生活の様子

2025年5月の記事一覧

5月20日(火)_移動理科教室

 昨日の5、6時間目に6年生が移動理科教室を学習しました。北海道立教育研究所の理科教育センターの職員による理科に関する学習や科学設備展示自動車(サイエンスカー)による科学機器の操作や観察・実験等をする学習です。毎年、全道の希望する小中学校の中から抽選で当たった20数校が体験できる貴重な学習です。今回、本校の6年生が移動理科教室を学習できることになり、喜んでおります。

 前段のサイエンスカー内で行われたミクロの世界の体験や放射線を見る体験は、希望者のみでしたが、貴重な体験になったようです。

 次の科学体験は、「-196℃の世界の体験」は、液体窒素は、空気中に普通にある窒素を-196℃に冷却し、液体となった窒素です。その-196℃の世界、液体窒素の中にもやしや風船、テニスボールを入れるとどうなるか、予想を立て、実験結果を確認しました。「テニスボールは縮むと思う。ボール内にある空気が冷やされるから。」と予想を立てる子もいました。キンキンに冷えたもやしやホウレン草、テニスボールがどうなったかを確認した子どもたちからは歓声が上がっていました。

 ほくでんの協力をいただいた発電の実験では、手回し発電機を使って、通常の豆電球とLEDの電球を光らせた時の手で回す時に力の違いを感じ、LEDが楽に回せて光ることから、LEDの省エネの様子を身をもって体験していました。発電の仕組みを理解した後には、ほくでんの職員の方より、水力発電、火力発電、風力発電、太陽光発電などを仕組みを教えていただきました。

 水溶液の性質を調べる実験では、紫キャベツを煮出して作った検査薬を使って、身近にある水溶液を調べました。食塩水、うすい塩酸、虫刺され薬、トイレ洗浄剤、お酢、せっけん水などです。子どもたちは、これまでの自分の経験から、これらの仲間分けを予想してから、紫キャベツの検査薬で色の変化を調べました。子どもたちは、水溶液の仲間によって、色々な色に変化することを確認し、自分の言葉で感想をまとめていました。

 今回、体験した様々な実験を通して、更に興味関心を持って理科の学習を続けてほしいと思いました。