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学校行事

5.20 学校閉鎖に関わって 学校長より

1、学校閉鎖に関わって

 5月18日(水)の午後から22日(日)まで、市教委と協議し、学校閉鎖の措置をとらせていただきました。生徒・教職員に陽性が判明し、授業・諸活動を動かしていくことで、広い感染拡大を懸念しての措置です。

 千歳市内全体の感染の特徴として、以下のことが指摘されています。

    〇幼児から学生等比較的若い世代の罹患が目立つ   〇家庭内での感染も多い

 22日(日)までの生徒・家族の検温や健康観察に十分ご留意いただき、23日(月)からは、学校再開となりますが、「健康な生徒は登校」、(検温やかぜ症状から)健康上の不安や様子を見るべきと判断される場合は、「登校せず健康観察」という対応により、「広くまん延する事態は回避したい」と考えております。ご家庭での健康指導、ご協力をよろしくお願いいたします。

2、「学びを止めない」

 生徒にとっては、不要不急の外出を避けながら、長い期間にわたっての自宅待機となりました。オンライン授業の参加率は上々、〇挙手しての発言、〇チャットでの記入 〇課題の受け取りや課題の提出 〇動画視聴 〇ダンス 〇練習問題やワークへの取組と解答・説明・・・・1年数学では、「課題の提出方法」について、先生にお願いされたAさんがわからないBさんにアドバイスする姿も・・生徒の活用能力は私たち以上に高いものが・・。

 本校教職員のオンライン授業の工夫にも感心しました。学校教育では、一人一台のタブレットやICT機器を活用した「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」が求められています。コロナ禍での学びを保障していくためにも①ひとりひとりにあった指導の個別化、➁個々の興味関心・特性に応じた学習の個性化、③多様な他者の考えを交流・磨き・深め合う協働的な学び ということが「ICT機器を使う、使わないにかかわらず」、とても大切な時代です。ICT機器・ネット環境等、様々なツールを活用して、子どもたちの学びを深められるよう教科のプロとして先生たちも日々、工夫改善してくれています。

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 社会の動きは、社会・経済をさらに回す方向。学校も「コロナ禍だから何もできない・・」ではなく、「どうしたら、どう工夫したらできるのか」を大切にしながら、教育活動の実施について、修正・変更を加えながらの前期となりますが、保護者・地域の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

5.19 Meetによる授業配信

 学校閉鎖の中,Meetによる授業配信を全校で実施しました。どの学年においても、授業配信の方法が工夫されており、参加した生徒たちは閉鎖の中でも学びが保障されていました。今後も継続して感染拡大防止策を徹底していきながらも様々な活動を止めないようにしていくことになります。

5.17 3学年体育大会学年練習実施

 本日、晴天の中、3学年体育大会練習を実施しました。当日は800mリレー・大縄跳び・MIXリレーと実施する予定です。全員、真剣な眼差しで一生懸命に取り組んでいました。中学校生活最後の体育大会。全力を尽くして思い出に残る体育大会になることを期待しています。

 

5.13 シリーズ「わかる楽しい授業」と学習基盤4

 今年度の本校の研究主題は、「ICTを活用した授業展開による、将来に生きる学びができる生徒の育成」となっています。GIGAスクール構想にともない、子どもたちが、安全に、効果的に、ICT等を活用し、多様な考えを共有したり、対話的に学習したり、学びを深める授業づくりに取り組んでいます。

 閉鎖学級には、今年度最初の双方向オンライン授業を実施。Googleミートで、「読む、書く、聴く、話す」といった学習を支える基盤となる活動を交えながら授業に取り組んでいました。

【社会・英語】

【道徳・理科:友達の考えを共有、グループの実験結果を写真に撮りフォームで提出・共有】

【数学・理科 双方向オンライン授業配信】

【国語:学習を終えての感想をフォームで記入し提出・共有】

 一方、体験や活動を通して学び取る学習は、やはりオンラインというわけにはいかないので、感染対策に配慮しながら、学習を進めています。特に栽培・農園等の活動では、土づくりや植物の生育等、専門的な知識を持った職員にも協力を得ながら作業学習・キャリア教育を推進しています。

【体育:体育大会に向けて・陸上競技】

【はまなす:栽培・農園学習】

 

5.11 1学年集会・2学年集会実施

 1学年集会では、学年各委員会の仕事内容の確認を行いました。自治的な活動を実行することで、決断力がつきます。今月末には、体育大会もあります。さらに成長できる行事とするためにも、積極的に動いてほしいです。

