2022年10月の記事一覧
10.27Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業13
朝夕の冷え込みは、いつ雪が降ってもおかしくない昨今です。日中は、15度前後まで気温が上がるので、生徒たちの屋外での活動も何とか・・
はまなす学級は年間を通して、農園活動から様々広がるキャリ教育に取り組んでいます。思ったよりも冷たくないとはいえ、畑作業で使った道具の水洗いを丁寧に行っていました。作業内容を理解して、丁寧で確実な作業を行うこと、将来仕事に就くときに最も必要なスキルです。落花生の栽培にチャレンジしたようですが、他の豆類とはまた違った育ち方をするようで、次年度、どう生かしていってくれるか楽しみです。
体育の授業は、「楽しみながら」基礎・基本となる知識や技能を身につけていき、工夫しながら協働してゲームを楽しんだり、さらなるスキルアップを図るという体験から学ぶ教科です。1年生ソフトボールでは、プレーだけでなく、審判や応援、アドバイスの声なども自分たちで工夫しながらゲームの質を上げています。女子は、バレーボールのパス(オーバー・アンダー)の基本練習で獲得した技能を利用して、「パスリレー」を楽しんでいました。グループで競いあっているので、声掛けや励ましも素晴らしく、最後にゴールとなるグループにもみんなで拍手をおくる、授業の雰囲気が素晴らしい。スポーツを通して、音楽を通して、・・「何ができるようになる」のか、実技教科も「知識・技能」、実技を行う力だけではない、大切な力を育成していることを実感します。
10.26Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業12
1、ニワトリがさきかたまごが先か・・・基礎・基本か応用・発展か
「基礎・基本を学び、思考・判断・表現する活用を通して、より確実な基礎・基本と活用する力を獲得する。」
「基礎・基本と応用・発展をスパイラル(らせんを描いて上昇)に学び取る。」
数学の授業。「一方的に説明だけ聞いていると、解けたような気になって」しまいます。しかし、実際その解き方を自分でやってみるさっぱり・・ということありませんか?「一方的な説明は長期記憶に残りにくい」といわれています。そのこともあり、職員室での、数学の先生たちの会話は・・・、「何回も繰り返し、自分の力で基本的な問題を繰り返し解くしかない。そしてやればできるという実感をつかんでほしい」といった話をよくしています。授業の中で、いつもその定着のための時間をかけることも厳しいので、「学年×10分+10分」(中1ならば 7年生×10分+10分=80分)くらいは、最低限、家庭学習で一生懸命、問題を解くチャレンジに打ち込んでほしいところです。
一方的に暗記しがちな「基礎・基本」の真の定着も、たくさんの自力チャレンジで、五感を働かせて練習問題を解く「活用する力をつける」こと、そして「やればできるという自信」が、より確実な、基礎・基本の定着にもつながります。もちろん「活用する力」(未知なる状況にも対応できる思考力・判断力・表現力)そのものを伸ばすことにも・・
「基礎・基本をつけてから応用・発展へ」という順次応用力をつけていくというイメージから、「基礎・基本を学び、思考・判断・表現する活用を通して、より確実な基礎・基本と活用する力を獲得する。スパイラル(らせんを描いて上昇)に学び取る。」といったイメージの学習観・授業観の「変化」が必要です。2年生の数学では、学習支援員さんも入って、一次関数とグラフ、方程式・不等式等、確実にマスターしてほしい内容について、とにかく「グラフさえかければ・・」という信念でがんばっている様子が伝わります。
2、修学旅行 新聞づくり
3年生は、修学旅行の新聞づくりに取り組んでいます。慣れないアナログな新聞づくりに四苦八苦しながらも、「書く・記事となる」発見や体験はとても豊富な旅だったので、楽しそうに制作・編集しています。五感を働かせた豊かな体験から、「学習を個性化」する教科横断的な学びです(様々な教科で培った力を生かして自分なりのテーマをもって新聞で表現する総合学習)
3、「問題を読み解く」国語力が大切・・
「中・高」と思考力を問う問題が重要視され、国語だけでなく、どの教科もやや「課題自体が難解?何を求めなきゃならないのか問われていることがわからない・・」といったことがあるのでは・・世の中の傾向として、『たくさんの情報から取捨選択して必要な情報を整理・活用し、解答にたどり着く』という「思考力」が試されます。
「序論・本論・結論といった分の構成を学んだり、必要な個所を抜き出したり、要約したり、根拠をもって話したり、書いたり・・やはり「国語力」のあるなしは、様々な教科の伸びに影響してきます。しっかり頑張ろう。
