学校行事
Myゴールサポート講座②
12月13日(火)放課後に今年度2回目のMyゴールサポート講座を行いました。1回目に続いて今回も紫明女子学院の先生2名に来校していただき、『気持ちの上手な伝え方』アサーショントレーニング講座を実践していただきました。自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちも大切にしていくことの重要性をいろいろな事例を出しながら説明してくれました。参加した生徒たちも積極的に最後まで講座を受けて、多くのことを学ぶことができました。
12.13Tue. 面接
3年生の「修学旅行新聞」の掲示物の上に、合格祈願の絵馬が飾られ、面接練習や入学試験願書の作成を目にする時期となりました。自分自身が希望している高等学校の「スクールポリシー」に合致した人物であることをアピールする「自己推薦」初年度。「◇◇を意識して学んできて、□□□な力がつきました。将来〇〇と考えていて、高校では△△について頑張りたいと考えています」と述べている自己推薦文や面接の答弁が、『その高校の打ち出しているスクールポリシーに合致している』ものであり、高校が「この生徒なら高校で個性を伸ばしてくれるだろう」と納得させる『文書と表現』は、そう簡単なものではありません。何度も推敲や練習が必要となるでしょう・・。
3年生の模擬面接練習に参加させてもらって、受験期の生徒の真剣さに心打たれました。生徒同士で練習している姿も立派です。
1、公立高校を例に面接内容を考えると
①生徒自身について ②中学校生活についてのこと ③家庭・家族のことについて ④受験について ⑤高校について ⑥社会問題、校則についてどう思うか 等。
2、具体的対策は、
①一番問われる『志望動機』・自己の強みをアピールする『自己PR』をどうつくるか・・
②面接は、「第1印象で75%が決まる」といわれるように 最初が肝心!第一印象をよくしよう
③定番!よくある質問と回答例!丸暗記すると「目が泳ぎ」「棒読みになる」・・・項目でまとめ臨機応変に
④正しい対策・準備で高校受験の面接を攻略しよう
3、良く質問されること
❶「なぜその高校でなければならないのか」を述べる『志望動機』 ❷具体的なエピソードを盛り込み、「努力の仕方や苦労したこと、その経験を通して自分が学んだことなど」を伝える『中学校で頑張ったこと』 ❸「高校で新たにチャレンジしたいこと」や「将来の夢のために努力したいこと」等を強く主張する『高校でやりたいこと』 ❹裏付けるエピソードを交えた『長所』と改善策の具体を加えた『短所』 ❺夢の実現の具体的努力ポイントを明らかにした『将来の夢』 ➏「そのこと」に対して、自分の考えを明確にした『世の中のニュース・出来事について』
等です。「暗記」ではなく自分らしい言葉で、箇条書きに書き出し、順序良く回答できるように準備しましょう。生涯の節目節目の中で、『面接』は何度も経験する(勤務や業績等に関する面談は、1年に何度も行われる)ものです。入試、就職試験、〇〇試験・・・。しかし、練習する機会は、中学生時代くらいです。是非、高校入試を機に、面接の基本をマスターしてください。『特別なことでなく、あなたらしさをどう伝えるか、相手を笑顔にさせられたら最高です』最近、ある公立高校では、「みなさんが社会に出るであろう10年後までには、人類の仕事の約5割がAIないしは機械によって代替され、消滅すると予測されています。そんな中であなたは、どんな職業につきますか?」といった、AIやロボット、Society 5.0といった遠くない未来の中で、どう生きるかの問、「あなたにとって、学ぶって何ですか?」といった抽象的な質問から、その人の学び方や生き方を問うような問題も出題されています。
面接練習を通して「自己の強みを知り」「将来像を描き」「そのために高校ではどう頑張りたい」を自信をもって応えられるよう、今の生活や学習から見直すことが大切です。「試験の時だけ、いい自分を取り繕おうとしてもすぐぼろがでます」そんなに、世の中、社会は甘くないので、(義務教育を終えて)「自立した学びへ、高等教育を受ける」ということは、それ相応の「自覚と責任」が問われると言うことです。15の春に向け、やることはたくさんありますよ。がんばれ受験生!!
