特色ある取組

1 特別支援学級のみで構成された学校として

 北進小中学校は、昭和35年4月に千歳小学校併設の特別支援学級として誕生し、幸町児童会館内で授業を開始しました。 昭和37年には千歳中学校特殊学級も併設され、昭和38年現在地に新校舎が完成し、独立校舎をもつ全国的にも珍しい特別支援学級となりました。そして、昭和46年に独立校に昇格し、千歳市立北進小学校・千歳市立北進中学校となりました。
 以来、特別支援学級(平成19年4月1日、特殊学級から名称変更)のみの学校として、障がいのある子どもたちの自立と社会参加を目指し、保護者、地域、関係諸団体との連携のもと、小中9年間の学びを大切にした教育活動を進めています。

 

2 特色ある教育活動

 文化体験や社会生活技術(SST)の獲得、「自立活動」などによる日常生活動作のトレーニング、教科学習をとおしてコミュニケーション能力の向上、社会のルール、進路の学習など社会を生きていく上で必要とされる確かな生活力の育成。また、他校との交流教育を推進します。

 

3 一人一人の子どものニーズにあった教育

 子どもたちの様子や保護者の願いをもとに、一人一人の個別の指導計画を作成し、子供たちの成長を支援します。
 ご家庭とは、5月に共通理解を図るための話し合い(インフォームド・コンセント)、10月に中間の話し合い、3月に結果についての話し合い(アカウンタビリティ)と年3回の話し合いを行います。

 

4 子どもたち一人一人を大切にした教育

 一人一人の発達課題や到達度の実態を把握し、グループ別の学習に取り組み、展開しています。ALTを活用した外国語活動も行っています。

 

5 えがお教室(発達支援教室)

 高機能自閉症、LD(学習障害)、ADHD等、千歳市内の他小学校で特別な支援を必要とする児童生徒の相談等に取り組みます。また、平成18年度から軽度発達障がいの児童を対象とした発達支援教室を開設しています。今年度は2教室を開設することができました。