学校のブログ
4/22 野鳥オリエンテーションでなーるほど。
支笏湖小の伝統的な学習(総合的な学習の時間)、それは、野鳥とヒメマスの学習です。
大人よりも子どもたちの方が、特に野鳥の名前や鳴き声は詳しいのです。
昨日、ビジターセンターに勤めている等の講師の方二名が、野鳥を中心に幅広く自然について教えてくれました。
前半は体育館で学習、後半は外に出てガイドしてくれました。話題は尽きません。カメムシの発する悪臭とは別の無臭のフェロモンの話、鶯は地面で過ごすことが多いこと、札幌マイマイとエゾマイマイの話、天候の影響による生態系の話等々です。
子どもたちが一番心に残った話は、フキノトウにはオスとメスがあるという話でした。不思議だったのは、支笏湖小の周りにはオスしか見られなかったことです。理由は聞きそびれました・・・
【「見てごらん。あの鳥は“つがい”で行動するんだよ。」「 あー本当だ!」】
今年度もいっぱい教えてください。こういった生きた体験学習は、一生忘れないでしょう。なぜなら人間の五感全てを総動員して感じる学習だからです。特に嗅覚が大事だと聞きました。
人間の記憶は、嗅覚が占める割合が非常に高いそうです。例えば、「あれ、この臭い。どこかで嗅いだことがある・・・そうだ、思い出した。亡くなったばあちゃんの二階の一番奥の部屋の臭いだ・・・なつかしいなあ。ばあちゃん、いつも飴くれたっけ(涙)」
4/21 教室にレースのカーテンが!!
過日、校舎周りの木々を10本近く伐採したトピックを載せました。その影響で、太陽のひかりが教室に注ぎこみ過ぎて、眩しいという現象が生じたのです・・・
薄いグリーンの遮光カーテンを閉めたら真っ暗になるので、電気をつけなければなりません。
「レースのカーテンだ!」
ですが、いろいろな声が耳に入ってきました。「相当広い面積で、しかも職員室、図書室も入れて6教室。しかも、カーテンレールがついていないところもあります。無理なんじゃないですか? 第一お金が・・・」
新しいことをする時にはこういう声がつきものです。
筆者はいつも「トライ・アンド・エラー」と言っているので、やるだけやってみることにしました。①見積もりをとる②どんなに高金額でも、PTAの総会でPTA会費から出してもらいたい事をお願いする。この二つ!
結果は、「買っていいですか?必要なんです。 金額は〇〇万円です!」
「いいでーす!!」 なんて心ある保護者たちなんだと改めて感じました。
【今のレースのカーテンは、紫外線カット・熱中症対策・日差しを薄めつつ部屋を明るくするの三拍子が揃っているようです。そして何といってもよかったことは、豊かな大自然の風景もしっかり目に入ってくることです!!】
支笏っ子のみなさん、快適に学習できるおぜん立ては整えました。あとは、きみたちがしっかり勉強に集中することだけです(笑)
4/17 『令和7年度 全国学力・学習状況調査』
対象は、全国の小6と中3です。本校では、昨年度は6年生が欠学年でしたので2年ぶりの調査となります。教科は、いつもの国語・算数、そして3年周期で行う理科の三教科でした。
本校の6年生は、「空欄をなくす」「分かる問題は確実に解く」を目標に取り組みました。結果は今後、送られてきますが、空欄は全くと言っていいほど見られませんでした。
教科の他に「質問紙」というのがあります。今年度から全国でオンラインで回答することになりました。ですが、回線の具合が不調の時が多い中、この時もそうでした。担任の的確なアドバイスで無事に回答することができました。
お疲れさまでした!!
【質問紙にクロームブックで答えている6年生。書写で毛筆に取組んでいる5年生の図。】
4/16 歯科検診
1年ぶりに支笏湖小専属の歯科医に来ていただきました。1年前は、「全員、きれいでしっかりしている歯だねえ。おどろいた。」とほめられましたが、今回はそうはいきませんでした・・・
歯は大事ですので、日頃の歯磨きの磨き方等に気をつけてください。
4/16 前期児童会任命式
全校朝の会で、任命式が行われました。他校からから見ると、少ない人数の中で機械的に役職をキャッチボールしているかのように見えると思います。支笏湖小学校では年度末反省に教員方で議論を重ね、人数が少ない分他校と比べて手薄になる社会性やキャリア教育の体験を補おうという意図で、今年度の児童会の在り方や内容をリニューアルしたのです。
【あれ??どうして笑いをこらえているの?? これは、校長先生が子どもたちの笑顔をひき出そうとある仕掛けをした結果、みんな写真を撮られるときにクスクス笑っていたという話です。 一番難しいコミュニケーション能力レベルは、他者を笑わせる技術だそうです。】
【これから半年間、一人一人の知恵を持ち寄って、対話して、支笏湖小を楽しくする今まで取り組んだことないようなことを創ってください!! 期待してまーーーす。】
4/9 授業が始まりました。
新しい学年に進級し、新しい環境の中で学校生活が始まりました。
【1年生は、どうしてこんなにお行儀がよいのでしょう? でも、ほどよい緊張感は大切ですね。きっと、日に日に慣れ始めていくでしょう。】
【こちらは、新4年生。教室が2階になりましたが、担任の先生は、1、2年生の時の担任と同じ先生です。】
【こちらは、5・6年生の複式学級です。つまり、一つの教室に5年生と6年生がいて、一人の先生が二学年を同時に教える授業形態です。支笏湖小は、ずっと複式が続いていた学校です。今回この複式学級を担任することになった先生は、複式が初めてです。とても熱心に複式のことを学ぼうとしています。】
【各学年の成長段階に合わせて掲示物を工夫して作ります。小学校の先生は得意中の得意です。】
4/7 3年ぶりの入学式!!
