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学校行事

12.1Thu. 「税に関する標語」伝達表彰

 清少納言 枕草子「春はあけぼの」の一節に・・

 冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。【口語訳:冬は早朝が良い。雪が降(り積も)っているのは言うまでもなく(素晴らしく)、霜が降りてとても白いのも、またそうでなくても、とても寒い早朝に、火などを急いでおこして、(廊下などを)炭を持って移動するのも、たいそう冬の朝にふさわしい。昼になって、生暖かく、寒さがだんだんとやわらいでいくと、火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。】・・・・とあります。

 「冬の早朝、雪が降った時などは言うまでもなく素晴らしい」と日本の四季の変化、あまりの冷え込みに(ストーブや暖房のない時代)炭火を起こしてあわただしく一日のスタートをきる早朝の一コマの風情を詠んだ随筆です。それにしても、早朝の冷え込み、雪の心配、朝夕の暗さ・・師走、「今年もおしせまったなぁ・・」と感じさせる今日この頃です。

 全ての学年、三者懇談が行われています。生徒・保護者・担任が三者そろって、成果や課題を確認し、目標やゴール、将来像等について共有する貴重な機会です。コロナ禍、子どもたちの日頃の学習や生活の様子を見る機会も限られているここ3年ですので、是非、有意義で、前向きな生活につながる面談となることを期待しています。

1、令和4年「税に関する標語」表彰者

優秀賞 野口 愛由 「税のリレー 未来へつなぎ 築く社会」

優秀賞 岩渕 充希 「税金で つなぐ僕らの 明るい未来」

入 選 三戸 悠矢 「国の未来 つなげていこう 税金で」

 社会科「公民分野」で学習したことに関連し、取り組んだ標語なのでしょう。納税という義務や責任を果たし、それが私たちの未来社会、国・社会づくりにつながる・・ということを短い言葉で、豊かに表現できていて感心しました。千歳市租税教育推進懇話会より表彰を受けましたので、賞状を伝達表彰しています。

2、STEM教育・STEAM教育

 STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。技術革新が進み人工知能の影響で世の中が大きく変化する時代の中で、これら5つの分野の学習を通して、子どもを今後のIT社会に順応した人材に育てていこうという教育です。「アクティブラーニング」という学び方・学び取り方が重要視されている昨今、科学的なものの見方、分析力、考え方といったものが身につき、活動や実践をともなって真の知識・理解、思考力・表現力を獲得するという学び取り方に期待をしています。

【理科の授業の中で、実験や活動を通して意欲的に学習している様子】