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学校行事

6.24Fri. 自分とは違う考えや意見を持つ人と・・

 1,2年生では、7月中旬にせまった「校外研修」の計画づくりが進んでいます。研修地・研修内容やそのルート、移動ルートや食事のこと・・「多くの他者・仲間と協働してひとつのグループ研修をつくりあげる」という、様々な教科で培った力を総合的に発揮する「教科横断的な学び」のひとつです。その際、必要となってくるのは、コミュニケーション力や合意形成(コンセンサス)、チームで考え行動する力です。

 2年生の学級通信には、「班という集団を席かえによって変える意味」、「自分とは違う考えや意見を持つ人とふれあい、自分の考えの幅を広げてほしい」といった担任・学年の願いが書かれていました。日常の班・係活動やグループワーク、行事等を通して育まれるコミュニケーション力やチームワーク、「考えが広がり、お互いを認め合える人、班、学級、そんな集団がひとつの活動をする時に素晴らしい力を発揮する」ことを学んでほしいと思います。

 【集団(複数)の合意形成によって物事を決めるコンセンサスゲーム(2年1組通信より抜粋)から】

Q1 コンセンサスによる集団決定をしてみてどのように感じましたか?(一部抜粋)

〇少人数の意見でもその人に明確な理由があったら多数派の意見よりも大事になって、それに決定することがあるとわかった。多数決やジャンケンだったらそれの魅力に気づけないから大切だと思った。

〇多数決の方が何か物事を決める時は楽だと思った。でも、少数の意見もきくことで自分の意見も変わったりするからそれも大事だと思った。

Q2 集団で物事を決める時に大切なことは何だと思いますか?

〇自分の意見をみんなに分かりやすく伝えることが大切だと思った。自分の意見を突き通すのではなく、人の意見に耳を傾けることが大切。

〇自分の意見やすごく仲の良い友達の意見だけを尊重するのではなく、集団の意見から納得いけることが大切なんじゃないかと分かった。

6.23Thu. 要約 読解力・文章化する力

 3年生の国語授業で、論説文の要約をする学習に取り組んでいました。決められた時間内、決められた文字数で「要約」する姿は真剣そのもの。しっかりとポイントを押さえて書き出し、加除修正しながら文を推敲していました。

 「読解力の重要性」「問題を解くとき、文章理解は不可欠」だと言われています。「課題文をしっかり読みとけるかどうか」は、どの教科においても必要な力です。「要約」は、文章全体を理解していないと書けないため、文章読解力のトレーニングになります。また、当然、文章を書く力も育成することができます。

 要約文は、「自らの頭の中にあるものを文章化する力」をつけます。要約という作業は単なる文章の書き写しではなく、言い換えて新たな文章にすることです。3年生は「ももたろう」の物語を指定された字数で要約するトレーニングから入ったそうです。その文章に込められた「主張を探し」「根拠を探し」「反対意見を見つけ」・・・頭の中で文章を組み立て、書くというアウトプット・・・。こうした手法は、長文の英訳や英語の文書構成理解にも生かされます。もちろん、他教科のテストで「求められている課題を読み解く」ことにも・・。3年生の頭と手を動かして、「書く」姿が頼もしい授業でした。

【3年生数学】                   【2年生自主研修計画づくり】

【2年生自主研修・1年生校外学習計画づくり】

6.22Wed. 恥べきは、そこから立ち上がらないこと

 今日は、緑小学校の校長先生をしていた経験を持つ、市教委の指導主事が来校し、学力・学習状況調査や入試問題等、①問題文を読み解く力が必要 ➁思考力・活用する力を必要とする問題のできが差になる。③失敗したこと・誤答をしっかり解き直すような学習が真の力をつける。といったお話をしていました。緑小学校の卒業生が中学校で頑張っていることに目を細めていましたよ。(昨日の指導監は高台小学校校長経験があり、同様に卒業生の頑張りを喜んでいました)

 中間テストが終わって、「できた・・失敗した・・」と一喜一憂しがちですが、テストを経験し、「自分はどこを理解していて、どこがわかっていないのか」を知り、「次の学習につなげる・活かす」ことが大切と、担任や教科の先生は話していませんか?

