7月20日(水)
学校だよりから
「いじめをけっして許さない~いじめの防止と学校の組織~」
校長 玉腰 武
いじめは、児童生徒の心身の健全な成長に重大な影響を及ぼす、人としてけっして許されないものです。学校では、「いじめ防止対策基本方針」【本校ホームページにリンクあります】を策定し、いじめの未然防止、早期発見、早期対応を進めています。集団で生活をするなかで、人間関係による様々な問題が発生することがあります。それをいじめの問題とならないようにするため、学校では、互いを認め合い、学び合いができる、あたたかい人間関係を築けるように取り組んでいます。
いじめは、加害者、被害者だけの問題ではなく、集団の問題とも言えます。
いじめの四層構造というものがあります。「被害者」「加害者」「加害者の周りには、はやし立てたり、面白がって見ていたりする観衆の層」そして、「見て見ぬふりをする傍観者の層」です。いじめは集団の問題だというおさえのもと、すべての児童にかかわりのあることであると自分事として意識化させ、当事者意識をもてるように指導しています。そのため、互いを知り合う活動、違いを認め合う活動を進め、理解をし合うようにしています。
学校では、未然防止からはじまり、早期発見、早期対応を行うため、組織的な対応を心がけています。学校全体として、年4回のアンケートを実施するとともに、アンケート後には、相談・調査期間を設け、児童の気持ちを受け止めるようにしています。本校のいじめの認知件数は、残念ながら、0(ゼロ)ではありません。認知したいじめについて、その解消までしっかりと児童に寄り添っていきます。
ご家庭でもお気づきのことがございましたら、お知らせください。