ブログ

学校行事

1.28Sat. 令和4年度千歳市体育協会スポーツ表彰式

 令和5年1月28日(土)北ガス文化ホール千歳市民文化センターに於いて、千歳市体育協会のスポーツ表彰式が開催されました。

 令和4年度のスポーツ、大会等において全道、全国での活躍が顕著であった団体、個人が表彰されました。本校からは水泳競技で2名の生徒がスポーツ奨励賞(個人)を受賞しています。

〇吉野 圭祐さん 

JSCA北海道ブロック夏季選手権水泳競技大会 兼 第43回JSCAブロック対抗北海道ブロック予選会 男子13・14歳 200m自由形 第1位

〇森本 将太さん 

第45回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 北海道予選会 男子13~14歳 200m背泳ぎ 第1位               100m背泳ぎ 第1位

第29回北海道ジュニア室内選手権水泳競技大会 中学生男子 200m背泳ぎ 第1位 100m背泳ぎ 第1位

1.24Tue. オープンスクール

 令和5年4月に千歳中学校に入学する児童・保護者向けに千歳中学校オープンスクールを開催しました。千歳中学校区の市内六つの小学校、管外からの転入等、計174名の小学校6年生と保護者が来校し、千歳中学校の教育や生活・学習等について説明させていただきました。夢や目標を持ち、4月、中学校入学を楽しみにしています。

 

 

 

1.23Mon. 『落語寄席』

文化庁補正予算事業「子どものための文化芸術鑑賞・体験再興事業」『落語寄席』開催。

 コロナ禍により、子ども達への文化芸術の鑑賞・体験の機会が失われてきたことから、その再興のために学校において、文化芸術団体のプログラムを公演し、鑑賞・体験教室を開催するという文化庁の事業です。生徒の皆さんに芸術教室の一環として体験させたいという申請が通り実現しました。

 雅楽・能・狂言・歌舞伎・文楽・日本舞踊・邦楽・落語・講談などの『古典芸能』と言われる日本の伝統的な文化芸術の世界があります。今回開催された『落語寄席』では、あまり経験したことのない伝統芸能の魅力を大いに感じることができる内容となり、寄席の見方や裏方さんの仕事等も学べる「寄席ワークショップ」、色物と言われるマジックや曲芸、そして「落語」の世界に魅了されていました。

 工藤先生と高校の同級生であり北海道出身、真打の八代目、春風亭柏枝師匠が、「これからの人生の中で、面接やプレゼンなど、相手に何かを伝えたいときに表現者として、まず自分が(楽しいとか伝えたいことについて)そのこと、良さ等について実感していることが大切」とお話しされていました。表現力の育成が良く言われる世の中ですが、「自分が感じたり、実感したりできていないと何も伝わらない」「だからこそ、体験や実感をともなった学びを大切にしなければ・・」といった言葉に、一芸に秀でた人、芸を磨き、努力してきた人のことばの深さを感じました。終始笑いの絶えないステージでした。「古典芸能」というある意味、歴史と文化を伝承する世界ではありますが、時代の変化も取り入れながら、伝統を守り、育ててる「覚悟」が感じられるすばらしい公演でした。出演者のみなさん、スタッフの方々、遠路、今年一番の冷え込みの中、来道いただき素敵な公演をありがとうございました。

 

 

 

1.22Sun. 吹奏楽部2023ウインターコンサート

 1,2年生の新体制になってから初のコンサート。「第54回北海道アンサンブルコンテスト札幌地区大会」「中学生管打楽器コンテスト北海道大会」「第59回北海道管楽器個人コンテスト札幌地区大会」等で、演奏した楽曲を含め、本校体育館での新春コンサートです。日々の練習の成果を保護者の皆さんにも見ていただき、楽しいひとときとなりました。尚、「第59回北海道管楽器個人コンテスト札幌地区大会」において、金賞を受賞したフルートの川口心愛さんに17日(火)校長室にて伝達表彰をしています。2月18日(土)同北海道大会への出場おめでとうございます。

 

