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学校行事

10.5Thu.千歳市中学校音楽発表会

 千歳市中学校音楽発表会が千歳市民文化センター北ガス文化ホールで開催され、本校からは、3年2組の学級合唱、青葉中・向陽台中・千歳中の合同による合唱部が出演し、表現力豊かな合唱を披露しました。市内各校のそれぞれの学級の特色を活かした美しいハーモニーは、観客を魅了し、素晴らしい発表・交流会となりました。

 合唱がなぜ、人の心を揺さぶるのか・・、表情、目線、息づかい、指揮者を中心とした一体感・・そうしたものが、美しいハーモニーとともに伝わってきて、心に響くのでは・・そんなことを感じながら、各校の発表・合唱部の発表を聴かせてもらいました。

(以下、閉会式での講評を掲載します)

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第57回千歳市中学校音楽発表会 講評

 千歳市中学校音楽発表会はコロナ禍の3年の空白を経て、今回で57回目になります。実に半世紀以上も続く歴史と伝統のある発表会ですが、4年ぶりの開催に、皆さんが新たな伝統を創ってくれました。佐々木教育長から、開会式の挨拶でもありましたが、「音楽を通した人づくり、まちづくり」といった面でも、この発表会は、市の大切な行事と位置づけられています。

「心と心の通い合い、豊かなコミュニケーション」から、美しいハーモニーの調和が生まれ、一人一人の良さ、美しさが響き合い、素晴らしい歌声がホールいっぱいに響きました。心に響く合唱をありがとうございました。

 今回、合唱部で発表してくれた青葉中学校は、NHK学校音楽コンクールで札幌地区金賞を受賞し、北海道大会に出場しています。その青葉中学校が、「市内合同」というかたちでNコンの課題曲を披露してくれました。部活動地域移行も議論される中、とても意味のある合唱だったと思います。 

 また、各校を代表して、素晴らしい合唱を響かせたみなさん。これまでの努力と苦労に心から敬意を表します。数学の1+1には、=2という、ただ一つの答えがあります。しかし、合唱という、表現活動には「ただひとつの答えはありません」。しかも、指揮者、伴奏者、PRのリーダーシップ、コミュニケーションや仲間との協働がなければ、「いいものは生まれてきません」。

 変化の激しい時代に生きるみなさんには、「自ら思考・判断し・表現する力、しかも協働の学びの中で、答えのない問いにも最適解を導き出したり、新たな表現や発想を創造する」ということが、求められる時代です。みなさんの豊かな感性や表現力、仲間との協働で、自分達らしく創り上げた経験を、今後の進路選択や「学び続ける姿勢」に活かしていってくれることを、大いに期待しています。 

 終わりになりますが、

本日の発表会を開催するにあたり、佐々木教育長様をはじめ、千歳市教育委員会の皆様、並びに実行委員の皆様に多大なるご支援をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。また、各校でご指導いただいた、音楽科や担任の先生、部活動指導の先生達にも、日頃の「音楽を通した心通うご指導」をいただいていることに、心より感謝とお礼を申し上げ、主催者を代表しての挨拶といたします。