  

 

 2学年集会では、宿泊学習についてのオリエンテーションが実施されました。コロナ禍ではありますが、実施できることを願いながらも多くの経験を積むことで今後の職業選択や将来の自分の進むべき道を選ぶことに少しでもプラスになると良いです。

 

5.11 シリーズ「わかる楽しい授業」と学習基盤3

 風薫る五月。さわやかな日が続いています。大型連休までは、グラフのように少しずつは減少傾向にあった新型コロナ陽性者数も、この連休明けで、再び増加傾向です。特に、新年度に入ってからの幼・保・小・中の若年層の増加傾向には、注意を要する状況で、本校でも2年生1学級の学級閉鎖となっています。「学びを止めない」との観点から、旅行的行事、運動会や体育大会、スポーツや音楽等々、子どもたちの活動と学びをしっかり保障し、未来の担い手となる人材を育てていくには、子どもたちの安心・安全の確保、健康状況の把握と適切な対応は欠かせない状況です。

 今後の学校行事や部活動、大会、コンクールの参加等、子どもたちの努力が、成果と成就感に満ちたものとなるよう、学校との連携を密にし、ご家庭でのご配慮をお願いいたします。

【5月10日現在 北海道市町村別感染状況から】

 

【シリーズ「わかる楽しい授業」と学習基盤3】

英語 「英作文表現」、まず自分で考え、小グループで、表現方法を意見交換、ひとつの表現を導き出す。(3年生)

技術 「プログラミング的思考」を育むためにプログラミングソフトを活用して、実際に自分でプログラミングを          組んでみます。行き詰ったら、先生にアドバイスも・・

理科 「光合成」光のエネルギーにより、植物はどう光合成を行っているのでしょう。「見えないもの」を科学の見方・考え方を働かせて思考します。(2年生) 「この白い粉は何?」3種類の白い粉、実際にこの3種の粉を水に溶かすことで、この白い粉が何なのか、どんな特性があるのかを「科学の目」で読み解いていきます。(1年生)

英語 ゲーム感覚のアクティビティも入れながら、五感を働かせ楽しく英語をマスター。グローバル化の現代、空の玄関口千歳の子どもたちには、語学力・コミュニケーション力を伸ばしてほしいと願っています。

はまなす学級 はまなすの生徒たちは、より社会に早く出て、自立した生活を送ることが求められます。体力づくりをとても重視している高等支援学校もあり、職業人としての自立を目指した作業やキャリア教育は欠かすことはできない学習です。

体育 「リレー」の面白さは、バトンの移動により誰も走っていない時間と距離が生まれる(利得距離)ことにより、二人の速度が同じになれば、二人の合計タイムより、タイムがどんどん縮まっていくことです。走順やコーナートップ制について確認していました。

 

  

 

5.6 シリーズ「わかる楽しい授業」と学習基盤2

 学習を支える基盤には、授業に臨むための、姿勢や机上整理、反応や発言等の基本条件や環境整備の他に、「読む、書く、聴く、話す」といったまさに基本的な力の習得が必要となります。2年生の国語では、大切なことをメモを取りながら「聞く」、情報を整理するといった学習を進めていました。国語に限らす、知識の暗記ではなく、五感を働かせて「学び取る」授業を、先生たちは工夫しています。

 英語の授業では、単語カードを並べ替えることで、forやtoといった前置詞を使った表現を「課題を聞き、動作し、発声する」ことで学んでいました。体育でも「100mを速く走るには・・」といった自分なりの目標や課題を設定し、課題解決にせまるための方策をワークシート記入していました。「長縄を美しく回し、何回も跳ぶには・・」、試行錯誤しながら解決策を協働で練っていました。

 数学は、それぞれの学年でどんどん難易度が増しています。算数・数学は「ブロック型」の学習なので、基本を積み上げていくことが大切。公式等を使いながら基本的な問題から、たくさん練習を積み上げ、持っている知識・技能を駆使して求められていることを読み解き、「わかった、できた、すっきり解けた」の爽快感を感じてほしいと思います。

 国語では、枕草子「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎわ すこしあかりて・・・」、古典の独特のリズムを音読しながら学習を進めていました。中学生の頃に音読で覚えた古文、随筆等は、大人になってもリズムで覚えているものです。不思議とその情景が目に浮かぶようになってくる。春の早朝のだんだん白んでいく山際、紫がかった雲が細くたなびいている(のがいい)という美しいもに感動する感性も培ってほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

