支笏湖小の「体力づくり」
毎年、全国の小学生等が取り組んでいるものに、「新体力テスト」があります。「握力」「上体起こし」「長座体前屈」「反復横跳び」「20Mシャトルラン」「50M走」「立ち幅跳び」「ソフトボール投げ」の8種目があります。令和5年度の支笏湖小の個人個人の評価判定を見ると、伸びしろ部分が少なからずあることがわかりました。
支笏湖小の実態として、〇地域の子どもの人数が少ないことと、限られた空間における固定された遊び方に限定されること 〇学校周辺のみの限られた活動空間(学校グランド・体育館のみ) 〇固定された少人数人間関係による競争力の低下と、ドッジボール・サッカー・鬼ごっこなどの集団競技が遊びの中に取り入れられないことなどがあります。
ですが、支笏湖小学校は工夫を重ね、子どもたち全員の体力向上のために、一年間通して下記の「体力づくり」に取り組みます。
〇休み時間の外遊びや体育館遊びの推奨(先生も一緒に遊ぶ。)
〇支笏湖タイムでの「一輪車」「縄跳び」の推奨
〇「新体力テスト」の全学年全種目実施と記録分析を行い、次につなげる子に応じた対策を考える。
〇「マラソン記録会」「運動会」等の体育的行事や体育の授業の中で授業前の自分から授業後の自分が体力的、技能的に結果が伸びるような授業づくりを行っていく。今年度の手ごたえとして、子どもたちの体力や記録に対して、授業開始時の体力的な記録を確認し、目標をもって取り組むことによって、自分の体力や能力に応じた努力と工夫を考え、実践し、結果的に自身の「伸びしろ」を実感することによって、意欲の向上や達成感、技術の向上がみられた。このような実践を重ねることによって、体力の数値上にも結果が伴うものではないかと考える。
〇体育の授業改革
・全校体育等の時間を工夫し、「集団競技」「集団ゲーム」を取り入れてチームワークや競争心を育成する。
・体育の導入時に本校児童の課題である「体つくりの運動」を取り入れ、過去に実施されていたサーキット的な「5分間プロジェクト」や今年度の取り組みである「体力向上プログラム」などを取り入れ継続的に行うよう実施する。
・ICTを活用した授業を行う。
【自分に身についた技の積み重ねが、一目でわかる表示~目に見える化】
【支笏湖小伝統の一輪車】
【一輪車の技の達成記録の表示~目に見える化】
【『大谷グローブ』の活用】
【オレ、ピッチャー! じゃあ、ぼくバッター。でも交代してね。 合点!!】