 作家の三浦綾子さんの小説に出てくる言葉で、「人間、つまづくのは恥ずかしい事じゃない。立ち上がらない事が恥ずかしい」というのがあります。人間は、間違いやつまずきから、多くのことを学び、その失敗を二度としないように克服していくことで、成長していきます。「つまずくのは恥ずかしいことではなく、成功へのステップ」なのです。ただ、「なぜ失敗したか」「どこをどう間違えたか」は、しっかり解き直し、学び直しをしておきましょう。

 日本人は失敗しないことを良いと捉えがちですが、アメリカでは失敗したことない人を評価しません。「失敗したことない人=チャレンジしない人」という見方をするからだそうでうす。Fightersの田中賢介さんの講演を聞いたことがありますが、メジャーリーグに渡り、なかなか結果が出ない時にも、チームメイトやチーム関係者は、「ドンマイ(Don’t mind)ではなく、「ナイストライ」「ナイスチャレンジ」(Nice try. Nice challenge)と声をかけてくれたそうです。「挑戦すること」をしっかりと評価する習慣が素晴らしいことだとおもいませんか。

 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないこと」中間テストの誤答であっても、次なる成長のためのステップにするような学習習慣をつけて行きましょう。

 

 

 

6.21Tue. 教育活動の充実

1、北海道教育庁石狩教育局の学校訪問

 石狩教育局の局長さんや指導監さんが千歳中学校の教育活動を視察し、「学びの充実」や授業更新・ICT活用等について、協議を深めました。その中で、

〇授業の様子から「意欲的に学びに向かう姿勢が見える。素直そうで意欲的・・」「教える・教わる授業から、自ら考え、考えさせるような授業になっていくことがわかる授業をつくる」というお話をしていました。

〇北海道の将来を担う子どもたちが、夢と希望にあふれ健やかに成長できるよう、道教委では、これからの北海道が目指す教育の基本理念を「自立」と「共生」としています。(自立・・自然豊かな北の大地で、世界を見つめ、自立の精神にあふれ、自らの夢に挑戦し、実現していく人を育む。 共生・・ふるさとへの誇りと愛着を持ち、これかの社会に貢献し、共に支え合う人を育む。)

〇「意欲的に授業にむかい、協働・共同する中から、主体的に考え、豊かに表現する力を培う」そんな、「わかる授業」をつくっていきましょう。

2、環境が人を育てる

 花壇ボランティアやはまなす学級の花壇整備や農園活動。学校業務主事からも、様々なお手伝いをいただいて、土づくり、苗を育て、苗植え、草取り、水やり・・・花や野菜が生き生きと咲いています。ほうれん草やイチゴの収穫時期を迎え、ズッキーニは、大きな花を咲かせました。花の栽培やお世話、農園活動での貴重な体験的活動、豊かな自然の恵みや季節の移り変わり等、作業や体験によって「為すことによって学び」、机上ではできない学習を深めています。花や植物、美しい景観といった「環境」、ボランティアの精神、体験的学習が、人を育てます。学校環境をととのえる気持ちを全校生徒が持ちたいですね。

 また、はまなす学級は、支笏湖、支笏湖ビジターセンターを訪れ、自然体験や動植物の観察等、ふるさと千歳の豊かな自然環境から多くのことを学んできました。

3、宿泊学習での自主研修計画づくり

 2年生は、7月14日、15日の宿泊学習での自主研修計画づくりをしています。研修地の決定、交通手段は?時間の管理、昼食は?等々、個人旅行ではないので、協議して、様々なことに配慮しながら、チームとして行動・学習計画を立てていきます。学級・学年のチーム力向上にも期待します。

 

6.20Mon. PTA活動

 延期されていたPTA役員会・総合委員会・各委員会が開催されました。全体会であるPTA総合委員会は、各委員さんが一同に体育館に集まり、今年度のPTA活動や各委員会の活動計画作成について確認しました。感染拡大状況に注意を払いながらも、「できることを工夫して・・」子どもたちのための活動とPTA会員の横のつながりを高め合う活動に動き出しましょう。今年度のPTA活動、よろしくお願いいたします。

