学校行事
12.23Fri. 休み前集会
12月23日(金)冬休み前集会を実施しました。生徒会からは、冬休みの過ごし方や学習に関することなど、冬休みを有意義に過ごすために大切なことを数多く伝えてくれました。期間は短い冬休みですが、心も体も上手くリフレッシュして冬休み明け元気に登校できることを期待しています。
12.23Fri. 生涯にわたって学び続ける人に・・
26日(月)、27日(火)と学級閉鎖措置に伴う時数回復で、数クラスの登校日となっていますが、冬休み前、2022年も残すところ数日。様々なことで「変化が激しく」、今年の漢字「戦」に象徴されるような、プラス面、マイナス面で「戦」にあふれる一年でした。生徒たちにとって、しっかりと一年を振り返り、「新たな挑戦」に思いを馳せる、冬休みにしてほしいと願っています。今朝の、湿った思い雪による様々な障害、インフルエンザとコロナの同時流行の兆し、健康で、安全に、みんなが前向きになれる年末年始となることを願っています。
1、「生涯にわたって学び続ける人に・・」 学校だより 巻頭言より
その年の世相を表す「今年の漢字」は「戦」でした。軍事侵攻により長引く「戦争」は、多くの尊い命を奪い、世界中の社会や経済にも大きなダメージを与えています。新型コロナのパンデミックや円安・物価高騰禍での「生活や安全を守る戦い」、「スポーツの分野での熱戦や感動的な挑戦」・・・子どもたちにとっても、夢や志をもち、未来をたくましく生きる人になるための、コロナ禍での、「学びの挑戦」となった2022年が終わろうとしています。
「主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成」を重点に、教職員が一丸となり「チーム千中」で取り組んできた令和4年度も集大成の時期を迎えます。これまで、「あたり前だった日常」が大きく変わり、大人が知っていた知識を子どもたちが理解する(記憶再生型の学習)だけでは通用しない時代がすでにやってきています。先が見えない感染拡大、温暖化や異常気象、Society 5.0に象徴される社会の大きな変革。かつて経験したことのない変化の激しい未来をたくましく生きていくために、大切なことを以下のように考えています。
①好奇心を持ち、主体的に、課題にチャレンジする ・・「自立的学習者として」
➁自ら考え、判断し、思考を深める ・・「協働・対話の中で磨く」
③自分らしく豊かに表現する ・・「表現力等活用する力を身につける」
この過程で、学びや思考が、ひとりよがりなものに陥らないように、「多様な他者と豊かなコミュニケーションで協働・対話しながら・・」が、今一番大切だと感じています。AIが進化し、ICT・IoTの時代が到来しているからこそ、「自他を尊重し、多様な他者と笑顔でつながるコミュニケーション能力(デジタルコミュ力を含む)」の獲得が大切になってきます。「文化や言葉の違いを乗り越え、理解し合い、協働する力」こそ、これからを生きる若者に必要な基礎的な力と考えています。
新しい年を迎えると、いよいよ3年生の自己実現への「挑戦」です。3年生の希望進路が、農業、商業、工業、食について、酪農、語学、スポーツや音楽、職業科の高等支援学校、通信や単位制等々、多様な特色を持った高校であり、自己の強みを活かせる多様な進路先を選択していることを頼もしく感じます。先日、「北海道の高卒・大学卒の就職者の3年以内の離職率」が、「高卒41%、大卒34%」という報道に愕然としました。もしかすると、中・高あたりで抱いた「なりたい自分と目指した進路」と、「就職して始まった社会人生活あるいは仕事」に、何かギャップがあったのでしょうか?「いつまでも日本は終身雇用制」とは言いませんが、義務教育9年間をあずかる学校として、キャリア教育がどうだったのか、残念な気持ちもぬぐえません。
義務教育9年間を終えるまでに、自立・共生できる人を育てるのが目的です。「確かな学力も、豊かな心も、たくましいチャレンジ精神も」自己の強みを活かし、学び続ける人を育てるのがゴールです。生徒の皆さんも2022年を振り返り、自分自身の「良さや可能性」を再確認してください。そして、仲間や家族と対話し、新たな目標、新たなステージに思いをはせる新年としてください。勉強も、音楽もスポーツも、まずは目標設定です。
この一年の保護者・地域の皆様の学校へのご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げますとともに、来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い、師走を迎えての言葉といたします。この一年、ありがとうございました。
2、「学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業」
写真1:2年生社会では、1900年代初頭の不平等条約改正の道のりについて学んでいました。「治外法権」や「関税自主権」についてスライド等でも理解し、関税自主権の回復等にどう取り組んでいったのか、歴史の歩みをたどっていました。
