学校行事
3.1Wed. 千歳市民フットサル大会の結果
2月23日(木)千歳市民フットサル大会が開催され、千歳中学校A・B、2チームが参加しました。千歳中Aチームは、7戦全勝で優勝を飾りました。Bチームは惜しくも8位という結果でしたが、5月からのカブスリーグ、6月の中体連と外シーズンでのチーム力向上につながるAチーム優勝となりました。
2.24Fri. 愛キャップ贈呈式
文化委員会では、リサイクル運動として「ペットボトルキャップ・リングプル回収」を行っています。生徒玄関前に設置した回収ケースには、後期分だけで、ペットボトルキャップ20.7kg、リングプル6.4kgが集まり、定期的に千歳市社会福祉協議会「愛情銀行」に寄贈しています。リングプルは、社会福祉協議会愛情銀行を通して、また、ペットボトルキャップは、愛キャップ市民回収運動実行委員会を通して、「資源として」活用されます。
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SDGs「持続可能な開発目標」が世界的なスタンダードとして具体的な行動が求められています。 簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標が、SDGs。17の目標(GOAL)。" Think globally, act locally " 「地球規模で考え、行動は足もとから・・」小さな一歩かもしれませんが、自分たちにできる足もとの行動から一歩一歩積み上げることで、(そうした活動が大きな流れとなり)地球規模の大きな課題の解決に近づいていくはずです。
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「千歳市ゼロカーボンシティ宣言」
千歳市は、令和4年2月7日、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「千歳市ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言しました。こうした千歳市の取り組みも、地域の大きな流れにしていくために私たちにできることを足もとの行動から取り組んで行きましょう。
前期委員会活動の社会福祉協議会への寄付が、「ちゃんと」に掲載されました。
R5年2月20日(月)千歳中学校での社会福祉協議会への贈呈式の様子
2.22Wed. 学びの土台をつくる
「学びの土台」となるもの。「基礎・基本」とか、「学習を支える力」とか、生活する・学ぶ上で、すべての基礎となるものを「学びの土台」と考えています。突き詰めていくと人間性とか個性ともかかわってくるのかもしれません。いずれにしても「限りない可能性」を持った義務教育期、可能性を開花させるためにも「生涯にわたって学び続ける」学びの土台づくりは欠かせません。
1、「ととのえる」習慣の定着
(1)授業規律
①姿勢・・ 正しい姿勢は、疲れやダレを防ぎ、集中力を生みます。(小学校では立腰として指導・・)
➁机上(整理)・・身の回り、学校でいえば下駄箱のくつ、ロッカー類、机上等、環境を整える習慣づくり
③発言・・ 「目で聞いて耳で知る」という言葉もあります。
しっかり聴いて考えたらルールを守って発表(アウトプット)表現力が重要視される時代
(2)生活規律
①挨拶・・ コミュニケーションスキルの基本。心のこもった挨拶が人間関係づくりの基本です。
➁時間・・ 「社会に出て信用を無くす」のは簡単。時間を管理する、時間を守ることは社会性の第一歩
③マナー言動・・集団が生活するところルールやマナーがつきものです。「ルール、マナーの遵守」は「秩
序」につながり、ルールマナーを守らない言動が社会問題や犯罪に発展することも・・ネ
ットやSNSにおいても「情報モラル」は学ばなければならない基本です。
2、読書力・想像力・言語能力・思考力
朝のひととき、先生も生徒も、思い思いの本をめくりながら、「読書を楽しむ」。それが、基本ですが、一日7分間×約登校日数200日=1400分≒24時間の集中した読書は、読書力・想像力・言語能力・思考力といった力や、最近特に重要とされている、「文章を読み解く力」が身につくと考えています。どの学年も、落ち着いた雰囲気で、読書を楽しんでいます。
3、メディアリテラシー
情報メディアリテラシーにも、様々なつけるべき力が必要な時代です。ネットやSNS、情報メディアや情報端末と私たちの生活を切り離すことが難しい世の中。インターネット、情報化社会を情報リテラシー・情報モラルを身につけて、正しく歩んでいく必要があります。どの学年でも、週に1回程度、数分間のタイピング練習ですが、タイピングの習得ソフトで楽しみながらタイピング練習をしています。ブラインドタッチもスピードも、若者の習得スピードには驚かされます。
2.19Sun. 千歳市小中校吹奏楽部ジョイントコンサート
