学校のブログ
9/20 支笏湖連合大運動会~初めての第一部・二部制
9月20日(金)の早朝3:30に目をさまして天気予報を確認すると・・・早朝3:00~花火打ち上げ時刻6:00まで、降水量0.5㎜の雨模様に変わってしまったのです・・・ですが、6:00にグラウンドで、「さあ、花火を打ち上げよう。」となった瞬間、雨がスーッと弱まっていったのです。これは奇蹟だと思いました。
【赤白応援合戦が始まりました。全校児童7人ですが、元気さでカバーします!! 近所の保育所の園児も一緒のチームです。】
【人数が少ないので、アッという間に競技が終わってしまわないように、内容に工夫が見られます。例えば下の写真は、親子でチームを組んで参加するという競技です。】
【下の写真は、一般の方々が自由に参加できる競技です。因みに、制服の方は仮装ではありません。今日は盆踊りの日ではありません。本職の方々なのです。】
【メインイベントの「支笏っ子ソーラン2024」です。 科学技術大学のよさこいチームの学生さんに2回アドヴァイスをいただける機会を得て、磨きをかけて当日に臨みました。 『湖水祭り』の時よりも明らかに体のムービングにキレが出ていました。そしてフォームもすこぶるキレーでした。つまりは、合わせてキレッキレーでした。】
【結果は、たったの5点差。各位の数字が順番に掲示される様子を真剣に見ているときの子どもたちの天にも祈るような姿が印象的でした。】
【コロナ禍期間とコロナ禍が終息した令和5年度の連合大運動会は、お昼を食べないで午前で終了するかたちをとっていました。令和6年度の今回の運動会も午前で結ぶ予定でしたが、何とかコロナ禍前の昔のようにみんなでお昼を食べて、みんなで参加できる楽しい競技ができないものかという声が聞こえ始めたのです。今回は様々な方々の知恵と行動との尽力により、【地域行事の第二部】として実現が叶いました。下の写真は、旅館組合で作っていただいた特製豚汁です。地域のみなさんが、一同に同じ料理を食べるなんて、まず、ありません。焼き肉や枝豆やおにぎりやお漬物等々の差し入れもいただきました。ありがとうございました!!】
【地域の方々が楽しく参加していますね! これは「むかで競走」です。なんだか懐かしいですね。実況中継する自治振興会会長のトークは、玄人はだしのおもしろさでした!! むかでが転ぶたびにまわりは大盛り上がりでした。紅白玉入れもハンデなどを取り入れながら楽しく行いました。】
【これは、「綱引き ザ・マン」という男同士の対決です。筆者も参加しましたが、勝った瞬間、少年のように声をあげて喜びました。同じチームの人たちも絶叫していました(笑) この後「綱引き ジ・ウーマン」も行いました。】
【最終種目は、『支笏湖チップの滝登り』です。なかなか滝を登れず、心を一つにしてゴールしました。】
閉会式を終えて、みんなで後片付けしました。目を見張るくらい早く片付け終わりました。支笏湖地域のみなさんの団結力・行動力・やさしさ・ユニークさがあまねく発揮された支笏湖連合大運動会でした。
千歳中学校の学校長がわざわざ見に来てくれました。本人に聞いてみると「小中連携ということもあるけど、それだけではないんです。一度、支笏湖小のような小規模校の運動会を見たかったんです!!その機会が今日、実現しました。」と目を輝かせていました。ヨサコイソーラン2024が終わるまで、決して椅子に座ることなくたくさんの競技を応援してくれていました。本当にありがとうございました。
9/19 運動会の前の日
今朝6時30分、明日の支笏湖小学校付近の天気予報は、雨でした・・・しかも、降水量が8mmから11mmだと言うのです。筆者は愕然としました。
雨が降った場合は、本校は「延期」はしないで、体育館で行うのが伝統なようです。ですから、明日にめがけての準備は、“グラウンドででも、体育館ででも”できるような準備をしなければなりません。
