2025年8月の記事一覧
「複式学級」とは?
支笏湖小学校は、開校以来「小規模校」として「複式学級」のかたちをとってきた歴史があります。学校関係者ではない方は、この複式の意味をご存知ないのかもしれません。
《複式学級》
〈複式学級とは、2つ以上の異なる学年の児童や生徒を1つの学級(クラス)に編成した学級を指します。これは、児童や生徒の数が著しく少ない場合など、単一学年だけでは学級を編成できない特別な事情がある場合に設けられるものです。
日本の公立義務教育では原則として同学年で学級を編成しますが、例えば過疎地や小規模校などで人数が基準以下の場合、2学年以上を1クラスにまとめることができます。
小学校の場合、複式学級とされるのは「1年生を含む場合8人以下」「その他の学年では16人以下」が目安とされています。
特徴:少人数で構成されることが多く、異学年・異年齢集団で学び生活するため、学年を越えた協働や交流が生まれやすいという面もあります。一方で、1人の教師が複数の学年を同時に指導しなければならないため、教材や指導の準備負担が大きいなどの課題も指摘されています。〉
今年度の支笏湖小学校は、5・6年生が複式学級となっております。5年生と6年生が同じ教室で一人の先生から授業を受けます。35人の学級を持つのと、4人の複式学級を持つのはどちらが大変かという答えは、両方持ったことのある先生しかわかりません。
因みに、複式学級のある石狩管内の学校は、江別市は北光小学校。石狩市は厚田学園、浜益小学校、浜益中学校。千歳市は支笏湖小学校、東小学校、東千歳中学校、駒里小中学校です。
8/7~8/8にかけての大雨
8月7日の夜の大雨と雷、翌日8日の断続的な大粒の豪雨・・・
調べてみますと、支笏湖周辺では観測史上1位となる1時間最大70mmの記録的な降雨や、総降水量が約380mmに達するなど極めて異例の豪雨だったそうです。加えて、この地域特有の地形や周辺の山岳(たとえばオロフレ山)から発生した積乱雲が南風によって流入し、「線状降水帯」に近い形で雨雲が長時間同一地域にとどまったことも主因とされているとのことです。
8/7 支笏湖地域伝統行事の「提灯行列」に参加して。
いわゆる『ろうそく出~せ』です。それはどういう謂れなのでしょう。
子どもたちが「ロウソク出せ」と歌う理由、そのルーツは函館にあります。このお祭りが始まったのは、函館に残っている記録によると江戸時代の後期から。当時の函館では、ねぶたのような山車と灯篭が町中を埋め尽くすお祭りがあり、その山車を照らすのにつかっていたのがロウソクだったといわれています。
子どもたちはその明かりのためのローソクを各家から集めていたので、「ローソク出せ」と歌っていた、という訳です。しかしその後、当時の明治政府の方針などの影響で、徐々に函館でのねぶたのようなお祭りは無くなり、ロウソクを集める必要が無くなってしまいました。函館で続く「ローソクもらい」は、後に子供たちがもらうものがローソクからお菓子へ自然と変わり、今も継承されています。
【「雨が降るらしいので、少し速足で歩きます。あと、歌を大きな声でうたってください。でないと、当たるものもあたらないかもしれませんよ。」 「はああい!!」】
【提灯の中に灯をともすのですが、4年生以上は本物のろうそく。それより下の子は、LEDライトを使います。これらグッズの保管場所は支笏湖小学校です。校長などが持ち運び及びメンテナンスをしています。他校にはないおしごとです。】
【早速練り歩きます。歌の声の大きさ大丈夫ですか? 寄らさせていただいているお店からお菓子を頂だいします。お心遣いに感謝します。】