第5回千歳市小中高吹奏楽ジョイントコンサートが2月19日(日)に千歳市民文化センター大ホールで開催されました。このジョイントコンサートは、中学3年生が受験期で活動を退き、1,2年生を中心とした新メンバーが、市内小中高が参加しての交流やコンサートを通して、互いの演奏技術や音楽づくりを学び合おうと小中校の指導者の方々が中心となり企画運営してくれているものだそうです。コロナ禍により実に3年ぶりの開催となったと千歳市吹奏楽協議会の杉本会長がご挨拶していました。コロナ前には、春に、初めて楽器を持つ子どもたちの講習会も企画していたそうで、部活動地域移行ではないですが、地域の音楽活動を学校・地域で支え、育てる環境のすばらしさを感じました。今後の成長の楽しみしかない北栄小のスクールバンドの初々しい演奏、優しい音色・迫力ある演奏・多様な音色の調和・・・各中学校の特徴を活かした演奏、高校生のワンランク上の演奏と来場した観客を大いに楽しませてくれる演奏会でした。本校吹奏楽部も、成長の手ごたえと様々な刺激を得ることができた、R5年度につながるジョイントコンサートでした。
2.18Sat. 第59回 2022年度北海道管楽器個人コンテスト
2月18日(土)北海道管楽器個人コンテストに札幌地区代表として吹奏楽部の川口心愛さんが、フルートで参加しました。全道各地区より金賞を獲得した11名の北海道コンテスト。アルトサクソフォン、クラリネット、フルート、トランペット、バリトンサクソフォンといった管楽器でのハイレベルな演奏が披露されました。結果は、銀賞。惜しくも金賞とはなりませんでしたが、素晴らしい音響のコンサートホールkitaraでのソロ演奏。緊張感の中で、出場者の強みを活かした演奏と心に響く音色が会場を魅了していました。この貴重な経験を今後の音楽活動に活かし、更なる成長に期待しています。
(写真:表彰状 kitara 伴奏の芳野先生とともに)
2.14.Tue 2年生全国学力状況調査~事前検証~実施
2月14日(火)5時間目、2年生に対して来年度の全国学力学習状況調査の事前検証を実施しました。事前準備に多くの時間を費やし、本日の事前検証となりました。各クラス3グループに分けて、1グループ毎に実施するいつもとは違う実施方法ではありましたが、生徒たちは大きな問題なく終了することができました。本番はもう少し先になりますが、今日の事前検証を家庭学習に取り組むきっかけにしてくれれば良いと思います。新年度まであと少し、最上級生としての準備をしっかりと取組み、新年度を迎えましょう。
2.13Mon.3年生入試前学年集会実施
2月13日(月)4時間目に3年生のみ学年集会を実施しました。はじめに校長先生からお話がありました。『高校の先生方は、高校に入学した後にどんな夢や希望を持ち続けて、学びを継続する生徒なのかを見たいんだよ。だからこそ、目標を持って頑張ることがみんなには大切なんだよ』と言う話がありました。明日からいよいよ私立の一般入試が始まります。今までの自分の努力を信じて頑張ってきてほしいと思います。頑張れ!千歳中学校3年生!!
2.9Thu. 1,2年生 学年末テストを終えて・・
1、テストは終わった時こそ大切・・メタ認知能力
(1) 1,2年生は、2月8日に学年末テストを終えました。(2年生は、2日に学力テストも・・)、それぞれの学年の先生たちは、「うーん。理解度がもう一歩だなー」という声も・・。テストは終わった時こそ大チャンス。「今自分が、何がわかっていて、何がわかっていないか」を見せてくれるからです。こうした、「自分自身の理解(認知)の度合いをちょっと高いところから認知(理解・自覚)する力」のことを『メタ認知』といいます。
*朝学習では、学習委員作成の予想問題に取り組んでいました・・
(2)学習指導要領では、知・徳・体のバランスのとれた生きる力、さらに以下の三つの資質・能力の育成が大切としています。
①知識及び技能が習得されるようにすること
➁思考力、判断力、表現力等を育成すること
③学びに向かう力、人間性等を涵養すること
このうち、学びに向かう力・人間性等では、変化の激しい未来を生きぬくために必要な資質・能力として、『自己の感情や行動を統制したり、自分の思考や行動を客観的に把握し認識したりするメタ認知』に関わる力が重視されています。単なるやる気・意欲ではなく、今の自分の力を客観的に認識して、学習を調整したり、計画を立てたり、感情や行動を制御する・・・そして学びに向かっていく・・ちょっと難しいですが、自分の現状を客観視できる『メタ認知』能力の育成・獲得が重視されているのです。
(3)2年生の学級通信には・・
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これで2年生の定期テストはすべて終了です。ただ、今後も授業は続きますし、各教科の提出物も続々と出てきます。一つ一つを確実に行いましょう。すべての学習成果=将来につながっています。テストはやりっぱなしではなく、振り返りが大事です。下のように分類し、③⇒➁⇒①の順に復習をしましょう。特に「数学」「英語」は積み上げ教科(ブロック・レンガ型教科)ですので、不安なところから学び直してください。テストが終わった今がチャンスです。
①今理解できている ➁今はまだできない(これからできる) ③できるはずだが間違ってしまった
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*この「今自分ができている・できていない」を客観視できる力が、『メタ認知能力』です。
2、ソクラテスは・・・
(1)「メタ認知」・・・・「無知の知」
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている。」という「無知の知」という考え方を後生に残しました。心理学では、自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断する等)を(自分の思考や行動として)認識することを「メタ認知」といいます。