【グラウンド外物置に入れていた道具類を、明日の天気を考えて軽トラックで体育館に運び直しました。教員3名が授業中ですので、校長と業務補助員とで行いました。運動会時期は、軽トラックを一定の期間借りています。】
【明日の雨に備えて、体育館もある程度準備します。 ステージ上が本部になりますので、キレイにしました。】
【その時、業務補助員さんが驚いた声でこう言いました。「体育館の時計が、くるっています!!」
針を10:00に合わせましたが、今度は針が進まないのです・・・
なぜ、最悪のタイミングでこういう悪いことが起こるのでしょうか? 結局、直りません。明日の運動会にも間に合いません・・・あ、あ、あ・・・・】
【14:00に、支笏湖支所(市役所の出張所)の倉庫に、明日に使う「本部テント」を取りに行きました。こうやって、借りられるのも、保護者や自治振興会のご協力のお蔭です。】
【学校に戻ると、児童数名が、明日に向けて練習をしたいのでグラウンドを貸してください。と言うのです。なんて主体的な子どもたちなんでしょう!!! 先生方みんなで感激しました。】
明日は、晴れても、曇りでも、雨でも天候に関係なく、支笏湖小学校の子どもたちは、何も言わず、ただがんばりぬくことでしょう。そういう気持ちのよい、すがすがしい子どもたちだからです。
明日は、グラウンドで運動会をさせてあげたいなあ!! 支笏湖神社の神様、どうかお願い致します!!
9/18 総練習の風景
総練習は、8:45~11:45まで行いました。競技よりも、開会式、応援合戦、保育所の競技、閉会式をメインで練習をしました。
【応援団長同士で、闘う意気込み対決練習です。】
【わたしたち、ぼくたちも続くぞー フレーあか、フレーしろ、フレフレフレーーーー】
【ご近所の保育所も当日に備えて、猛練習しました!! とってもかわいかったです。】
【これは、ある競技の第一ステージの紅白玉入れ合戦です。 なかなか入らないのが、玉入れです。片付け競争も点数につながるそうです。】
9月20日(金)は、『支笏湖連合大運動会』です。昨年度令和5年度は、時代の流れで午前開催でした。ですが、支笏湖地域をコロナで薄まった“つながり”を強くしたいとの声が聞こえ始めたのです。夏の8月5日の夜、小学校の運動会をきっかけに何かできないかということを地域のいろいろな立場の人が集まって、2時間以上話し合いました。
結果、午前中の第一部は、学校行事の運動会。お昼を食べて、午後は第二部として地域主体の運動会という形になりました。いろいろな質問が出ました。
結果はどうなるかわかりませんが、とにかく、みんなで一緒にやってみます。
【世界の名言】待っているだけの人たちにも何かが起こるかもしれないが、それは努力した人たちの残り物だけである。(リンカーン:アメリカ16代大統領)
【世界の名言】優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。行動に移さねば意味がない。(宮沢賢治)
9/17 総練習の前の日
明日は、支笏湖連合大運動会の総練習です。明日も、9月20日(金)当日も、雨も降らず、暑すぎずの天候だと聞いています。
【これは、支笏湖小独自のラインの引き方なのでしょうか? 溝を掘ってそこに粉を入れる・・・ラインを引いて、その上からじょうろで水をかけて染み込ます方法しか見たことがなかったので、小々驚きました。因みに、青いラインを使っているのは、「支笏湖ブルー」とは全く関係がありません。】
【ある競技のバトン受け渡しの練習風景です。バトン受け渡しで、何度も順位がひっくりかわった例を筆者は目の当たりにしました。 おや?下を向いている人がいますが、明日の総練習は大丈夫でしょうか・・・】
【今度は、屋内体育館で、応援合戦の練習です。明日は、景気よく声を出してくださいね!!】