1.20Fri. 漢字検定

 20日(金)の放課後、実用漢字検定が行われました。

「漢検合格だけでなく基礎学力の育成として・・」「漢検の勉強を通して集中力が身につく・・」「将来役に立つはず・・」「パズルを解くような感じで無心に・・」、動機や取り組み方は様々ですが、集中力や語彙力の獲得といった点では、自分に合った級からスタートして、目標を立てながら徐々にステップアップしていく漢検は、まさに実用的な検定です。真剣な表情でチャレンジしていました。

1.20Fri. ミアーズ中学校交流事業

 千歳市の姉妹都市交流事業で、アメリカ合衆国アラスカ州のMEARS MIDDLE SCHOOL(ミアーズ中学校)に短期留学していた本校の4名が、帰着の報告に来てくれました。1/7~14日の旅行の話・感じたこと等、短時間ではありましたが、4人とも目を輝かせて生き生きと話してくれる姿に、この交流事業の大きな成果と4人にとっての貴重な経験と成長が感じられました。印象的な内容を一部掲載します。

〇「ミアーズのランチタイム等、とてもみんなが明るく元気で、楽しそうだった。自由な雰囲気は、日本より強く感じ、自由だからこそ、積極的に自己表現し、コミュニケーションをとっている感じがした。」

〇「上手に表現しなければと思っていたが、自分の知っている言葉で、簡単な表現で説明することで、相手に伝わった。中学校英語で習うような、自分の知っている言葉で話す、シンプルな表現、がとても大切だと感じた。」

〇「思ったより日本語が上手でびっくりした。向こうでは、4歳から all Japanese の日本語授業があるそうで、日本に対する興味関心も高く、それであんなにしゃべれるのだと思った。日本の英語の授業も all English にすべきなのかもしれない。」

〇「町や生活のルール、習慣、文化の違いが様々あった。(例えば家の中で靴を履いていること等)」

〇「ホストファミリーも日本語が上手で、通訳してくれたり、一生懸命日本語で話そうとしてくれたり、自然や文化の違いに触れることができる一週間だった。」(オーロラは、見に行けない?行かなかった?らしいです)

〇「緯度の関係から、日の出が10時くらい、ほぼ曇り空の天候だったため、時間の感覚が・・」

 

 2月には、北ガスホールで、報告会が予定されているそうです。写真や旅行での出来事等、プレゼン資料としてまとめ、成果を発表してほしいと思っています。また、5月には、アラスカ州ミアーズから千歳市に20名前後の使節団が来ます。コロナ明け、千歳からアラスカに行った人数よりも、アラスカから千歳にくる人数の方が多いようなので、ホストファミリーの募集も予定されています。今回参加した4名の生徒には、千歳中学校にミアーズ生徒の来校時等、積極的なコミュニケーションとリーダーシップをとってもらいたいと伝え、校長室での報告を終えました。「広い視野の育成」が千歳中の教育目標の一つとなっていますが、グローバルな視点、広い視野、コミュニケーションの大切さ等、なかなか経験できない貴重な体験となりました。

 

1.19Thu. コロナ・インフル同時流行の備え

 13日(金)より冬季休業明け、後期後半がスタートしています。3年生の公立高校への出願、私立高校の推薦・単願受験等、自己実現の正念場を迎えています。2023年「癸(みずのと)卯(う)」は、「去年までで様々なことに区切りがつき次へと向かっていく、そこに成長や飛躍があり新しい世界が広がっていく」と言われています。どの学年も、新たな目標設定、実現に向けた確かな努力で、「飛躍」の一年にしてほしいと願っています。

 登校状況を見ると、新型コロナウイルス感染症関連の陽性や濃厚接触・リストアップによる欠席者は、そう多くありませんが、インフルエンザの罹患により、高熱の発症、あるいは家庭内で罹患者がいるため、出席停止やコロナ禍「家庭内で発熱・かぜ症状者がいる場合・・」の対処により、一定期間、学校に出席できない状況も出てきています。『出席停止をともなう学校感染症』また、「家庭内にコロナやインフルの発症者」がいる等、一定期間欠席しなければならないような場合、タブレットを使った授業の配信や学びの保障への活用を進めていますので、活用してください。

