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なぜサンショウウオの卵がそこにあったのか

 5月2日にビジターセンターのスタッフの方がわざわざ学校に電話をしてくれたのです。

話は、こうです。

〇これは、エゾサンショウウオの卵と思われる。

〇何かが卵を運んできたのではなく、自然産卵と思われる。

〇エゾサンショウウオは、体が乾くと死んでしまう。なぜなら体中の皮膚でも呼吸をしているから。ですから、日中は、葉っぱの下などにいて、夜になると行動する。

〇産みの親のエゾサンショウウオは、卵を産む場所をずっと探していたと思われる。そしてある雨の日に支笏湖小前の水たまりをやっとのことで見つけ、産んだと思われる。探し続けた苦労は、筆舌に尽くし難い。

 

 

枝の中央に一塊、そこから左下の水底に一塊。

スタッフさんの話を、その日の給食時間に説明しました。下校時、子どもたちのなかに何か思うところがあったのでしょうか、全員で、卵の様子を見に集まっていました。

「あったー!二つに分かれてる。あ、おたまじゃくしも泳いでいる。あー、ガの幼虫もいるよ!」

「そろそろ、帰るよ!(先生)」

「はーい!」

「ちょっと待ってー置いていかないでー」

 

連休後のこの「小さな池」の中の様子がどうなっているのか、とても楽しみです。