【オー!!!!! おや?気合を入れる場面で、ニコニコしている人は誰でしょうか?? 明日の総練習は頼みますよー】
【世界の名言】子どもたちは大人の話を聞くのはとても苦手だが、大人の真似をするのはとても上手だ。(ジェームズ・ボールドウイン作家・アメリカ)
9/10 神社祭夜のミニバレー大会
9月10日の神社祭の締めくくりは、午後7時から午後8時30分頃まで行った地域ミニバレー大会です。場所は、支笏湖小学校の講堂(体育館)です。筆者や教員が担当でしたが、一年前のことですからみなさんの記憶があいまいミーで、チームは何チーム作って、どのようにチーム編成するのか、景品は何をいくつ買うのか、一発返しはいいのか、などなど一度も経験のない筆者には未知なる世界で不安だらけでした。ですが、本校の教職員の素晴らしい協力のおかげで成功に終わりました。
【応援も含めて、50名以上は来ていました。室温が以上に高く、みなさん、流れる汗を拭きながらプレイしていたのが心に残りました。】
【2コートで行っていましたが、最後はそれぞれの順位同士で戦い、1位から8位まで順位を決定しました。閉会式には、景品を自治振興会会長からいただきました。大きな拍手が沸き起こりました。とても楽しいひと時をみなさんで共有できました。】
9/10 支笏湖神社例大祭
昨日から、支笏湖神社例大祭が行われました。本日は、支笏湖小学校の児童と教員が、神輿担ぎに参画しました。
【いなせな法被に身を包み、湖畔に3年前に移転した支笏湖神社から大人神輿と子ども神輿が力強く出発しました。】
【いろいろな個所を回り、支笏湖小学校を目指します。支笏湖小は小高い所にありますので、結構足にくるのです・・・】
【みんなで決めポーズ!! おや、ちっちゃい子も混じっています。】
【歩き疲れて、小々休憩です。とあるホテルさんからたくさんの差し入れ(ご馳走)をいただきました。特に、この日限りのスペシャルメニューのフルーツポンチが大絶賛でした!! おかわりをしに行ったとある教員が、もうないと言われて本当にがっかりしていたくらいです。】
【子ども神輿のゴール支所に到着。お菓子をいっぱいいただきました。ありがとうございます。】
【大人神輿のゴールは、支笏湖にダイビング?です。 観光客も見ている中で、すごい迫力でワッショイしていました。これで支笏湖地域も安泰です!! 因みに支笏湖の水は冷たくなかったそうです。】
9/9 「一二三北路株式会社」さんの地域貢献に感謝!!
夏の或る日「一二三北路株式会社」さんから電話をいただきました。支笏湖小学校で困っていることはありませんか? 筆者は、連合大運動会に関することだけではなく、昔から困っていたことを頼みました。すると・・・
①【何年前からそうなっていたかわからない捨てられていたサッカーゴール二組の撤去】
【外物置の横が、こんなにスッキリしました。】
②【旧ブランコ付近にあった2本の木の枝の伐採】
【伐採した後は、校舎から見晴らしがよくなりました。グラウンドが広く見えました。】
③【グラウンドの石拾いと草刈りと整地。特に砂場のまわりの生い茂っていた草がスッキリしました。】
④【グラウンドに面している斜めの傾斜の草刈り】
本当にありがとうございました。改めて感謝の意を表したいと思います。
9/4 役、発表
本日、5時間目の体育の時間は、連合大運動会に向けての準備をしたり、学習発表会の役が決定したことを発表したりなど盛りだくさんでした。
【運動会の準備体操、ラジオ体操第一を改めて確認しました。 あれ? 上の3人は、すんごい笑顔です笑】
【劇の配役が発表され、そして今回の劇になぜ“これ”を選んだのかという理由も先生から丁寧に説明されました。子どもたちは、何度も頷きながら真剣に聴いていました。】
【今日から「運動会特別時間割」が始まりました。学習発表会の劇のお稽古と二足の草鞋になりますが、みんなで乗り越えましょう!!!】
9/3 もと支笏っ子、訪れる!
