学校行事
12.20Tue. 千歳市中学校 生徒会交流会
千歳市の生徒会交流会が開催されました。「どんな日常活動?」「いじめ撲滅の取組は?」「学校行事の工夫は?」といった、日頃、見聞きすることはできない各校の特色ある生徒会活動について、わかりやすいプレゼン説明と意見交流ができる貴重な機会となりました。
主体的に考え計画・立案する⇒確かな準備にもとづいて実践⇒事後の振り返り・評価を大切に⇒工夫改善に向け新たなアクションという一連の生徒会活動のPDCAサイクルが、社会に出て、仕事に就いたときも役立ちます。「小中学校で生徒会〇〇委員として頑張ってきたことが、仕事に役立っています」等と社会人からよく聞きますが、何か事業を行う時にPDCAサイクルを確実に回すこと、その際に必要な「コミュニケーション能力」や「責任感・実行力・創造力」等は、学生時代のこうした経験から培われるものです。
後期後半から掲げた生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』にあるようにひとりひとりがその個性と思いを輝かせ、個として、集団として、躍動し光輝く・・・主体的で、創造的な生徒会活動に期待しています。
12.15Thu. 学び続ける人に・・コミュニケーション力と共に
「知識再生型の学習から、自立的学習者としての学びへ」、知識・理解を増やすことも大切ですが、自立的に学習に向かい自ら考え、学び取る、学び続ける力の習得がとても重要な時代だと言われています。それは、これまであたり前だと考えていた日常が大きく変わり、(いわゆる)大人が知っていた知識を子どもたちが理解するだけでは通用しない時代になってきているからです。それほどに進む、グローバル化、情報化の中で、自ら学び続ける人になって下さい。問題のチャレンジ場面で、2年生数学では、「学び合い教え合い」で、対話的に学んでいます。自ら学び続けることと同時に、「協働とか対話とか」、コミュニケーション力を活かして共生していく力もより重要性を増してきます。情報化社会やSNSの発展、オンライン・・コミュニケーション能力は、落ちてきているのでは・・と考えさせることもあります。「デジタルコミュ力(りょく)」等というコマーシャルも流れていますが、対面でも、デジタルやオンラインの世界でも、豊かなコミュニケーション能力の獲得は不可欠です。共に学び、共に切磋琢磨して、コミュ力(りょく)を高められる・・それが教室・ホームルームの強みです。
【3年生:進路実現直前の学年末テストに真剣に取り組んでいます】
【1年生英語:Let's make a sign! 思い思いのsignを作成中。楽しみながら英語の表現力を・・】
【1年生数学:点0を中心に90度「回転移動」 頭の中で、図形が回転しながら移動すイメージ。持てますか・・】
12.14Wed. 学校図書館の活用
国語科や言語活動場面での図書館等の有効活用がよく言われます。2年生国語では、本校の学校図書館司書、木村さんの協力を得て、「図書館を利用した“ 調べ学習” 」にチャレンジ。一人一人に渡されたミッションカードには、「絶滅のおそれのある日本の野生生物において・・・・・環境省レッドリスト2020掲載種数表において、絶滅危惧種とされる日本の野生生物の種類数は???」等といった、ちょっと難解なミッションも・・。図書の日本十進分類法の表とにらめっこしたり、司書さんの図書分類の説明等をヒントに、課題解決に取り組んでいました。
ネット検索すれば、ビックデータから必要な情報が簡単に得られる時代となっていますが、「どこをヒントに必要な情報にたどりつこうか?こんな角度から正解にたどりつけないか・・」等々、それこそ、「五感を働かせて、必要な書籍にたどりつき、必要ページに行き、情報を取得しまとめる・・・」一見、遠回りしているようで、正解に至る過程で、予測し、探し、書き、まとめるといった思考過程が、「正解としての答え」だけでなく、「正解を導き出すための思考の仕方」を身につけるのでは・・と感じながら、授業を見せてもらいました。
Myゴールサポート講座②
12月13日(火)放課後に今年度2回目のMyゴールサポート講座を行いました。1回目に続いて今回も紫明女子学院の先生2名に来校していただき、『気持ちの上手な伝え方』アサーショントレーニング講座を実践していただきました。自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちも大切にしていくことの重要性をいろいろな事例を出しながら説明してくれました。参加した生徒たちも積極的に最後まで講座を受けて、多くのことを学ぶことができました。
12.13Tue. 面接
3年生の「修学旅行新聞」の掲示物の上に、合格祈願の絵馬が飾られ、面接練習や入学試験願書の作成を目にする時期となりました。自分自身が希望している高等学校の「スクールポリシー」に合致した人物であることをアピールする「自己推薦」初年度。「◇◇を意識して学んできて、□□□な力がつきました。将来〇〇と考えていて、高校では△△について頑張りたいと考えています」と述べている自己推薦文や面接の答弁が、『その高校の打ち出しているスクールポリシーに合致している』ものであり、高校が「この生徒なら高校で個性を伸ばしてくれるだろう」と納得させる『文書と表現』は、そう簡単なものではありません。何度も推敲や練習が必要となるでしょう・・。
3年生の模擬面接練習に参加させてもらって、受験期の生徒の真剣さに心打たれました。生徒同士で練習している姿も立派です。
1、公立高校を例に面接内容を考えると
①生徒自身について ②中学校生活についてのこと ③家庭・家族のことについて ④受験について ⑤高校について ⑥社会問題、校則についてどう思うか 等。
2、具体的対策は、
①一番問われる『志望動機』・自己の強みをアピールする『自己PR』をどうつくるか・・
②面接は、「第1印象で75%が決まる」といわれるように 最初が肝心!第一印象をよくしよう
③定番!よくある質問と回答例!丸暗記すると「目が泳ぎ」「棒読みになる」・・・項目でまとめ臨機応変に
④正しい対策・準備で高校受験の面接を攻略しよう
3、良く質問されること
❶「なぜその高校でなければならないのか」を述べる『志望動機』 ❷具体的なエピソードを盛り込み、「努力の仕方や苦労したこと、その経験を通して自分が学んだことなど」を伝える『中学校で頑張ったこと』 ❸「高校で新たにチャレンジしたいこと」や「将来の夢のために努力したいこと」等を強く主張する『高校でやりたいこと』 ❹裏付けるエピソードを交えた『長所』と改善策の具体を加えた『短所』 ❺夢の実現の具体的努力ポイントを明らかにした『将来の夢』 ➏「そのこと」に対して、自分の考えを明確にした『世の中のニュース・出来事について』
等です。「暗記」ではなく自分らしい言葉で、箇条書きに書き出し、順序良く回答できるように準備しましょう。生涯の節目節目の中で、『面接』は何度も経験する(勤務や業績等に関する面談は、1年に何度も行われる)ものです。入試、就職試験、〇〇試験・・・。しかし、練習する機会は、中学生時代くらいです。是非、高校入試を機に、面接の基本をマスターしてください。『特別なことでなく、あなたらしさをどう伝えるか、相手を笑顔にさせられたら最高です』最近、ある公立高校では、「みなさんが社会に出るであろう10年後までには、人類の仕事の約5割がAIないしは機械によって代替され、消滅すると予測されています。そんな中であなたは、どんな職業につきますか?」といった、AIやロボット、Society 5.0といった遠くない未来の中で、どう生きるかの問、「あなたにとって、学ぶって何ですか?」といった抽象的な質問から、その人の学び方や生き方を問うような問題も出題されています。
面接練習を通して「自己の強みを知り」「将来像を描き」「そのために高校ではどう頑張りたい」を自信をもって応えられるよう、今の生活や学習から見直すことが大切です。「試験の時だけ、いい自分を取り繕おうとしてもすぐぼろがでます」そんなに、世の中、社会は甘くないので、(義務教育を終えて)「自立した学びへ、高等教育を受ける」ということは、それ相応の「自覚と責任」が問われると言うことです。15の春に向け、やることはたくさんありますよ。がんばれ受験生!!