(2)「メタ認知能力」
また、自分自身を客観的に見ることに加え、自分自身をコントロールできる冷静な判断や行動までを含め、「メタ認知能力」と呼んでいます。ソクラテスほどの哲学者でも、「世の中の森羅万象について、私自身は何もわかっていないということを自覚している」と、自分の中のもう一人の自分が、冷静に「無知である自分」を認識しているという、ソクラテスのメタ認知能力の高さを示した言葉でもあります。
*自分を客観視して、自己改善する力こそ、『成長』です
2.7Tue. 全中スケート長野大会の結果
令和5年2月4日(土)~令和5年2月7日(火)に長野県長野市のエムウェーブ (長野市オリンピック記念アリーナ)で開催された第43回全国中学校スケート大会「スピードスケート競技」に北海道代表として、本校2年生、廣瀬友哉さんが出場しました。500mでは、昨年40.65だった記録を39.22まで縮め、次年度は大いに期待される全国11位という結果でした。出発日の2日(木)は、全道的な大雪の朝で心配されましたが、全中の舞台での素晴らしい躍動に拍手に送ります。長野オリンピックスピードスケート競技会場として設立された記念アリーナ「エムウエーブ」。世界のアスリートが記録を競い合う素晴らしい施設で大会。貴重な経験にもなったと思います。更なる活躍に期待します。お疲れ様でした。
1000m 1:22.13 第26位
500m 39.22 第11位
2.2Thu. 豊かな感性を働かせ志を持って学ぶ
豊かな感性を働かせ志を持って学ぶ(学校だより巻頭言より)
校長 金 森 直 人
学校教育目標から、今年度の重点教育目標を『主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成~夢や志をもち、未来をたくましく生きる~』と設定し、変化の激しい社会を自ら考え、主体的に行動し、他者と協働して未来の担い手となる人を育てる学校教育を推進してきました。
コロナ禍の学習保障はもちろん、学校行事、生徒会、部活動等、仲間との協働、豊かなコミュニケーション活動から、各学年生徒が、心・技・体を磨き、大きく成長してきました。「火山灰土のやせた土地にも、しっかりと根を張り、幹太く成長する柏の木」に象徴される『柏葉の精神』が脈々と千歳中の伝統を創り上げています。
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3年生は、受験期の学習の総まとめです。面接の中で、自らの強みや考え方、生き方について、どう表現していくか、生徒同士、多くの先生と、面接練習をしています。「将来、〇〇になるために、語学力を伸ばし、多様性の世の中で国際感覚を持った大人になりたい」「例えAIが進化して多くの仕事が取って代わられても、〇〇という職業は、豊かな感性とコミュニケーション力を必要とする人間にしかできないと考えています」「SDGsや貧困、環境問題等、解決しなければならない大きな問題も、地球規模で考え、身近な足元の行動から取り組んでいきたいと考え、地域清掃やボトルキャップ収集、子ども食堂のお手伝い等に取り組んできました」・・・中3のプレゼン力に脱帽します。英語、商業・工業・農業・酪農、アウトドア・スポーツ・音楽等々、多様な進路選択と「自己の強みや将来像、選択の確かな根拠」に、未来を担う人材としての頼もしさを感じます。自己実現に向け、受験期の健康管理にも十分気を配り、頑張ってください。全校みんなで応援しています。
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1.2年生は、文化庁「子どものための文化芸術鑑賞・体験再興事業」である『落語寄席』を体験しました。「落語」をきく機会もあまりないので、寄席から何を感じ取ってくれるか楽しみにしていましたが、一芸に秀でた人、芸を磨き、努力してきた人のことば、「古典芸能」の魅力を感じ取ってくれたようです。生徒の振り返りには・・、
「蕎麦のすすり方や体の向きなどを工夫して実際その場で物事が起きているよう」「話し方が上手すぎて内容がすっと頭に入ってくる」「一人で何人も演じていたり、扇子や手ぬぐいでものを表現しているところが伝統芸能の強み」「表に出る人と裏方仕事をしている人どっちもすごい人たちなんだなと改めて感じました」「昔と今の言葉遣いの違いをリアルに体験できた。みんな笑っていたし、何より自分もたくさん笑ったので楽しい時間だった」「人になにか伝えるときは伝えることがどんなことか考えて、その気持ちで物事を伝えることが大切であることを知った。日常でも使えることなので使っていきたい。」・・・
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これも、生徒の感想ですが、「日本に昔からあり今まで伝統として受け継がれた落語、落語は、見に来てくれる人たちを楽しませるように受け継がれてきたものだと分かりました。」と感じているように、落語を通して、「表現力」のすごさや、文化芸術の伝承についても思いを馳せていました。その豊かな感性を働かせて志を持って学び続ける人を育てる学校(楽校 がっこう)でありたいと思う体験的な学びとふりかえりでした。
令和4年度の集大成となる2,3月の学びと成長に期待しています。