2025年3月の記事一覧
本の紹介(3月)
3.11 東日本大震災
東日本大震災から本日で丸14年。現在も2万8千人ほどの方々が避難生活をされていると聞きます。復興の遅れが指摘されるなかでの、昨年1月の能登半島地震、9月の能登半島豪雨、そして今年2月の末日に起きた岩手県大船渡市での山火事。私たちにできることはなんでしょうか。そんな思いのなか、本日駒里小学校全学年へ読み聞かせをいたしました。その本を紹介します
「ぼくは海になった」 うさ 作・絵 くもん出版
「命はすべて救うもの助ける命に順番のない世の中になるように」(作者あとがきより抜粋)
このことばが私を惹きつけてやみません。この絵本は震災直後の混乱のなか、人命を優先し置き去りにされた動物たちの命の話です。もちろんまだ生まれていない児童もいましたが、みんな真剣に聞き入ってくれました。その残酷な当時の現状を少しでも心に留め、命の大切さを感じてくれたらと思います。
「希望の牧場」森絵都 作/吉田尚令 絵
こちらは6年生のみに紹介しました。実話です。原子力発電所半径20キロ圏内にあった牧場の牧場主と牛たちとの葛藤を描いた絵本。6年生は終始本当に真剣に、殺処分の指示がでてくる場面では声をあげ、なんでこんなことに・・・という表情で聞いていました。こちらも動物の命とは、と考えさせられる絵本です。
2冊とも駒里小中蔵書