生活の様子

学校のブログ

子どもたちを本の世界へいざなうために

・近くにいる大好きな大人の声に乗せて読んでもらうと、字を読むという技術に煩わされることなく絵や物語を楽しむことができます。声に出すと、黙読するより十倍も時間がかかるそうです。それだけゆっくりと、大きく深く世界が広がるということです。

 

・読みながら「これは何?」など質問攻めにしたり、説明を加えて自分の解釈を押し付けたりするのはやめましょう。また、読み終わって無理に感想を聞くのも控えたいものです。絵本や物語は教材ではなく、楽しむもの

 

・子どもの文字を読む技術が、耳から聞いて理解できるレベルに追いつくには数年かかります。このギャップを埋めるのが読み聞かせなのです。

 

・子どもの本離れは続いています。2017年度調査では、ひと月に一冊も本を読まなかった高校生の割合が50%を超えています。

 

・本を読むことは、読解力や表現力の向上が目的ではありません。あらゆる芸術同様、新しい知覚を目覚めさせ、魂を揺さぶり、子どもの精神的な経験を豊かにすることです。

子どもの頃の体験は豊かな人生の基盤

・中学生までの「体験(生活の中、自然の中などで体を動かし諸感覚を刺激する直接的な体験)」が豊富な人ほど、高校生になってからの共生感や意欲・関心、人間関係能力、職業意識、規範意識などの現在の資質・能力が高い傾向があるという。ネット上に溢れる実体験が伴わない情報が子どもたちの知識として吸収されている。体験を多くした者は、正義感・思いやりのある行動も多く、また自尊感情が強い傾向が見受けられる。

 

・楽器の音と自然の音を比較した場合、周波数帯の幅には大きな差が見られ、その刺激による音に関わる諸感覚の発達への影響にも差がある。ピアノの音ひとつひとつは弦を叩いて出す音であり周波数としては単純であるのに対し、木の葉が風でさやさやと揺れる音、波の音、雨の音などの自然の音はたくさんの周波数帯成分を含んだ非常に豊かな音であるため、自然の音の方が諸感覚の発達には効果的であると述べています。・・・自然の中の遊びでは、自ずと多様な動作を繰り返すこととなる、優れた遊び場であることがわかる。

12/9 『野鳥観察日』

 本校は、野鳥の楽園の如く、たくさんの鳥さんたちが、遊びに来たり、エサを啄みに来たりします。みなさんの想像以上の数の野鳥が、ずっと飛び交っています。

 

【ヤマガラです。お腹の色が、山のようだと覚えます。】

 

【シジュウカラです。】

 

【コガラです。ベレー帽のような頭部が特徴です。】

 

【ゴジュウカラです。】

 

声を出して読むことの効果~『音読』

 普段本を読むときは、『黙読』をすると思います。まわりに人がいるのに、声を出して本を読む人なんかいません。ですから、たいていの大人は、『音読』することから遠ざかっているわけです。今回は、【声を出して読むことの効果】を特集してみました。

 

 声を出して読むことには、理解力や記憶力が高まり、学習効果が上がるという利点があります。また、読む力だけでなく、話す力やコミュニケーション力も鍛えられます。​

《学習面のよさ》

・音読は、目だけでなく耳からも情報が入るため、黙読より内容を理解しやすく、読み飛ばしも減ります。​

・声に出すことで記憶に残りやすくなり、語彙力や文章構造の感覚も身につきやすくなります。​

 

《脳への効果》

・音読は、「文字を見る」「声を出す」「自分の声を聞く」という複数の働きを同時に使うため、脳全体の働きを活性化しやすいと言われます。​

・視覚と聴覚の両方を使うことで集中力が必要になり、その結果として集中力そのもののトレーニングにもなります。

《コミュニケーションへの効果》

・繰り返し音読すると、滑舌や発声が鍛えられ、人前で話すことへの苦手意識が減りやすくなります。​

・感情をこめて読む練習をすることで、相手に伝わりやすい話し方や表現力も養われます。​

 

《子どもにとっての利点》

・子どもにとって音読は、漢字の読み方や言葉の意味を身につけ、読解力の土台を作る学習として重視されています。​

・宿題として毎日続けることで、「読むことに慣れる」「本への抵抗感が減る」といった効果も期待できます。​

 

《大人にとっての利点》

大人が音読を習慣にすると、資料の内容理解が早くなったり、プレゼンやスピーチの練習にもなります。​

好きな本や記事を声に出すことで、言い回しや表現が自分のものになり、語彙と文章力のブラッシュアップにもつながります。​

 

12/4 児童会による “全校お楽しみ会”

 今回は、5年生の二人が中心となって、“宝探し”の企画・運営を進めました。

 

【疲れを知らない子どもたち!! 子どもはどうしていつも走っているのでしょうか? 大人になった私たちも小さかった頃はきっと駆け回っていたんだと思います。忘れているだけですね。】

 

【ゲームの景品がユニークで、『給食おかわり優先券』なんていうのもありました。「献立の隅々まで読み込んで、どの給食の時に使うかをこれから考えます。」と、うれしそうにニンマリ微笑んでいました。】