生活の様子

子どもの頃の体験は豊かな人生の基盤

・中学生までの「体験(生活の中、自然の中などで体を動かし諸感覚を刺激する直接的な体験)」が豊富な人ほど、高校生になってからの共生感や意欲・関心、人間関係能力、職業意識、規範意識などの現在の資質・能力が高い傾向があるという。ネット上に溢れる実体験が伴わない情報が子どもたちの知識として吸収されている。体験を多くした者は、正義感・思いやりのある行動も多く、また自尊感情が強い傾向が見受けられる。

 

・楽器の音と自然の音を比較した場合、周波数帯の幅には大きな差が見られ、その刺激による音に関わる諸感覚の発達への影響にも差がある。ピアノの音ひとつひとつは弦を叩いて出す音であり周波数としては単純であるのに対し、木の葉が風でさやさやと揺れる音、波の音、雨の音などの自然の音はたくさんの周波数帯成分を含んだ非常に豊かな音であるため、自然の音の方が諸感覚の発達には効果的であると述べています。・・・自然の中の遊びでは、自ずと多様な動作を繰り返すこととなる、優れた遊び場であることがわかる。