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2/28 木

 学校という字は、「木が交わるところで学ぶ」と書きます。支笏湖小学校もたくさんの木々に囲まれていますが、困ったことに鹿たちが木の皮を食べることにより、そこからいろんな成分が入り込み、木を腐らせているという状況が生まれてしまっています。つまり、いつ木が倒れてもおかしく状況にあったわけです・・・

 この度、縁があって、教育委員会の施設課を通じて木の伐採が叶いました。

 

【体育館前の木を伐採した結果が下の写真ですが、向こうの空が見えたり、校舎全体がはっきり表れることで、広さが感じられるようになりました。時計も見やすくなりました。梅の木は残してあります。】

 

【二宮金次郎像のまわりも実は何本も木々が腐っている状態でした・・・色がくすんでいましたから・・・】

【伐採後、たちまち支笏湖方向の景色が目の前に広がりました。】

【職員室窓前などの割と大きな木も伐採しました。今まで木の枝で遮られていたため暗めだった教室や廊下が、たちまち降り注ぐ陽の光で、眩しいくらい明るくなりました。】

 「木がなくなって、悲しいです・・・」と表情を曇らせていた子もいましたが、施設課の職員の方が言うには、どの学校に行ってもそのように言う子どもが多いとのことです。また、街路樹などの枝払いや木の伐採をしていると「なんで、木を切っているんだ? 自然破壊じゃないか。」と声をかけてくる市民も少なくないと言っていました。自然を大切にするという気持ちがそれだけ世の中に浸透しているのだなあと嬉しく思いました。

 こういう気持ちを育むのは、やはり「学校」なのでしょう。

 この度の木の伐採を通して、学校の役割の大切さを改めて感じました。