5.2 目標を高く持ち達成の道筋を描く

目標を高く持ち達成の道筋を描く

 

 ゴールデンウイークには、それぞれの部活動に熱心に打ち込む生徒たちの姿が光りました。今夏の中体連の成果も、「日常の積み重ねとひたむきな努力」の末に結果となって現れます。

  メジャーリーグでは、大谷選手の活躍が日々報道されています。みなさんもご存じのことと思いますが、大谷選手は、高校時代の監督・佐々木洋氏からの教えにより、高校1年から目標達成シートをつくって「目標と達成のための道筋」を描いていたそうです。作成したこのシートは、強い目標・夢を中心に置き、周囲9×9の合計81マスに細分化した目標を書き込んだものです。おそらく、書いて確認・認識することで、具体の行動に移していくというルーティーンをストイックに継続してきたことが、彼の野球への取り組み方や生き方のベースになっているのでしょう。

 同じくメジャーリーグで成功したイチロー選手も 「努力せずに何かできるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」というように成功の陰には、「誰よりも努力の大切さを知っていること」が結果を出し、成功する秘訣であり、時として天才を生み出します。

 美しい桜が満開を迎えたさわやかな季節。皆さんの可能性への挑戦を応援しています。

 

4.27 シリーズ「わかる楽しい授業」と学習基盤1

 見事な桜が、青空に映えるすがすがしい季節となりました。石狩管内の児童・生徒の新型コロナの感染状況を見ると決して、気の抜けない状況であり、基本的な感染防止策や換気、感染リスクが高い教育活動への対策(部活動の実施上のガイドラインや話し合い活動、食事時等)は学校としても継続的に工夫改善しています。保護者面談では、子どもたちに生活や学習、進路等について、コロナ禍にも担任と貴重な話し合いが出てきたことを本当にうれしく思っています。欠席連絡等にも、家族の発熱や子どもたちの健康状態等について、丁寧で、慎重な対応をしていただいていることに感謝します。

 ゴールデンウイークを目前に、部活動の大会や練習・練習試合、家庭での旅行等、ご家庭でも楽しみにされていると思いますが、5、6月からの運動部の大会や文化部の各種コンクールの本格化を前に、感染防止策を含め、安全・安心を確保しながら、自己研鑽に打ち込む有意義な連休になってほしいと考えています。知床では、実に心の痛む悲しい水の事故も起きています。ご家庭でも連休中の有意義な過ごし方についてご配慮下さい。

 2年3組の学級通信には、Myゴール手帳を有効に活用し、生活リズムの確立や家庭学習時間や内容、目標・ゴール設定の大切さ等、上手に使っている人のページを示しながら、どんな活用が有効なのか示されていました。

 技術科では、タイピング練習から基礎・基本となるPCの基本技能を楽しく学んでいます。家庭科では、被服についての学習で、グループごとに協議した内容についてクラスのみんなにプレゼンしていました。自分たちの感じたこと、考えたこと、協議の結果等アウトプットすることで、自分たちにも、その考えを共有している級友にも「思考力や表現力」が磨かれます。理科では、地球上と月での重力の違いから、「重さと質量の違い」について、意欲的に学んでいました。

【myゴール手帳有効活用】    【技術 PCリテラシー】     【家庭科 プレゼン】

  【理科 重さと質量】     【美術 手のデッサン】     【体育 体力テスト】

 

学習を支える基盤と「わかる楽しい授業」をつくる

 千歳中学校では、「ととのえる」習慣を大切にしています。

【授業規律】として、①姿勢 ➁机上 ③発言

【生活規律】として、①挨拶 ➁時間 ③マナー言動

といった、学習や生活を支える基盤となる力をしっかり「ととのえ」なければ、社会で生きて働く知識・技能や変化の激しい時代に対応する「活用する力」(思考力・判断力・表現力)が身についてこないからです。すべての学年で、コート類のかけ方や棚の整理整頓、上靴の並べ方などを丁寧に確認していることや、「机上を整理しておかないと理科などは、実験もあるので・・」等と授業の中で確認している様子に感心します。

 「ととのえる」ことで、学びに向かう気持ちも整え、「わかった!できた!へー面白い・・・」といった「わかる楽しい授業」を創ろうと先生たちは工夫しています。「多くの仲間や多様な人々と、考えや意見、思考を交流し、磨き合い、新しい考えや自分なりの答えをしっかり表現していける」、そうした「活用する力」の獲得が、これからを生きる若い世代に一層求められる「育成したい力」です。