写真2:理科では、乾燥した冬に良く体感する静電気についてストローやティッシュで、起こっている現象を科学していました。「物体は+と-の電気をそれぞれ同じだけ持っていて・・」「物体の電気のバランスが崩れている状態・・もしくは、バランスを崩している電気そのもの・・」「異なる物体同士がこすったりなどして接触したとき・・」目には見えない原子・電子・・起こっている現象を理科・科学の見方・考え方を働かせて科学する・・生徒の皆さんの真剣な表情が印象的です。
写真3~6:1年生英語では、ALTの先生も入って、「英語すごろく」。コミュニケーションツールとして英語ですから、話す・聴く・伝えるといった「コミュニケーション活動」は欠かせません。サイコロで出た目の数に示された質問に英語で答えながらゲームは進んでいました。何より楽しみながら学んでいるのが最高です。
写真7~9:国語では、故事成語をイラストとともに描いていました。なかなか、言葉とその意味、どんな出来事から生まれてきたか等々、暗記というわけにいかないので、こうした五感を働かせた「活動・作業」を通して、理解や活用につなげます。「・・・なの、そうじゃないの???」疑心暗鬼のイラストには、笑ってしまいました・・。
12.20Tue. 千歳市中学校 生徒会交流会
千歳市の生徒会交流会が開催されました。「どんな日常活動?」「いじめ撲滅の取組は?」「学校行事の工夫は?」といった、日頃、見聞きすることはできない各校の特色ある生徒会活動について、わかりやすいプレゼン説明と意見交流ができる貴重な機会となりました。
主体的に考え計画・立案する⇒確かな準備にもとづいて実践⇒事後の振り返り・評価を大切に⇒工夫改善に向け新たなアクションという一連の生徒会活動のPDCAサイクルが、社会に出て、仕事に就いたときも役立ちます。「小中学校で生徒会〇〇委員として頑張ってきたことが、仕事に役立っています」等と社会人からよく聞きますが、何か事業を行う時にPDCAサイクルを確実に回すこと、その際に必要な「コミュニケーション能力」や「責任感・実行力・創造力」等は、学生時代のこうした経験から培われるものです。
後期後半から掲げた生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』にあるようにひとりひとりがその個性と思いを輝かせ、個として、集団として、躍動し光輝く・・・主体的で、創造的な生徒会活動に期待しています。
12.15Thu. 学び続ける人に・・コミュニケーション力と共に
「知識再生型の学習から、自立的学習者としての学びへ」、知識・理解を増やすことも大切ですが、自立的に学習に向かい自ら考え、学び取る、学び続ける力の習得がとても重要な時代だと言われています。それは、これまであたり前だと考えていた日常が大きく変わり、(いわゆる)大人が知っていた知識を子どもたちが理解するだけでは通用しない時代になってきているからです。それほどに進む、グローバル化、情報化の中で、自ら学び続ける人になって下さい。問題のチャレンジ場面で、2年生数学では、「学び合い教え合い」で、対話的に学んでいます。自ら学び続けることと同時に、「協働とか対話とか」、コミュニケーション力を活かして共生していく力もより重要性を増してきます。情報化社会やSNSの発展、オンライン・・コミュニケーション能力は、落ちてきているのでは・・と考えさせることもあります。「デジタルコミュ力(りょく)」等というコマーシャルも流れていますが、対面でも、デジタルやオンラインの世界でも、豊かなコミュニケーション能力の獲得は不可欠です。共に学び、共に切磋琢磨して、コミュ力(りょく)を高められる・・それが教室・ホームルームの強みです。
【3年生:進路実現直前の学年末テストに真剣に取り組んでいます】
【1年生英語:Let's make a sign! 思い思いのsignを作成中。楽しみながら英語の表現力を・・】
【1年生数学:点0を中心に90度「回転移動」 頭の中で、図形が回転しながら移動すイメージ。持てますか・・】
12.14Wed. 学校図書館の活用
国語科や言語活動場面での図書館等の有効活用がよく言われます。2年生国語では、本校の学校図書館司書、木村さんの協力を得て、「図書館を利用した“ 調べ学習” 」にチャレンジ。一人一人に渡されたミッションカードには、「絶滅のおそれのある日本の野生生物において・・・・・環境省レッドリスト2020掲載種数表において、絶滅危惧種とされる日本の野生生物の種類数は???」等といった、ちょっと難解なミッションも・・。図書の日本十進分類法の表とにらめっこしたり、司書さんの図書分類の説明等をヒントに、課題解決に取り組んでいました。
ネット検索すれば、ビックデータから必要な情報が簡単に得られる時代となっていますが、「どこをヒントに必要な情報にたどりつこうか?こんな角度から正解にたどりつけないか・・」等々、それこそ、「五感を働かせて、必要な書籍にたどりつき、必要ページに行き、情報を取得しまとめる・・・」一見、遠回りしているようで、正解に至る過程で、予測し、探し、書き、まとめるといった思考過程が、「正解としての答え」だけでなく、「正解を導き出すための思考の仕方」を身につけるのでは・・と感じながら、授業を見せてもらいました。