生からも激励】