生活の様子

8月17日(木)

夏休みが終わり、子どもたちが登校してきました。

校長のお話【全校朝会】

 みなさん、おはようございます。また今日から学校がはじまりますね。夏休みはどんなことをしましたか?

 夏休み前に校長先生がお話をした「地域とのふれあい」「自然や文化とのふれあい」「読書」に取り組みましたか?家族とたくさん話をしたり、友達と遊んだり、旅行に行った人もいるでしょう。朝、玄関で見たみなさんの黒く日焼けした顔がとてもまぶしいかったです。今年は暑い日がとても多かったですね。

 さて、今日は「やればできる」という言葉についてお話しします。

「やればできる」だって!?

 夏休みに、ある人がこんな話をしていました。

 「『やればできる。』この言葉はとても大切ですね。この言葉があって、私は今までがんばってこられました。」

 「やればできる」という言葉を聞いて、皆さんはどう思いましたか?この言葉を「いいな」と思う人?思わない人?よくわからない人?

 私は、こう思いました。

「納得いかないな。『やればできる』って、それ、何か成功した人が言える言葉じゃないか。成功した人が上からの目線で言う言葉。『もっとがんばれ、お前はもっとできる、手を抜くな!』って。でも、がんばったってできないこともあるんだ!」

 私は、ちょっと腹が立ってきました。しかし、そのあとに、その人はこんな言葉を続けました。

 「でもね、『やればできる』は、成功をめざすってことではないんです。私は、がんばっても失敗ばかりで、やってもできないことばかり。でも、ずっと挑戦してきました。何に対しても挑戦したら、失敗しても必ず自分が成長します。『やればできる』とは、成功ではなく成長をめざす言葉なんです。挑戦することに価値があるんです。」

 この言葉を聞いて、私は、「やればできる」の本当の意味がわかりました。「やればできる」とは、「やれば成長できる」ということなんですね。成功が大切なのではなくて、挑戦することが大切なんです。失敗してもいい。失敗しても挑戦を続けていると絶対成長できる。そういうことだったんですね。

 皆さんだって、いくらがんばってもできないこともあるでしょう。やってもできないこともあるでしょう。でも、できなくたっていいんです。失敗すること、できなかったことは、皆さんを必ず成長させます。

 夏休みが終わるとたくさんの行事があります。失敗を恐れずに挑戦しましょう。挑戦して失敗することはとてもよいことです。だめなのは何も挑戦しないこと。

 皆さんの挑戦に、おおいに期待したいと思います。

 冬休みまではとても長いです。一日一日を無駄にしないように生活してください。そして、まだまだ暑い日も続くので、「熱中症」には十分注意しながら元気いっぱい過ごしましょう。

 校長先生の話を終わります。

 

 学校再開です。これまでと同様にご支援とご協力をよろしくお願いいたします。