12.13Tue. 「表現力」を考える
1、第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテスト
第17回 北海道小・中・高生 短歌コンテストに出品した本校2年生の短歌が、入選並びに二次審査通過作品となり作品集に掲載されました。テレビ番組で俳句づくりが大きな話題になっていたり、俳句・川柳・短歌など、「短い言葉の中に広がる無限の表現力」を感じます。こうした言葉を使った表現活動には、①何気ないもの(こと)から美しさ、おもしろさを読みとる感性がみにつく ②素晴らしい句からは、鮮明に風景として想像できる ③伝わりやすい文をつくることで、構成力が身につく ④「語彙力」がつき、表現力がみにつく
といったメリットが・・。素晴らしい作品を、(入選作品については)作品集のコメントとともに紹介します。
【中学生の部 入選】
父帰宅二年も待った再会に心躍りし三月の夜 千歳中学校 2年 大日向賢哉
講評:父は単身赴任をしているようだ。コロナ禍で父に会えずに2年が経過した。たくましく成長した作者を父は頼もしく思ったことだろう。再会の時を具体的に詠み込んでいて良い。
【中学生の部 二次審査通過作品】
満月がひすいの海に溶けるまであなたを待った長く長く 千歳中学校 2年 松坂安祐美
2、日常に見る「豊かな表現力」
変化の激しい時代に対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成ということが、とても重要視される時代です。もちろん、社会で生きて働く「知識・技能」も大切ですが、(”基礎ができてから応用”だけではなく)「基礎・基本となるベーシックな力」と応用・発展・深化といった「活用する力」としての「思考・判断・表現力」をスパイラルに育成していくことが重要だと言われています。
「日曜日の初耳学」というテレビ番組で、ユニバーサルスタジオジャパンを再生させたマーケター森岡毅さんと林修さんの対談があり、とても興味深い話でした。森岡さんは、就職に悩む若者に「自分の強みを活かせる(会社ではなく)職種に進むべき、自分は何が得意か何をしていて楽しいかの強み・適性を知ることが大切、なりたい自分となれる自分は(適性の問題から)違うのでなれる自分のロールモデルを見つけること・・」等々、キャリア教育にはもってこいの内容でした。
「表現力」といっても、多種多様な表現力があり、人それぞれ、多様な個性・強みを持っています。その強みを伸ばすことからスタートして、豊かな表現力、自分らしい個性を伸ばしていってほしいと願っています。
12.3Sat. 土曜授業 人権教室
本日の土曜授業では、千歳市人権擁護委員協議会の中島会長(元千歳中学校校長)による人権教室を行いました。コロナ禍を配慮し、各教室へのDVD配信・視聴とワークシートで学習を進めました。アニメでも人気のある『聲の形』の実写版のようなDVDから、多くのことを考えさせられました。どのクラスもしっかりDVDを見て、考え、ワークシートに記入していました。
生徒会福囿副会長のお礼の挨拶(概要)を掲載します。
『本日はお忙しい中、私たち千歳中学校の生徒のために沢山のことを教えていただきありがとうございます。DVDを見て、改めていじめの恐ろしさを知ることができました。それと同時に、一人一人の個性を受け入れ、尊重していきたいと思いました。これからは、今日教わったことを生徒一人一人が心に留め、しっかりとコミュニケーションをとって、相手を思いやることを心がけたいです。
そして、この千歳中学校を「いじめゼロ」にし、全校生徒が安心して学校生活を送れるようにしたいです。本日はありがとうございました。
12.1Thu. 「税に関する標語」伝達表彰
清少納言 枕草子「春はあけぼの」の一節に・・
冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。【口語訳:冬は早朝が良い。雪が降(り積も)っているのは言うまでもなく(素晴らしく)、霜が降りてとても白いのも、またそうでなくても、とても寒い早朝に、火などを急いでおこして、(廊下などを)炭を持って移動するのも、たいそう冬の朝にふさわしい。昼になって、生暖かく、寒さがだんだんとやわらいでいくと、火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。】・・・・とあります。
「冬の早朝、雪が降った時などは言うまでもなく素晴らしい」と日本の四季の変化、あまりの冷え込みに(ストーブや暖房のない時代)炭火を起こしてあわただしく一日のスタートをきる早朝の一コマの風情を詠んだ随筆です。それにしても、早朝の冷え込み、雪の心配、朝夕の暗さ・・師走、「今年もおしせまったなぁ・・」と感じさせる今日この頃です。
全ての学年、三者懇談が行われています。生徒・保護者・担任が三者そろって、成果や課題を確認し、目標やゴール、将来像等について共有する貴重な機会です。コロナ禍、子どもたちの日頃の学習や生活の様子を見る機会も限られているここ3年ですので、是非、有意義で、前向きな生活につながる面談となることを期待しています。
1、令和4年「税に関する標語」表彰者
優秀賞 野口 愛由 「税のリレー 未来へつなぎ 築く社会」
優秀賞 岩渕 充希 「税金で つなぐ僕らの 明るい未来」
入 選 三戸 悠矢 「国の未来 つなげていこう 税金で」
社会科「公民分野」で学習したことに関連し、取り組んだ標語なのでしょう。納税という義務や責任を果たし、それが私たちの未来社会、国・社会づくりにつながる・・ということを短い言葉で、豊かに表現できていて感心しました。千歳市租税教育推進懇話会より表彰を受けましたので、賞状を伝達表彰しています。
2、STEM教育・STEAM教育
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。技術革新が進み人工知能の影響で世の中が大きく変化する時代の中で、これら5つの分野の学習を通して、子どもを今後のIT社会に順応した人材に育てていこうという教育です。「アクティブラーニング」という学び方・学び取り方が重要視されている昨今、科学的なものの見方、分析力、考え方といったものが身につき、活動や実践をともなって真の知識・理解、思考力・表現力を獲得するという学び取り方に期待をしています。
【理科の授業の中で、実験や活動を通して意欲的に学習している様子】
11.25Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる授業17
国語科「古典を読み解く、味わう」
2年生の国語科では、兼好法師による随筆「徒然草」から「仁和寺にある法師」を学習していました。日本の三大随筆である、①枕草子(平安時代) 清少納言 ②方丈記(鎌倉時代)鴨長明③徒然草(鎌倉時代)兼好法師(吉田兼好)については、前時に確認していました。2年生になって間もない頃、「春はあけぼの ようよう白く成りゆく・・」と、枕草子について学びました。
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枕草子の「春はあけぼの」
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行く とて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などの つらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風の音、虫の 音など、はたいふべきにあらず。冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず、霜のいと白きも、また さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るもいとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。
徒然草の序段
「つれづれなるままに、日暮らし、硯すずりに向かひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」
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等々、古典独特の古文のリズムや古語の意味、言い回し等を読みや暗記とともに学習し、随筆を味わう学習をしてきました。何十年も前に暗記した古典の有名な一節は、リズムでけっこう記憶に残っているものです。(平家物語の冒頭等)兼好法師の徒然草は、教科書に「口語訳」が書かれていない初の随筆でもあるので、口語訳をしっかりできるか・・少なくともそこに書かれたエピソードの内容を読み取り、味わうことが大切な授業。(それができないと、古典の試験問題に回答できないうこともありながら)随筆に込められた先人の「教訓や逸話、エピソードの内容」をぜひ読み取り、味わう楽しさを感じてほしいものです。
「仁和寺にある法師」
「心うく覚えた」のって何?・何を「かばかり」と思った?・「尊くこそおはしけれ」と勘違いしてしまったものは何?・「ゆかしかりしかど」って何が知りたかった?・どうして僧は「山までは見ず」だったのか?・・・
そして、最後に『少しのことにも、先達(せんだつ)はあらまほしきことなり。』としめくられた教訓の意味あいを「なるほど」と読み味わえるよう、ストーリー・あらすじを理解できるといいですね。
生徒達は、現代語訳のない「仁和寺にある法師」をグループで協力しながら、読み解いて、読み味わって、いました。「協働的な学び」といいますが、活発な言語活動から、考えを広げ深め、筆者独自のものの見方にふれることで、自分自身の見方や考え方を広げることに「おもしろさ」があります。古語や独特な表現、言い回し・・・読み解く、読み味わうにはとてもいい題材です。学習の深まりに期待します。
11.24Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業16
「教え合い学び合いのある授業」「アウトプット」
1、数学
2年生数学科、図形の分野。「わかったできた」「??わからない」がはっきりし、得意不得意がわかれてしまいがちな領域。授業では、「角度を求める問題」で、「教え合い学び合い」の時間を設定していました。「見方・考え方」、「回答への糸口が見えていない生徒」が、解答に至った生徒にねばり強く訪ねていました。すでにわかっている人も、「わかりやすく、順を追って説明」すること(アウトプット)で、より理解を確かなものにし、わからない人への「理解のヒント」を発信しています。「教え合い学び合い」が対話的な学びとなり、生徒自らがアウトプットする授業が、「思考力・判断力・表現力」の育成に大きくかかわっているように感じました。「個別・最適」だけではつけられない、協働によって深まる学びのヒントが、こうした何気ない授業風景に見える気がします。