榊PTA会長

6.17Fri. 前期中間テスト

 今日は、前期中間テスト。この数か月間の五教科の理解度と達成状況を確認する大切なテストです。3年生にとっては、高校入試に向けて「成果と課題」を把握する、数多くの学力テスト・定期テストのはじめの一歩であり、新1年生にとっては、中学校に来ていつもの緊張感とはまた違った受験形式のテストです。

 どの学年も教室環境・自分の身の回りを「ととのえ」、約束事を確認して、答案用紙に向かっていました。「空欄をつくらないで、粘り強く・・」と担任の声が聞こえてきました。

 「入試選抜テスト」との大きな違いは、「差をつけてふるい落とす、選抜するための試検」ではなく、現段階での、「理解度、達成度を把握し、身に付けた力と今後の課題を見つける」テストであること・・。そういった意味で、テストが終わると解放感もあるのですが、「できているところ、理解が足りないところ」の把握と今後の学習方法の『更新』には、しっかり時間と労力をかけてください。

6.16Thu. 学ぶ意欲の向上とわかる授業2

 3年生理科の授業では、「化学変化とイオン」の分野でしょうか、ダニエル電池の実験を振り返りながら、電池の仕組みやイオンについて学習を深めていました。「見えないけれども目の前で起こっている化学変化を理科・科学の見方・考え方で説明できる」、そうした力がついてくることで、ますます、「科学の不思議、おもしろさに引かれていくんだなぁ」と感じました。

 2年生数学では、中間テスト対策での個別の学習でしたが、問題の解き方について、「教え合ったり、議論し合ったり」する雰囲気が、とっても素晴らしいと感じました。「人に分かりやすく教えられるようになった知識や考え方は、より確実に自分のものに」なります。アウトプットすることで、より理解が深まる学習方法は、勉強はもちろん、スポーツや音楽でもよく活用されます。「教え合い、学び合い」で共に力を伸ばしましょう。

 1年生数学は、碁石を並べて作った三角形の碁石の数を出す方法(方陣算)を「一つの方法ではない、幾通りもの考え方」を導き出していました。「数学は、答えがひとつだから美しい」という人もいますが、「答えを導き出すための、数学的な見方や考え方、解答方法」は一通りではないので、こうした数学の授業は、とても大切だと感じました。

ダニエル電池1ダニエル電池2ダニエル電池3

ダニエル電池4ダニエル2年数学2

2年数学1数1数2

数3数4数5

6.16Thu. 自律と自治力

 明日は、前期中間テストです。これまで積み上げてきた学習がどれくらい身についているのか?その成果と課題について明らかにし、今の力を計るというねらいがあります。テスト自体も大切ですが、テストが帰ってきたとき、「どこを理解していて、どこがわかっていないのか」が明らかになり、次につながる活用をしてください。

 朝自習期間、どの学年も、家庭学習ノートを提出して学習状況を点検したり、諸活動がない期間の集中的な学習時間の確保等、確認し呼びかける委員会活動を行なっています。Myゴール手帳を利用した学習計画や反省を修正しながらテスト週間の家庭学習にも工夫をしているようです。また、「学校生活を自らの力で・・」という観点で、どの学級も日直が朝の会を進行し、目標の設定や委員・係からの生活・学習の連絡事項を生徒主体の活動として行っています。

①「自分の生活や学習、身だしなみや時間の使い方等、セルフコントロールする力である自律的な生活」

➁「学級・学年・学校を小さな社会として、その社会生活を規律ある、豊かなものにしていこうという自治力」

は、日常のこうした委員会活動や学級・学年の役割の遂行とその責任の中で培われるものと考えています。スポーツ部活動でも「日常がグラウンドに出る」とか、日常の努力の仕方、その継続性と質が、結果となって現れることが指摘されます。また、1,2年生の間に、基礎的な技能・基本となる考え方や行動の仕方等をしっかり積み上げてきた選手は、3年生・さらには高校生になり、心・技・体が充実してきたときに、自らの「思考・判断・表現力」が開花し、指導者も驚くほどの「伸び」を見せることがよくあります。