昨日、40年ほど前に(昭和58年度~)数年間、支笏湖小に通っていたもと支笏っ子の方が、ご家族をつれて支笏湖小を訪れてくれました。
とても感慨深げに校舎をゆっくりまわっておられました。
帰りに校長室に寄っていただき、写真のアルバムを見ていただきました。当時の、自分やお父さんや当時の友だちを久しぶりに写真で見て、感激していました。偶然、昔の学級だよりの冊子が、アルバム用の棚の下の棚に一冊あったので、適当に筆者がページを開くと、偶然ってあるもんですね! その方の2年生の頃の絵が表彰で佳作をとった という記事が、当時の担任の先生の直筆を印刷したお便りに記されていたのです!!
【今、写真はデータ化が多いですが、昔のアルバムもいいものですね。アルバムと思い出がずしりと手に乗る感触。そして、当時を彷彿させるにおい! アルバムはにおいまでも思い出させてくれるのです。】
8/30 臨時避難訓練~地震が起きたら
支笏湖地域では、朝早くから、“風のない状態で真っすぐ空から雨粒がぼたぼた落ちてくる” そんな天候でした。
少しずつ雨がおさまり、子どもたちが元気に登校してきたので胸をなでおろしました。
【校長室の窓から見えた校庭の様子と雨の降り具合】
さて、本日中休みの後の「支笏っ子タイム(15分間)」を利用して、臨時避難訓練を実施しました。テーマは、
「大きな地震が発生したとき、身近なものを探して頭を守ろう。」です。リアリティーを出すために、放送する際、実際のアラート音とアナウンスを流しました。
【3年生の女子ですが、非常に上手に机の下に入っています。】
【時には松葉杖をついているときに、地震が来るかもしれません。災害は人の都合なんか考えません。】
【この4年生の女子は、クッション性の高いランドセルを選びました。】
【頭は一番大事な体の部分なので、日頃から「頭を守る意識」が必要です。】
8/29 昼休みにグラウンド石拾い
昼休みに児童も教員も全員で、運動会前に石拾いをしました。当然、全体的にというわけにはいきませんので、目立った石を拾いました。
支笏湖小のグラウンドには、鹿の足跡や鹿のフ〇など様々なものを目にします。フンを見ても決してキャーキャー大騒ぎなんかしません。冷静に「石だと思ったら、フ〇でした。アハハ」という感じです。たくましいです。
8/29 グラウンドにまつわるエトセトラ
①業務補助員の方が、「グラウンドでの授業中、校舎に付いている時計が葉っぱで見えません・・・」という声に直ぐに対応してくださり、長―いハサミを使って切ってくれました。ありがとうございました!隙間から見えます。
②いよいよ遊具の設置工事が本格的に始まりました。これは、ブランコですね。楽しみです!
③遊具をこの場所に設置することで、困ったことが起きました。遊具の一部が、運動会の第4コーナーに少し被ってしまうことです。校長、担当教員、業務補助員で知恵を出し合い、“今までのフィールドの設計が、もともと校舎に対して斜めになっていたので(昔からあった遊具をよけて設計していたので)、これを機に真っすぐに設計し直す”ことにしました。つまりゼロからやり直すということです。目の前の小手先の直しではなく、これから先支笏湖小がある限り永遠に使えるフィールドに作り直すことを選びました。
④9/20(金)の支笏湖連合大運動会に向けて、練習が始まりました。今日は、ある競技のために一人一人、トラック半周を走ったタイムをとりました。
8/26 夏休みも終わって、さあ!スタート!!