2.体育
1年生保健体育科、器械(マット)運動。得意・不得意が出がちな領域ですが、技のポイントを理解し、できばえやコツを指摘し合い、タブレット動画撮影等も行いながら、「体験・実技」をともなった「学び合い教え合い」が素晴らしい授業でした。「何ができるようになったか」、知識だけでなく、心技体のパフォーマンスが問われるのが、実技教科の知識・技能、自分のできる技、得意な技を駆使して自分らしい演技表現したり、上達のための工夫ある練習等、「思考力・判断力・表現力」も大切になってきます。補助をしあったり、技のポイントをアドバイスしたり・・生徒が主体的に参加する「対話的な学び」が、「できた」「おもしろい」につながることを願っています。
11.22Tue. 生徒大会・3年生社会科「働くということ」
11月に入り、今までにないような感染拡大状況で、千歳中学校、千歳中学校区の小学校でも、学級、学年の閉鎖が相次ぎました。家庭内感染も急増しています。①5~10度程度の低温でのウイルスの活発化 ②低温と乾燥 ③換気のしずらさ ④行動制限をともなわない社会経済活動 ⑤旅行者の増加 等々、様々なことが影響しているのかもしれません。各家庭においても、「感染拡大期」であることをいつも以上に留意し、基本的な感染症予防策やリスク回避について注意喚起願います。
1、生徒大会
5,6時間目に生徒大会が行われました。第一部は、「生徒会テーマと委員会活動の年間計画」について、第2部は、「いじめについて考える」です。コロナ禍もあり、対面での集会形式は取れませんでしたが、生徒会・各委員会が準備・計画してきた活動計画や2022後期~2023前期の生徒会テーマについて説明・質疑・応答がありました。生徒会活動は、全校生徒のリーダーシップとフォロアーシップに支えられた自治的な活動です。仕事や役割を自覚し、責任を果たす等、将来、社会の一員として自立した生活を送るベースをつくります。第1部のテーマや活動計画への質疑応答には、千歳中生徒会の質の高さを感じました。
生徒会テーマ 『 輝想(こうそう) ~ ひとりひとりの想いを輝かせて ~ 』
第2部では、学級で議論し、考えた内容、自分の思いを風船に描いた「いじめゼロ宣言」のポスターを作成し、いじめ撲滅のために自分たちができることについて、自分事として議論してきました。その学級活動の様子等、代表委員から紹介も実に立派です。変化の激しい時代に、社会に出た時、「多様な他者と協働し、新たなものを創り出していく力」がなければ立ち行かない世の中です。「いじめを生まない風土づくり」に力を発揮するのは、みなさん一人一人です。
2、3年社会科「働くということ 働くことの意味と働く人の権利」
3年生社会で、上記のような課題の授業を行っていました。模擬のアルバイトの求人広告を見ながら、「どこに問題があるだろう?」「その理由は?」と働くことについて、自分事として考えていきます。労働基準法、最低賃金や未成年年少者の深夜労働禁止、男女雇用機会均等法等々、法的な根拠等もあきらかにしながら、「働くこと」について考えを深めていました。
11.19Fri. 様々なテストは終わった時こそ大切
2年生のあるクラスの通信に、テストが終わった時こそ、「学び直しの絶好の機会」という話が掲載されていましたので紹介します。「現段階での、自分自身の各教科で培った力がどれくらいで、成果と課題は何なのかを明らかにして、次につなげる」と言った意味(形成的評価といいます)で、テストは終わった時こそ大切。誤答から見える自分の弱点を見つけて、早めに「できるようになる」ことが、力をつける近道・・「テストノート」という誤答の解き直しノートを作成させていた教科の先生も少なくありません。学び直しを次なるステップアップへ・・
11.16Wed. R4ちとせ青少年育成市民会議顕彰セレモニー
令和4年度ちとせ青少年育成市民会議顕彰セレモニーが12日(土)北ガス文化ホール大会議室で開催されました。本校2年生3名も表彰されましたが、学年閉鎖期間中ということもあり、顕彰セレモニーへの参加は辞退させていただきました。ふるさと千歳、青少年が「安心」「安全」で健やかに暮らし、健やかな成長を願って、地球環境を守り育んでいくといった願いから「千歳市青少年育成市民会議」が主催となって、中学校1年時の市民憲章普及作文の表彰や少年の主張、スポーツや音楽・文化に活躍が顕著であった団体や個人が顕彰を受けています。
母親の玄関掃除という何気ない日常から、空の玄関口である千歳市が「深呼吸したくなる」ような、美しく、いつも清潔に人々を迎え入れているまちであることの誇り、美しく「住みよいまちづくり」への決意が伝わってくる素晴らしい作文でした。北海道中体連において優秀な成績を収め、全国中学校体育大会に駒を進めた個人2種目について表彰されています。
【千歳市市民憲章普及作文 最優秀賞】
千歳中学校 2年 木村明日香さん(1年時市民憲章作文の最優秀賞)
『深呼吸がしたくなるまち千歳市』
私のお母さんは、気がつくといつも玄関の掃除をしている。そして、「必ず靴をそろえなさい。」と小さい頃から言われてきた。私は気になって、お母さんに聞いてみたことがある。「お母さんって、いつも玄関の掃除をしているよね。なんで?」お母さんは、玄関の拭き掃除の手を止めることなくこう答えた。「玄関って、その家の顔なんだって。それに住んでいる人の運気も良くなるし、なによりも心がキレイになるようで、気持ちが良いじゃないの。」
その言葉を、私は思った。私が住む千歳市って、北海道の顔、玄関口ではないのかと。
この冬、私は一人、飛行機乗って、おばあちゃんの住む街へ行った。飛行機から降りて、一時間ほどバスに乗り、電車に乗り換え三十分。半日がかりの大移動だった。その間私の目に映った、街並み、高層ビル群、常緑樹の山々は、素晴らしかった。でも、もう一つ私の目に映ったもの、それは残念なものだった。ポイ捨ての空き缶、たばこの吸い殻、食べ終わったお弁当の入ったビニール袋。千歳ではあまり見ない光景に、私は「これってお母さんが言っていた、その街の印象そのものなんだ。」と思った。
年が明けて、私は千歳にもどってきた。空港まで迎えに来てくれた車の窓から見た千歳市。やっぱりきれいだな。何だか分からないけれど、とても誇らしい気持ちだった。まだ書き上げていなかった市民憲章作文を題材とした課題作文。私の心はもう決まっていた。千歳市民憲章の第三章「美しく住みよいまち。」このことについて、千歳市民の一人として書いてみたい。そして、伝えたい。
北海道は、日本人が一度は旅してみたい都道府県で、常に上位にランキングされている。実際に来てくれた観光客の大半は、空の玄関口の千歳をその旅の出発点として選ぶ。私があの時車の窓から感じたように、その人たちもバスや電車の窓から最初に見る北海道の顔、千歳に感動してほしい。ゴミひとつ無い、自然の豊かな北海道を味わってもらいたい。街並みは、住む人々の心を映す鏡だと私は思う。きっと市民憲章の「美しく住みよいまち」をつくれば、人の心も美しくなるのだろう。私は、北海道の玄関であるこの千歳市が、いつも清潔に人々を迎え入れていることに誇りをもっている。
【水泳競技 個人】
千歳中学校 2年 森本 将太さん(2年時夏季中体連大会における全道・全国での活躍)
・北海道中学校水泳大会 背泳ぎ200m 第1位 背泳ぎ100m 第1位
・全国中学校水泳大会 出場
【スケート競技 個人】
千歳中学校 2年 廣瀬 友哉さん(1年時冬季中体連大会における全道・全国での活躍)
・北海道中学校スケート大会 1000m 第22位
・全国中学校スケート大会 出場
11.15Tue. 学ぶ意欲の向上とわかる授業15
1、英語科研究授業
Which do you like better,soba or udon? 2年生の英語の授業を特設授業として研究授業が行われました。隣の教室に動画配信して、教室内の人数を制限しながら教職員が参観。北海道教育長石狩教育局からも指導主事が参加して、今求められる授業像について教職員も学びを深めました。電子黒板での課題提示も活用しながら、多様なペア学習やクイズ形式での活発なコミュニケーション活動を通して、表現し、伝える力の基本となる「~の方が好きだ」「~が一番好きだ」という表現方法を学んでいました。英語もコミュニケーションツールですので、「自分や他者の意見や考えを伝えられる」実践的経験を通して、力がついていきます。失敗やわからないことを恥ずかしがったり、臆(おく)することなく対話的な学習を深める姿に、2年4組生徒の学びに向かう力のすばらしさを感じる授業でした。
【特設授業の様子】
【先生達の授業後の研修】
2、思考力を問う問題・・
R5年4月の中学校3年生を対象とした学力学習状況調査は、国・数・英で行われます。「話すこと」調査を全国的にどう行うか実施方法についても、様々検討されているところです。平成31年4月(令和元年)に実施された英語の調査問題は、小中義務教育で学ぶ子どもたちが、「英語科において〇〇〇な力をつけてほしい」という新しい学習指導要領のねらいが鮮明になるものでした。英語の「聴く・話す・読む・書く」はもちろん、英語の表現の仕方を理解しているだけではなく、「自分の意見や考えを英語を使って表現する力」が問われてきています。ですから、入試問題等、「英語〇字で答えなさい」とか「正解がひとつではない、あなたの意見を英語で表現して」といった傾向の問題も増えてきます。「試験に出る英単語」を丸暗記して語彙力を増やしていた20~30年前の大学入試とは、出題傾向も大きく変化してきています。
【H31年英語の問題の一部掲載】
➉海外のある町が、外国人旅行客にも分かりやすいタウンガイドを作成するために、「学校」を表す2つのピクトグラム(案内用図記号)のうち、どちらが良いかウエッブサイトで意見を募集しています。どちらかの案を選び、2つの案について触れながら、あなたの考えを理由とともに25語以上の英語で書きなさい。
⇒正解はいくつもあるので、何とも言えませんが、①どちらの案がいいか一つ選んで意見を書いている➁選んだ理由などについて二つの案に触れながら書いている③25字以上で が採点基準だそうです。このように「表現力」としてのアウトプット、「まとまりのある文書を書く」問題であり、「テーマについて考えを整理し,文と文のつながりなどに注意してまとまりのある文章を書くこと」ができるように普段から、練習することが大切なようです。
⇒正答例を記載しておきます。皆さんもチャレンジしてみてください。
I think A is better than B. I can understand that A has a blackboard, a teacher and students, but I have a question about B’s building. Is it a school? It is difficult for me, so I think A is better than B.