 基礎・基本を大切にした、目標を持った「たゆまぬ」努力の積み重ねが、様々な状況にも対応できる真の「生きる力」を培うことにつながる。勉強も、委員会活動も、部活動も共通している気がしてなりません。

 自律した学習と生活、集団の自治力を磨いて行きましょう。

1日何時間勉強した?1年生朝の会

 

6.15Wed. 学ぶ意欲の向上とわかる授業

 生徒の「わかった、できた、おもしろかった」が次なる「学ぶ意欲」につながり、「子どもたちが自律的学習者として学び取る」授業、「わかる授業」をつくろうと教科の専門性を生かしながら先生たちも、日々工夫しています。ICT活用についても効果的な活用方法について、研究・研修を深めながらの授業づくりです。

 

 1年生音楽では、豊かな表現で歌ったり、音楽鑑賞で様々な音楽のすばらしさを味わうことはもちろん、そうしたことを支える音楽の知識・技能や楽典についても学び取ってほしいと授業が進められていました。

 2年生美術の「自分のシンボルマークをつくろう」では、自分らしい思い思いのシンボルマークをデザインし表現力を発揮していました。作業中、おしゃべりせず、集中して取り組む姿に作品制作への意欲的姿勢が感じられます。

 2年生の国語では、文節、単語、品詞や活用等、ことばについての基礎的な事柄について、ワーク等も活用して学習しています。

音楽

 3年生の社会科では、「人権」について考える授業。ハンセン病患者として差別や偏見を受けてきた人たちの動画等も視聴しながら、「人権」という考えの生い立ちや広がり、歴史的背景等についても考えを深めています。

 2年生英語では、英語のスキットから、If(もし~ならば)といった文章表現について学習していました。

“If you can dream it, you can do it.”      夢や志を持って努力しよう。「願えば叶う」

6.14Tue. 前期中間に向けて

 前期中間テストが17日(金)に迫りました。MYゴール手帳を活用して学習計画を立てたり、学習委員会が家庭学習の状況を毎朝確認したりする様子が見られます。

家庭学習調べ1家庭学習調べ2

 本校の算数‐数学の学習状況を見ると、確立や図形といった中学校に入学してからの単元で、しっかり学習のポイントを押さえることができた単元は比較的理解度が高いのに、数や式、方程式、関数といった積み上げてきた知識や数学的な見方・考えたを働かせて、粘り強く答えを導き出す単元に若干の弱さを感じます。2年生数学では、連立方程式の「未知数が二つ、式が二つ」の連立方程式から、「文字を一つにしてXとYの値を導き出す方法」を丁寧に学習していました。基本的な解法のテクニックをマスターしたらあとは、反復練習で力をつけてほしいところ。数多く問題を解くうちに自分がつまずきやすい傾向も見えてくるもの(+-符号や両辺に×÷ときにミスをする等)取り組む中で、「自分の理解度や陥りやすいミスの傾向等が見えてくる」といいですね。

数学1数学2数学3

 英語科では、4コマ漫画から会話文を創造するという「正解がひとつではない問題、自ら考え表現する力が問われる問題」にチャレンジする3年生の姿がありました。グループ学習から、4コマ漫画のストーリーにふさわしい表現について考え、共有(シェア)し、英文表現(現在完了で表現しよう)を学習していました。コミュニケーションツールとして生きた英語力を身に付けるため、「自分で考えたことを適切に表現すること」がとても重要視される時代であることを感じます。

英語3年生1英語3年生2英語3年生3

 国語科では、未熟・楽観的・誠実等のことばを一つ選び、その言葉の意味を調べたり、「例えば~」のように例文をつくる学習をしていました。タブレットでGoogleフォームを使って個々のできばえを確認することはもちろん、ノートに書いてまとめたり、ネットでしらべたコピーペーストだけでなく、自分で例文をつくって正しく使って表現する。この学習も「読み、聴く、書く、話す」という基本を大切にしながら、「思考力・判断力・表現力」といった活用する力をつけるにはいい学習なのだと感心します。1~3年生まで、NRTや様々な学習調査を見ても決して低くありません。益々、表現力を伸ばしてほしいと思います。(この力は、他の教科にも影響してきますから・・)

国語2年生1国語2年生2国語2年生3