 特に受験期は、感染症予防、体調管理、さらには暴風雪や雪害、交通事故等のリスク管理にも十分な配慮が必要です。道教委から、「コロナ・インフル同時流行への備え」についてパンフレットが来ていますので、家庭配布するとともにホームページにも掲載します。

 

 

1.11Wed. 北海道管楽器個人コンテスト・北海道アンサンブルコンテスト札幌地区大会の結果 

1月8日(日)札幌コンサートホールKitaraで開催された第59回北海道管楽器個人コンテスト札幌地区大会にフルートで参加した川口さんが金賞を受賞し、2月18日(土)に開催される第59回北海道管楽器個人コンテストへの参加が決まりました。おめでとうございます。

 また、 

1月9日(月)第54回北海道アンサンブル コンテスト札幌地区大会「中学校の部」に

川口さん、滝澤さん、和田さん、佐藤さん、徳永さん、旗谷さん、北山さん、長﨑さんが参加し、結果は銀賞でした。春の各種コンサートへの参加や夏季の札幌地区・全道等の団体コンクールも予定されています。さらなる「飛躍の年」となることを期待しています。

1.11Wed. 第53回北海道中学校スケート大会の結果

 2023年1月6日~8日に帯広市で開催された第53回北海道中学校スケート大会に本校の瀨川奏さんと廣瀬友哉さんが出場しました。

瀨川奏(3年生)    1500m  2:34.28   49位

           3000m  5:25.31 35位

廣瀬友哉(2年生)   500m  40.35     10位(全国大会出場)

                     1000m  1:51.43  52位

 全中出場権を得た廣瀬さんは長野県で開催される第43回全国中学校スケート大会【令和5年2月4日(土)~令和5年2月7日(火)】に参加します。更なる飛躍に期待します。

1.7Sat. アンカレッジへ出発

 R4年度ミアーズ中学校交流事業・ダイヤモンド高校短期派遣事業の出発式が新千歳空港で行われ、千歳市の中高生がアラスカ州アンカレッジに向け出発しました。やや緊張した表情ながら、姉妹都市交流という大きなミッションへの責任と期待感を胸に出発式に臨んでいました。3年ぶりの姉妹都市交流事業です。有意義な体験と研修になることを願っています。

1.5Thu. 石狩管内中学校スキー大会

 石狩・空知の中体連スキー大会が、歌志内のかもい岳国際スキー場で合同開催され、本校2年生の佐竹さんが参加しました。

 男子ジャイアントスラローム(GSL) 62秒54 石狩管内2位

 男子スラローム(SL)        39秒79 石狩管内1位

 上記の結果により、朝里川温泉スキー場で行われる、令和4年度北海道中学校スキー大会 アルペン競技大会(1月20日~22日)への出場を決めています。

 

12.27Tue. 学ぶ意欲の向上とわかる授業18

 2,3年生の5クラスが、学級閉鎖に伴う授業回復措置で登校日となり26日、27日と授業に取り組んでいます。2年生の廊下には、1年生で学習した事項の「学び直し」を含めた学習プリントが・・。基礎・基本の力をドリルや練習問題の繰り返しで身につけて行きましょう。「つまずいている箇所を発見」し、そこの「学び直し」も、レンガやブロックが積みあがっていくように数学的な見方・考え方、数学の力を確かなものにしてくれます。授業では、多角形の角度を求める応用問題に取り組んでいました。「多角形の中に、三角形や四角形の穴が開いている図形の角度」を求めるという、ちょっと一工夫必要な問題に、「学び合い教え合い」も活用しながら、取り組み方にねばり強さが出てきたように感じます。勉強でもなんでも「意欲的なチャレンジ」が一番力をつけます。「わかった・できた」を追い求めていく心を大切にしてください。

 2年生理科の実験では、静電気をあつかっていました。「なぜ、静電気で二つのものがくっついたり離れたりするんだろう・・?」疑問を出発点に、静電気、+の電気-の電気、帯電・・・実験を通して、科学を解明する姿には探究心・学ぶ意欲が見て取れます。A theory is one thing, and practice is another.(理論と実践は別物である)といわれます。だからこそ、意欲的な「実践」をともなって確かな「知識・理解、理論」を身につけることができるのです。

 冬季休業中の学習も、自分の強みを伸ばし、苦手部分の「つまづき把握」や「学び直し」にもチャレンジして、継続的な学習の積み重ねに頑張りましょう!!