11.11Fri. 2学年閉鎖に伴う学びの保障
1、「学びの保障」
北海道、石狩管内、千歳市における新型コロナウイルスの感染拡大状況が、過去最大を記録する中で、学校でのさらなる拡大も懸念されることから、市教委と協議し、2年生の12日(土)までの学年閉鎖、2年生2クラスについては、14日(月)までの学級閉鎖という措置をとりました。これにともなって、千歳市の市民憲章普及作文やスポーツ顕彰への参加ができなくなったり、管内・市内の部活動の大会参加体制に制限がかかったりと、学校教育現場における「行動・活動制限」は、「社会の行動制限措置」よりも、厳しい現状です。しかしながら、未来を担う若者の健康や安全を守り、確かな学びと豊かな成長のため、家庭、関係各位の理解と協力をお願いしたいところです。
2年生は、クロームブックの持ち帰り、自宅待機生徒への受け渡し等を行い、本日から5教科を中心にオンライン授業を行っています。課題を提示し、子どもたちの理解の状況を確認しながら、画面共有や動画配信等を駆使して学習しています。自宅療養生徒も、オンライン参加が可能であるため、参加生徒が、学級100%に近いことは、皮肉な現象です。義務教育段階の発達と資質能力の獲得において、「対面」「協働」での学びが欠かせないものであり、第8波の感染拡大を封じ込め、後期の学びや自己実現の取り組みを充実させていかななければと考えています。
2、大きくジャンプするときは、小さくかがみこまなければ・・
2年生ある学級の「学級通信」を掲載します。「継続は力」、努力が結果となるまで、たとえなかなか成果が出なくても、スモールステップの「努力」⇒「結果」、成功体験を積み上げ、「伸び」と「自信」につなげてください。
3、学習方法の工夫
同じく2年生ある学級の「学級通信」、「五感を使う」を掲載します。自分の良さを活かした「学習方法の工夫」に参考にしてみてください。
11.9Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業14
【皆既月食・天王星食】
11月8日の夕方から夜にかけて、ここ千歳でも、「月が地球の影にすっぽりと入る皆既月食」が観測できました。今回は月食中に天王星が月に隠れる「天王星食」も起こり、皆既月食中に惑星食が起きるという極めて珍しい(1580年7月以来約442年ぶり)天体ショーとなりました。だんだん赤黒くなる月はちょっと不気味さも感じましたが、太陽、月、天王星、地球の位置関係と見え方、理科・天体に強い人に解説してほしいとおもいました。
理科の授業では、目の前で起こっている化学的現象を予想を立て、実験・考察し、検証する・・「不思議だな、わかった、できた、おもしろかった」が学びの原点です。
11.7Mon. 「生きる力」の育成 一歩前向きなチャレンジ
11月に入り、新型コロナウイルス感染症の拡大状況が、過去最高を塗り変えています。第8波は、北海道が全国一の陽性者数という厳しい状況です。①気温5~10度で活発化するウイルス ➁乾燥と室内の換気がしずらくなる季節 ③感染力の強さや「行動制限はともなわない社会経済の流れ 等といった要因があると報道されていますが、基本的な感染防止策の徹底や、本人や家族に発熱・かぜ症状等が見られる時の正しい対処と連絡、感染リスクに配慮した行動等が「感染拡大」を防ぎます。再びの異常な感染拡大に不安が募るところですが、家庭で、学校で、「自分と自分の大切な人の命と健康を守る行動」にご理解・ご協力をお願いいたします。
11月の学校だよりにも掲載しましたが、「社会性」の育成に関する巻頭言を掲載します。
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「生きる力」の育成 ~学校という「小さな社会」で・・ 校長 金 森 直 人
人工知能の普及やインターネットの生活への浸透により、社会や生活が大きく変化する時代。変化を前向きに受け止め、人生をより豊かにしていくためにどうすべきか 、主体的に考え出すことができる力が「生きる力」です。これからの社会が、変化が激しく、予測困難であっても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、他者と協働しながら「社会を創っていく力」であるとも言えます。
経済産業省が提唱している「社会人基礎力」※ 1 を見ると、どれも義務教育段階から「自律と共生」を目指して学んでいく過程で、育成すべき力だと感じます。学校という「小さな社会」で、学び、成長する中で、「社会性」や「社会力」※ 2 を子どもたちは身につけていきます。
※1「 社会人基礎力 」とは 、主体性や計画力 、規律性など 社会人として身につけておきたい基礎的なスキル。現代の多様で変化の激しい環境のなかで 、社会人として生きていくために欠かせないスキルであり、採用活動でも重要なキーワード。
※2「 社会性 」が 、「社会を構成する個人がその社会に適応している状態 」をいい、「 社会力 」( 筑波学院大学門脇学長が提唱)は、 単に社会に適応しているだけでなく「社会を作り、作り変えていく(創る )能力」を意味する 。
先日、学校への不要物の持込や SNS 等の不適切な使用が問題となり、学年集会の中で、次のような全体指導がありました。『本校の生活のきまりは MY ゴール手帳にたった 1 ページ半。「最低限これだけは・・」ということが書かれている。この最低限のルールを守り、学校に生活する生徒・教職員、互いの信頼関係を創っていくことが、みんなが安全・安心な、自分たちの学校を創るということだ・・』という概要でした。折しもキャリア学習が本格化した秋。社会人が、様々なルールや約束を守りながら、 職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていく姿を学んでいます。中学生も同様に、学校という「小さな社会」での生活を通して、ルールや約束を守り、周囲とコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築き、主体的に学びや生活にかかわっていく力」、いわゆる「生きる力」を培わなければ、学力も社会性も伸びてこないのかもしれないと感じた出来事でした。
11 月は、3 年生の自己実現に向けた取り組みが本格化し、後期生徒会が 1,2 年生のリーダーシップで動き出します。各委員会の創意ある活動やいじめ撲滅集会等、生徒自らが「チーム千歳」のチームワークを強め、一歩前に踏み出す「実行力」が、後期生徒会による新たな千歳中の伝統を創ります。学力の向上も、授業や生活の規律を整え、義務や責任を果たし、コミュニケーションと信頼関係を基盤とした日常生活が充実してはじめて、「伸び」につながります。『一歩前向きにチャレンジできる後期』にしていきましょう。
10.31Mon. 管内新人バスケットボール大会の結果
10月29日(土)~30日(日)に恵庭市で開催された石狩管内バスケットボール新人大会において、男子バスケットボール部が、第4位の成績を収め、12月24日(土)~26日(月)に苫小牧市で開催予定の南北海道大会への出場権を獲得しました。コロナ禍であり、様々な活動制限やコンディショニングにも苦労する中、チーム一丸となり、管内強豪校との粘り強い戦いを制しての南北海道大会への参加です。大きな大会での試合経験は、心技体を成長させます。日々の学習・生活・部活動を大切にしながら夢あるチャレンジに期待しています。
10.27Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業13
朝夕の冷え込みは、いつ雪が降ってもおかしくない昨今です。日中は、15度前後まで気温が上がるので、生徒たちの屋外での活動も何とか・・
はまなす学級は年間を通して、農園活動から様々広がるキャリ教育に取り組んでいます。思ったよりも冷たくないとはいえ、畑作業で使った道具の水洗いを丁寧に行っていました。作業内容を理解して、丁寧で確実な作業を行うこと、将来仕事に就くときに最も必要なスキルです。落花生の栽培にチャレンジしたようですが、他の豆類とはまた違った育ち方をするようで、次年度、どう生かしていってくれるか楽しみです。
体育の授業は、「楽しみながら」基礎・基本となる知識や技能を身につけていき、工夫しながら協働してゲームを楽しんだり、さらなるスキルアップを図るという体験から学ぶ教科です。1年生ソフトボールでは、プレーだけでなく、審判や応援、アドバイスの声なども自分たちで工夫しながらゲームの質を上げています。女子は、バレーボールのパス(オーバー・アンダー)の基本練習で獲得した技能を利用して、「パスリレー」を楽しんでいました。グループで競いあっているので、声掛けや励ましも素晴らしく、最後にゴールとなるグループにもみんなで拍手をおくる、授業の雰囲気が素晴らしい。スポーツを通して、音楽を通して、・・「何ができるようになる」のか、実技教科も「知識・技能」、実技を行う力だけではない、大切な力を育成していることを実感します。
