ブログ

2026年1月の記事一覧

多様性の包摂(ほうせつ)=インクルージョンとは? 

 次期学習指導要領改訂の基本的な考え方として①「主体的・対話的で深い学び」の実装 ②多様性の包摂(ほうせつ)インクルージョン ③実現可能性の確保 の三つの方向性があります。

 ②の「多様性の包摂」とは、性別、人種、年齢、価値観、宗教などのさまざまな違い(=多様性)を単に認めて受け入れるだけでなく、その違いを活かし、全員が公平に参加し貢献できる環境(=包摂)をつくることを意味します。 

 

〇用語の詳しい意味

多様性(ダイバーシティ)
 個人が持つさまざまな属性や背景の違いを尊重し、認めることを指します。これには人種、民族、性別、宗教、年齢、障がいの有無、性的指向なども含まれます。​

 

包摂(インクルージョン)
 多様な人々が自分らしく能力を発揮でき、全員が平等に組織や社会に参加できる環境を整えることです。一人ひとりの異なる特性を力に変えることを目指し、偏見や排除がない状態を指します。​

 

~社会や組織での役割~

 多様性の包摂が実現された状況では、個人の特性や経験が尊重され、全員が安心して意見を述べられ、自分らしさを発揮できる職場や社会が生まれます。​教育や企業においても、異なる背景の人々が協力することで、新たな価値やイノベーションが生まれるとされています。​

 

具体例

・障がいや国籍、性別などに関係なくすべてのメンバーが公平に扱われる

・異なる文化や価値観を持つ人同士が、それを活かして協働できる環境作り

 このように「多様性の包摂」は、ただ違いを許容するだけでなく、それを社会や組織の力に変える「実践的な環境づくり」という実務的な意味を持っています。

1/1 支笏湖小学校の『ウェルビーイング』TRY

具体的な実践例

・児童の主体性を高める授業の工夫や、自己肯定感をはぐくむフィードバック

・校内に「うれしかったこと・楽しかったこと」を共有する掲示板や、温かい言葉を掲示する活動

・自然体験(外遊びや自然とのふれあいを促す)

・挨拶運動や感謝週間など、児童主体の活動を企画・運営させる

・先生のウェルビーイングにも配慮し、働きやすい職場づくりや教職員の対話・学び合いの機会を設ける​

 

学校現場での工夫・ポイント

・「ウェルビーイング」の考え方や意義を教職員・児童に繰り返し伝え、共通理解を深める

・みんなが毎日「学校へ行きたい」「働きたい」と思える雰囲気づくり

・一人ひとりの違い(多様性)を認め合う協働的な学び、包摂的な環境の整備​

・教科を問わず、道徳や総合学習を通じてウェルビーイングに関する概念を共有する​

 

まとめ

 ウェルビーイングは、「楽しい・安心できる」といった感情だけでなく、自分らしく肯定され、積極的に参加できる学校・組織環境をつくるための実践的な工夫です。児童・教職員の双方で取り組むことで、全体の雰囲気やコミュニケーションも大きく改善します。