 

12.26Mon. ミアーズ中学校交流事業・ダイヤモンド高校短期派遣事業

1、ミアーズ中学校交流事業   令和5年1月7日(土)~14日(土)アラスカ州アンカレッジ

 千歳市は、千歳国際・友好都市交流協会が中心となり、様々な国際交流事業を行っています。姉妹都市としてアンカレジ市(アメリカ合衆国)、指宿市(いぶすき市 鹿児島県)、友好親善都市としてコングスベルグ市(ノルウエー王国)、長春市(中華人民共和国)があり、幅広い分野で交流を行っています。友好訪問団が両市を行き来しホームステイや授業体験を行ったり、お互いのまちのイベントに参加して、交流を深めています。近年はオンラインによる交流が多くなっていたようですが、令和4年度の「ミアーズ中学校交流事業・ダイアモンド高校短期派遣事業」が開催され、令和5年1月7日(土)~14日(土)本校から1年生3名・2年生1名が渡航します。

 渡航先であるアメリカのアラスカ州アンカレッジは北米を代表する港湾都市の一つで、アラスカ州における商工業、金融の中心地です。アラスカ州南部のクック湾の湾奥に位置し、北緯60度、西経150度とかなり高緯度でに位置しています。オーロラが見える季節もあるのでは・・?北方には北アメリカ大陸の最高峰であるデナリ(マッキンリー山)、東部にはロッキー山脈の高峰がそびえ立ち、西部には原野が広がっているそうです。州北端のプルドーベイ油田(北極海油田)からはパイプラインが走っています。

2、自己紹介、千歳市の紹介等、学校で学んでいる英語で表現・伝えることができるといいですね・・

 「自己紹介や千歳市の紹介をできるように準備しておくといいね・・」という話を4名の生徒に話しています。「空と水のまち」「空の玄関口」である千歳市。自然豊かで、四季が感じられる空港のあるまち、千歳を紹介してきてください。英語の先生やALTに助けてもらい校長がチャレンジした「千歳市紹介」を掲載します。

Introduction of Chitose City 

There is a big lake called Lake Shikotsuko in Chitose City. It's called Lake Caldera, and it's a lake made by volcanic eruption. There are many hot springs around the lake and it is a tourist destination rich in nature. It is designated as Shikotsu Toya Quasi-National Park.

Cherry blossoms bloom in spring, green forests in summer and Beautiful autumn leaves in autumn.Many salmon go up the Chitose River. This lake doesn't freeze in winter and creates a mysterious world of silver.

Chitose City, where New Chitose Airport is located, is the gateway to the sky.

3、国際理解教育

  国際理解教育(英語:Education for International Understanding)は、「世界の人々が、国を越えて理解しあい、協力し、世界平和を実現すること」を理念とした教育です。ユネスコが1947年に提唱したもので、戦争や貧困問題、急速に進むグローバル化の中で、「相互理解、東西理解、国連理解を進め、平和な世の中を・・」という考えによるものです。1974年のユネスコの教育勧告によって、従来の相互理解、東西理解、国連理解に人権、 環境、開発なども含まれるようになりました。持続可能な開発のための教育(ESD)から近年SDGsの目標をよく見聞きするようにもなりました。