10.26Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業12
1、ニワトリがさきかたまごが先か・・・基礎・基本か応用・発展か
「基礎・基本を学び、思考・判断・表現する活用を通して、より確実な基礎・基本と活用する力を獲得する。」
「基礎・基本と応用・発展をスパイラル(らせんを描いて上昇)に学び取る。」
数学の授業。「一方的に説明だけ聞いていると、解けたような気になって」しまいます。しかし、実際その解き方を自分でやってみるさっぱり・・ということありませんか?「一方的な説明は長期記憶に残りにくい」といわれています。そのこともあり、職員室での、数学の先生たちの会話は・・・、「何回も繰り返し、自分の力で基本的な問題を繰り返し解くしかない。そしてやればできるという実感をつかんでほしい」といった話をよくしています。授業の中で、いつもその定着のための時間をかけることも厳しいので、「学年×10分+10分」(中1ならば 7年生×10分+10分=80分)くらいは、最低限、家庭学習で一生懸命、問題を解くチャレンジに打ち込んでほしいところです。
一方的に暗記しがちな「基礎・基本」の真の定着も、たくさんの自力チャレンジで、五感を働かせて練習問題を解く「活用する力をつける」こと、そして「やればできるという自信」が、より確実な、基礎・基本の定着にもつながります。もちろん「活用する力」(未知なる状況にも対応できる思考力・判断力・表現力)そのものを伸ばすことにも・・
「基礎・基本をつけてから応用・発展へ」という順次応用力をつけていくというイメージから、「基礎・基本を学び、思考・判断・表現する活用を通して、より確実な基礎・基本と活用する力を獲得する。スパイラル(らせんを描いて上昇)に学び取る。」といったイメージの学習観・授業観の「変化」が必要です。2年生の数学では、学習支援員さんも入って、一次関数とグラフ、方程式・不等式等、確実にマスターしてほしい内容について、とにかく「グラフさえかければ・・」という信念でがんばっている様子が伝わります。
2、修学旅行 新聞づくり
3年生は、修学旅行の新聞づくりに取り組んでいます。慣れないアナログな新聞づくりに四苦八苦しながらも、「書く・記事となる」発見や体験はとても豊富な旅だったので、楽しそうに制作・編集しています。五感を働かせた豊かな体験から、「学習を個性化」する教科横断的な学びです(様々な教科で培った力を生かして自分なりのテーマをもって新聞で表現する総合学習)
3、「問題を読み解く」国語力が大切・・
「中・高」と思考力を問う問題が重要視され、国語だけでなく、どの教科もやや「課題自体が難解?何を求めなきゃならないのか問われていることがわからない・・」といったことがあるのでは・・世の中の傾向として、『たくさんの情報から取捨選択して必要な情報を整理・活用し、解答にたどり着く』という「思考力」が試されます。
「序論・本論・結論といった分の構成を学んだり、必要な個所を抜き出したり、要約したり、根拠をもって話したり、書いたり・・やはり「国語力」のあるなしは、様々な教科の伸びに影響してきます。しっかり頑張ろう。
4、技術
技術科では、電気回路をハンダ付けし、手回しラジオを作成していました。ラジオを聴く機会があまりないこともあってか、ものづくりに夢中になっていました。「はんだ付け」の技術は、先人の技術の「伝承」ですね。自家発電式の手回しラジオなので、災害時にも役立ちます。故障や断線のない、いいラジオに仕上げてください。
10.25 Tue. 後期認証式
10月25日(火)5時間目。後期認証式を実施しました。新しい生徒会役員が認証され、本格的に千歳中学校の顔となり良き伝統を引き継ぎながら新しいことにもチャレンジして欲しいと思います。各教室内では、体育館の様子を電子黒板で視聴しました。
学校長より
本日認証されたリーダーたち、千歳中の歴史と伝統を「伝承」するのではなく、新たな「伝統」を創るために「チーム千中」を引っ張り、また、フォロアーとして、全校生徒が、リーダーたちを支えてください。伝統は引き継ぐものではなく創り出すものです。
「ダーウインの進化論」によると、「強いもの、賢いもの」が生き残るのではない。唯一生き残るのは「変化」できるもの・・これだけ変化の激しい世の中で、学び方、情報通信機器とのつき合い方、スポーツや文化・・・。未来を生きるみなさんには、『変化』と『チャレンジ』が必要です。変化するために 重要なことは、
『意識が変わる』(意識が変わらないと何も変わらない)
『行動が変わる』(行動・状況を変えることで意識まで変わる)
『意識はもちろん、まず、行動をかえる』ことを頑張ってみてください。スモールステップでもいいので、定めたゴールに向かってチャレンジする具体の行動を変化させることに期待します。
10.25Tue. お弁当の日
土曜授業の食育授業の中で取り組んだ「お弁当づくり」の実践の日。みなさんは、自分でつくったお弁当を持ってくることができましたか?多くの高校はお弁当になるし、部活動や大会等で、家の人にお弁当を作ってもらっているという人も多いはず。そんな、普段、お弁当やごはん支度をしてくれている家族への感謝の気持ちを持ちながら、お弁当づくりができたら最高です。3年生にお願いして、My弁当を写真でとらせてもらいました。(本人は冷凍食品も使ってますよと言っていましたが)栄養素や色あいまで配慮した、素敵なお弁当です。
10.22 Sat. フリー参観日 授業の様子
〇3年生:理科・社会・道徳・数学 等
〇2年生:職場体験のまとめプレゼン製作
〇1年生:国語・数学・社会・理科・テーマタイム学習後のマイライフプラン(掲示物)
〇はまなす:修学旅行自主研修のまとめや職場体験のまとめプレゼン作成やリハーサル
〇3時間目の全校「食育学習」
自分の食生活を振り返り、健康に良い食習慣や栄養バランス、旬の食材や地産地消について考えてほしいと家庭科の先生による食育学習が行われました。今日の授業では、お弁当の献立作成のポイントも学びながら、自分でつくるお弁当の献立を考えていました。食材の購入や調理といった日々の親や家族の苦労、感謝の気持ち、家族との関わり等々、お弁当づくりを通して、様々なことを学んでほしいと思います。25日(火)個性豊かな『お弁当の日』、期待しています。
10.22 Sat. フリー参観日実施
10月22日(土)フリー参観日を実施しました。なかなか学校の教育活動を保護者の方々に見てもらう機会は少ないので、今日のような参観日は生徒にとっても保護者にとっても貴重な1日となりました。多くの保護者の方々に来校していただいたことに感謝申しあげます。
10.20Thu. 修学旅行帰着時間の遅れについて
3年生保護者の皆様には、修学旅行帰着時間の遅れ(一部高速道路の通行規制のため)のマチコミを送信させていただきました。学校帰着は、18:00頃を見込んでいます。
10.20Thu. 修学旅行3日目➁
11:48盛岡駅を出発した北海道新幹線はやぶさ13号も13:34には、新函館北斗駅に到着し、14:00に千歳に向け、バスが出発。到着は、予定通り17:30の見込みです。日没が早くなり、あたりは真っ暗です。通勤通学・生徒の下校時間とも重なりますので、お迎えに来校される保護者の皆さんは、事故等、十分にご注意ください。
10.20Thu. キャリア教育
キャリア教育の「キャリア」とは、ラテン語の「carrus(荷馬車)」が語源。荷馬車が通った後には轍(わだち)が残ります。人生もそれと同じように、過去にとおった跡から道ができ、キャリアが形成されます。つまり、キャリアとは過去から連続して続いていく「道のり」といった意味あいを含んでいます。
義務教育段階や高等学校において、キャリ教育の重要性が叫ばれています。職業体験やインターンシップだけでなく、「自己の将来像や職業、生き方を形成していく教育」であるキャリア教育。基礎的な育成したい力を次のように分類しています。本日の様々な職業人のお話をきいた、1年生「テーマタイム」、2日間の2年生「職場体験学習」や事前の「マナー講習会」等も、中学校段階での大切なキャリア教育です。
①「人間関係形成・社会形成能力」
・多様な他者の考えや立場を理解し,相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝える