4、技術
技術科では、電気回路をハンダ付けし、手回しラジオを作成していました。ラジオを聴く機会があまりないこともあってか、ものづくりに夢中になっていました。「はんだ付け」の技術は、先人の技術の「伝承」ですね。自家発電式の手回しラジオなので、災害時にも役立ちます。故障や断線のない、いいラジオに仕上げてください。
10.25 Tue. 後期認証式
10月25日(火)5時間目。後期認証式を実施しました。新しい生徒会役員が認証され、本格的に千歳中学校の顔となり良き伝統を引き継ぎながら新しいことにもチャレンジして欲しいと思います。各教室内では、体育館の様子を電子黒板で視聴しました。
学校長より
本日認証されたリーダーたち、千歳中の歴史と伝統を「伝承」するのではなく、新たな「伝統」を創るために「チーム千中」を引っ張り、また、フォロアーとして、全校生徒が、リーダーたちを支えてください。伝統は引き継ぐものではなく創り出すものです。
「ダーウインの進化論」によると、「強いもの、賢いもの」が生き残るのではない。唯一生き残るのは「変化」できるもの・・これだけ変化の激しい世の中で、学び方、情報通信機器とのつき合い方、スポーツや文化・・・。未来を生きるみなさんには、『変化』と『チャレンジ』が必要です。変化するために 重要なことは、
『意識が変わる』(意識が変わらないと何も変わらない)
『行動が変わる』(行動・状況を変えることで意識まで変わる)
『意識はもちろん、まず、行動をかえる』ことを頑張ってみてください。スモールステップでもいいので、定めたゴールに向かってチャレンジする具体の行動を変化させることに期待します。
10.25Tue. お弁当の日
土曜授業の食育授業の中で取り組んだ「お弁当づくり」の実践の日。みなさんは、自分でつくったお弁当を持ってくることができましたか?多くの高校はお弁当になるし、部活動や大会等で、家の人にお弁当を作ってもらっているという人も多いはず。そんな、普段、お弁当やごはん支度をしてくれている家族への感謝の気持ちを持ちながら、お弁当づくりができたら最高です。3年生にお願いして、My弁当を写真でとらせてもらいました。(本人は冷凍食品も使ってますよと言っていましたが)栄養素や色あいまで配慮した、素敵なお弁当です。
10.22 Sat. フリー参観日 授業の様子
〇3年生:理科・社会・道徳・数学 等
〇2年生:職場体験のまとめプレゼン製作
〇1年生:国語・数学・社会・理科・テーマタイム学習後のマイライフプラン(掲示物)
〇はまなす:修学旅行自主研修のまとめや職場体験のまとめプレゼン作成やリハーサル
〇3時間目の全校「食育学習」
自分の食生活を振り返り、健康に良い食習慣や栄養バランス、旬の食材や地産地消について考えてほしいと家庭科の先生による食育学習が行われました。今日の授業では、お弁当の献立作成のポイントも学びながら、自分でつくるお弁当の献立を考えていました。食材の購入や調理といった日々の親や家族の苦労、感謝の気持ち、家族との関わり等々、お弁当づくりを通して、様々なことを学んでほしいと思います。25日(火)個性豊かな『お弁当の日』、期待しています。
10.22 Sat. フリー参観日実施
10月22日(土)フリー参観日を実施しました。なかなか学校の教育活動を保護者の方々に見てもらう機会は少ないので、今日のような参観日は生徒にとっても保護者にとっても貴重な1日となりました。多くの保護者の方々に来校していただいたことに感謝申しあげます。
10.20Thu. 修学旅行帰着時間の遅れについて
3年生保護者の皆様には、修学旅行帰着時間の遅れ(一部高速道路の通行規制のため)のマチコミを送信させていただきました。学校帰着は、18:00頃を見込んでいます。
10.20Thu. 修学旅行3日目➁
11:48盛岡駅を出発した北海道新幹線はやぶさ13号も13:34には、新函館北斗駅に到着し、14:00に千歳に向け、バスが出発。到着は、予定通り17:30の見込みです。日没が早くなり、あたりは真っ暗です。通勤通学・生徒の下校時間とも重なりますので、お迎えに来校される保護者の皆さんは、事故等、十分にご注意ください。
10.20Thu. キャリア教育
キャリア教育の「キャリア」とは、ラテン語の「carrus(荷馬車)」が語源。荷馬車が通った後には轍(わだち)が残ります。人生もそれと同じように、過去にとおった跡から道ができ、キャリアが形成されます。つまり、キャリアとは過去から連続して続いていく「道のり」といった意味あいを含んでいます。
