生活の様子

6月21日(火)

運動会を無事に終えることができました。

応援の仕方や来校時の入場制限等について、ご協力ありがとうございました。

御礼 校長 玉腰 武

6月18日(土)、本校の第45回運動会が開催されました。曇り空の日が続き、練習は短時間でしたが、「一歩前進~今の自分の全力を出し切り、一歩でも成長できたと感じられるように皆で努力する!!」のスローガンのもと、どの学年も熱心に取り組んでいました。学年の演技、競技の練習はもちろんですが、実行委員会や選抜リレーの子どもたちが、学校の代表だという自負をもって頑張っていました。また、一人一人が係など役割を意識しながら、一生懸命仕事をしていたのが印象的でした。

さて、学校は、年間を通してさまざまな学校行事が行われます。よく「学校行事で子どもたちは成長する」と言われますが、毎年、私自身も実感をしています。それにはいくつか理由があります。

たとえば、運動会では団体競技(今年はありませんでしたが)を例にすると、相手に勝つには仲間と助け合い、協力し合う気持ちが必要です。気持ちが合わないとうまくことが運ばず、あっという間に大きな差ができて負けてしまいます。前に進むためには、仲間意識が必要になり、練習の過程で自然とその思いをもつことができるようになります。気持ちを一つにして、物事を進めることは学校生活を楽しく過ごすために大切なことです。また、子どもたちの表現運動の練習を見ていると、演技を成功させるために仲間に迷惑を掛けないよう、自分なりに周囲に気を配っています。この相手への心遣いは、皆が一緒になって必死に一つのものを創りあげる過程で養われていきます。困難な演技に挑戦することで意欲が高まり、励まされたり、ほめられたりすることが自信となって、自己肯定観の育成にも繋がります。さらに、係など集団の中で役割を自覚して、責任をもって仕事を成し遂げることは、社会生活の中で将来欠かせない大切な資質能力になります。一人一人の頑張りは個人から集団の高まりとなって波及し、発展、飛躍をしていくことになります。加えて、異学年交流を通して下学年の子どもたちが上学年のお兄さん、お姉さんに憧れをもち、負けずに頑張ることで学校のよき伝統が引き継がれます。このように学校行事は本番までの多様な経験のプロセスに子どもたちの成長に欠かせない大きな教育的要素が含まれているということになります。

学芸会もプロセスの違いはあっても子どもの成長には欠かせません。学校行事が、子どもたちが成長し、飛躍のチャンスとなるわけです。

運動会当日、参観された皆様は、子どもたちの練習の積み重ねや運動会に臨む決意に思いを馳せ、心に残る素敵な思い出になる大きな拍手をくださいました。心から感謝申し上げます。子どもたちが運動会を通して大成長できたと感じてくれることが私たち教職員の何よりの喜びです。