・自分の置かれている状況を受け止め,役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画
➁「自己理解・自己管理能力」
・自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」等、自分を知る
・社会との相互関係を保ち,自らの思考や感情を律し、自己管理して主体的に行動する
・自己の役割の理解,前向きに考える力,自己の動機付け,忍耐力,ストレスマネジメント,主体的行動等
③「課題対応能力」
・仕事をする上での様々な課題を発見・分析 ⇒ 適切な計画を立て課題処理 ⇒ 解決する力
・社会の情報化に伴い,情報及び情報手段を主体的に選択し活用する力
・具体的な要素
情報の理解・選択・処理等,本質の理解,原因の追究,課題発見,計画立案,実行力,評価・改善等
④「キャリアプランニング能力」
・「働くこと」の意義を理解
・自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」の意義を理解
・多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用 ⇒ 自ら主体的に判断して自己のキャリア形成
今日の1年生のテーマタイムや2年生の職場体験が、みなさんのキャリア形成に大きなプラスとなり、次第に自分の夢や将来像、職業が見えてきたり(MY GOAL)、こうした学習が、日常の学習のさらなるプラス方向の動機になることを願っています。
【1年生テーマタイム】
【2年生職場体験 河川事務所・保育園・消防署】
【小学校・建設業・認定子ども園】
【小学校・中学校図書室・動物病院】
10.20 Thu. 1年生テーマタイム実施
10月20日(木)に1年生テーマタイムを実施しました。テーマタイムの目的は、さまざまな職業に就く人たちの話を聞くことで、働くことについての意義ややりがいの理解を深め、自分の今後の課題や進路設計のあり方を考えることです。本日は、千歳市消防本部消防士長、Wコーポレーション(北々亭の経営者)、千歳青葉幼稚園副園長、三人の講師の方をお招きして講演をしていただきました。
実際にいろいろな職業に就いている方々の講演を聴いて、自分の興味のある仕事について考えるきっかけになることを期待します。本日実施されたテーマタイムは、将来の自分を考えるとても貴重な時間となりました。
10.20Thu. 修学旅行3日目①
修学旅行3日目。心配されるような大きな体調不良もなく、修学旅行最終日の「盛岡手づくり村」での体験学習がスタートしています。歴史と文化のある岩手山麓の民芸品・工芸品等の手づくり体験に挑戦。陶器づくりや絵付け、わら細工や竹細工と、岩手、盛岡ならではのものづくりに取り組みました。
10.19Wed. 修学旅行2日目➁
午後からは、自主研修。やや雨にも降られたのでしょうか、傘もちらほら。昼は、わんこそばや冷麺、じゃじゃ麺などが盛岡では名物。市内を流れる北上川や岩手山の雄大な景色や森岡八幡宮の写真も送られてきました。
10.19Wed. 2年生職場体験
10月19日(水)~20日(木)は、2年生の職場体験学習。まず何よりも、コロナ禍により実施できていなかった「事業所に出向き職場体験を行う」という学習に理解を示し、生徒の受入れに同意していただいた地域の事業所・企業・園や学校・公共機関等に心から感謝申し上げます。中学校におけるキャリア教育には、やはり、職業の実際の体験や働くということ、社会に出るということ、自律とは・・・等々、体験から多くのことを学ぶ機会は欠かせません。
【目的】
①職業体験を通して、自己のあり方、よりよい生き方を考える。
➁働くことの喜びや厳しさ、その価値を学び、職業への関心を高める。
③地域社会に触れ、地域の良さを再確認する。
この学習で、多くのことを学んできてください。
【体験の様子~一部事業所】
お蕎麦屋さん・福祉施設
お菓子屋さん・商店・小学校・
小学校・中学校
河川事務所・バス会社・美容室
10.19Wed. 修学旅行2日目①
ホテルさつきでの1泊目、今朝の健康状況もおおむね良好で修学旅行2日目をスタートさせています。「猊鼻渓舟下り」紅葉の渓谷を1クラス一艘の船でゆったりと渡っていきます。東日本大震災で大きな打撃を受けた猊鼻渓ですが、ゆったりと流れる時間、風情ある渓谷の渡り、旅行者にも人気のスポットだけに生徒達も楽しめたのではないでしょうか。
午後からは、修学旅行のメインでもある盛岡市内の自主研修。自主研修とは、研修テーマに沿って、班で協力し合いながらテーマである学習や研修を「自ら深める」学習です。自律的に学び取る学習ですから、「役割や責任の遂行」「社会的マナーの遵守」「班での協力・判断力・正しい行動」・・が問われます。そこに『信頼』がないと任せられない学習ですから、ルールやマナーを確実に守り、各班の協力で、自律的に学び取ってきてほしいと考えています。
10.18Tue. 修学旅行1日目終了
秋の中尊寺は、「わびさび」を感じられる修学旅行初日となったようです。室長会議や夕食、自由時間やクラスミーティングとプログラムは続きますが、移動の疲れをしっかりとり、充実した2日目の研修につなげてください。
10.18Tue. 生活体験・英語暗唱発表大会
第57回石狩管内中学校文化連盟『生活体験・英語暗唱発表大会』が江別市のえぽあホールで開催され、本校2年生が堂々たる発表を披露してくれました。
【生活体験発表】
千歳中学校 佐藤菜々美 さん 「過程」の大切さについて
〇ともすると、「結果」に執着し、「今までの努力が水の泡・・」等と考えがちな私たち・・。日々の積み重ねの大切さに着目し、努力の過程にこそ価値を見出さなければならないことを理路整然と発表していました。
【英語暗唱発表】
千歳中学校 木村明日香 さん Drippy
〇「もっと英語を話せるようになりたい」「伝えることができるスピーキング」、英語を学習する中で、表現する・伝えるという力は、誰もがつけたい力です。音読で練習することが多いと思いますが、より効果的なものにするには、①わからない単語や表現は調べておき、文章の内容を理解しておく➁内容をイメージし、感情を込めながらイントネーションをつけて読む といったことが重要なことだそうです。木村さんの発表は、正しい発音とイントネーション、ジェスチャーをまじえて、実に豊かな表現力でした。3年生での参加が多い中、自分らしく堂々とした発表に大きな拍手が送られていました。
10.18Tue. 修学旅行 中尊寺
芭蕉が、その門人である河合曾良(かわいそら)と共に、江戸を出発し、東北・北陸をめぐり、岐阜の大垣までの旅行をまとめた俳諧紀行文「奥の細道」。光堂を訪れる前、芭蕉は藤原氏の残した遺構を見てまわり、古(いにしえ)の人々に想いを馳せて涙を流し、ここ光堂だけは昔と変わらぬ姿をとどめていることに強く感動し、奥州平泉(現在の岩手県)で次の句を詠んでいます。
「五月雨を振り残してや光堂」
「何もかもを朽ちさせてしまう五月雨も、この光堂だけは降らなかったのだろうか、金色の堂宇(どうう:堂殿のこと)が光り輝いていることよ。」「五月雨を降り残す」というのは、ややわかりにくい言い回しですが、光堂だけは五月雨を降らせなかったという豊かな表現。皆さんはどんな感情を抱いたでしょうか・・
10.18 Tue 修学旅行②
10月18日(火)朝早くに出発した3年生修学旅行。新函館北斗駅に到着し、新幹線へ乗車。これから昼食をとり、岩手県盛岡駅へと向かいます。責任ある行動を継続して、楽しい修学旅行となることを期待しています。
10.18Tue. 修学旅行出発
朝夕の冷え込みにより、日に日に紅葉も色づいてきました。3年生は、実行委員会を中心に準備してきた修学旅行へ出発。朝早い出発となりましたが、委員による検温でバスに乗車し、新函館北斗駅を目指して出発しました。
「為すことによって学ぶ」、義務と責任を果たしながら安全で楽しく、学びと思い出多き修学旅行に・・「行ってらっしゃい」
10.17Mon. 明日、修学旅行出発
いよいよ明日から修学旅行。5時間目に前日集会が開かれました。実行委員長のことばにも団長である教頭先生のことばにも、二泊三日の道外修学旅行に行けることを幸せだと思い、ルールを守って思い出多い修学旅行となるよう、しっかりやり切ろうという決意が表れていました。
集団旅行なので、リーダーとなる委員や係、班長、室長等の役割の行使やリーダーシップの発揮も人と集団を成長させるものです。「この修学旅行を楽しく、思い出多きものにするために、役割に対する義務や責任も果たしていこう」という学年の先生のお話と写真隊形の練習を行って下校となりました。