久しぶりに学校が始まりました。やはり、学校は子どもがいるから学校なのです。校舎に明るい声が戻ってきました。
全校集会をオオルリ教室で行いました。
【まず、3年生の児童が、夏休みの作文発表をしました。楽しかったこと、痛かったことなどを巧みな表現を使って書き上げました。】
【次は、夏休みの作品発表です。筆者が楽しみなのは、「なぜ、この作品だったのか?」という理由です。そこには、その子しかわからない理由があり、興味深いからです。】
久しぶりに会った子どもたちの顔つきは、少し大人になっていました。日焼けしたせいかもしれませんが、それだけではありません。背も明らかに伸びた子供もいました。
「第二節」は、連合大運動会があったり、学習発表会があったりと大きな行事が続きます。小学校のよいところは、子どもたちが行事を通して成長していくことです。楽しさを分かち合い、時にはいさかいで泣き、そんなことをくり返して、人間関係を学んでいくのです。これからも支笏湖小の教職員は、子どもたちが大人になっても一人で生きてゆける力を身に付けられるように、しっかり寄り添っていきます。
PTCA、地域のみなさん、変わらぬご協力よろしくお願いいたします。
追伸:オートロックの取り付け工事が本日終了しました。子機が校長室にもあり、応対と開錠もできるようになりました。
8/24 支笏湖小の校庭に、もうすぐ遊具が!!
長年の夢であった遊具がこの夏から秋にかけて、支笏湖小の校庭に設置されることになりました。既に、古いブランコは撤去したところです。新しく入る遊具は、三つもあります!!「ジャングルジム」、「ブランコ」、「うんてい」です。設置する場所は、鉄棒に向かって右に三つ横に並びます。
★「ジャングルジム」で育つ力は?
ジャングルジムで伸ばせる運動能力は「身体認識力」、「空間認知能力」、「バランス感覚」です。 のぼる、くぐる、おりる、わたるなど、ジャングルジムで遊ぶと、自然にからだ全体を動かします。 とくに登ったり降りたり高いところにとどまるにはバランス感覚も必要です。
【実はジャングルジムは、何か起きた時の避難場所にもなるそうです。因みに、写真はあくまでイメージです。これと全く同じものが設置されるわけではありませんし、この子たちも転入してくるわけでもございません。】
★「ブランコ」で育つ力は?
ブランコに座ったり、立ったりすることで、体が自然にバランスを取ろうとし、腹筋や背筋、足や腕など全身の筋肉に刺激を与えます。 全身を使ってこぐことで体を支える筋力がつき、平衡感覚が養われるだけでなく、自分の体をコントロールすることを学べます。
【写真はあくまでイメージです。これと全く同じものが設置されるわけではありませんし、後ろの瓦の屋根の家もついでに建てられるわけでもございません。】
★「うんてい」で育つ力は?
「リズム感覚」、「筋力(握力、腕力、背筋、腹筋)」、「空間認識力」です。 うんていはぶら下がったり、渡ったりしながら遊びます。 自分のからだを腕だけで支えるため、握力や腕力、背筋、腹筋が鍛えられます。
昔、筆者は、二段飛ばしだのでエスカレートしてしまい、つかみ損ねて背中から地面に落下し、息ができない状態でたった一人でしばらく倒れていたことがあります。涙は出さなかったです・・・誰もが通った道でした。
【写真はあくまでイメージです。これと全く同じものが設置されるわけではありませんし、支笏湖ブルーを彷彿させるこのような色かどうかも全く分かりません。】
市役所の建設課、市教委の施設係の方々が何度も校庭に足を運んでくださり、当初予定していた場所から危機管理の観点で急に変更を申し出たのにも関わらず、お骨折りをしてくださりおさまるところにおさめていただけました。ありがとうございました。
何と言っても実現した一番の理由は、何年も前から続けていた支笏湖小PTCAのあきらめない陳情です。やっと実を結びましたね。おめでとうございます!!
