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6.22Wed. 恥べきは、そこから立ち上がらないこと

 今日は、緑小学校の校長先生をしていた経験を持つ、市教委の指導主事が来校し、学力・学習状況調査や入試問題等、①問題文を読み解く力が必要 ➁思考力・活用する力を必要とする問題のできが差になる。③失敗したこと・誤答をしっかり解き直すような学習が真の力をつける。といったお話をしていました。緑小学校の卒業生が中学校で頑張っていることに目を細めていましたよ。(昨日の指導監は高台小学校校長経験があり、同様に卒業生の頑張りを喜んでいました)

 中間テストが終わって、「できた・・失敗した・・」と一喜一憂しがちですが、テストを経験し、「自分はどこを理解していて、どこがわかっていないのか」を知り、「次の学習につなげる・活かす」ことが大切と、担任や教科の先生は話していませんか?

 作家の三浦綾子さんの小説に出てくる言葉で、「人間、つまづくのは恥ずかしい事じゃない。立ち上がらない事が恥ずかしい」というのがあります。人間は、間違いやつまずきから、多くのことを学び、その失敗を二度としないように克服していくことで、成長していきます。「つまずくのは恥ずかしいことではなく、成功へのステップ」なのです。ただ、「なぜ失敗したか」「どこをどう間違えたか」は、しっかり解き直し、学び直しをしておきましょう。

 日本人は失敗しないことを良いと捉えがちですが、アメリカでは失敗したことない人を評価しません。「失敗したことない人=チャレンジしない人」という見方をするからだそうでうす。Fightersの田中賢介さんの講演を聞いたことがありますが、メジャーリーグに渡り、なかなか結果が出ない時にも、チームメイトやチーム関係者は、「ドンマイ(Don’t mind)ではなく、「ナイストライ」「ナイスチャレンジ」(Nice try. Nice challenge)と声をかけてくれたそうです。「挑戦すること」をしっかりと評価する習慣が素晴らしいことだとおもいませんか。

 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないこと」中間テストの誤答であっても、次なる成長のためのステップにするような学習習慣をつけて行きましょう。