10.16Sun. 石狩管内バスケットボール新人大会
石狩管内中学校バスケットボール新人大会・モルテン杯が開催され、予選ラウンド2日間が終了しました。
女子は3チームリーグの予選で、1勝1敗。1敗は、1点差ゲームという悔しい結果。管内16チームによる決勝トーナメントに進むことはできませんでしたが、攻守にわたって粘り強く、練習成果の見える熱戦でした。さらなるステップアップのために「何が必要か・どんなことができるようになるべきか」、反省材料も見えてきたと思います。今後の成長に期待します。
男子は、シード決めのトーナメントとあって、どの試合もレベルの高い熱戦となりました。粘り強いディフェンスとスピードを活かしたゲーム展開で、予選トーナメント2勝で、第5シードでの決勝トーナメント進出です。個々のスキルアップとチーム力向上に期待します。
10.13 Thu マナー講習会
10月13日(木)2年生では、来週実施される職業体験に向けて、飛鳥未来高校から講師を招いてマナー講習会を実施しました。講師の方からは、普段の日常生活から元気で明るい表情での挨拶、礼儀正しさが今後多くの場面で求められることを学びました。本日のマナー講習会で学んだこと、身につけたことをすぐに実践して、来週の職業体験にいかしていって欲しいと思います。
10.13 Thu 学力テストB
10月13日(木)3年生は学力テストBを実施しました。後期は、自分の希望進路を確定する時期です。今までの努力の成果を全て発揮し、最後まで諦めない気持ちを持って頑張って欲しいと思います。また、高校受験は学力検査だけではなく多くの学校で面接試験も実施されます。普段から元気な挨拶、態度、服装等々気をつけて学校生活を送ることを期待しています。
10.11 Tue 後期始業式
10月11日(火)後期始業式を実施しました。これからは、1・2年生が中心となり千歳中学校のさまざまな活動を計画・実行していくことになります。3年生は、自分の進路目標に向けて真剣に取り組んでいく時期に入ります。前期の反省をもとに気持ち新たに良いスタートが切れることを期待しています。
後期始業式 「根っこを育てる」
校長 金 森 直 人
後期がスタートします。前期の反省をもとに新たな目標を立て、日々の努力の継続で、力を伸ばしましょう。皆さんの強みは『素直さ』『努力の大切さ』をわかっていることです。
さて、後期始業式にあたり、学校だよりにも記載したのですが、 「根っこを育てる」という話しを紹介します。ある担任が、こんな話を学級でしていて感動した覚えがあります。
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花を咲かせているのは枝であり、枝を支えているのは、幹である。そしてすべてを支えているのは、目に見えない「根っこ」なのだ。「根っこ」は普段、土の中に隠れて見えない。つまり、「すばらしい結果」が「花」ならば、「普段の生活態度や勉強」が、「根っこ」なのだ。どんなに美しい花も、いつか必ず散るときがくる。そして散った花は、元には戻らない。
けれども、根っこをちゃんと育てていけば、きっとまた美しい花が咲く。
花が咲いたことに有頂天になって、根っこに水をやるのを忘れてしまえば、いつまでたっても次の花が咲くことはない。いつまでも花を愛でているわけにはいかないのだ。
花の命は短い。
力強い根っこや幹、枝葉を育てる過程こそ、人生そのものだ。
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千歳中では、やせた土地にもしっかりと根を伸ばし、ぐんぐん伸びていく柏の木について記された「柏葉の精神」があります。共通することだと感じる「根っこを育てる」教育。みなさんの素直さ、ひたむきな努力で、後期も、共に「学び続けて行きましょう」
10.7Fri. 合唱部引退式
今日の放課後、合唱部は、3年生の引退式を行いました。お世話になった3年生に歌を送る1,2年生、それに応え、2人の3年生で、素敵なハーモニーを響かせていました。3年生が歌った「群青」という曲は、福島第一原子力発電所から半径20km圏内に位置する福島県南相馬市で生まれました。 南相馬の子どもたちが東日本大震災によって離ればなれになってしまった仲間を思って、つぶやいたり、書き留めた言葉を、中学校の先生がまとめ、曲をつけてできた作品だそうです。津波、原発事故によって離れ離れになってしまった仲間、友のことを思い、卒業期には、ちょっと切ない思いと共に歌い継がれている曲です。歌声だけでなく、その曲に込められた思いや感情も伝わってくる合唱の素晴らしを感じました。「群青」、特に素敵でしたよ。
10.7 Fri 前期終業式
10月7日(金)前期終業式を実施しました。前期の活動を振り返って各学年の代表者が、前期の反省と後期に向けての決意を述べていました。全ての代表者が素晴らしい代表挨拶をすることができました。3連休明けからは後期が始まります。気持ち新たに全校生徒が楽しいと思える学校生活を送れることを期待しています。
前期を終えるにあたって
校長 金 森 直 人
本校の最大行事である第75回文化祭は感動的なものでした。メインとなる合唱発表会は、コンクール形式を取らずとも、仲間と創る「心に響くハーモニー」を求め、指揮・伴奏・パートリーダーたちが中心となり素晴らしい取り組み過程と美しいハーモニーを響かせてくれました。生徒会テーマ『夢絃』に象徴されるように、コロナ禍に立ち向かい、素直な心でひたむきに努力し「夢を実現させる」という強い思いが、~夢へと紡ぐ糸~として見るものに感動と勇気を与えてくれました。
前期を終えるにあたり、今年度の重点目標「主体的に学び、心豊かに行動し、最後までやり切る」が達成に近づき、みなさんの「素直さ」「目標を持ち努力を厭(いとわ)ない姿勢」が何物にも代えがたい良さだと感じています。
そして、自己実現に向かう後期・・
極端ないいかたですが「暗記・記憶するような単純な知識や技能はネット検索すれば出てくる時代です。変化の激しい現代、未来を切り拓いていくために必要なのは、自ら考え、主体的に判断し、豊かに表現していく力、そして、みんなと協働するコミュニケーション力」です。
みなさんを見ていると、好きなスポーツや音楽に打ち込み、好奇心を出発点に、自ら学び取っていく若者のエネルギーは、今も昔も変わっていないのでは・・と感じています。後期も皆さんの日常を大切にした、前向きなチャレンジをとても楽しみにしています。
前期を終えるにあたり、少し残念に思っているのは、コロナ禍や世の中の急激な変化からか、様々な要因で、学校に足が向かなかったり、悩みを抱えた子どもたちも増えています。全校生徒540人、ひとり一人、速度は違っても、これからの社会を生き抜き、未来を切り拓いてく力を培っていきたいと思っています。
3日間の短い秋休みですが、前期の成果と課題を振り返り、今年度の後半戦である後期を良いかたちでスタートさせましょう。
10.7Fri. キャリア学習
はまなす学級では、職場体験に向けて事業所に電話連絡し、時間や持ち物、仕事内容等について聴きとり、メモしながら計画書をまとめるという学習に取り組んでいました。失礼のないように敬語も使いながら担当者の方を電話口にお願いし、質問事項を丁寧に聴きとっていきます。言葉遣い、表現方法、言われたことに対するリアクション、お礼のことば、重要なことの箇条書き、電話後のまとめ・・おそらく社会に出て、職業についてから必要となる要素だらけです。職場体験では、身なりや服装、コミュニケーション、礼儀正しさ、仕事内容の指示を理解し完了の報告、丁寧な作業・・働くことの難しさや大切さ、やりがい等、様々なことを体感するでしょう。
前期の間、一生懸命畑作業した成果である作物が夏野菜、秋の実りと収穫を経験し、「販売」するために、きれいに洗ったり、袋詰めしたり、販売価格を決めたり、会計のお金の計算・・こうした学習もとっても大切な学習です。
一足早く、社会的自立、職業選択めざして、高等支援学校へ進む生徒も多いはまなす学級です。キャリア教育は、「目指している社会・職業的自立に向けてキャリア発達を促す」学び。教科の座学はもちろん、体験や行動といった実践の場で学ぶことが一番近道だといわれます。キャリア教育で身につけたい四つの「基礎的・汎用的能力」、①人間関係形成・社会形成能力 ➁自己理解・自己管理能力 ③課題対応能力 ④キャリアプランニング能力と言われますが、言葉遣いから、時間を守ること等々、日々のあたりまえの学習が、この基本となる能力の形成に深くかかわっています。キャリア教育の深まりに期待しています。