12.13Tue. 「表現力」を考える
1、第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテスト
第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテストに出品した本校2年生の短歌が、入選並びに二次審査通過作品となり作品集に掲載されました。テレビ番組で俳句づくりが大きな話題になっていたり、俳句・川柳・短歌など、「短い言葉の中に広がる無限の表現力」を感じます。こうした言葉を使った表現活動には、①何気ないもの(こと)から美しさ、おもしろさを読みとる感性がみにつく ②素晴らしい句からは、鮮明に風景として想像できる ③伝わりやすい文をつくることで、構成力が身につく ④「語彙力」がつき、表現力がみにつく
といったメリットが・・。素晴らしい作品を、(入選作品については)作品集のコメントとともに紹介します。
【中学生の部 入選】
父帰宅二年も待った再会に心躍りし三月の夜 千歳中学校 2年 大日向賢哉
講評:父は単身赴任をしているようだ。コロナ禍で父に会えずに2年が経過した。たくましく成長した作者を父は頼もしく思ったことだろう。再会の時を具体的に詠み込んでいて良い。
【中学生の部 二次審査通過作品】
満月がひすいの海に溶けるまであなたを待った長く長く 千歳中学校 2年 松坂安祐美
2、日常に見る「豊かな表現力」
変化の激しい時代に対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成ということが、とても重要視される時代です。もちろん、社会で生きて働く「知識・技能」も大切ですが、(”基礎ができてから応用”だけではなく)「基礎・基本となるベーシックな力」と応用・発展・深化といった「活用する力」としての「思考・判断・表現力」をスパイラルに育成していくことが重要だと言われています。
「日曜日の初耳学」というテレビ番組で、ユニバーサルスタジオジャパンを再生させたマーケター森岡毅さんと林修さんの対談があり、とても興味深い話でした。森岡さんは、就職に悩む若者に「自分の強みを活かせる(会社ではなく)職種に進むべき、自分は何が得意か何をしていて楽しいかの強み・適性を知ることが大切、なりたい自分となれる自分は(適性の問題から)違うのでなれる自分のロールモデルを見つけること・・」等々、キャリア教育にはもってこいの内容でした。
「表現力」といっても、多種多様な表現力があり、人それぞれ、多様な個性・強みを持っています。その強みを伸ばすことからスタートして、豊かな表現力、自分らしい個性を伸ばしていってほしいと願っています。
12.3Sat. 土曜授業 人権教室
本日の土曜授業では、千歳市人権擁護委員協議会の中島会長(元千歳中学校校長)による人権教室を行いました。コロナ禍を配慮し、各教室へのDVD配信・視聴とワークシートで学習を進めました。アニメでも人気のある『聲の形』の実写版のようなDVDから、多くのことを考えさせられました。どのクラスもしっかりDVDを見て、考え、ワークシートに記入していました。
生徒会福囿副会長のお礼の挨拶(概要)を掲載します。
『本日はお忙しい中、私たち千歳中学校の生徒のために沢山のことを教えていただきありがとうございます。DVDを見て、改めていじめの恐ろしさを知ることができました。それと同時に、一人一人の個性を受け入れ、尊重していきたいと思いました。これからは、今日教わったことを生徒一人一人が心に留め、しっかりとコミュニケーションをとって、相手を思いやることを心がけたいです。
そして、この千歳中学校を「いじめゼロ」にし、全校生徒が安心して学校生活を送れるようにしたいです。本日はありがとうございました。
12.1Thu. 「税に関する標語」伝達表彰
清少納言 枕草子「春はあけぼの」の一節に・・
冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。【口語訳:冬は早朝が良い。雪が降(り積も)っているのは言うまでもなく(素晴らしく)、霜が降りてとても白いのも、またそうでなくても、とても寒い早朝に、火などを急いでおこして、(廊下などを)炭を持って移動するのも、たいそう冬の朝にふさわしい。昼になって、生暖かく、寒さがだんだんとやわらいでいくと、火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。】・・・・とあります。
「冬の早朝、雪が降った時などは言うまでもなく素晴らしい」と日本の四季の変化、あまりの冷え込みに(ストーブや暖房のない時代)炭火を起こしてあわただしく一日のスタートをきる早朝の一コマの風情を詠んだ随筆です。それにしても、早朝の冷え込み、雪の心配、朝夕の暗さ・・師走、「今年もおしせまったなぁ・・」と感じさせる今日この頃です。
全ての学年、三者懇談が行われています。生徒・保護者・担任が三者そろって、成果や課題を確認し、目標やゴール、将来像等について共有する貴重な機会です。コロナ禍、子どもたちの日頃の学習や生活の様子を見る機会も限られているここ3年ですので、是非、有意義で、前向きな生活につながる面談となることを期待しています。
1、令和4年「税に関する標語」表彰者
優秀賞 野口 愛由 「税のリレー 未来へつなぎ 築く社会」
優秀賞 岩渕 充希 「税金で つなぐ僕らの 明るい未来」
入 選 三戸 悠矢 「国の未来 つなげていこう 税金で」
社会科「公民分野」で学習したことに関連し、取り組んだ標語なのでしょう。納税という義務や責任を果たし、それが私たちの未来社会、国・社会づくりにつながる・・ということを短い言葉で、豊かに表現できていて感心しました。千歳市租税教育推進懇話会より表彰を受けましたので、賞状を伝達表彰しています。
2、STEM教育・STEAM教育
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。技術革新が進み人工知能の影響で世の中が大きく変化する時代の中で、これら5つの分野の学習を通して、子どもを今後のIT社会に順応した人材に育てていこうという教育です。「アクティブラーニング」という学び方・学び取り方が重要視されている昨今、科学的なものの見方、分析力、考え方といったものが身につき、活動や実践をともなって真の知識・理解、思考力・表現力を獲得するという学び取り方に期待をしています。
【理科の授業の中で、実験や活動を通して意欲的に学習している様子】