 グローバル化の進展に伴って「異文化理解」「異文化コミュニケーション」という言葉をよく耳にし、国際理解の第一歩だと言われます。その国の文化や歴史、それに伴って形成された習慣や考え方・価値感を理解できなければ本当の意味での相互理解は達成されません。環境問題の領域で、 “Think Globally.Act Locally.”(地球規模で考え、行動は足元から)と良く言われます。「国際理解」においても、視点を広く世界に向けることはもちろん、その活動・行動は、足元の環境・生活・文化・考え方等を踏まえた身近なところからのアクションであるべきで、小さな行動・一歩であっても、”Think Globally”であるべきと考えています。

 「日本の常識は他国の非常識」等という言葉もあります。しかし、逆も又、真だといえます。大切なのは、「差異が生まれた経緯・歴史、お互いが譲れない点と歩み寄れる点」といった深い相互理解、お互いが自国の文化や考え方を相手に正しく理解してもらえるための「コミュニケーション能力」なのです。お互いの文化や考え方を理解し合い、協働して、新たなもの考えを生み出していく・・グローバル社会、情報化社会にあってとても大切な力です。千歳市、MEARS(ミアーズ)J,H,Sとの交流事業に参加する生徒たちの素晴らしい経験と学びに大いに期待をしています。Have a nice trip.

12.26Mon. 第37回北海道中学校バスケットボール新人大会への参加

 2022年度 第37回北海道中学校バスケットボール新人大会(南大会:12月24日~26日苫小牧市にて開催)に男子バスケットボール部が参加しました。24日の予選リーグでは、北斗市立上磯中学校(函館地区)、札幌市立羊ケ丘中学校(札幌地区)に敗れ、決勝トーナメント進出は叶いませんでしたが、堅い守りと速い攻撃の全道トップクラスのチームとの対戦は、素晴らしい経験になったと思います。成果と課題を整理し、2023年、次なるステージでの成長と活躍に期待しています。

12.23Fri. 休み前集会

 12月23日(金)冬休み前集会を実施しました。生徒会からは、冬休みの過ごし方や学習に関することなど、冬休みを有意義に過ごすために大切なことを数多く伝えてくれました。期間は短い冬休みですが、心も体も上手くリフレッシュして冬休み明け元気に登校できることを期待しています。

  

12.23Fri. 生涯にわたって学び続ける人に・・

 26日(月)、27日(火)と学級閉鎖措置に伴う時数回復で、数クラスの登校日となっていますが、冬休み前、2022年も残すところ数日。様々なことで「変化が激しく」、今年の漢字「戦」に象徴されるような、プラス面、マイナス面で「戦」にあふれる一年でした。生徒たちにとって、しっかりと一年を振り返り、「新たな挑戦」に思いを馳せる、冬休みにしてほしいと願っています。今朝の、湿った思い雪による様々な障害、インフルエンザとコロナの同時流行の兆し、健康で、安全に、みんなが前向きになれる年末年始となることを願っています。

1、「生涯にわたって学び続ける人に・・」 学校だより 巻頭言より

 その年の世相を表す「今年の漢字」は「戦」でした。軍事侵攻により長引く「戦争」は、多くの尊い命を奪い、世界中の社会や経済にも大きなダメージを与えています。新型コロナのパンデミックや円安・物価高騰禍での「生活や安全を守る戦い」、「スポーツの分野での熱戦や感動的な挑戦」・・・子どもたちにとっても、夢や志をもち、未来をたくましく生きる人になるための、コロナ禍での、「学びの挑戦」となった2022年が終わろうとしています。

 

「主体的に学び 心豊かに行動し 最後までやり切る生徒の育成」を重点に、教職員が一丸となり「チーム千中」で取り組んできた令和4年度も集大成の時期を迎えます。これまで、「あたり前だった日常」が大きく変わり、大人が知っていた知識を子どもたちが理解する(記憶再生型の学習)だけでは通用しない時代がすでにやってきています。先が見えない感染拡大、温暖化や異常気象、Society 5.0に象徴される社会の大きな変革。かつて経験したことのない変化の激しい未来をたくましく生きていくために、大切なことを以下のように考えています。