10.7Fri. 学ぶ意欲の向上とわかる授業11
1、国語科研究授業 俳句 初句をつくろう
3年1組で国語の研究授業が行われ、ビデオ録画させてもらいました。この授業の様子は、石狩管内の中学校国語の先生たちが集まる研究会で、ビデオ動画で実践交流されます。
授業は5,7,5の各自つくった7.5に初句をつけるもの。四季の季語をネット検索を含めて出し合い、様々な四季の季語から、自分の俳句にあった季語を選択し、俳句を完成させていました。授業の終末では、自分の詠んだ俳句を隣に照会し、意見をもらったり、解説したり・・1週間ちょっとに迫った修学旅行でも、一句詠めるといいですね。
冷え込んだ今朝、学校の庭に白黒のカラスを見てびっくり。調べてみると、どうやらカササギという鳥で、スズメ目カラス科の鳥で、日本ではおもに北九州地方に生息しているちょっと謎も多い鳥のようです。七夕伝説に登場する鳥であり、「天の川を渡る織姫のために羽を連ねて橋を作る」と言われているそうで、秋の季語(旧暦7.8.9月は秋)となっていることを知りました。【関連季語:鵲の橋、鵲の巣 「かささぎやけふ久かたのあまの川」 出典:守武「飛梅千句」】
2、技術3年生 鋳造 鋳造のレポートをつくろう
3年生の技術の授業では、鋳造についてネット検索も活用して調べ学習。個人レポートにまとめるためのノート作成に取り組んでいました。「調べたことを転記」では、真の「知識・理解」にはならないので、自分なりに説明の図や写真などをノートに描きながら、そこに解説文を入れ込んでいました。調べたことを取捨選択して、自分のことばや表現で表し直し、整理・まとめる。紀元前4,000年ごろ、メソポタミアで始まったとされている鋳造の歴史。長い年月をかけて伝承・発展してきた技術について学びを深めていました。
10.6Thu. 修学旅行しおり集会
文化祭では、合唱発表会で、クラスの絆を深め、学年の団結力を高めた3年生。前期生徒会役員、委員として、学校をけん引してきた3年生もまもなく前期を終え、進路決定、自己実現を目指す時期となってきます。コロナ禍の厳しい状況の中で、ことごとく、「3年ぶりの〇〇」を成功させてきた3年生です。「いわてに行けることをいわって」というスローガンに込められた「コロナ禍にも、行けることになったのだから、しっかりと喜んで取り組んでいこう」という思いを大切に、安全・安心で、みんなが楽しめ、多くの学びを得ることができる集団旅行をしっかりやり切ってください。
6日(木)には、実行委員会の委員長、実行・生活・学習・保体・文化・記録係長さんから、タイムテーブルや研修内容、注意事項等がわかりやす説明され、しおりにアンダーラインを引きながら集中して聴き入っていました。修学旅行のねらいは、①班活動:仲間・協力 ➁学年委員会・係や役割:自治意識 ③東北地方での体験・見学を通し社会的視野を広げる ④集団行動の基礎を身につけ学級・学年がひとつに となっています。係長自らが、責任と覚悟を持って、しおり内容を伝える姿に、修学旅行の成功が予感されます。
10.5Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業10
3年生の数学では、何人もの先生や学習支援員が授業に入って、わからない問題の解答にチャレンジしていました。「問題文を読み解いて、情報を整理し、数学的な見方・考え方を働かせて正解にたどり着く力」、いわゆる『思考力を問う問題』が入試等で良く出題され、これからを生きる若者に「育成したい力」だと良く言われます。しかし、そうした『活用する力』のベースとなっているのは、教科で培った「基礎・基本」です。「問題文から表にして整理するようにしよう」とか、「関数の式をグラフにかければ問題を解けるようになるよ」・・等と先生が言っていますよね。難しい問題も、基本に立ち返って粘り強く考えていくことが大切・・。
中学校の部活動では、いやというほど基本練習を繰り返します。3年間基本をしっかり身につけたチームは、いつしか、自ら考え、自分たちで対戦相手に対応した教えられた以上のプレーをできるようになります。基礎・基本に忠実なチームから、「活用する力・創造的な力を発揮するチーム」への成長です。より「基礎・基本」を丁寧に習得し、活用するための実践的な練習を繰り返し行ってきたチームほど、その『伸びしろ』が大きく、ジュニア期のスポーツの面白さは、その指導者をも驚かす、伸びしろの大きさにあるといっても過言ではありません。
また、理科の学習について、9月26日のホームページの中で紹介しましたが、『理科では、「習得⇒活用⇒探究」という過程が重視されるが、実は、知識の「習得」とは、「活用」があって初めていえることで、知識の記憶だけ=「習得」段階だけで終わっては、知識の習得にすらなっていない。』ということが、すべての学習にあてはまる真理です。逆に言うと、『基礎基本となる「知識・技能」の真の習得は、「活用」という作業や学習があって初めて身につくもの』ということです。
理科の授業では、物質の化学式や化学反応を「実際に元素記号の書かれた磁石を動かして」考えたり、知識として得たガスバーナーの使い方を実際に手を動かして確認したり、温度を調べながら実験データを取って、そのデータをもとに考えたりを繰り返していました。
比較的「基礎・基本」としてとらえられる『社会で生きて働く「知識・技能」』も、『未知なる状況にも対応できる思考力・判断力・表現力』も、別物ではなく、深く関連し合った力であり、どちらも、育成が求められる力、「生きる力」なのです。
10.3Mon. 資源回収物の社会福祉協議会への贈呈
10月に入りました。文化祭を終え、学校は「前期から後期への橋渡しの時期」。各委員会が開かれ、前期反省を行い、活動は、徐々にリーダーシップを2年生へと受け継いでいきます。文化委員会が中心となり収集活動をしている「リングプルやペットボトルキャップ」もかなりの量になったので、社会福祉協議会に来校いただき、贈呈式を行いました。社会福祉協議会を通じて、処理業者に送られた回収物は、粉砕してプラスチック製のファイルにリサイクルされたり、金属としてリサイクルされたりします。社会福祉協議会では、これらの回収物による売却利益等を、社会福祉基金へ寄附したり、「福祉のまちづくり」の財源や福祉機器として活用する車いすの購入資金にあてたりと有効活用しています。リサイクル、リユース等の取組ですから、SDGsの17の目標でいうと、12.13.14あたりのゴールに関わってくる取り組み。まさに「地球規模で考え、行動は足もとから」" Think Globally, Act Locally "という取り組みです。委員会活動を通じた社会貢献、地域貢献にも前期の活動ぶりと成果に敬意を表します。
〇今回、回収・寄贈したリサイクル品 キャップ 29.7 kg ・ リングプル 41.6 kg
〇社会福祉協議会からのお礼状
謹啓
この度は、千歳市社会福祉協議会「愛情銀行」にリングプル・ペットボトルキャップの御寄贈をいただき、誠にありがとうございました。
お預かりしましたリングプルは本会愛情銀行を通して、また、ペットボトルキャップは、愛キャップ市民回収運動実行委員会を通して、皆様方のご期待に沿うよう社会福祉協事業を推進するための資源として活用させていただきます。
今後とも、リングプル回収運動並びに愛キャップ市民回収運動に温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ略儀ながら寸書をもってお礼といたします。 謹白
令和4年10月3日 社会福祉法人 千歳市社会福祉協議会
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10月は、日没が早くなり放課後活動の時間も短くなってしまいますが、委員会活動、部活動に、生徒たちは大忙しです。仕事や役割に対する責任、計画・実践・評価・改善PDCA、コミュニケーション、新・技・体の成長・・・学習はもちろん、こうした生徒会活動・部活動・特別活動には、社会に出て役立つ「生きる力」を培うエッセンスがいっぱいです。
【委員会活動】
【体育館の割り当て時間まで勉強するバレー部】
【限られた時間・場所でがんばる部活動】
10.1Sat. 英検
今日から10月。秋晴れのさわやかな一日となりました。気温は10月としては異例の20度超えになりそうです。文化祭を終えて日に日に秋めいてくる頃です。学校では、実用英語検定が行われました。中には高レベルの準二級受験も・・準2、3、4、5級の会場と時間を分けて、真剣に答案用紙に向かっていました。中には、ダブル受験の生徒もいるようです。グローバル社会に語学力アップを・・。