一緒に歩いていた若者と何とはなしに話をしました。彼は東京から出てきて、支笏湖湖畔のアクティビティー関係のお店に勤めているとのこと。そのお店で働くことが憧れだったそうです。その若者がこんなことを言っていました。「ぼくは、東京の国分寺というところから来ました。東京では、こんな風にみんなで集まって催しものをするということがないので実に興味深いです。夜は、虫の鳴き声が耳に心地よいし、ぼくは、ここに来て本当に良かったです。」
明日は、恒例の『支笏湖畔 納涼盆踊り大会』があります。奮ってご参加ください。お待ちしておりまーす。
8/6 断捨離日記④
昨日は満足していたのに、本日改めて「階段下の物品庫」や「オオルリ教室」に入ってみると、まだできるかもということに気が付いてしまい、ついつい作業を始めてしまいます・・・
①【階段下の物品庫ですが、空間を広げるために更に物を精選しました。】
【使いやすいようにと、場所の移動をちょこちょこしました。】
【段ボールに入れていると何が入っているかがわからないので、黒マジックで表示しました。すると業務技師さんがテプラーで作ってくれると言ってくれました!!】
【業務技師さんがポツリと言いました。「あそこの天井が支えきれなくて、しなっています。危険ですね。私、強化します。」下の写真を見てください。一番上がかなりしなっています・・・】
【何時間も手間暇かけてくださって、結局は補強しての強化ではなく、板ごと取り換えプラス補強を施してくれたのです。これで、矢鱈と重たいB4用紙がおけるようになりましたが、少ししなり気味でしたので、半分は移動することにしました。】
【他所の学校の部屋に入ったかと錯覚するくらいの変わり様です。】
②【気がついたら筆者は、次の取組を始めていました。オオルリ教室の後ろのロッカーに入っていたマジックを一本づつ紙に書けるかどうかを試して断捨離し、色ごとに分けて輪ゴムで巻いてカゴに収納しました。】
③【そして疲れを知らない子どものように次に取り掛かりました。テプラーです。本校のテプラーが故障したためもう一台購入しました。すると修理に出していたテプラーが直って戻ってきたので2台になってしまいました。使用するテープを2台どちらも使えるものと1台しか使えないテプラーがあったがために、一つの箱に全部入れていたようです。その時、引き出しを二段使うという発想が生まれたのです。頭の中の電球がピカンと光った瞬間でした。】
8/6 断捨離日記③
断捨離シリーズは続くのです。
本日は、放送室を更に深掘りしてみました。拭き掃除もしてみました。
【放送室窓側の部屋の職員室側の面です。】
【放送室窓側の部屋の窓近くの職員室側です。】
【放送室窓側の部屋の窓近くのオオルリ教室側です。】
【放送室窓側の部屋の床です。】
【放送室廊下側の部屋です。】
断捨離日記②
本日は、業務技師さんのご協力をいただいて「階段下の物品庫」に挑戦しました。
【業務技師さん、ごめんなさい! 断捨離が止まりません! 廊下にボンボコ置いていきます。】
【さあて、階段下の物品庫はどのようになったのでしょうか? すみません。ビフォーが分からない人にアフターをいきなり見せても珍紛漢紛ですね。】
【でも、支笏湖小のこの部屋のことを存じ上げている方は、このきれいさに驚いていることだと思います。】
【特にここ!! この写真は入って左側の突き当りです。配置を180度変えました。】
【正面の壁の前にはいろいろな横断幕の筒等で通路が塞がれていましたが、一枚一枚広げて確認して断捨離しました。模造紙で手も切りました。】
教職員の方々は良かれと思って、「これ捨てていいものなのかな?後から『えーなんで捨てたの!!』とか言われたらマズイのでこの隅にでも置いておこう。スミマセン・・・」「これきっとまだまだ使えるぞ。後の先生方のために残しておいてあげよう。喜ぶぞー」と捨てられないでいると、あっという間に30年経ってしまったということがアルアルなのです。
今日も一ついいことしたと思いました。明日も続きをします。体中筋肉痛です。ですが、やりきった感の伴ったさわやかな痛みです。