①好奇心を持ち、主体的に、課題にチャレンジする ・・「自立的学習者として」

➁自ら考え、判断し、思考を深める        ・・「協働・対話の中で磨く」 

③自分らしく豊かに表現する           ・・「表現力等活用する力を身につける」

この過程で、学びや思考が、ひとりよがりなものに陥らないように、「多様な他者と豊かなコミュニケーションで協働・対話しながら・・」が、今一番大切だと感じています。AIが進化し、ICT・IoTの時代が到来しているからこそ、「自他を尊重し、多様な他者と笑顔でつながるコミュニケーション能力(デジタルコミュ力を含む)」の獲得が大切になってきます。「文化や言葉の違いを乗り越え、理解し合い、協働する力」こそ、これからを生きる若者に必要な基礎的な力と考えています。

 

 新しい年を迎えると、いよいよ3年生の自己実現への「挑戦」です。3年生の希望進路が、農業、商業、工業、食について、酪農、語学、スポーツや音楽、職業科の高等支援学校、通信や単位制等々、多様な特色を持った高校であり、自己の強みを活かせる多様な進路先を選択していることを頼もしく感じます。先日、「北海道の高卒・大学卒の就職者の3年以内の離職率」が、「高卒41%、大卒34%」という報道に愕然としました。もしかすると、中・高あたりで抱いた「なりたい自分と目指した進路」と、「就職して始まった社会人生活あるいは仕事」に、何かギャップがあったのでしょうか?「いつまでも日本は終身雇用制」とは言いませんが、義務教育9年間をあずかる学校として、キャリア教育がどうだったのか、残念な気持ちもぬぐえません。

 

 義務教育9年間を終えるまでに、自立・共生できる人を育てるのが目的です。「確かな学力も、豊かな心も、たくましいチャレンジ精神も」自己の強みを活かし、学び続ける人を育てるのがゴールです。生徒の皆さんも2022年を振り返り、自分自身の「良さや可能性」を再確認してください。そして、仲間や家族と対話し、新たな目標、新たなステージに思いをはせる新年としてください。勉強も、音楽もスポーツも、まずは目標設定です。

 

 この一年の保護者・地域の皆様の学校へのご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げますとともに、来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い、師走を迎えての言葉といたします。この一年、ありがとうございました。

 

2、「学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業」 

 写真1:2年生社会では、1900年代初頭の不平等条約改正の道のりについて学んでいました。「治外法権」や「関税自主権」についてスライド等でも理解し、関税自主権の回復等にどう取り組んでいったのか、歴史の歩みをたどっていました。

 写真2:理科では、乾燥した冬に良く体感する静電気についてストローやティッシュで、起こっている現象を科学していました。「物体は+と-の電気をそれぞれ同じだけ持っていて・・」「物体の電気のバランスが崩れている状態・・もしくは、バランスを崩している電気そのもの・・」「異なる物体同士がこすったりなどして接触したとき・・」目には見えない原子・電子・・起こっている現象を理科・科学の見方・考え方を働かせて科学する・・生徒の皆さんの真剣な表情が印象的です。

 写真3~6:1年生英語では、ALTの先生も入って、「英語すごろく」。コミュニケーションツールとして英語ですから、話す・聴く・伝えるといった「コミュニケーション活動」は欠かせません。サイコロで出た目の数に示された質問に英語で答えながらゲームは進んでいました。何より楽しみながら学んでいるのが最高です。

 写真7~9:国語では、故事成語をイラストとともに描いていました。なかなか、言葉とその意味、どんな出来事から生まれてきたか等々、暗記というわけにいかないので、こうした五感を働かせた「活動・作業」を通して、理解や活用につなげます。「・・・なの、そうじゃないの???」疑心暗鬼のイラストには、笑ってしまいました・・。

 

12.20Tue. 千歳市中学校 生徒会交流会

 千歳市の生徒会交流会が開催されました。「どんな日常活動?」「いじめ撲滅の取組は?」「学校行事の工夫は?」といった、日頃、見聞きすることはできない各校の特色ある生徒会活動について、わかりやすいプレゼン説明と意見交流ができる貴重な機会となりました。