8/14 支笏湖小学校の歴史に関わる出来事②
今回は主に、校内のことを掲載します。
〇1980年昭和55年12月 校舎改築
【今現在の、支笏湖小学校校舎】
〇1980年昭和55年 5月 支笏湖自然科学館(支笏湖ビジターセンター)開設
〇1989年平成元年 6月 全国森林レクリエ-ション協会より会長賞受賞(環境美化及び愛鳥活動の功績)
11月 受賞記念碑建立(天然石でシジュウカラをデザイン 原画:加藤理恵教諭)
〇1990年平成2年 8月 自然公園大会において、環境庁長官賞受賞 (自然公園美化清掃活動等の功績)
10月 ・受賞記念式典、受賞記念:太陽電池時計の設置、
・川村涛人(初代校長:川村武夫)の歌碑建立
〇1992年平成4年 10月 アメダス(札幌管区気象台)をグランドに設置
〇1996年平成8年 10月 支笏湖畔信号機設置(渡り初めに児童参加)
〇1997年平成9年 8月 南国市奈路小学校から校長・P会長他2名が来校し、交流について話し合う。この日から、奈路交流始まる。
〇2000年平成12年11月 映画監督崔洋一氏指導による映画つくりスタ-ト(13年3月完成試写会)
2001年 13年 4月 市民センタ-で上映会
〇2004年平成16年 4月 PTAをPTCAに組織変更
〇2004年平成16年 9月 台風18号により支笏湖周辺地区倒木被害
〇2008年平成20年 4月 千歳市内小中学校、2学期制に移行
〇2014年平成26年 9月 大雨により支笏湖湖畔に「避難勧告」発令。国道453大被害
〇2020年令和 2年 2月 新型コロナウィルス感染予防のため休校(2/27~3/27)
〇2020年令和 2年 4月 17日午後より新型コロナウィルス対応による休校(~5/6)
〇2021年令和 3年 5月 新型コロナウィルス感染症 緊急事態宣言 特定措置区域に指定(~5/31)
〇2022年令和 4年 5月 新型コロナウィルス感染拡大防止のため臨時休業(5/11~5/15)
〇2023年令和 5年 5月8日~新型コロナウイルス感染症の位置づけは、これまで、「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」としていたが、「5類感染症」になった。
〇2024年令和 6年 1月 4年ぶりに対面での奈路交流を再開(奈路訪問団の受け入れ)
【校訓は、75年間ずっと変わらずに引き継いでいます。】
8/14 支笏湖小学校の歴史に関わる出来事①
学校の沿革だけではなく、学校をとりまく地域の歴史を知ることも大切なことです。
〇1857年安政4年 - 松浦武四郎が支笏湖に到達。
【武四郎が描いた支笏湖の画】
〇1908年明治41年 - 王子軽便鉄道開業。支笏湖周辺の開発が本格化。
〇1910年明治43年 - 湖水を利用した水力発電所「烏柵舞発電所」完成。
〇1915年大正4年 - 湖畔に丸駒温泉が開業。
〇1936年昭和11年 - 千歳鉱山の採掘開始(主に「金」を採掘)。湖を使った鉱石運搬が始まる。
〇1948年昭和23年12月31日 ユ-スホステル跡地に支笏湖小学校校舎(51坪)が完成 初代校長発令される。
【下の写真は、当時のユースホステル】
◎1949年昭和24年(2024年から75年前)1月29日 支笏湖小学校として開校式を行う(1学級39名→4月40名)【開校記念日は、この日から1月29日になる。】
◎1954年昭和29年7月(2024年から70年前) 現在地に、支笏湖小学校新校舎が完成し移転
〇1954年昭和29年 - 北海道道苫小牧支笏湖線が国道276号に昇格
