令和6年度のスタートにあたって
校長 上田 充士
253名の新入生を迎え、1学年8学級、2学年6学級、3学年7学級の計21学級、全校生徒742名と54名の教職員で令和6年度の教育活動をスタートしました。
目まぐるしく変化する社会情勢やAIなどICTの急速な進展、一人一台タブレットを使用した学習活動の充実など、学校は、これまでにない教育活動の転換期にあります。そのような社会の中で、たくましく未来を創造する生徒を育成するためには、自ら課題を考え仲間と意見を交流する中で深め、決断・実行していく力を身に付けることが重要となります。
そこで、令和6年度の重点目標を以下のようにしました。
『自己指導能力を身に付けた生徒の育成』
~自ら課題を考え判断し、表現・行動する生徒の育成~
「自己指導能力」とは、生徒が深い自己理解に基づき、「何をしたいか」、「何をするべきか」、主体的に問題や課題を発見し、自己の目標を選択・設定して、この目標のため、自発的、自律的、かつ、他者の主体性を尊重しながら自らの行動を決断し、実行する力を指します。
その力を身に付けるために学校では、「自分には良いところがある」「自分は必要とされている」という自己肯定感や自己存在感を育む中で、自身の興味・関心に基づいた探求的な学習活動の充実を図るよう努めます。
また、『千歳市教育振興基本計画』の理念をふまえた教育実践を通して、千歳市や北海道のよさを理解し、さまざまな体験を通して自らの視野を広げ、物事を多角的・多面的に考えて解決する力を育みます。一人一人が、ふるさと愛にあふれる生徒となるよう、保護者や地域の皆様、隣接する小学校と力を合わせて取り組みます。
本校は、開校から13年目に入りました。開校理念(校訓)である「きらやかに しなやかに」の思いを引継ぎ、教育目標である『瞳をきらめかせ 希望に満ちた未来を拓く』生徒の育成に取り組みます。
令和6年4月