 主体的に考え計画・立案する⇒確かな準備にもとづいて実践⇒事後の振り返り・評価を大切に⇒工夫改善に向け新たなアクションという一連の生徒会活動のPDCAサイクルが、社会に出て、仕事に就いたときも役立ちます。「小中学校で生徒会〇〇委員として頑張ってきたことが、仕事に役立っています」等と社会人からよく聞きますが、何か事業を行う時にPDCAサイクルを確実に回すこと、その際に必要な「コミュニケーション能力」や「責任感・実行力・創造力」等は、学生時代のこうした経験から培われるものです。

 後期後半から掲げた生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』にあるようにひとりひとりがその個性と思いを輝かせ、個として、集団として、躍動し光輝く・・・主体的で、創造的な生徒会活動に期待しています。

 

12.15Thu. 学び続ける人に・・コミュニケーション力と共に

 「知識再生型の学習から、自立的学習者としての学びへ」、知識・理解を増やすことも大切ですが、自立的に学習に向かい自ら考え、学び取る、学び続ける力の習得がとても重要な時代だと言われています。それは、これまであたり前だと考えていた日常が大きく変わり、(いわゆる)大人が知っていた知識を子どもたちが理解するだけでは通用しない時代になってきているからです。それほどに進む、グローバル化、情報化の中で、自ら学び続ける人になって下さい。問題のチャレンジ場面で、2年生数学では、「学び合い教え合い」で、対話的に学んでいます。自ら学び続けることと同時に、「協働とか対話とか」、コミュニケーション力を活かして共生していく力もより重要性を増してきます。情報化社会やSNSの発展、オンライン・・コミュニケーション能力は、落ちてきているのでは・・と考えさせることもあります。「デジタルコミュ力(りょく)」等というコマーシャルも流れていますが、対面でも、デジタルやオンラインの世界でも、豊かなコミュニケーション能力の獲得は不可欠です。共に学び、共に切磋琢磨して、コミュ力(りょく)を高められる・・それが教室・ホームルームの強みです。

 【3年生:進路実現直前の学年末テストに真剣に取り組んでいます】

【1年生英語:Let's make a sign!  思い思いのsignを作成中。楽しみながら英語の表現力を・・】

【1年生数学:点0を中心に90度「回転移動」 頭の中で、図形が回転しながら移動すイメージ。持てますか・・】

12.14Wed. 学校図書館の活用

  国語科や言語活動場面での図書館等の有効活用がよく言われます。2年生国語では、本校の学校図書館司書、木村さんの協力を得て、「図書館を利用した“ 調べ学習” 」にチャレンジ。一人一人に渡されたミッションカードには、「絶滅のおそれのある日本の野生生物において・・・・・環境省レッドリスト2020掲載種数表において、絶滅危惧種とされる日本の野生生物の種類数は???」等といった、ちょっと難解なミッションも・・。図書の日本十進分類法の表とにらめっこしたり、司書さんの図書分類の説明等をヒントに、課題解決に取り組んでいました。

 ネット検索すれば、ビックデータから必要な情報が簡単に得られる時代となっていますが、「どこをヒントに必要な情報にたどりつこうか?こんな角度から正解にたどりつけないか・・」等々、それこそ、「五感を働かせて、必要な書籍にたどりつき、必要ページに行き、情報を取得しまとめる・・・」一見、遠回りしているようで、正解に至る過程で、予測し、探し、書き、まとめるといった思考過程が、「正解としての答え」だけでなく、「正解を導き出すための思考の仕方」を身につけるのでは・・と感じながら、授業を見せてもらいました。

 

Myゴールサポート講座②

 12月13日(火)放課後に今年度2回目のMyゴールサポート講座を行いました。1回目に続いて今回も紫明女子学院の先生2名に来校していただき、『気持ちの上手な伝え方』アサーショントレーニング講座を実践していただきました。自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちも大切にしていくことの重要性をいろいろな事例を出しながら説明してくれました。参加した生徒たちも積極的に最後まで講座を受けて、多くのことを学ぶことができました。