学校長挨拶

 ようこそ 支笏湖小学校へ

校長  東峰 宏紀   

 本校は、千歳駅から27km程離れた支笏湖温泉街にあり、国立公園内に位置する学校です。校舎の眼下には、鬱蒼と茂る緑の森の中に、4万年前の噴火により形成された、国内で2番目の大きさのカルデラ湖である支笏湖が青く広がり、その周りには、紋別岳等の外輪山が連なっています。湖の両端には、後の噴火で生成した風不死岳、恵庭岳、樽前山がそびえ、国立公園として環境省の厳しい規制と保護により、豊かな自然が残されている地域です。市街地も、その多くが国有地の中にあります。昨今、道路事情の改善により、千歳市街、近隣都市から通勤する人も多く、地域人口は減少傾向です。

 本校の沿革としては、昭和22年、旧烏柵舞小学校(かつて第一発電所近くに所在)の分教場として設置され、その後昭和23年12月1日に独立校の認可を受けました。それ以前は、徒歩で羆の出没する林道を通学するしかなく、しかも、遠距離のため、特に冬期間は通学が困難でした。このような状況の中で、「我が子の教育をより良い条件で」という願いから、地域あげての熱意によって分教場を設置し、独立校につながりました。現在の校舎は、昭和57年に完成しています。

 本校は、これまで、支笏湖の豊かな自然をベースに、愛鳥モデル校、環境教育モデル校等の指定を積極的に受けてきました。本校の経営方針は~ど真ん中に子どもがいる学校~です。これからも、教育活動のすべてにおいて、子どもたちをど真ん中に、地域、保護者のみなさんと共に手を携え、支笏湖の子どもたちを育んでいきます。