義務教育段階や高等学校において、キャリ教育の重要性が叫ばれています。職業体験やインターンシップだけでなく、「自己の将来像や職業、生き方を形成していく教育」であるキャリア教育。基礎的な育成したい力を次のように分類しています。本日の様々な職業人のお話をきいた、1年生「テーマタイム」、2日間の2年生「職場体験学習」や事前の「マナー講習会」等も、中学校段階での大切なキャリア教育です。
①「人間関係形成・社会形成能力」
・多様な他者の考えや立場を理解し,相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝える
・自分の置かれている状況を受け止め,役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画
➁「自己理解・自己管理能力」
・自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」等、自分を知る
・社会との相互関係を保ち,自らの思考や感情を律し、自己管理して主体的に行動する
・自己の役割の理解,前向きに考える力,自己の動機付け,忍耐力,ストレスマネジメント,主体的行動等
③「課題対応能力」
・仕事をする上での様々な課題を発見・分析 ⇒ 適切な計画を立て課題処理 ⇒ 解決する力
・社会の情報化に伴い,情報及び情報手段を主体的に選択し活用する力
・具体的な要素
情報の理解・選択・処理等,本質の理解,原因の追究,課題発見,計画立案,実行力,評価・改善等
④「キャリアプランニング能力」
・「働くこと」の意義を理解
・自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」の意義を理解
・多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用 ⇒ 自ら主体的に判断して自己のキャリア形成
今日の1年生のテーマタイムや2年生の職場体験が、みなさんのキャリア形成に大きなプラスとなり、次第に自分の夢や将来像、職業が見えてきたり(MY GOAL)、こうした学習が、日常の学習のさらなるプラス方向の動機になることを願っています。
【1年生テーマタイム】
【2年生職場体験 河川事務所・保育園・消防署】
【小学校・建設業・認定子ども園】
【小学校・中学校図書室・動物病院】
10.20 Thu. 1年生テーマタイム実施
10月20日(木)に1年生テーマタイムを実施しました。テーマタイムの目的は、さまざまな職業に就く人たちの話を聞くことで、働くことについての意義ややりがいの理解を深め、自分の今後の課題や進路設計のあり方を考えることです。本日は、千歳市消防本部消防士長、Wコーポレーション(北々亭の経営者)、千歳青葉幼稚園副園長、三人の講師の方をお招きして講演をしていただきました。
実際にいろいろな職業に就いている方々の講演を聴いて、自分の興味のある仕事について考えるきっかけになることを期待します。本日実施されたテーマタイムは、将来の自分を考えるとても貴重な時間となりました。
10.20Thu. 修学旅行3日目①
修学旅行3日目。心配されるような大きな体調不良もなく、修学旅行最終日の「盛岡手づくり村」での体験学習がスタートしています。歴史と文化のある岩手山麓の民芸品・工芸品等の手づくり体験に挑戦。陶器づくりや絵付け、わら細工や竹細工と、岩手、盛岡ならではのものづくりに取り組みました。
10.19Wed. 修学旅行2日目➁
午後からは、自主研修。やや雨にも降られたのでしょうか、傘もちらほら。昼は、わんこそばや冷麺、じゃじゃ麺などが盛岡では名物。市内を流れる北上川や岩手山の雄大な景色や森岡八幡宮の写真も送られてきました。
10.19Wed. 2年生職場体験
10月19日(水)~20日(木)は、2年生の職場体験学習。まず何よりも、コロナ禍により実施できていなかった「事業所に出向き職場体験を行う」という学習に理解を示し、生徒の受入れに同意していただいた地域の事業所・企業・園や学校・公共機関等に心から感謝申し上げます。中学校におけるキャリア教育には、やはり、職業の実際の体験や働くということ、社会に出るということ、自律とは・・・等々、体験から多くのことを学ぶ機会は欠かせません。
【目的】
①職業体験を通して、自己のあり方、よりよい生き方を考える。
➁働くことの喜びや厳しさ、その価値を学び、職業への関心を高める。
③地域社会に触れ、地域の良さを再確認する。
この学習で、多くのことを学んできてください。
【体験の様子~一部事業所】
お蕎麦屋さん・福祉施設
お菓子屋さん・商店・小学校・
小学校・中学校