〇1963年昭和38年 5月 二宮金次郎像の建立(寄贈 谷本亀氏)
〇1964年昭和39年 4月 水明小学校(旧・烏柵舞小学校)を本校に統合
【現在、水明小学校跡地には体育館だけ残っている。】
【1963年昭和38年当時の水明小学校】
〇1975年昭和50年10月 校門設置
〇1977年昭和52年 - 支笏湖氷濤まつりが始まる。
※当時閑古鳥の鳴いていた冬の支笏湖観光を盛り上げるため『層雲峡氷瀑まつり』を参考に、地元の観光業者と市の職員 さんたちとが協力してスタートしたそうです。支笏湖の澄んだ水は、凍り付いてもなおその美しさを保ち、日の光を受けてナチュラルブルーに輝くのです。
8/14 支笏湖の謎
【支笏湖が透明なのはなぜか?】
この高い透明度の 1 つの理由は、プランクトン、藻、またはその他の生体を構成する物質の欠如です。 支 笏湖の周辺はまだほとんど開発が進んでいない為、水を濁らせる最大の原因の 1 つである人間による廃棄 物があまりありません。 また、湖でのモーターボートやジェットスキー、その他の電動ボートの操縦も禁止されて います。
【支笏湖ができた理由は?】
現在の支笏湖は、約4万6千年前の支笏火山の大爆発によって出来たカルデラに約2万年をかけて水が溜まったとされています。 そして支笏火山の噴火がおさまり1万年以上経過したころに風不死岳、次に恵庭岳、そして樽前山の誕生により現在の湖が形づくられました。
【支笏湖の水はなぜ奇麗なのか?】
水中の栄養分が少なく、プランクトンの発生も少ないことから透明度は非常に高く、環境省の公共用水域水質測定結果において、これまで20回も全国1位に輝いています。 この透明度と水質を誇る支笏湖の澄んだ水は光に照らされることで「支笏湖ブルー」と言われる青色の輝きを放ちます。
8/14 支笏湖の歴史
【水深363m、日本最北の不凍湖】
アイヌ語の「シ・コッ」(大きな窪地)に語源を持つ支笏湖は、およそ4万年前に起きた激しい火山活動によってできた支笏カルデラに水が溜まり誕生しました。噴出した火砕流は20km以上離れた札幌市の南部にまで到達したと言われ、カルデラ形成後に風不死岳、恵庭岳、樽前山が一直線上に次々と火山活動を開始、成長したため、現在見られるようなひょうたん形の湖になりました。
湖の水面下には「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる、切り立った崖のような光景が広がり、爆発の激しさを物語るかのように水深は深く、最大水深363mは秋田県の田沢湖に次ぐ全国2位を誇ります。
深さゆえに湖面が凍結することは稀で、日本最北の不凍湖と言われています。 これはカルデラ生成時に、火砕流による自種植物が冷え固まる際に、急激に冷やされ収縮した際にできた割れ目で、支笏湖の見どころとして今に至ります。
【清澄な水と豊かな森が支える命】
支笏カルデラができた後、風不死岳、恵庭岳、樽前山が誕生したことで、その裾野には火山活動の影響を受けた森林が多く見られる。
湖畔の丘陵地には広葉樹林、さらに標高が上がると針葉樹が混ざり、さらに標高が上がるとダケカンバが優勢になり、恵庭岳や樽前山の山頂付近には高山植物が生育しています。
支笏湖が育む豊かな森には多様な生態系が生まれ、命の営みを感じることができます。
8/13 日本の湖の深さ、大きさ、透明度、のベスト10!! 2020年更新
筆者の夏休みの自由研究です。支笏湖についていろいろと調べてみました。日本の湖の あらゆる部門のベスト10です。
☆「面積(平方キロメートル)」
1位 琵琶湖(びわこ) 670.3
