学校行事
令和4年度 入学式 学校長式辞
式 辞
例年にない大雪の千歳にも、春の息吹を感じる季節となりました。177名の新入生のみなさん入学、おめでとうございます。
「当たり前の日常」とは違う、小学校での日々の授業、仲間との交流、行事も多くの制限を受けたはずです。世界的な感染症のパンデミックという困難を乗り越え、「考え、判断し、適切に行動する力」は、平凡な毎日よりも皆さんを成長させました。中学校の門をくぐり、凜とした姿で未来を見据える皆さんに二つのことをお話しします。
一つ目は、緊張感の中にも、希望に満ちあふれる「今の『決意』を大切にして下さい」ということです。全ての始まりの春、「勉強がんばろう」「部活に燃えよう」・・大きな夢は、強い「志」となり、この先の道標として、行き先を自ずと、教えてくれます。
二つ目は、人工知能AIや情報通信技術が進歩しても、人生の基本となるのは、笑顔やコミュニケーションということ。変化が激しく、予測不能な未来を切り拓いて行かなければならない皆さんにとって、「自ら考え、主体的に表現する力」が一層求められます。しかも、一人の力は小さいので、多様な個性を持った多くの人と、協力・協働して新しいものを創りだしていく時代です。その時に欠かせないのが、笑顔とコミュニケーション力であり、成長の原動力となることを忘れないで下さい。
さて、新入生の保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。在校生の参加は控え、分散での開催とさせていただきましたが、晴の入学式を共に祝福できましたことを本当にうれしく思います。制服に身を包んだ「凛々しい姿」、中学校三年間は、人生の中で最も変化し、成長を遂げる時です。私たち教職員も、また、笑顔を大切にし、「主体的に学び、心豊かに行動し、困難にも最後までやり切る生徒の育成」を重点に、「チーム千歳中」で、未来をたくましく生きる子ども達を育てて参ります。保護者・地域の皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げ、入学式の式辞といたします。
令和4年 4月 7日
千歳市立千歳中学校
校長 金森 直人