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2023年7月の記事一覧

7.4Tue.学ぶ意欲の向上とわかる楽しい授業17

【タブレットを活用した授業の可能性】

 一人一台端末を活用した「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実」というICT機器活用の大きな授業改革が小中学校教育にも求められています。千歳市では、5教科の学習を端末を活用してドリル的に学習していける「AIドリル」を全市一斉に導入してくれました。自己の強みを伸ばし、AI判定の機能により、弱点箇所を判定し、類題が繰り返し出題されます。「個別最適・・」は、学習の個別化、その子なりの学び取り方にあった学習課題の提供が、まずは個別最適の第一歩となります。しかし、個別だけではだめで、自分の間違いや苦手な部分に気づいたり、新たな学びを広げ、深めるためにも、「協働的な学び」は欠かせません。変化が激しく、簡単に答えを出せないような課題にも、多様な他者と協働し、納得解・最適解、新たな考えを自分たちで導き出していける・・・この対話を重視した、協働的な学びをたとえ一人一台端末を使ってでも「みんなで、教え合い学び合い、高め合っていこう」という考え方が、令和の日本型教育の意図するところです。

 1年生理科では、ジャムボードを使って、植物や昆虫を「あらゆる視点で分類」していました。植物と昆虫、日なたと日陰、在来種と外来種・・・こうした分類の方法を共有し、班が協力してジャムボード上に仲間分けしていきます。(共同作業)その結果を班の代表者がプレゼン説明し、それだけでは終わらないのが素晴らしいところ・・

「在来種、外来種って・・・?」「分類の線上の植物は日なた?日陰?・・」等々、発表グループに対して質問を寄せていました。「根拠を基にしっかりと考えや答えをアウトプット表現できること」、「しっかりと聴き、疑問や意見、自分の考えをアウトプット表現できること」・・・思考を共有し・考えを練り合い・新たな考えや解答に至る・・・タブレット端末を使っても、使わなくても、そうした協働的な学びが真の「わかる・できる」とその喜びにつながります。