2位 霞ヶ浦(かすみがうら) 167.6
3位 サロマ湖(さろまこ) 151.8
4位 猪苗代湖(いなわしろこ) 103.3
5位 中海(なかうみ) 86.2
6位 屈斜路湖(くっしゃろこ) 79.6
7位 宍道湖(しんじこ) 79.1
8位 支笏湖(しこつこ) 78.4
9位 洞爺湖(とうやこ) 70.7
10位 浜名湖(はまなこ) 65.0
☆「最大水深(m)」
1位 田沢湖(たざわこ) 423.4
2位 支笏湖(しこつこ) 360.1
3位 十和田湖(とわだこ) 326.8
4位 池田湖(いけだこ) 233.0
5位 摩周湖(ましゅうこ) 211.4
6位 洞爺湖(とうやこ) 179.7
7位 中禅寺湖(ちゅうぜんじこ) 163.0
8位 倶多楽湖(くったらこ) 148.0
9位 本栖湖(もとすこ) 121.6
10位 屈斜路湖(くっしゃろこ) 117.5
☆「平均水深(m)」
1位 田沢湖(たざわこ) 280.0
2位 支笏湖(しこつこ) 265.4
3位 摩周湖(ましゅうこ) 137.5
4位 池田湖(いえだこ) 125.5
5位 洞爺湖(とうやこ) 117.0
6位 倶多楽湖(くっしゃろこ) 105.1
7位 中禅寺湖(ちゅうぜんじこ) 94.6
8位 十和田湖(とわだこ) 71.0
9位 本栖湖(もとすこ) 67.9
10位 沼沢湖(ぬまざわこ) 60.4
☆「透明度(m)」
1位 摩周湖(ましゅうこ) 28.0
2位 倶多楽湖くったらこ) 22.0
3位 支笏湖(しこつこ) 17.5
4位 パンケトー(ぱんけとー) 14.0
5位 菅沼(すげぬま) 13.2
6位 ペンケトー(ぺんけとー) 11.3
7位 本栖湖(もとすこ) 11.2
8位 洞爺湖とうやこ) 10.0
9位 青木湖(あおきこ) 9.8
10位 サロマ湖(さろまこ) 9.
8/13 北海道のむかし話~支笏湖のアメマス伝説~
みなさんは、知っていましたか? 支笏湖のアメマス伝説を・・・
昔そのむかし、トーカラカムイ(湖造神こぞうしん)は支笏湖を造り魚を放した。
ある日、湖の出来ぐあいと、魚がどのくらい増えたかを調べるために湖の中に入った。ところが、湖は以外にも深く、海へ入っても濡らしたことのない神様の大事な股間を濡らしてしまった。
神様はすっかり腹を立ててしまい、湖に放してあった魚を全部つかまえて海へ投げ捨ててしまった。その時、一匹のアメマスだけが岩陰に隠れていて難をのがれ生き残った。
しかし、一匹だけ生きのびたアメマスは、やがて大ばけものに生長し、湖の主になり悪業の限りとあばれまわった。ある時は、湖に水を飲みにきた鹿や熊を一呑ひとのみにしたり、湖を渡るアイヌの舟を沈めたりした。
これを知ったオアイヌルシクルの神がばけものの大アメマスを退治するため湖に出かけ、やすで突くことができたが、大アメマスの力が強くて湖の中に引き込まれて死んでしまった。
この神には幼い姉弟きょうだいがいた。
何年か過ぎ、姉は弟に父の無念を話した。話を聞いた弟は、家に伝わっていた金のやすを持ち出し、支笏湖へ行き大アメマスを探した。
ある日、大アメマスを発見すると一突きに突き刺した。陸に引き上げようとしたが、力が強く逆に、父と同じように湖へ引き込まれそうになった。
それから六日六晩争いつづけたが勝負がつかなかった。姉も手伝ったがそれでも負けそうになった時、姉が天に昇った父にたすけを求めた。父親も天から駆け降り姉弟を助け、やっとの思いで、大アメマスを引き揚げ退治した。
その大アメマスを細々に切り刻んで湖へ投げ込むと、それが、みんな小さなアメマスとなり、今日までにふえたという。