昨日、3年ぶりの入学式が行われました。男子一人、女子一人の計2名です。
これで全児童数が、9人になりました。1年生2人、2年生と3年生がいなくて、4年生3人、5年生2人、6年生が2人という内訳です。
入学式は、支笏湖地域の方がたくさん足を運んでくれました。
【新入生の歓迎を、在校生が1年間の行事の寸劇や、ヨサコイやダンスを披露しました。次のこのような機会には、歌の披露もあればと期待しています。】
新1年生の二人がとても行儀が良すぎて、逆に心配している方々もいらっしゃいました(笑)
よく「早く慣れてください。」と人は言いますが、「慣れない緊張感がほどよい。慣れてしまったら次の場所に移った方がよい。」と考える人もいるようです。
来賓、保護者、地域のみなさま、令和7年度も支笏湖小学校をやさしく見守ってください。よろしくお願いいたします。
4/7 始まりまーす!!
昨日は、まず、着任式がありました。新しい事務職員の方をみんなで歓迎しました。
歓迎の言葉を話している子は、新4年生です。朝からガッチガチにキンチョーしていましたが、みんなに励まされてリラックスして臨むことができました。 また一つ、人生の肥やしになりましたね。
【始業式では、支笏っ子全員が、令和7年度に向けての抱負等を発表しました。今後の課題は、チラチラでも原稿から目を離して、周りを見ることです。 それにしても、みんなお洒落さんです。そうです。この後、3年ぶりの入学式が待っているからです。】
3/26 誰かがやらなければ、ずっとそのまま。
誰かが気が付いてそして具体的に動かなければ、ずっとそのままの状態で月日だけが流れていくということは世間にざらにあります。
支笏湖小の二階にある図書室(学校図書館)がまさにそれでした。下の写真は今から25年くらい前に、今は亡きある有名なS映画監督が来校したときの写真です。
そして下の写真が、令和7年2月の写真です。
そうなのです。黒板の上に貼られている有名な作曲家たちの肖像画とアンプにつながっていないスピーカーが少なくても25年間はそのままになっていました。
筆者は、学校司書さんに尋ねました。「これらの日に焼けて色褪せている絵と、音の出ないスピーカー・・・どう思います? 外しましょう!」
これは、昨日25日の話です。学校施設補助員さんと3人でほこりをかぶりながら、絵をはがし、スピーカーを取り外しました。
するとどうでしょう。両面テープの剥がし痕がくっきり残りました。色も、くすんだ緑色・・・
翌日の26日、何と、学校施設補助員さんは「ペンキを塗ります。よろしいですか?」 その一途なまなざし。
【ペンキが本に垂れないようにと、ビニールシートを当てがいながら塗ってくれたのです。】
【何ということでしょう。絵もスピーカーもなくなり、壁をライトアイボリーホワイトを塗ることによって、図書室の手狭だった空間がまるで「増設しましたか?」という錯覚を起こすくらいワイドに広がったような気がしました。】
今回の題に戻りますが、『誰かがやらなければ、ずっとそのまま・・・』やらなくても悪くも何ともありません。
ですが、“やる”と“やらない”との間には相当な隔たりがありそうです。
【校長室の書棚や引き出しの中に長いこと眠っていたかなりの数の書類や本類も、そのままにはしてはいけないと意を決してメスを入れることにしました。おかげで、本来やらなければならない仕事がなかなか進みません・・・】
3/24 『令和6年度 修了式・離任式』
24日に支笏湖小学校の修了式が行われました。児童を代表して5年生の女子が作文を発表したのですが、あまりに心を打つ内容だったために、みんなで感動しました。「今までは嫌なことから逃げがちだった私は、あるきっかけから苦手なものにも取り組み、逆に得意なものにしようと考えることにしました。」という内容です。
学校長からはこんな話を子どもたちにしていました。「みなさんにとってこの1年間はどうだったでしょうか?うまくいかなかったことや、嫌なことがたくさんあったのではないでしょうか。よく人生は、山にたとえられます。
~谷があるからこそ、山の頂に登りついた時の景色がより素晴らしく見える~
嫌なことや失敗があるからこそ、うまくいったときには喜びもひとしおです。苦しみのない喜びなんか、明日になれば忘れてしまうものです。」
離任式ではお別れを伝え、しんみりしました。
3月は別れの月です。でも4月になると出会いがたくさん待っています。
そんな季節だからこそ、誰もが心が張るのです。「春」とはまさに心が張る季節なのです。
4月からは、一つ学年があがります。そして何もかもが新しいことばかりです!
さあ、張り切っていきましょうよ! 生徒諸君!!