河川事務所・バス会社・美容室
10.19Wed. 修学旅行2日目①
ホテルさつきでの1泊目、今朝の健康状況もおおむね良好で修学旅行2日目をスタートさせています。「猊鼻渓舟下り」紅葉の渓谷を1クラス一艘の船でゆったりと渡っていきます。東日本大震災で大きな打撃を受けた猊鼻渓ですが、ゆったりと流れる時間、風情ある渓谷の渡り、旅行者にも人気のスポットだけに生徒達も楽しめたのではないでしょうか。
午後からは、修学旅行のメインでもある盛岡市内の自主研修。自主研修とは、研修テーマに沿って、班で協力し合いながらテーマである学習や研修を「自ら深める」学習です。自律的に学び取る学習ですから、「役割や責任の遂行」「社会的マナーの遵守」「班での協力・判断力・正しい行動」・・が問われます。そこに『信頼』がないと任せられない学習ですから、ルールやマナーを確実に守り、各班の協力で、自律的に学び取ってきてほしいと考えています。
10.18Tue. 修学旅行1日目終了
秋の中尊寺は、「わびさび」を感じられる修学旅行初日となったようです。室長会議や夕食、自由時間やクラスミーティングとプログラムは続きますが、移動の疲れをしっかりとり、充実した2日目の研修につなげてください。
10.18Tue. 生活体験・英語暗唱発表大会
第57回石狩管内中学校文化連盟『生活体験・英語暗唱発表大会』が江別市のえぽあホールで開催され、本校2年生が堂々たる発表を披露してくれました。
【生活体験発表】
千歳中学校 佐藤菜々美 さん 「過程」の大切さについて
〇ともすると、「結果」に執着し、「今までの努力が水の泡・・」等と考えがちな私たち・・。日々の積み重ねの大切さに着目し、努力の過程にこそ価値を見出さなければならないことを理路整然と発表していました。
【英語暗唱発表】
千歳中学校 木村明日香 さん Drippy
〇「もっと英語を話せるようになりたい」「伝えることができるスピーキング」、英語を学習する中で、表現する・伝えるという力は、誰もがつけたい力です。音読で練習することが多いと思いますが、より効果的なものにするには、①わからない単語や表現は調べておき、文章の内容を理解しておく➁内容をイメージし、感情を込めながらイントネーションをつけて読む といったことが重要なことだそうです。木村さんの発表は、正しい発音とイントネーション、ジェスチャーをまじえて、実に豊かな表現力でした。3年生での参加が多い中、自分らしく堂々とした発表に大きな拍手が送られていました。
10.18Tue. 修学旅行 中尊寺
芭蕉が、その門人である河合曾良(かわいそら)と共に、江戸を出発し、東北・北陸をめぐり、岐阜の大垣までの旅行をまとめた俳諧紀行文「奥の細道」。光堂を訪れる前、芭蕉は藤原氏の残した遺構を見てまわり、古(いにしえ)の人々に想いを馳せて涙を流し、ここ光堂だけは昔と変わらぬ姿をとどめていることに強く感動し、奥州平泉(現在の岩手県)で次の句を詠んでいます。
「五月雨を振り残してや光堂」
「何もかもを朽ちさせてしまう五月雨も、この光堂だけは降らなかったのだろうか、金色の堂宇(どうう:堂殿のこと)が光り輝いていることよ。」「五月雨を降り残す」というのは、ややわかりにくい言い回しですが、光堂だけは五月雨を降らせなかったという豊かな表現。皆さんはどんな感情を抱いたでしょうか・・
10.18 Tue 修学旅行②
10月18日(火)朝早くに出発した3年生修学旅行。新函館北斗駅に到着し、新幹線へ乗車。これから昼食をとり、岩手県盛岡駅へと向かいます。責任ある行動を継続して、楽しい修学旅行となることを期待しています。
10.18Tue. 修学旅行出発
朝夕の冷え込みにより、日に日に紅葉も色づいてきました。3年生は、実行委員会を中心に準備してきた修学旅行へ出発。朝早い出発となりましたが、委員による検温でバスに乗車し、新函館北斗駅を目指して出発しました。
「為すことによって学ぶ」、義務と責任を果たしながら安全で楽しく、学びと思い出多き修学旅行に・・「行ってらっしゃい」
10.17Mon. 明日、修学旅行出発
いよいよ明日から修学旅行。5時間目に前日集会が開かれました。実行委員長のことばにも団長である教頭先生のことばにも、二泊三日の道外修学旅行に行けることを幸せだと思い、ルールを守って思い出多い修学旅行となるよう、しっかりやり切ろうという決意が表れていました。
集団旅行なので、リーダーとなる委員や係、班長、室長等の役割の行使やリーダーシップの発揮も人と集団を成長させるものです。「この修学旅行を楽しく、思い出多きものにするために、役割に対する義務や責任も果たしていこう」という学年の先生のお話と写真隊形の練習を行って下校となりました。