2022年6月の記事一覧
6.16Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業2
3年生理科の授業では、「化学変化とイオン」の分野でしょうか、ダニエル電池の実験を振り返りながら、電池の仕組みやイオンについて学習を深めていました。「見えないけれども目の前で起こっている化学変化を理科・科学の見方・考え方で説明できる」、そうした力がついてくることで、ますます、「科学の不思議、おもしろさに引かれていくんだなぁ」と感じました。
2年生数学では、中間テスト対策での個別の学習でしたが、問題の解き方について、「教え合ったり、議論し合ったり」する雰囲気が、とっても素晴らしいと感じました。「人に分かりやすく教えられるようになった知識や考え方は、より確実に自分のものに」なります。アウトプットすることで、より理解が深まる学習方法は、勉強はもちろん、スポーツや音楽でもよく活用されます。「教え合い、学び合い」で共に力を伸ばしましょう。
1年生数学は、碁石を並べて作った三角形の碁石の数を出す方法(方陣算)を「一つの方法ではない、幾通りもの考え方」を導き出していました。「数学は、答えがひとつだから美しい」という人もいますが、「答えを導き出すための、数学的な見方や考え方、解答方法」は一通りではないので、こうした数学の授業は、とても大切だと感じました。
6.16Thu. 自律と自治力
明日は、前期中間テストです。これまで積み上げてきた学習がどれくらい身についているのか?その成果と課題について明らかにし、今の力を計るというねらいがあります。テスト自体も大切ですが、テストが帰ってきたとき、「どこを理解していて、どこがわかっていないのか」が明らかになり、次につながる活用をしてください。
朝自習期間、どの学年も、家庭学習ノートを提出して学習状況を点検したり、諸活動がない期間の集中的な学習時間の確保等、確認し呼びかける委員会活動を行なっています。Myゴール手帳を利用した学習計画や反省を修正しながらテスト週間の家庭学習にも工夫をしているようです。また、「学校生活を自らの力で・・」という観点で、どの学級も日直が朝の会を進行し、目標の設定や委員・係からの生活・学習の連絡事項を生徒主体の活動として行っています。
①「自分の生活や学習、身だしなみや時間の使い方等、セルフコントロールする力である自律的な生活」
➁「学級・学年・学校を小さな社会として、その社会生活を規律ある、豊かなものにしていこうという自治力」
は、日常のこうした委員会活動や学級・学年の役割の遂行とその責任の中で培われるものと考えています。スポーツ部活動でも「日常がグラウンドに出る」とか、日常の努力の仕方、その継続性と質が、結果となって現れることが指摘されます。また、1,2年生の間に、基礎的な技能・基本となる考え方や行動の仕方等をしっかり積み上げてきた選手は、3年生・さらには高校生になり、心・技・体が充実してきたときに、自らの「思考・判断・表現力」が開花し、指導者も驚くほどの「伸び」を見せることがよくあります。
基礎・基本を大切にした、目標を持った「たゆまぬ」努力の積み重ねが、様々な状況にも対応できる真の「生きる力」を培うことにつながる。勉強も、委員会活動も、部活動も共通している気がしてなりません。
自律した学習と生活、集団の自治力を磨いて行きましょう。
6.15Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業
生徒の「わかった、できた、おもしろかった」が次なる「学ぶ意欲」につながり、「子どもたちが自律的学習者として学び取る」授業、「わかる授業」をつくろうと教科の専門性を生かしながら先生たちも、日々工夫しています。ICT活用についても効果的な活用方法について、研究・研修を深めながらの授業づくりです。
1年生音楽では、豊かな表現で歌ったり、音楽鑑賞で様々な音楽のすばらしさを味わうことはもちろん、そうしたことを支える音楽の知識・技能や楽典についても学び取ってほしいと授業が進められていました。
2年生美術の「自分のシンボルマークをつくろう」では、自分らしい思い思いのシンボルマークをデザインし表現力を発揮していました。作業中、おしゃべりせず、集中して取り組む姿に作品制作への意欲的姿勢が感じられます。
2年生の国語では、文節、単語、品詞や活用等、ことばについての基礎的な事柄について、ワーク等も活用して学習しています。
3年生の社会科では、「人権」について考える授業。ハンセン病患者として差別や偏見を受けてきた人たちの動画等も視聴しながら、「人権」という考えの生い立ちや広がり、歴史的背景等についても考えを深めています。
2年生英語では、英語のスキットから、If(もし~ならば)といった文章表現について学習していました。
“If you can dream it, you can do it.” 夢や志を持って努力しよう。「願えば叶う」
6.14Tue. 前期中間に向けて
前期中間テストが17日(金)に迫りました。MYゴール手帳を活用して学習計画を立てたり、学習委員会が家庭学習の状況を毎朝確認したりする様子が見られます。
本校の算数‐数学の学習状況を見ると、確立や図形といった中学校に入学してからの単元で、しっかり学習のポイントを押さえることができた単元は比較的理解度が高いのに、数や式、方程式、関数といった積み上げてきた知識や数学的な見方・考えたを働かせて、粘り強く答えを導き出す単元に若干の弱さを感じます。2年生数学では、連立方程式の「未知数が二つ、式が二つ」の連立方程式から、「文字を一つにしてXとYの値を導き出す方法」を丁寧に学習していました。基本的な解法のテクニックをマスターしたらあとは、反復練習で力をつけてほしいところ。数多く問題を解くうちに自分がつまずきやすい傾向も見えてくるもの(+-符号や両辺に×÷ときにミスをする等)取り組む中で、「自分の理解度や陥りやすいミスの傾向等が見えてくる」といいですね。
英語科では、4コマ漫画から会話文を創造するという「正解がひとつではない問題、自ら考え表現する力が問われる問題」にチャレンジする3年生の姿がありました。グループ学習から、4コマ漫画のストーリーにふさわしい表現について考え、共有(シェア)し、英文表現(現在完了で表現しよう)を学習していました。コミュニケーションツールとして生きた英語力を身に付けるため、「自分で考えたことを適切に表現すること」がとても重要視される時代であることを感じます。
国語科では、未熟・楽観的・誠実等のことばを一つ選び、その言葉の意味を調べたり、「例えば~」のように例文をつくる学習をしていました。タブレットでGoogleフォームを使って個々のできばえを確認することはもちろん、ノートに書いてまとめたり、ネットでしらべたコピーペーストだけでなく、自分で例文をつくって正しく使って表現する。この学習も「読み、聴く、書く、話す」という基本を大切にしながら、「思考力・判断力・表現力」といった活用する力をつけるにはいい学習なのだと感心します。1~3年生まで、NRTや様々な学習調査を見ても決して低くありません。益々、表現力を伸ばしてほしいと思います。(この力は、他の教科にも影響してきますから・・)
6.11Sat. 市内中体連2日目
途中雨の中体連となってしまった2日目。コンディションとしては厳しい状況の中、ソフトテニス、野球、サッカー等のチームは、中断措置等を取りながらの2日目。どの種目会場でも、大熱戦となり、最後まで粘り強く闘う姿に心打たれました。積み上げてきた努力が結果となって管内大会等につながったチーム、あと一歩及ばず管内大会への道は閉ざされ悔しさをにじませるチーム・・・「努力は結果を約束するものではないけれど、成長を約束する」もの。前を向き、次のステージへ、今大会の成果と課題から新たな目標を立ててほしいと思います。2日間、お疲れ様でした。試合での出番はなかったかもしれない1,2年生にとっても、チームのために役割を果たし、先輩の姿や思いを目の当たりにして、今後の自己実現に生かしていきましょう。